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 2007-07 

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エミレーツ・カップ PSG戦(よりカンテラの話) 

0-3の大敗。

とはなりましたが、バレンシアとしては悲観することもないでしょう。(勿論、PSGのサッカーや運動量には敬意を表し、完敗を認めた上での話し)

個人的にはこの2試合でとても良い調整、チェックが出来たのではないかと思っています。改めて、お誘い頂いた大会主催者、アーセナルには感謝したいですね。(アーセナルに胸を借りたかったですが…)

カンテラーノのロンバン、リージョがスタメンフル出場を果たし、不安定なDFラインではやはりマルチェナ、モレッティも難しかったでしょう。でも、途中出場したカルレスも含めカンテラーノたちには素晴らしいスタジアムで強豪相手に良い経験が出来たのではないかと思います。

考えてみてください。(ということで試合内容は終わってカンテラの話しに突入)

2ヶ月前にはユース年代でやってた選手があの舞台であの相手と勝負するんですから…。

ユース年代ではスペインNO.1となった彼らが「俺らはスペイン1だぜ~!」と思っていたら、2ヶ月後にはこんな大舞台で鼻をへし折られる。リージョなんてインテル戦でスアソ、PSG戦でガジャルドにケチョンケチョンにされてましたもんね。「ああ、世界は広いです。上には上がいます。僕はまだまだです」な~んて思っていることでしょう、リージョ君。

以外にスペインの若手選手の方が謙虚かもしれませんね。スター扱いされてもすぐに鼻をへし折られますから、その上の舞台で。自然につながってますから、上の舞台と。

こういった縦のつながりはまだまだ日本サッカーに不足している部分ではないでしょうか。ユース年代、高校選手権に出た選手が数ヵ月後にJリーグトップチームのキャンプに参加して親善試合に出場するなんて本当にその年代のスター選手(プロ契約可能な実力の持ち主)でなければ無理ですが、スペインでは下部組織に所属していればトップの練習に参加するくらいは夢物語ではなく現実、日常的なこと。勿論、バレンシアのようなクラブのカンテラーノになるのは難しいですが…。

Jリーグは独自にサテライトリーグを作ってサテライト(B)チームや所属選手を鍛えていますが、枠に囲うより日本サッカー協会が管轄するリーグで1本化した方がわかりやすくて面白いと思うですが…。

京都サンガのサテライト(B)チームがJFLにいて破竹の勢いでJ2昇格ゾーンにいたりしたら、地元ファンとしては面白いだろうなぁ、トップチームは異常な刺激を与えられるだろうなぁ、なんて妄想してしまいますが日本はどのスポーツもなかなか大会、リーグが1本化されてないですからね。ガンバ大阪BチームがJ2にいて戦っていてもいいんじゃないのかな!?

選手もあまりお客さんの入らない(と勝手に予想)サテライトリーグより、アウェーとはいえベガルタ仙台(J2の舞台を想定)の熱狂的なファンを前に良い雰囲気のスタジアムでプレーする方がやる気も違ってくると思います。ちょっと良いプレーをすれば他クラブのスカウトにも目をつけられますからね。

昨年まではレアル・マドリーのBチーム(カスティージャ)が2部、今年からはセビージャのBチーム(アトレチコ)が2部で戦います。一時、マラガBが2部で強かった時は「トップより(当時1部)強いのでは?」なんて話しもされてましたもんね。

こういったスペインの1部クラブのBチームの選手たちは技術的には日本のJ1クラブのBチームの選手たちと大差ないのかもしれません。でも、試合環境は大きく違い、そこから派生するやる気にも違いがありそうな気がします。スペインからドンドン若手が輩出されるキーはそういう環境にある気がします。

日本サッカーの今後を担うのは何気にサテライトリーグ、Bチームの立ち位置かもしれませんね。

昨シーズンバレンシアのBは2部Bから降格してしまい来シーズンは3部リーグでのシーズン。主力選手の大半が抜け、主軸は今回キャンプに来ているユース年代(上がり)の選手たち。

とはいえ、こういった舞台でチャンスをもらって雰囲気だけでも経験した選手たちがバレンシアBチーム、そして将来のトップチームの屋台骨を支えてくれることでしょう。

「キケ監督に与えてもらったチャンスには感謝しているしとても満足しています。でも、この試合、本当に疲れました」

と語った右サイドバックのリージョをはじめ、トップのオランダ合宿に帯同したカンテラーノたちは多くを吸収したことでしょう。



バレンシアCF オランダ合宿に参加したカンテラーノ7名
【オランダ合宿に参加したカンテラーノ7名、スーペル・デポルテ紙を参照に紹介】

【簡単な選手紹介】

ロンバン(DF)
スペインの下部代表にも選出されてきたセンターバック。昨年はこのエルメロ合宿で膝のじん帯を断裂し悪夢の怪我人続出シーズン第1号となりましたが、今年は怪我もなく合宿終了。合宿中にはマルチェナに大変お世話してもらったそうな。

カルレス(MF)
疲れを知らない中盤のダイナモ。足腰が強く重心が低いためボール奪取能力に長けている。目標とする選手はアルベルダ。

マルク・カステルス(MF)
合宿ではホアキンに毎日笑われているそうな。兄クリスティアンもカンテラーノで昨年はBチーム主将。(来季は2部ポリ・エヒドに移籍)好きな選手はバラハ。

アルトゥーロ(DF)
アジャラが目標の選手で「彼から学ぶため機会があればトップの練習を見学しにいっていた」と語る勤勉さの持ち主。トップで練習をして「スピードに一番驚いた」とのこと。

ピエリック(FW
将来、トップチームのストライカーとなり得る能力の持ち主。既にコロラド・ラピッズ戦でトップデビュー済み。目標とする選手は当然、ビジャとモリエンテス。

ハウメ(DF)
ユースでは左サイドバックを務めている。目標としている選手はシルバ。理由は、「サッカー選手としての技術は勿論、バレンシアのカンテラ出身だから」。

リージョ(DF)
右サイドバック。彼もマルチェナからかなりアドバイスをもらっているそうな。目標とする選手はアジャラ。インテル、PSGと2試合に出場した唯一のカンテラーノ。


【余談】
『スーペル・デポルテ』が行っていた取材で彼ら7人にこんな質問が…

-ベテラン選手で一番アドバイスをくれるのは?

バラハ(2人)、マルチェナ(3人)、ホアキン(2人)、カニサレス(1人)



マルチェナ、バラハはさすが兄貴分。面倒見が良いようです。

ホアキンはアドバイスというよりジョークや気さくな話ぶりで彼らの緊張をほぐしてあげているようです。ホアキンらしい!

カニサレスと答えたのはピエリック。GKからみたFW像についてアドバイスをもらっているのかな?

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エミレーツ・カップ インテル戦 

エミレーツカップ インテル戦のバレンシアCF前半メンバー
【28日に行われたインテル戦の前半出場メンバー】

エミレーツカップ インテル戦のバレンシアCF後半メンバー
【28日に行われたインテル戦の後半出場メンバー】

非常に良い内容の試合でした。相手の戦力(2軍構成)やチャンピオンズリーグ(CL)予備選に出場する、しないの調整スピードの違いもありましたが、特に前半はバレンシアが圧倒。

バラハの復活が大きいですね。

試合の詳しい感想はまた詳しく書きます。




【守備面】

エルゲラがデビューを果たした試合、DFラインでしたがほぼ不安要素なしと評価できるでしょう。キケ監督が合宿から重点的に守備、DFのラインコントロールの練習を行ってきただけにコンビーネーションも上々。ただ、個人的にはラインを高く保つことに不慣れなカネイラが少し心配になりましたが、これは試合を重ねればいいこと。モレッティの上がりやサポートの動きには正直驚きました。本当に良いサイドバックに成長したものです。


【プレッシング】

インテルが不用意なミスパスを連続してくれたこともあり、特に前半は面白いようにボール奪取ができ、プレッシングをかける位置も高く保つことができていました。(後半は少しバテましたが、それは仕方ない)やはりバラハ、アルベルダのダブルボランチになると横並びではなく縦の関係を作れるため、FWとボランチの間にぽっかり出来るスペースを埋めやすい。勿論、シルバも良いポジショニングでかなり戦術眼を高めていますが、やはりバラハがチェックしアルベルダがコースを消す絶妙な呼吸は来シーズンのバレンシアのプレッシングでもキーとなりそうです。


【攻撃面】

ここでもバラハの活躍が目立ちました。両サイドに散らせるパスを出せる彼のような選手がいればバレンシアのストロングポイントである両サイドを上手く活かすことができる。ガビランに出したパスも見事でしたが、それ以外でも試合を通してサイドチェンジのロングボールをテンポよく出せていました。また、シルバ、ビジャの特徴をいかしたショートパス、ダイレクトパスもリズミカル。長短のパスを使い分けるタイミングをチーム自体が理解できていましたね。ちょっとホアキンがお疲れモードにみえましたが、その分ガビランが前回の試合の不満な出来を帳消しにすべくやってくれました。


【新加入選手】

ヒルデブラント、アレクシス以外は出場しましたが、前回の試合以上にフィットしてきたのではないでしょうか。特に、マタ、サニーの2人は十分戦力となることがわかったのでほぼ残留決定と言えるかもしれません。インテル相手だけにサニーなんかは「ちょっとビビッたプレーするかな」と観ていたのですが、肝っ玉持ってましたね、この子も。マタもアングロに出したクロス、FKでのボールと精度の高いボールを入れていましたし、まだまだ体やスピードには難ありですが技術的、特にボールを蹴ることに関してはバレンシアのトップでも高いレベルにあると言えるでしょう。


【監督・選手のコメント】

キケ監督
「良い感触を得た。まだ時期は早いが感じとしては良いものをつかめたのではないか。ここ2シーズンはオーガナイザーとなる選手が不足していた。我々には今バラハ、エドゥと2人の素晴らしい選手がおり彼らのような選手が中盤のゾーンでチームの攻撃を前進させてくれることが必要だ」

ビジャ
「ボールを保持してサッカーをすればそれが後々相手のダメージとなる。ボールの出しどころが良かったし、この試合のようにボール回し出来ればいいね。ゴールについてはトルドのようなGKから決めることが出来れば嬉しいものだ」

エルゲラ
「相手がインテルとはいえバレンシアのように良い選手を抱えているチームは相手のことを心配する必要はない。主力選手とプレーするのは初めてだったが、フィジカル的、戦術的にも良い状態にあった」

アリスメンディ
「フィジカルトレーニングが上手くいっていることを証明できたと思う」

ガビラン
「ゴール出来たことは勿論ながらチームの働きに満足している。この調子でフォームをつかんでいきたい」


【余談】

27日に『スーペル・デポルテ』紙でアングロ隊長がこんな発言をしておりました。

-補強の状況からすると他のクラブの方がファンに期待をもたせているようですがどう思います?

「期待感というのは夏に持つものではなく冬に持つべきもの。つまり、佳境に入ったシーズン終盤のチーム状況に対して持つべきものだ。ファンというのは単に選手の補強で喜ぶのではなくタイトルを獲ることで本当の喜びを得るはずだ。期待感というのはそこにある。(省略)

…今年、我々がタイトルを獲るということに賭けてもいい」



そういうことなんでしょうね、本当に。

新加入選手以上に在籍選手の復活や何年も同じチームで過ごした選手たちがみせるコンビネーションの方が大切であり、それこそがタイトル・勝利にとって重要な要素。

スペインだけではなく欧州サッカー界は確かに“サイクル”の概念がはっきりしており、毎年選手を入れ替えることでチームのチューンナップを図っていくんですが、スペインではそれが監督交代同様に“度が過ぎる”場合が多い。

良いチーム、強いチームというのは確かに運不運もありますが、結局は毎年の積み重ね、継続性によって生まれることが多い。

そういうことを示してくれたのがこのインテル戦だったのではないでしょうか。

冒頭にも記載した通り、確かにインテルの戦力(ほぼ2軍)やバレンシアがCL予備選を控え早めにコンディション調整をしているといった要素はあったものの、あれだけバレンシアの選手、チームが良い内容のサッカーを披露してくれれば手放しで喜んで評価してもいいでしょう。

選手という個のパーツが自分の役割を理解した上でチームの一員として働くサッカーはやはりバレンシアらしいものであり、そこにこそ魅力や勝つためのヒントが隠されている。

正直、私は今フロントが移籍市場で四苦八苦して補強がなかなか進まないからこそ期待している面があります。皮肉といえば皮肉なんですが、今後誰が加入しようと今のチームの方向性や主力選手の役割にそう変化はないはずだから。

補強に100億かける、センターバック1人に50億かける、世界的なビッグネームを年俸10億以上で連れてくる。確かにそれはバレンシアに出来ないこと。でも、羨ましくはない。

来シーズンがますます楽しみになるようなインテル戦でした。



07-08 VCF 2ndユニフォーム(シルバ)


07-08 バレンシアユニフォームのマーキング例(シルバ)

SHOP of バレサカ

ヒルデブラントのオランダ合宿 

7月26日、スーペル・デポルテ紙に掲載されたヒルデブラント
【26日のスーペル・デポルテ紙に掲載されたヒルデブラント】

予想以上でした。

オランダ合宿で伝わってくるヒルデブラントの評価、そしてスペイン語の上達スピード。

地元紙でも毎日のように取り上げられていますが、練習に取り組む姿勢のみならず、彼がチームやスペインという国にフィットしようとしている努力の姿がひしひしと伝わってきます。

オチョトレナGKコーチは昨年までリバプールでGKコーチを務めていただけに当然英語が話せる。

合宿当初、練習メニューを説明するのに英語で説明しようとしていたそうですが、すぐにヒルデブラントが「全てスペイン語で説明して欲しい」と懇願し、それでもわからない単語や表現があったら、「何度も繰り返して説明して欲しい」とオチョトレナGKコーチに依頼したとのこと。それ以来、オチョトレナGKコーチは全てスペイン語でコミュニケーションしているそうな。

同部屋のアリスメンディにも同じくスペイン語のシャワー、先生役を懇願。

アリスメンディ自身が語っていたように、「何度か英語で説明しようとしたことがあったけど、すぐに止められてスペイン語で話すよう求められた」そうな。というか、アリスメンディは英語も少しはいけるというのに驚いた!(笑)

デビュー戦後にはカナル9などの取材にも応じていましたが、移籍後1ヶ月も経っていない選手としてあれだけスペイン語を話せるのは素晴らしい。既に、4年プレーしていたベッカムのスペイン語を超えているでしょう!

とにかく、前向きな彼の姿勢には脱帽。

以前、あるインタビューでは「適応するためにも市内に住みたい」なんて語っていました。

勿論、カニサレスも良い刺激を受けている様子。恐らく、ヒルデブラントの加入やオチョトレナ新GKコーチの就任でカニもまた気持ち、プレーの面で飛躍がみられそうな気がします。

デビュー戦後に筋肉の違和感を負ったヒルデブラントですが、明日から始まるエミレーツ・カップの2試合(インテル、PSG)でも期待したいですね。

A・マドリーがシマオ獲得 

A・マドリーがベンフィカからMFシマオを獲得。

スペイン国内でも移籍金に誤差があり、『アス』は2000万ユーロ+2選手放出、『マルカ』は2500万ユーロ。

とはいえ、A・マドリーにとってはこの移籍市場でフォルランに続き2人目の2000万ユーロ突破選手。

トーレスを売ったお金があるとはいえ、よくぞここまで大金をつぎ込んで大物を獲れるもんだ…。まあ、シマオ獲得の裏ではペトロフがマンチェスター・シティに850万ユーロで放出されておりますが…。(一言、「もったいない」とだけ言っておきましょう)

A・マドリーがシマオも含めて使った移籍金は、合計約6600万ユーロ、軽く100億円超え。

2100万ユーロ フォルラン(←ビジャレアル)
2000万ユーロ シマオ(←ベンフィカ)
1200万ユーロ ラウル・ガルシア(←オサスナ)
 600万ユーロ クレベル・サンタナ(←サントス)
 400万ユーロ ルイス・ガルシア(←リバプール)
 300万ユーロ ディエゴ・コスタ(←S・ブラガ)

これに加え、ポルトのクアレスマもまだ諦めず。移籍金の推定2000万ユーロ。(これに加えMFコスティーニャがオペレーションに入る可能性もあり)

シマオといえば、昨年夏、バレンシアが契約直前までこぎつけ、彼自身もサインするためにバレンシア入りした選手。8月のプレゼンテーションでバレンシアがサプライズ発表する予定がサプライズ帰国(ポルトガルへ)となった選手でした。それが駄目でホアキン獲得にこぎつけた。


とはいえ、バレンシアファンはA・マドリーのような大型補強の連続をみて羨む必要もないでしょう。

個人的にも大型補強がなくプレシーズンでは完全にスペイン国内でも中堅クラブの扱いになっているバレンシアが楽しみ。(負け惜しみではなく)

間近で観てはおりませんが、入ってくる情報などからして間違いなくキケ監督3年目は良いキャンプを行っております。

リーガの上位陣では最も“継続性”のあるチームになっているような気がします。

プレシーズンや移籍市場で主役の座は譲っておいてシーズンが始まったら一気に主役の座を奪ってやりましょう。

昨夜、『ラジオ・ノウ』に出演していたビジャも「移籍市場でレアル、バルサらと勝負できないけど、シーズンに入ったら勝負するよ」と頼もしいことを言ってくれていました。

2000万ユーロだ、3000万ユーロだ、と大金をかけてビッグネームを獲得するのもいいんでしょうが、自分はそれより在籍選手や生え抜き選手が昨年の経験を活かして向上、成長していく姿をみる方が楽しみ。

エルゲラを獲得し、「あと1人センターバック」なんてこと言ってるようですが、それより在籍選手で上手くローテーションして足りない時にはロンバンのような若手を使って切り抜けていってもらいたい。

お金がない。ビッグネームを獲れない。

でも、だからこそバレンシアは在籍選手を上手く活かすことやカンテラ選手を育てることができる。自分の目からはそれはむしろ良い環境ではないかな、と思うわけです。

補強の毎年100億使って勝つのもいいんでしょうが、自分はそうじゃないところにロマンや魅力を感じるからバレンシアに来た。観ている。

楽しみな07-08シーズンになってきました。

昨年の「スペイン人化」に続き、今年は課題を修正するための「継続性」がバレンシアの哲学・姿勢に加わりました。まあ、確かに資金不足や移籍交渉下手が手伝ってくれてはおりますが、それもバレンシアらしいと言えるでしょう。

親善試合 ロコモティフ・ソフィア戦 

バレンシアCF ロコモティフ・ソフィア戦前半メンバー図
【ロコモティフ・ソフィア戦の前半出場メンバー】

24日19時より行われたプレシーズン初の親善試合、ロコモティフ・ソフィア戦は0-0のスコアレスドローで終了。

前半の出場メンバーは上図の通り。


【試合展開】

前後半を通じてバレンシアが主導権を握り、ボール支配を続けた。相手に攻め込まれる場面もほとんどなく、GKとしての見せ場は後半のヒルデブラントのストップ1回程度。

攻撃面では前半ビジャがPKを誘い蹴るもGKにストップされてしまい決定的なチャンスを逃してしまう。後半に入った直後には左サイドからマタ、アリスメンディのコンビで決定機を作るが中央に入り込んだホアキンの足に合わずこのチャンスも活かせず。

試合は前後半1本ずつの決定機以外に大きな見所もなくそのままスコアレスドローに終わった。


【チェックポイント】

・DFライン
特に危険な場面はなかったものの、新加入のアレクシス、復帰のカネイラ共に既にDFラインに適応しており統率も問題なさそう。この日、DFとして出場したマルチェナも昨年のMFの経験を生かしてか余裕あるプレーぶりで良いフィードを披露していた。

・プレッシング
このキャンプでキケ監督が指示しているのが昨年以上に前がかりなプレッシング。この日は前半からその意図がみられ、ロコモティフ・ソフィアのお粗末なプレーぶりから何度か前線でボールを引っ掛ける場面もあったが、体力的な問題から連動性に欠ける場面も目に付いた。

・攻撃
守備面でのトレーニングが多いこと、まだフィジカル的な問題があることから攻撃面での完成度はかなり低かった。(この時期なので致し方ない)昨年同様に両サイドからの攻撃がメインとなるものの、サイドバックや中盤、FWのフォローが遅いため孤立する場面が多くホアキンやマタのように1対1で抜けるタイプの選手以外はほぼバックパスや逃げのパスに終始し単調な攻撃が続いていた。


バレンシアCF ロコモティフ・ソフィア戦後半メンバー図
【ロコモティフ・ソフィア戦の後半出場メンバー】


【気になった選手のコメント】

・サニー
間違いなく、この日のMVP。U-20ワールドカップ出場もあってかコンディション的にはチームでトップレベルのはず。スペイン代表での試合を観ていたので驚きはないものの、やはり体力的にきつそうな選手たちと同じピッチでプレーするとその驚異的な運動量や献身的な動きには目を見張るものがあった。奪ってからスピードにのったドリブルやセンスあるスルーパスも披露するなど攻撃力もあるところを披露。恐らく、残留できるでしょう。(残留させなきゃ、まずいでしょう!?キケ監督!)

・アルベルダ
後半から出場もイエローを2枚もらい退場。まあ、気合を入れすぎただけですからあまり気にしなくていいでしょう。むしろ、チームのキャプテンが今の段階からこのくらい張りのあるプレーをみせてくれるのは気持ちが良い。練習試合でもこのくらいやらないと。最初のイエローもしっかりボールにいっており、アルベルダからしたら普通のプレー。動けずプロでもない主審の責任とも言えるでしょう。

・マタ
後半から中盤左サイドでプレー。サニー同様コンディションが良いこともあって切れのあるプレー、ドリブルを披露。キックの精度が高いのでチームメイトの癖を理解してくればアシストも多くなってくるでしょう。また、モレッティが後半に入って極端に上がりの回数を増やしていたことからやはりサイドバックにとって上がりやすい選手なのでしょう。正直このマタのプレーをみると、ガビランが危ない…。

・アレクシス
相手が全く攻め込める力のないチームだったので力量を測れる場面がなかったのですが、CKでは数回頭に合わせて高さを披露。とはいえ、まだまだジャンプが低く、体が重そうな点は目立っておりました。アジャラさんのヘディングを見慣れたバレンシアファンからすると物足りないですが、それは仕方ないか?!

・エルゲラ
この日は出場なし。キケ監督からは「この試合を外からみてDF陣の動きやラインコントロールの仕方をチェックしておいてくれ」と指示があった模様。28日のインテル戦では出番がありそう。

・ヒルデブラント
後半から出場し、1度ファインセーブ。CKやFKのシーンでは積極的にスペイン語で味方に指示を出していましたし、チームへの適応は順調そのもの。とはいえ、まだ咄嗟(とっさ)に指示を出せるまでの語学レベルには達していないため、そこが今後の課題となるでしょう。でも、やはり反応の速さ、キャッチングからフィードへのスムーズさや切り替えはさすが代表レベルのGK。

・アリスメンディ
本人にとっても不満の残る出来だったでしょう。マタから受けたボールで決定機を作ったとはいえ、それ以外は見せ場なし。ただし、1人で何かをするタイプではないので味方選手の動きの癖を覚えてくると彼の良さも引き出されるのでしょう。

・カルレス
カンテラーノとしては一番早い登場。(ピエリック、リージョは試合終了間際の出場)昨年もユース年代ながらパジャルドがトップ昇格していた時期にはBの試合に出場していた彼、守備的ボランチとしてパジャルドに引けをとらない能力、将来性を感じます。久々に「ダイナモ」という言葉がぴったりはまる選手をみました。
また、個人的にいつもBチームの練習や練習後、カルレスの祖父と話しをしているので密かに期待をかけている選手。彼がトップデビューを果たしたら、「おじいちゃんと孫の同時インタビューするから!」とお願いしているので頑張ってもらいましょう。恐らく、毎日練習を観に来るじいちゃんが一番喜んでいたことでしょう!



07-08 VCFユニフォーム(選手のマーキング対応)はこちらから

リヨンがモリエンテスに興味 

バレンシアがリヨンのシェルストレムに興味を示したことで突如浮上したのがモリエンテスの移籍話。

本日(23日)の『マルカ』紙によればリヨン側はモリエンテスに1000万ユーロ(約16億8000万円)のオファーを用意とのこと。

当然ながら、シュルストレム放出のオプションとして入る可能性も示している模様。

バレンシアがシュルストレム獲得のために出した最初のオファーが1200万ユーロで、実際に獲得できるとなれば恐らく1500万ユーロ近くまで上がるでしょう。

よって、リヨンがバレンシアに「500万ユーロ前後+モリエンテス」を提示してくる可能性は十分に考えられそうです。

まあ、個人的にモリエンテスを出すことはありえないと思っております。フロントはMFのみならずFWも探しているようなのでその状況でモリエンテス放出するなど通常なら考えられないこと。

もしこんなオペレーションを行使してしまえば、地元ファンから総スカン、大ブーイングを受けること間違いなしですから“ない”と断言しておきましょう。

それくらい、モリエンテスは昨年1年で地元ファンやチーム関係者からの信頼を受けております。

しかしまあ、リヨンも今後こういった手法を色々取って単に高額な移籍金を要求する以上の強気な姿勢をみせてきそうですね。

ルチョ・ゴンサレスの話しはさっぱり消えてしまい、今は地元でもシェルストルムの話しばかり。

どうなるか、今後の展開に注目しましょう。

門限24時の新規約 

7月22日マルカ紙のバレンシアページ
【22日のマルカ紙、バレンシアページ】

たまには記事風に。

 現在オランダのエルメロで合宿中のバレンシアに新たな規約ができた。それは、門限24時。(平日適応でオフは除外とのこと)当然ながら、この合宿中のみに適応される規約ではなくシーズンを通しての適応となる。

 夜が遅く22時以降に食事をすることも当たり前な国スペインでは厳しい決まりごとであり、24時以降外出していることが発覚した場合は規約違反として罰金や場合によってはクラブから謹慎処分が下されることもある。

 毎年、プレシーズンの合宿で監督がチームのキャプテンらと共に作られるのがチーム規約。門限24時の規約は新たらに追加されたものながら、これまで同様クラブスポンサーやペーニャ(ファンクラブ)主催の行事に参加する義務、禁煙、クラブ広報の許可なしにインタビューなど取材を受けてはいけない、練習場には基本的にクラブスポンサーから支給される車(トヨタ車)で出勤する、などがある。

 昨年はキケ監督が厳しい体重管理の一環としてチームの食事から生ハム、チーズを締め出し選手から不満の声も出ていたが、今年はスペイン人にとって欠かせない生ハム、チーズを許可。昨シーズンのけが人多発と厳しい体重管理の因果関係も指摘される中、食事や体重管理の面では規制が緩和される方針。




ということで、バレンシアの選手たち、夜遊びできません。門限24時って!!

スペインじゃ、小学生もご老人も24時以降、普通に散歩してますから…(笑)夜中にベビーカーを引いた夫婦なんかもしょっちゅう見かけますし、日本人が考える以上に厳しい規約ですね。

ディスコなんかも24時以降じゃないと開かなかったりするので行けませんよ!

まあ、今のバレンシアの選手で夜遊びするような選手はいないでしょうし、あまり影響ないかもしれませんね。

特にバレンシアの若手、シルバ、ガビラン、アルビオル、アリスメンディと夜遊びしなそうな選手ばかりですし…。(あくまでイメージですが、最初の3名は夜遊びより家でプレステでしょう!)

是非ともバルサの一部の選手たちに「爪の垢下さい」と言われるようプロとしてしっかり門限を守りましょう!ただし、自分が夜24時以降に選手たちをみたらキケ監督には黙って(内緒にして)おきます。その代わり、その場で一杯おごって下さい。



07-08 VCFユニフォームやTRシャツはこちらから

レアルからイバン・エルゲラの獲得が決定 

公式ホームページで発表されました。

レアル・マドリーからイバン・エルゲラ獲得。契約期間は3年。移籍金は発生せず。

既に今朝、バレンシア市内の病院でメディカルチェックを受けており、16時半(現地時間)の飛行機でオランダ・エルメロへ向けて出発。

合宿地のホテルで19時半から入団発表が行われる予定となっています。

ベテランとはいえまだ32歳!バレンシアのDFリーダーのみならずチームリーダーとして引っ張っていってもらいたいですね。


さて、昨日書いた記事で自分が「なぜタマルゴ代理人が?」と言う事を書きましたが、同じことを考えた人がいるようです。

そう、ガルシア・キロン代理人。

今やバレンシアの影の支配者とも呼べるキロンさんを怒らしせてしまったようですね。ルイスSDは報告していなかったのでしょうか!?

そんなわけで主観ですがルチョ・ゴンサレスの獲得オペレーションはストップしてしまうような気もします…(苦笑)。

なんかここまでこのポジションの補強が上手くいかないと色々と策を考えたくなりますね。

思いつき(投げやり?)ですが、もうこの際、誰も獲らずにエルゲラをボランチ起用してもいいのではないでしょうか?誰もがDFと言っている彼ですが、マケレレとダブルボランチを組んでいた頃の彼もレアルも素晴らしかったですから。データをチェックしたら02-03シーズンは年間6ゴール挙げているではないですか。結構、前線に顔出して点を取ってましたもんね。

せっかくサイドからビセンテ、ホアキンらが良いクロスを上げてもモリエンテスしか頭で勝負できないのでエルゲラのような選手がエリア内に入ってきたら面白いと思いますけどねぇ。

バラハが順調に行けば彼に任せればいいことですし、マルチェナのようにボランチとセンターバックの併用で上手くローテーションを回してもいいような気がしますが…。

と、あくまで思いつきです。

チームというよりクラブにとってこれだけ移籍市場で出遅れ、ファンからブーイングが上がっている以上、それなりの選手を獲らないと駄目なんでしょう。バレンシア最大のファンサイトである「FOROCHE.COM」とか今、反バレンシアサイトみたくなってますもの…(苦笑)。マーケティング的にもFWか攻撃的MFの選手というのはやっぱり魅力的ですしね。

そういえばFW獲得の話しなんて消滅してしまいました…。フンテラール、ソルダード、ルイス・ガルシア、バプティスタ、、、

サニー・サンデー、マタの入団発表から 

Bチームとはいえ天下のレアル・マドリーから加入したマタ。お父さんもサッカー選手でいわばサラブレット。

いや~、マタ、場慣れしすぎ!

15歳でレアルに引き抜かれスペインの下部代表でも活躍し常に注目されていたからなのでしょうね。スーツもびしっと決まっていたし、その立ち振る舞いはもう立派なフトボリスタ!いや、ちょっと早いがクラック!

一方、サニー・サンデーはジャケットに着られすぎ!(失礼)

一番笑ったのが、メスタージャのピッチに入った時の2人の様子。

カメラマン向けにリフティングやドリブルをやるのですが、マタは常にカメラ目線。

通常、リフティングはカメラマンから足、腿、頭と要望が出るのですが、彼、自分からどんどんやってましたから。(笑)

一方のサニーはリフティングに必死でカメラ目線などどこへやら?!気づけば、カメラマンたちではかく背後にあるバレンシアの看板向いてリフティングをしてるではないですか!(爆)

そこで、マタが一言、「向こう(カメラマン)だ、カメラ目線で!」と指示…。

ドリブルでもカメラ目線のマタに対して、すっかり忘れてヘッドダウンしてしまうサニー。

「いーね、いーね」

と1人笑いながら観ておりました。このコンビ、なかなか息が合っていて良いですよ!名コンビになるかも!?

2人共にU-20スペイン代表で、同じ日に同じバレンシアに来た2人ですがこれまでたどってきた道のりはあまりに違うものでした。

そのコントラストが何とも興味深かった。

すべてが終わり、マスコミに個別対応している時にサニーが我々(記者)に話してくれていましたが、ナイジェリアから夢と希望を持ってパリに行き、そこでクラブや代理人にまんまと騙されたようですね。(まあ、彼はそこまでの言葉は使いませんでしたが)

ビザなし、つまりは不法移民としてスペインに入り、ナイジェリアの移民代表チームでのプレーがポリ・エヒドの関係者の目に留まりサクセスストーリーがスタート。

ミゲルと彼に近づく黒人の話しでも書きましたが、スペインでは移民問題がかなり大きな社会問題。毎日のようにスペイン南部の海岸や島にアフリカから船がやってきてそこには「スペインに行けばお金が稼げる」と甘い言葉をかけられ全財産を叩いて旅費を払った人たちが乗っている。中には長い船旅で消耗し、死亡する人も出ている。船の場合は大半がスペインの海岸警備隊に捕まり、そのまま母国に強制帰国させられることになる。

運良くスペインに入り込むことが出来ても、ビザなしのため職にありつくのが非常に困難。路頭に迷いホームレスのような生活をする人も多い。

バレンシアでもそういった問題は顕著にあって、例えばトゥリア川(現在水は流れていない)の河川敷、特に橋の下はホームレスの住処になっている。

まあ、話せば長くなりますが、そういう社会的背景の中でサニーは幸運や自身の努力もあって職、スペイン国籍を取得しバレンシアCFの選手となった。

彼を獲得したポリ・エヒドの関係者も昨日の入団発表に来ていました。選手を放出したクラブの関係者が入団発表に出席することなど通常ないですから。

入団会見の席で小さなデジカメを手に必死にサニーの写真を撮る関係者からはこの世界では珍しい(?)“親心”のようなものを感じました。今のサッカー界では良くも悪くも選手の行き来がビジネス化してますからね。勿論、ポリ・エヒドとしても無料で引き抜いてバレンシアに高く売ったのだけれど、サニーを育てた関係者の想いは我々が気安く「良い移籍」と呼べるものではないのだろうと思います。

まあ、そんなことを色々感じさせてもらいながら、サニーについて身辺取材をして既にコラムを書きました。

お伝えしてなかったですが、日本!ワールドサッカーさんで今はコラムを週1ペースで寄稿しています。(先月までは隔週)

オランダ合宿でキケ監督に評価してもらい、何とかトップチームに残ってもらいたいですね!
勿論、マタも!

レアル・マドリーのエルゲラ獲得は秒読み 

エルゲラ、いよいよ獲得となりそうです。

昨日に続き、本日(19日)も彼の代理人がレアル・マドリー側と交渉を行い契約解除、バレンシアへの移籍を認めてもらえそうな段階まで進展している模様。

レアルは今週末(土曜)から始動するため、エルゲラとしてもそれまでには行き先を決めたいところ。個人的な推測ですが、明日(20日)にも契約解除、バレンシア移籍が正式発表されるのではないかと思っています。

このままいけば今週末からオランダ合宿に合流出来るでしょう。


一方、ルチョ・ゴンサレスの交渉は難航中。

ビジャ、アングロの代理人であるタマルゴ氏が派遣されイギリスでルチョの保有権を50%持つMSIと交渉し、ポルト側ともコンタクトを取っているようながらポルトの頑なな姿勢に上手く交渉は進んでいない様子。ルチョにはプレミアのニューカッスルも興味を持っているなど噂も出ていますし、個人的には厳しくなってきたかな、と思っています。

と同時に、タイミングよく、今朝の地元紙は一斉にリヨンのスウェーデン代表MFシェルストレム獲得の噂が持ち上がる。

ルチョが駄目だった場合の代えの選手ということですが、あまりにタイミングが良すぎるのでバレンシアのフロントが自らリークしたネタではないかと疑っております。ポルトやMSI側に「そろそろ決着を付けないと他の選手にいくよ」というプレッシャーも考えてのことでしょう。

まあ、マスコミを上手く使うこともフロントの交渉術ですから。

が、1つだけ残る疑問はルチョの交渉をなぜタマルゴ代理人に任すのか?!事情はあるでしょうし、コネもあるのかもしれませんが、クラブの人間ではありません。あくまでクラブに所属する選手の代理人。当然、タマルゴ氏にコミッションなり働いてもらった分のお金を払うのでしょうから余計な出費になるのでは?

ルイスSDが忙しくて無理なら他のスタッフを派遣することは出来ないのでしょうか!?

単純な比較は出来ないでしょうが、少なくともカルボーニ元SD時代は自分で交渉すべく世界中を飛び回っていましたけど…。

人脈や力のある代理人を上手く使いこなすのも1つの方法ではありますがカルボーニ元SD時代は散々「お金がない」と言っていたクラブなんです。彼の発言の真偽はわかりませんが、彼の時代にそう言っておいて、今になって主力選手の契約延長、年俸アップをバンバンしている状況はとても同じクラブとは思えないのですが…。

その辺、どうなんでしょう、ソレール会長&クラブ財政管理のお方?!

まあ、銀行ですら端数切捨てで正確ではないお釣りが返ってくるのがスペインです。(これまで2度程経験)

が、しかし、選手にトップサラリーを敷いて、「これ以上の年俸は出せない」と言っているクラブなんですから、他の場所(裏)で無駄なお金を使っているなら改善しましょう!

案外、小さな所でバブリー。無駄な出費が多いような気がします。まあ、ここでは指摘できないことでも目に見える形で結構ありますしね…。

バルサがデル・オルノに興味 

『オンダ・セロ』によればバルセロナがデル・オルノの獲得を狙い既にコンタクトを取り始めたとのこと。

バルセロナ側は400~500万ユーロ以内であれば移籍金を出して獲得に乗り出す構え。バレンシアは昨年750万ユーロを出してチェルシーから獲得しているだけにバルセロナがこの金額でオファーを出してくれば、間違いなく放出するでしょう。バルサであれば、現在彼がバレンシアで受け取っている年俸180万ユーロも約束できるでしょうし。

18日午前にチームはオランダ、エルメロ合宿に向けて出発。

怪我のエドゥも含めて全員参加の中、構想外となったデル・オルノ、クーロ・トーレス、ダビド・ナバーロの3名は18日午前にクラブのフィジコと共にパテルナ練習場でひっそり練習を行っています。

構想外となった以上、彼らやバレンシアにとって一番良いのは早く移籍先が見つかること。バルセロナが本当に獲得に動き出すかどうかはここ数日中にわかるでしょうが、デル・オルノを獲得したいクラブは多いはず。他の2選手を含めて早く移籍先が決まることを願っています。

サラゴサのアジャラ 

入団発表も行われ正式にアジャラがサラゴサの選手となりました。アルゼンチン代表引退もその裏で発表されましたね。

バレンシアでもビジャレアルでも地元では色々言われていますが、彼らしくサラゴサのユニフォームを着てピッチ上で結果を出してくれるでしょう。

少なくとも、バレンシアにこれだけのものを残してくれた以上、私からは感謝の気持ちを送ると共に、サラゴサでの成功を祈りたいと思います。

グラシアス y スエルテ、アジャラ!

レアル・マドリーがスナイデル獲りへ 

16日から『マルカ』紙を中心に報じられているのがレアル・マドリーのスナイデル獲り。ご存知の通り、カルボーニ元SDがアヤックスから獲得を狙っていたオランダ代表MF。

バレンシアもルチョ・ゴンサレス獲りが実現しなかった場合に備えて、スナイデルにも再交渉する構えをみせていますが、レアルの動きが事実であればバレンシア側の狙いも消滅してしまうでしょう。

レアルのようなビッグクラブが動いてしまえば移籍金はいっきに跳ね上がるし、事実お金の面での競争はできない。なんせ、ぺぺ(良いDFですが)に50億円を払えるクラブですから。

アヤックスはその動きをみて1500万ユーロ(約25億2000万円)以下での交渉はしない構え。ただ、レアルであれば交渉云々ではなく一気に2000万ユーロ(約33億6000万円)をつぎ込んで持っていく可能性もあるでしょうね。

ただ、レアルの場合は本当にスナイデルが必要かどうか見極める必要があるでしょう。グティもガゴもいるし、シュスター監督はデ・ラ・レッドもU-20スペイン代表のグラネロも使うと言っているようなので…。ロッベン、ドレンテも獲りに行くそうですが、そんなに獲得して登録人数を調整できるのか?

カルボーニ元SDはスナイデル獲得が失敗した場合に備えて、セビージャのマレスカを用意していたようでイタリア人MFのマレスカとは水面下で合意に達していた模様。

ルイスSDがルチョ・ゴンサレスの代役として誰を考えているのかは正直わかりません。彼の堅いガードもあってなかなかマスコミにもそういった情報が流れてこないのが現状。

毎日ルチョ・ゴンサレスの動向には注意していますが、本当に今週こそが山場でしょう。今週を逃すともう無理でしょうね。

昨日にはベンフィカのカツラニスが選手側からバレンシアに売り込みをかけてきたそうですが、今のバレンシアの動きをみて売り込みをかける代理人も多いでしょうね。外野からは「苦労してるな」というのが丸わかりですから…。

ちなみに、そんな噂ばかりに注目していたら、先週にはニューカッスルがエドゥ獲りに来たそうな。勿論、ルイスSDは断ったそうですが、自分のチームにいない選手にばかり目を向けているとそういう話しも舞い込んで来るのでしょうね。

カルボーニ元SDが語ったアジャラ問題 

6月30日の『マルカ』紙インタビューでカルボーニ元SDが語ったアジャラの契約問題についての内容。今更ですが、カルボーニ元SDのコメントを紹介しておきます。

-アジャラをビジャレアルから買い戻す可能性について

「そういう事実があったという噂に疑問を抱いている。(※カルボーニ元SDは買い戻しに動いていかなったと理解できる)アジャラのケースに関して言っておきたいことがある。選手としては良い選手であるが、プロフェッショナルな面からすれば自分の理解は別。
これまで(バレンシアで)のチャンピオンズリーグ予備選に2度も疑わしい怪我で欠場している。なぜなら、その当時他クラブへの移籍や契約延長交渉をしていたからだ。その後(交渉が終わったら)、プレゼンテーションの試合に出てきてチームのエンブレムにキスをして忠誠を誓う。(カルボーニ元SDにとったらそれは“演技”であるらしい)
もし、そういったタイプの選手をプロフェッショナルと呼ぶなら残念なことだ」




勿論、以前紹介したようにカルボーニ元SDはマルカルディ代理人の要求する高額なコミッションがアジャラの契約交渉の障害だったことも明かしております。

ただ、自分からすればこの一連の事態の引き金はカルボーニ氏、彼にある。ソレール会長が約束した複数年契約をいきなり白紙に戻して単年契約と突きつけた彼のやり方がまずかった。彼が就任したばかりで新たな制度や哲学を実行したかったのはわかりますが、順序というものがあった。カニサレスやバラハの契約延長ケースが現状として残っていたのだから、アジャラにだけ突如適応するのは不当だったと言えるでしょう。

事の発端はカルボーニ氏にあるとはいえ、その後はもうカルボーニ氏云々とは別の次元で物事が進んでいたもの確か。

昨年夏の時点でビジャレアルとアジャラの間で仮契約が結ばれていたのは状況から分析して事実でしょうし、バレンシアが契約延長の再交渉をしようにもその仮契約があり出来なかったと推測できる。それがカルボーニ氏が説明した、「ビジャレアルへの契約解除金とマルカルディ代理人へのコミッションを合計すれば選手2人を獲得できる金額になる」という内容。だから、カルボーニ元SDはアジャラを諦めアレクシス獲得に動いた。

今朝、現地のニュースも含めてファンサイトなども反応もみましたが、バレンシアやビジャレアルからはアジャラを「金の亡者」呼ばわりする声が大勢です。『メディテラネオ』では記者がコラムで「傭兵」呼ばわりしてましたから…。(それはちょっと言い過ぎかな…)

自分はそういう面も否定できないと思いますが、一方でカルボーニ氏が語ったようにバレンシアでの過去、特にレアル・マドリーへ移籍が秒読みだったことも含めてアジャラさんらしいのかなと理解し始めています。

好きは嫌いか、良いか悪いかは別にして、そういうことがあってもピッチ上では完全にストイックに袖を通したユニフォームのエンブレムのために戦うのがアジャラという選手で彼の魅力。

ビジャレアルのクラブ幹部がどう思っているかはわかりませんし、設定していた契約解除金が600万ユーロということもあってもしかするとバレンシアや他クラブへの売却を念頭に置いていたのかもしれません。

ただ、ビジャレアルファンにとっての落胆は大きいでしょう。確かにビジャレアルの一員としてプレーしていないとはいえ、そのファンに期待を抱かせ、裏切った事実は残ります。

自分が最初に抱いた一抹の寂しさは近いビジャレアルから遠いサラゴサに行ってしまう云々ではなく、彼がこれまで発言していたコメントを間近で聞いていたから。

多くの方も彼のコメントやピッチ上で披露するプレーと現実で起こっている事の乖離を消化出来ない状態なのでしょうね…。

多分、アジャラ自身の説明を聞いても納得出来ないかもしれませんが、バレンシアを去っていった以上、来季サラゴサで素晴らしいプレーを披露してくれることを願いたいですね。

U-20スペイン代表、チェコに敗退 

U-20ワールドカップのスペイン対チェコの試合は、1-1からPKでチェコが勝利。

スペイン代表は日本同様、チェコ相手にPK戦で敗退。

残念ですがPKまで持ち込まれてしまったので仕方ないですかね。90分の勝負で十分決着を付けれる内容でした。勝負の世界に「たら、れば」はないですが、アドリアンのシュートミスは外す方が難しかったので…。

延長戦に入りチェコに先制されたものの、マタのゴールで追いついたスペインはやはり自力というか勝負強さは持っていました。

ただし、やっぱり延長戦でもPKまでいく必要なく決着を付けられた。

スペインを応援していた人間ですが、PKってやっぱり面白い。

しかしまあ、チェコの選手のPKは本当に素晴らしかった。強い精神力がないとあの状況であれだけ強いシュートを全員が決めれない。サッカーの内容としては少し物足りない面も否めないですが、良いチームでした。

スペインのGKアダン。カシージャスもまだ若いですが、アダンもレアル・マドリー、スペイン代表を背負って立ちそうな良いGK。

ただ、彼のPKには少しがっかり。

彼ほど威圧感のあるGKなら下手に相手を動揺させるような無駄な動きをみせる必要はなかったのに、最初のキッカーに対して意図的に近づきプレッシャーを与えようと不用意な行動に出ていた。

また、敢えて中央に立たず、左寄りに立つなどの駆け引きもしていた。

あれをみて、正直「駄目だろうな」と思いましたが、結構そういうものって勝敗を決めたりしてしまう。余計な行動が逆にリスクを呼び込んでしまうもの。

自分も選手としてPK戦を戦ったことがあるのでその(自分の)経験からするとキッカーからして本当に怖いGKとはキック直前まで微動だにせず、キック直後に思い切り飛ばれるタイプ。

キック前から下手に近づいてきたり、動いたり、上半身を揺らしてプレッシャーをかけようとしてくるGKはその意図に反して案外気持ちを楽にしてくれるもの。だって、「ああ、こいつナーバスになってるんだな」と思えるから。逆にぴたっと静止され、精神統一されている方が怖い。

PKで絶対有利はキッカー。普通の状況なら11mの距離からフリーでシュートできるのだからゴールは決められるはず。だからこそ、心理的なプレッシャーはキッカーの方にかかってしまう。GKがその心理的余裕を生かして下手にプレッシャーをかけようとすると逆効果になることが多い。

黙々、淡々とやられる方がキッカーにとっては嫌なもので、それがチェコのGKだった。キックの瞬間まで静止して軸足の位置やボールの飛び出しをみて思い切り飛ぶタイプ。

スペインの1人目、マタもそれでボールに触られたものの、ゴールイン。でも、スペインの他の選手には怖いイメージが付いていた。結局、そのプレッシャーでバリエンテ、ピケの2人が外してしまった。

GKとしての質を比較すれば断然アダンの方が上だったものの、PKという心理ゲームでの勝ち方を知っていたのはチェコのGKだった。


あと、自分はチェコの日本戦を観ていないので何とも言えないが、スペインの首脳陣はしっかりチェックしているはずなので、GKアダンに対してどういう情報提供していたのかも気になるところ。

チェコのキッカーを見る限り、GKのポジションや動きをみてからキックの方向を決めるタイプではなく、初めから「ここに蹴るぞ」と決め込んで思い切り蹴りこむタイプのキッカーが多かった。

よって、スペイン側からすればPKになった時点で有利になっていたはず。でも、アダンは1本も止められなかったどころか逆を付かれるシュートも何度かあった。

もし、チェコのキッカーが日本戦とほぼ同じで、キックの場所もほぼ同じであったなら、敗戦の責任は首脳陣にある。このレベルではそれくらいのディテールに注意して準備しておかないと勝てるものも勝てないから。

「PKは運」

なんて言えるのは試合に関係していない人間だけ。運を味方に付くような準備というのは絶対にある。

例えば、今年ではなく2005年のCL決勝でリバプールがミランにPK勝ちした時、リバプールのGKデュデクは不用意に動くタイプのGKで自分もそれを見た瞬間、「ミランが勝つだろうな」と思っていた。

でも、デュデクにはミランのキッカーの癖がインプットされていた。当時のGKコーチはスペイン人のオチョトレナ氏。

そう、バレンシアの新GKコーチ。

解任されたもののエミリオ前GKコーチは相手のキッカーのみならず相手GKの癖なんかもチームに伝えるデータ管理者だった。

ビジャが遠めからロングシュートを狙っているのも案外エミリオが「このGKは必要以上に前に出る癖があるから」なんて言っていたはず。プラス、このレベルのGKコーチになればそのGKのバックステップがスムーズかどうかもしっかり分析できる。前に出る癖のみならずステップワークや敏捷性から「ロング狙えるよ」と助言するものGKコーチの役割でしょう。

そのエミリオ氏はレアル・マドリーのカンテラGKコーチに復帰する可能性があるとのこと。

いつものように話しがそれてしまいましたが、スペイン代表がここで敗戦するのは残念ですが、正直このチェコ戦ではブラジル戦後ということもあって慢心があった。

「勝てるだろう」「いつか点を取れるだろう」と思うのはいいけれど、それで足を止めてしまうようでは駄目。走らないで勝てるサッカー、チームは存在しない。

こういう敗戦をみると、リーグ戦主体のサッカー強国の下部代表がノックアウト方式の決勝Tであっさり敗れてしまうのもわかる気がしますね。フィジカル面以上にメンタル面のもって行き方が上手くない。

スペイン監督さん、「このチェコ戦はブラジル戦よりきつくなるぞ」と予想して選手に口酸っぱく言っておかないと駄目。選手のモチベーションが一気に低下するのは目に見えているのだから。TVの映像だけから判断してもベンチーワークが上手くなかった。ベンチでイライラしていても仕方ない。駄目な時程的確、明確な指示を出さないと。

逆に中学、高校などノックアウト方式の公式戦が多い日本の選手、監督の方が精神面での調節は上手いのかもしれませんね。(今はリーグ戦が増え、Jリーグ下部の選手が主体になっているとはいえ…)

さて、この代表のマタ、サニー・サンデーには切り替えてもらってバレンシアに戻ってきてもらいましょう。

敗戦は嬉しいものではないですが、これでオランダ合宿には合流できそうですね。プレシーズン、この2人の活躍にも期待したいものです。

アジャラのサラゴサ移籍 

突如飛び込んできたニュースだけにバレンシアでもかなりサプライズがありましたが、詳細についてはまた取材した上でしっかりお伝えするつもりです。

ただ、アジャラのサラゴサ移籍は確定です。

ビジャレアルでプレーすることなくサラゴサに移籍が決定。(サラゴサのクラブHP上で14日に正式発表済み)

既にビジャレアルのクラブ幹部もその事実を認めていたので、近くビジャレアル側からの正式発表もあるでしょう。

ビジャレアルとの契約解除金が600万ユーロ(約10億円)だったため、ビジャレアルとしてはその違約金を払うクラブが出て選手が移籍を希望すればどうしようもない状況。だからこそ、通常は契約解除金がかなり高額になっているわけです。(ビジャの1億5000万ユーロのように)

自分自身としてはショックなニュースですね。色々な意味で。

だって、ビジャレアルへの移籍理由として大きかったのが「住居をバレンシアから移さなくていい(子供たちの学校環境)」だったのですから。

まあ、言わずもがなマルカルディ代理人がかんでいるのは間違いないですし、状況から分析すると結局、誰もにお金が入るような交渉が見事に行われてしまったということ。それがビジネス化している今のサッカー界とはいえ置き去りにされた何かも感じますよね。

ポルトのルチョ・ゴンサレス獲得は難航 

本日、ポルトガルから入ってきたニュースではポルトがルチョ・ゴンサレスの移籍金を2500万ユーロまで吊り上げたとのこと。

予想通りですね。

他のクラブは昨年のホアキン獲得までのバレンシアの動きをみているはずですし、ポルト側からすれば無理難題を突きつけて移籍交渉が決裂しても痛くも痒くもない。むしろ、ファンもクラブ関係者も「失敗しれくれ」と思っていることでしょうし。

良い選手に間違いはないのですが、個人的に上限2000万ユーロだと思ってます。(それでも高いと思いますけど、出遅れたバレンシアが今の時期に獲得するにはこれくらい出すしかない)

無駄にポルトと交渉するより、「2000万ユーロ出しますけどOKですか?無理ですか?」とすぱっと行って駄目なら駄目で他に切り替えた方がいい気はしますが、そこはルイスSDの腕の見せ所。「他にもオプションがある」なんてマスコミに行って駆け引きしているので彼の交渉術に期待しましょう。

前から心配なDFはエルゲラが獲れればいいのでしょうが、これまた難しい。

どうもここ最近の報道やキケ監督のコメント(「構想外の選手はバレンシアでのサイクルが終わった」)からして、クーロ・トーレス、ナバーロ、デル・オルノの3名は本当に構想外となりそうですね。(個人的にはデル・オルノ、クーロは最終的に残留かな?と思っていたのですが…)

よって今、DFラインはミゲル、アルビオル、アレクシス、モレッティ、カネイラの5名。マルチェナがセンターバックに移動することもありそうですし、右サイドバックには必殺アングロ隊長もありなんでしょうが、やっぱりこれでは心配。怪我、累積警告を考えればやっぱり最低あと1人は必要でしょう。

U-20スペイン代表、ブラジルに逆転勝利 

朝、5時起きして正解!大当たり!

先ほど終わった、U-20ワールドカップの決勝T1回戦、スペイン対ブラジルは延長戦の末、スペインが4-2と逆転勝利!

予選グループでは不安定さや攻撃のちぐはぐさも目立っていたが、相手がブラジルということもあってかチーム、選手個人のレベルが最大限に引き出されていてまさに「スペクタクル」な試合でした。

日本の試合も観たかったですし、勝って欲しかったですが、今はひとまずスペイン代表の素晴らしい試合を堪能したいと思います。(まだ、余韻に浸ってます…)

しかしまあ、マタ、予選グループでは爪を隠していたのかい!?というくらい良かった。

ルイスSD、キケさん、彼をレンタルで放出なんかしていいの?
お金ないのに高値で新FW獲りなんて本当に必要なのか?

生粋のFWタイプでありながら、あれだけ攻撃を組み立てられるFWってそうはいないですよ。ビジャ、シルバのちょうど中間にいる感じでこのプレーぶりならバレンシアでも十分やっていけるはず!

サニーは後半同点に追いつくため戦術的な交代で引っ込みましたが、この大会のスペイン代表で一番頭角を現した選手。

観る前はシソッコのようなタイプを想像していましたが、シソッコよりも柔軟性がありパスセンスもあるので将来像としてはマケレレに近いものがあるかもしれません。

とはいえ、スペイン代表のクラックは間違いなく、セビージャ・アトレティコ(Bチーム)のMFディエゴ・カペル。

左利きでブラジル代表のDF陣を切り裂きまくってました。

既にカナダのファンにも有名で彼がボールを持てば拍手が起こってますから…。

セビージャ、またとんでもないカンテラーノを育てましたね。この調子でいけば、もう近い将来とは言わずすぐにでもフル代表に入りそう。

スピードに乗ったドリブルであれだけバランス良くボールをさばき、精度の高いクロスを上げられる選手はそうはいないぞ。

飛びぬけたスター選手はいないもののチームとしてのまとまり、総合力がある今のU-20スペイン代表はかなり強い。フル代表にはない勝負強さがある。(フル代表は下部代表の爪の垢を煎じて飲みましょう!)

次に日本と対戦しないのは残念ですが、このチーム、行くところまで行きそうですね、
期待しましょう♪

朝から良いもの(試合)観させてもらいました。グラシアス!

GKコーチはリバプールからオチョトレナ氏 

バレンシアのGKコーチに就任するオチョトレナ氏
【赤トレーニング着の一番左がオチョトレナ氏】

GKコーチがようやく決定。

これまでベニテス監督の下でリバプールのGKコーチを務めていたオチョトレナ氏(写真一番左)。

当然ながら、ベニテス監督がバレンシアを率いていた際のGKコーチであり、バレンシア選手時代にはキケ監督ともプレーした間柄。

明日(12日)にもクラブ側から正式発表されるでしょう。

リバプールとの契約が残っていたものの、私的な理由(家族の問題)でバレンシアからのオファーに興味を持ち、今週初めにベニテス監督にバレンシア復帰の気持ちを伝えたとのこと。

それを聞いたベニテス監督はすんなりと契約解除に応じ、バレンシア行きにゴーサインを出してくれたそうな。

オチョトレナ氏はルイス・アラゴネス監督の下でスペイン代表のGKコーチも務めている人物。バレンシア、キケ監督にとっては朗報と言えるでしょう。


さて、フィジカルコーチに関してはすんなりとはいかなかった模様。

キケ監督が同じくリバプールのパコ・アジェスタランフィジコに相談して紹介してもらったのが、ラシンでポルトガル監督の下フィジコを務めていたハビエル・ミニャノ氏。

彼には最終的に断れています。レアルのフロント入りしたポルトガル氏がレアルに引き抜いたそうな。

もう1人、ミニャノ氏のサブ的な役割としてオファーを出していたのがレアル・ソシエダで95年からフィジコを務めていたマサチ氏。

恐らく彼はオファーを受けるだろうとのこと。

ミニャノ氏に断られた後任は当初の予定通り、カンテラ(ユース)のフィジコビジャグラサ氏が昇格するものと思われます。

しかしまあ、キケ監督もこの件では四苦八苦でした。

やはり、解任したはいいものの人が余っていなかった。

結局、キケの人脈ではどうすることもできず、最後に頼ったのは当然ながらガルシア・キロン代理人。

キロン氏を通じてリバプールの2人とコンタクトを取り、何とか今の状況まで持ってきた形。

いずれにせよ、フィジコも含めて12日にはクラブから正式発表がありそうなので、プレシーズン開幕までに間に合いました。

オランダ合宿開始(18日)まで1週間。時間がないので、早くキケ監督の下に終結してシーズンに向けたプランニングをしてもらいたいものです。

GKビュテルはバジャドリーにレンタル移籍 

バレンシアのGKビュテルが来シーズンから1部に昇格するバジャドリーにレンタル移籍することが決定。

既にクラブ(バジャドリー)の公式ホームページでも発表されております。

ビュテルは03-04にフランスのメッツから移籍してきて以来、間近で観てきたGKですが、能力、将来性は疑いようのないもの。また、フランス人でありながらあれだけ上手いスペイン語を話すのは珍しい…。若さ、人当たりのよさもそれを手伝ってはいますが、入団からしっかり勉強した証拠なのでしょう。

プレーの面で唯一欠けているなと思っていたのが、カニサレスのような“間”の取り方。

例えば、劣勢になっている局面でボールをキャッチした際、カニサレスはその流れを呼んで一呼吸置くような動作、フィールド(キック)をするのですが、ビュテルはキャッチした勢いのまま間を取らずにフィードしてしまうことが多い。

つまりは経験とも呼べるものなのでしょうが、そういったものを是非、バジャドリーで正GKのポジションを獲得してつかんでもらいたい。


さて、その他の選手でレンタル移籍が決まりそうなのがポルトガル代表MFでもあるウーゴ・ビアナ。

彼には国内外から多数のオファーが殺到していましたが、最終的にはオサスナへのレンタル移籍が濃厚。

レゲイロは既にムルシアへのレンタル移籍が決定。

今後もレンタル放出される選手が出てくるでしょうが、そういった選手の活躍も注目・期待していきたいと思います。

レアルがポルトからDFぺぺを獲得 

レアル・マドリーへの移籍が決まったぺぺ
【レアルへの移籍が決まったペペ】

シュスター監督就任によって動き出したレアル・マドリーが早くもサプライズニュースを提供。

10日午前、ポルトからDFぺぺの獲得を発表。

移籍金は推定3000万ユーロ(約50億円)と言われている。(ポルトガル国内では2800万ユーロと報じられている。恐らくボーナスオプションが付いて合計3000万ユーロではないかと推測)

これで、レアルはローマのキブー獲得を諦めるはず。ローマ側とは合意に達していたものの選手側と合意に達していなかった。一部報道では代理人が要求したコミッションが300~400万ユーロ(約5億円~約6億7000万円)交渉決裂の原因だったと言われている。

さて、ペペの移籍決定でバレンシアにも影響が出るでしょう。

ポルトはこれでアンデルソン(→マンU)に続きぺぺも放出。

両者の放出だけで移籍金の合計は5500万ユーロ(約92億円)を手にしたことになる。

よって、経済的な面からしてルチョ・ゴンサレスを放出する必要は全くない。プラス、主力の彼を放出することはチームに打撃となる。クアレスマのA・マドリーも金額プラス、チーム状況から交渉が難航している模様。

バレンシアは1500万ユーロ、1600万ユーロと徐々にオファーの金額を上げているが、ポルト側は「2000万ユーロから話し合うよ」とより強気な姿勢を見せてくるだろう。

むしろこの状況になれば、2000万ユーロでもポルトは「NO」と言う可能性もある。

ルチョに関しては1800万ユーロあたりが両クラブ間が合意に達する金額か、と言われていたがレアルがこうもあっさり札束を積んでくれれば、バレンシアの交渉術は無意味となってくるはず。

ただ、これでレアルはエルゲラの放出間違いなしか。高い年俸がネックで獲得に乗り出せないとも言われているが、今がエルゲラの引っ張り時。今の状況なら彼もモリエンテスのように年俸が下がっても「バレンシアでプレーしたい」と言うかもしれない。

色々な面でバレンシアにも影響がありそうなペペの移籍。

バルサ、レアルらメガクラブとクラブ予算の違いを見せ付けられている今、バレンシアに出来ることはお金ではなく人間の五感を使って動くこと。

ピッチ上でファンが心を躍らすのは決して選手の移籍金や年俸の高さではない。勿論、良い選手ほど高値が付くのはこの世界の常識。

でも、「安値の選手=悪い選手」とならないのもこの世界の常識。

ルイスSD体制のフロントが頭、目、足をフルに使って適材適所の補強をしてくれることを期待したい。

アジャラがカルボーニ氏解任について語る 

現在、コパ・アメリカ(南米選手権)にアルゼンチン代表キャプテンとして参加中のビジャレアルのアジャラさんが『マルカ』紙のインタビューにてカルボーニ氏の解任について語った。

-カルボーニ氏が解任後に行った発言についてあなたはどう思いましたか?

「彼に回答するつもりはない。もうバレンシアで仕事を持っていないのだから、そんな人間に言葉を消費するのは無駄だ。カルボーニは面と向かって物事を言うパーソナリティーに欠けていた。自分は何かを言う必要がある時彼や会長に向かって言ってきた。今の自分にはその一件で何も残っていないし、落ち着いている」



このインタビューでも伝わってきたのが今の気持ちがアルゼンチン代表にあり、すぐ後にはビジャレアルに切り替わるということ。

バレンシアファンの中にはまだセンチメンタルな気持ちに浸っている人も多いでしょうが、これだけあっさり気持ちを切り替えて堂々と臆することなく言葉を発するアジャラさんをみているとこっちまで切り替えができてしまうかのような錯覚に…。

バレンシアであったアジャラさんのペーニャ(ファンクラブ)は既にホアキンのペーニャに変わっています。その件について聞かれると、「(笑)今はホアキンのペーニャになったから自分のものはない」と回答。

来シーズンのビジャレアルでの目標について「多分UEFAカップ優勝になる」と答えた彼の言葉から何かワクワクした気持ちが湧いてきました。

確かに、バレンシアにはチャンピオンズリーグを狙ってもらい、ビジャレアルにはUEFAカップを狙ってもらう。このブログの読者の方も違った意味での楽しみが増えることになりそうですね。

リーガや国王杯は勿論、来シーズンのビジャレアル、アジャラさんにも注目していきたいと思います。

ミゲル・アンヘル・ルイス新SDのインタ 

今朝は『アス』紙にもルイス新SD(スポーツ・ディレクター)のインタビューがありましたが、先週から『ラス・プロビンシアス』紙や『スーペル・デポルテ』紙にもありました。

彼の就任会見に行ったので印象は大体つかめましたが、やはり第一印象通り、「口が堅い」人間です。

ぶっちゃけ、これだけ面白くないインタビューが続けばマスコミは彼を取り上げなくなるでしょう。『スーペル』のインタなんて本当に面白くなくて、記者がイライラしているのがよくわかったインタでした。

まあ、これもルイス新SDの作戦かもしれませんし、マスコミに無駄に喋らず情報を漏らさないのもフロントとして大事な仕事の1つ。前任のカルボーニ氏と比較すると180度違うと言えそうですね。(とはいえ、カルボーニ氏も大事な事はしっかり口を塞いでいましたが…)

今朝の『アス』紙のコメントでいくつか気になったものを紹介。

-ルチョ・ゴンサレスについて

「我々が探している選手としての特徴を持った興味ある選手。プレーリズム、飛び出し、能力からして私は好きな選手。10人のリストを作れば間違いなくそこに入ってくる選手だ。ただ、まだ他にもオプションはある」

-アジャラの退団は大きなものでは?

「あなた方に例を提示しよう。もし監督が選手たちに『マラドーナがいないから今日の試合に勝てるかどうかわからない』などと言えば、選手たちは『問題はマラドーナがいるかどうかではない。監督が指揮する能力があるかどうかだ』と言うだろう。つまり、アジャラはもうここにはいないし、残っている選手たちこそが最高の選手たちなのだ」

-デル・オルノ、クーロ・トーレス、ナバーロと構想外になった選手はキケ監督とのコンセンサスを取っての決断ですか?

「もちろん。(=その3名の構想外はやはり事実)キケ監督とはよく理解し合っている。構想外となる選手たちに敬意は持っているが、監督以上に各選手の能力を見極めることができる人間はいないしクラブとしては監督の決断を指示する必要がある」




あとは、「バレンシアはスペインで一番競争力のあるチームだ」や「セビージャのようなクラブ運営スタイルは12年前に我々がA・マドリーで作ったものだ」となかなか強気な発言もしております。

監督としっかり話し合っているのは事実なようでそれはチーム、クラブにとってはプラス。少なくとも前任者の時のような意見の相違はないでしょう。

今朝の『マルカ』紙にも「キケはカルボーニと過ごした400日よりもルイスと過ごした10日のようがより話しをしている」なんて見出しが躍っていました。休暇中でバレンシアにはいないキケ監督ですが、ルイスSDから逐一電話で状況報告をもらっているようですね。

個人的には、MFのポジションよりアジャラ退団+3名構想外になったDFが心配。

カネイラが復帰することになりましたが、どう考えても駒不足になる。

他クラブもセンターバックの補強に躍起になってますが、バレンシアからはそういった噂が挙がってこない。今の移籍市場でそれなりのセンターバックを探すことは至難の業でしょう。

キブー駄目、G・ミリート駄目、アンドラーデ駄目、とバレンシアがシーズン中から興味を持っていた3名は既に不可能な情勢となっています。

ルイスSDのコメントを聞いていても、「もうアレクシスを獲得し、カネイラが戻ってくる」と余裕のコメントなんですよね…。

まあ、そのコメントの裏側ではしっかり計画を練って手を打っているものと信じましょう。

ただ、チーム始動(16日)までもう1週間ほど。DFで新加入となればチーム戦術やキケ監督の方針に慣れるまで時間が必要ですから、オランダ合宿までには獲得を決めないと厳しいでしょう。

この1週間以内で最低限DF補強の名前くらいは挙げてもらいたいものです。

ルチョ・ゴンサレス獲得に向けポルトに2度のオファー 

2度のオファーですが、2度も「NO」の返答。

まあ、予想通りあっさり獲得とはいきませんね。

初回のオファーは、1500万ユーロ(約25億円)。2回目のオファーは、1400万ユーロ+ウーゴ・ビアナ。

ポルト側は2000万ユーロを要求しておりあっさり却下した模様。

ただ、バレンシアは1800万ユーロあたりで決着が付けられると目論んでおりルイスSDがその辺りで手が打てるよう今後交渉する予定。スペインサッカー協会主催FIFA代理人コースの先生をやられていたくらいの方ですから本当の意味でお手並み拝見できそうですね、この交渉で。

バレンシアが2000万ユーロを用意することはないでしょう。なぜなら、ルイスSDも公言しているようにこのポジション以外にも補強しなければいけないとフロントは見ているから。ここにこれだけつぎ込むともう他に回せるお金がなくなってしまう。

ちなみに、ルチョの代理人はバレンシア移籍に前向きな発言を出しています。昨年末にポルトで契約延長して現在の年俸は120万ユーロ。バレンシアに来ればトップサラリーである180万ユーロは間違いないので選手側は歓迎するでしょう。

ただ、ポルトはお金以外にも移籍に悲観的な要素があり、それが主力の放出。既にマンUにアンデルソンを放出し、クアレスマのA・マドリー移籍が近いと言われ、DFぺぺもいまだ欧州ビッグクラブに狙われる存在。

予断ですがA・マドリー、クアレスマに2000万ユーロ以上投資するようですが本当によくお金あるな…。クアレスマが駄目ならシマオ、はたまた大どんでん返しでビジャレアルから1000万ユーロでリケルメを獲得するなんて話しもありますし、今の段階ではバルサに続いて移籍市場のリーダー的存在ですね。

ルチョに話しを戻しますが、ポルトはそれだけ主力を放出する可能性があること、またキャプテンでファンからの信頼も厚いことなどから彼を放出することには後ろ向きな姿勢。

やっかいな交渉になりそうです。


ビアナが良い例ですが構想外になった選手の噂が色々出始めています。

ビルバオがレンタルでデル・オルノ獲得を狙っているようですが、バレンシア側は完全移籍での放出のみ交渉に応じる構え。ようするに、補強資金を作りということ。レンタルではお金は微々たるものしか入ってこないか、カネイラのようにバレンシアが「借りてやって下さい」状態にもなりかねない!?

レゲイロはムルシアへのレンタル移籍の噂。

そして、昨日決まったのがダビド・ナバーロのラシンへのレンタル移籍。

とはいっても、両クラブ間での合意であって実はその直後にナバーロが、「NO」の回答。

なんでも、バレンシアは勝手にラシン行きを決めて、ナバーロにクラブ間での合意を報告したようでいきなりそんな話しを聞かされたナバーロは「ちょっと待って下さいよ…」と否定的な回答をしたそうな。

相変わらず、やり方が下手というか誠実さに欠けることをしていらっしゃいますね。少なくとも交渉するならその事実をまず選手に伝えるのが筋でしょうし、いきなり選手に「このクラブに行きなさい」というのは構想外にしておいてあまりに残酷。

というか、あのインテル戦での暴力行為のあと、精神的に落ち込んだナバーロに追い討ちをかけるように放出報道が出ていましたが、その中でもソレール会長は自らナバーロに電話をかけて「心配するな。出すことは無い」と言ったそうでそれを私は本人から聞いたのですが、その言葉は何だったんでしょうか!?

自分の勝手な考えですが、確かにあの暴力行為はナバーロ自身の責任ですが、そういう選手を抱えていたチーム、クラブとして制裁期間が終わるまでは選手と共にその責任を負って償うべきではないのか?というのが私の考え。

もし自分が監督なら、クラブの会長ならチーム(クラブ)を率いる者として最低限制裁期間までは「要らない」なんて言わないでしょうし、むしろ何とか彼にバレンシアのユニフォームを着させたいと思いますね。

暴力行為や制裁措置とは別に戦力外とみているのはわかるのですが、それではあまりにチーム、クラブとして無責任すぎると私は思います。


また、同じく戦力外通告を受けたクーロ・トーレスは地元ラジオの番組に電話出演し、「キケ監督が自分を戦力外にすることはわかっていたが、自分はクラブとあと2年の契約を残しておりその契約は全うしたいと考えている。ただ、今回の件は既に予想していたこと」とコメントしております。

一時噂のあったサラゴサよりもビジャレアルの噂が今は強いですが、昇格組のクラブも狙うなど確実に行き先はあるでしょうがバレンシアがどう移籍金を設定するかによるでしょう。

ヒルデブラントの会見を終えて 

昨日、ヒルデブラントの入団発表に行って来ました。

バレンシア加入のヒルデブラント「タイトル獲得のため全力を尽くす」

多分、言葉の壁はあっという間に乗り越えるでしょう。意欲だけではなく現実を見た上での努力の跡がそのスピーチからしっかり伝わってきました。

カニサレスやビュテルらの状況から考えると「必要?」なんて声もありましたが、バレンシアにとって「プラスですか?マイナスですか?」と聞かれた場合、私は「プラス」だと回答するでしょう。

前から言ってることですが、スペイン人化するのはいいのですが、そういう哲学でいけばスペイン代表と同じ問題に行き着くはず。

つまりは、「内弁慶」になってしまう危惧がある。

海外の良い面を吸収できるならすべき。一番手っ取り早い方法は外国人選手を獲ること。

アルビオルが伸びたのはアジャラがいたから。彼の生き様を真横で見ながらプレーしていたから。それが一番良い説明になるでしょう。

たった1回の会見ではあるけれど、ヒルデブラントからは人間としての器の大きさや芯の強さを感じました。

「新たな挑戦」と胸をときめかせながら語る彼の姿からは、こっちまでワクワクする気分になりましたから。

恐らくビュテルはレンタル移籍となるでしょうが、彼にとってはこれもプラスになると思います。ムルシア、ラシンなどの名前が挙がっていますが、正GKとして1シーズン通してリーガでプレーした時、その経験は今のバレンシア、カニサレスの下では得れないものだと思うから。

趣味は音楽、パソコン、ゴルフと語るヒルデブラント。

バレンシアでプレーするドイツ人としては70年代のボノフ以来2人目。

彼自身の活躍のみならず、彼がこれから試合や練習のピッチ上で披露するであろう選手、人間としての生き様に期待しながら私もその生き様をじっくり見つめていきたいと思います。

アムント、ティモ!

ポルトのルチョ・ゴンサレスに興味 

バレンシアがポルトのルチョ・ゴンサレスに興味。ルイスSDもリストアップした様子。

アルゼンチン代表MFでもあるルチョはバレンシアが補強ポイントとしているバラハ、エドゥの攻撃的MFのみならず中盤ならばどこでもこなせるマルチプレーヤー。

ポルトが設定している移籍金は2000万ユーロ(33億2000万円)。

昨年夏のシマオの件もありポルトから選手を獲得することは容易ではないでしょう。ただ、このポジションの選手を獲得しようと思えばそれなりの金額を出さなければ獲れないのも事実。

もしルチョ獲得にこの金額を出せば、FW獲得の資金は1000万ユーロ以下になるでしょう。よって難しい判断となることは間違いない。

まあ、個人的に思うのはもし2000万ユーロ出すならすんなりアヤックスのスナイデルを獲れたな、ということ。

今更ミゲル新体制になったバレンシアのフロントがスナイデル獲得に動くことはないでしょう。つまりは、カルボーニ氏が作った道を辿ることはしないだろうという予想。

獲得直前まで来ていただけにスナイデルを獲り逃したのは痛いですが、次なる選手をリストアップしてルチョなり他の選手なり、バラハの代役となる選手を獲得してもらいましょう!お手並み拝見しますよ、ルイスSD。

ラシンがアーロンに興味 

ラシンがバレンシアのアーロンに興味を示していると報じられております。

新監督に就任したマルセリーノ監督、レクレアティーボでその手腕を発揮しただけに選手を観る眼もそれなりに持っているのでしょう。

ベティスの監督就任が濃厚だったものの、ロペラさんと交渉した際、「今ある選手の半分は切ってもらって、私が求める選手を連れてくる」と条件提示したそうな。連れて来る選手の筆頭リストには当然、カソルラも入っていたようなので彼にとってはペジェグリーノ監督のビジャレアルよりもマルセリーノ監督のラシンの方が魅力だったのかもしれませんね。しかし、ベティスはもったいないことをしたような…。これでまた、改革お預けとなるのか?!

話しを戻すと、バレンシアはレゲイロ獲得の際に生じた問題でいまだにラシンに借金が残っているとのこと。

また、アーロンが来季トップ昇格となることも現実問題ないでしょう。なぜなら、レアル・マドリーから獲得するマタでさえレンタル移籍が濃厚と言われているのですから。今のルイス新SDの動きや現地報道をみていても新たなFW獲得は規定路線。よって、マタ、アーロン共にレンタルで出されるのが規定路線と言えそう。

バレンシアB(メスタージャ)が3部に降格したことからアーロンのような逸材はレンタル移籍することが確実。

マルセリーノ監督はアーロン以外にもビュテル獲得を狙っているとされ、今後、バレンシアの選手が複数ラシンへ移籍する可能性もありそう。


一方、シシはバジャドリーのレンタル移籍延長の方向。

この際なので、Bチームの選手たちの近況について少し。

まずは、監督については、今シーズンユースで実績を残したオスカル・フェルナンデス監督の昇格がほぼ決定。デュケ監督がシーズン終盤に病で倒れたことで空白になった監督の椅子を譲り受ける方向。

主力選手で特に20歳を超えた選手は移籍が多くなりそう。

決定しているのはパジャルド、パブロのヘタフェ移籍。

CLローマ戦でデビューし、リーガ最終戦のレアル・ソシエダ戦でも出場した右サイドバックのコルコレスは契約切れで延長なし。(リーガ最終戦に来季Bで構想外の彼を起用したキケ監督にはそれによって批判も出ていた…)

GKマラーマとDFクリスティアン・カステルスはサニー・サンデー獲得時の交渉で2部ポリ・エヒドへ移籍となることが決定している。

エースのゲラも移籍確実。3部ではプレーしない方向。

ナチョ・インサもレンタル移籍が濃厚。

今シーズン、デル・オルノ、モレッティがけがの際にトップで出場していたセッラも1部チームへのレンタル移籍を視野に動いている。

ベネズエラ人のミク、ポルトガル人のモレイラも移籍確実でモレイラはポルトガルリーグへの復帰が濃厚。

来季Bチームの主力となるのはユース上がりの若手となりそう。

GKグアイタ、DFロンバン、MFカルレス、モントロ、FWピエリックといった選手たち。

実は、カルボーニ氏の解任でカンテラ選手たちにも大きな影響あり。カンテラ選手の契約についても担当していたカルボーニ氏が不在となり、身の振り方が宙に浮いてしまっている選手も多いそうな。

今の状況ではルイス新SDはカンテラ部門の選手の契約については責任者とはならない方向。

クラブは現在、下部組織のコーディネーターだったクララムント氏にカンテラ部門のトップの席を用意している。

この3年で7人もの人事異動があったバレンシアのフロント(スポーツ・ディレクター)職。そりゃこの状況ならばぺぺ・クララムント氏にカンテラ部門の総括を担当してもらうのが良いでしょう。

クララムント氏の前にカンテラ部門を統括していたアントニオ・ロペス氏は3シーズン前にラニエリ監督の後任監督となりシーズン終了後にそのままバレンシアを離れていましたが、来季よりセルタのセカンドコーチに就任することが決定。

ストイチコフ監督の右腕となります。

ベニテス監督時代にもセカンドコーチを務めており、その手腕をセルタで発揮し1年での1部復帰を実現してもらいたいものです。

以上、少しマニアックなカンテラレポートでした。

トーレス「un hasta luegoになればいい…」 

「Hasta luego」とは、「またね」と気軽に使われる別れの挨拶。

先程、A・マドリーからの退団会見を行ったリバプールのフェルナンド・トーレスは、

「誇りを持ってこれからもずっとアトレティコの一員として生きていくだろう。どこにいようが心はアトレティコにある。今回の別れがun hasta luegoになればいい」

と語った。

注目された移籍の理由については、トーレス自身がきっぱりと「オファーが来て、それを聞くようにお願いした。自分自身の決定だ」と語った。彼自身が望んでのこと。恐らく、「この決断は自分のみならずクラブのため」と思ってのことだろう。

この世界、この夏になるとこういったことは当たり前のように起こるけれども、やはり「トーレス=A・マドリー」「A・マドリー=トーレス」という思考回路は消えない。

トーレスのためにもA・マドリーにもこの決断は良いものかもしれないが、やはり後ろ髪を引っ張られるものがある。

フォルラン、ルイス・ガルシア、クレベル、、、

期待できる選手が来てもA・マドリーファンにとっては複雑な夏が来たと言えそうだ。

ただ、リーガの舞台で成長したトーレスをみるためにもこの移籍でのステップアップを期待したい。

私からも「un hasta luego」!

U-20スペイン代表のサニー・サンデー 

昨夜に行われたU-20ワールドカップのスペイン対ウルグアイ戦、眠い目をこすりながら何とか観ました。ウルグアイ、強かった…。(結果は2-2の引き分け)

こんなことを言っては悪いですが、幸運にも日本対スコットランドの試合を観ることができ、その直後にこの試合を観ると「同じ大会の試合か?」と思うような感想でした。

日本にはスペインやウルグアイのようなチームと対戦するためにも何とか決勝Tには行ってもらいたいですね。

個人的にバレンシア入りするマタ、サニーをチェックするために試合を観たのですが、後半途中から交代出場したサニー・サンデーは良かった。

彼のプレーを観るのは初めてだったのですが、好印象!

もう少しフィジカルに頼ったプレーをするのかと思っていましたが技術、戦術眼もしっかり備わった良いボランチでした。

正直、これだけのプレーが出来るなら来シーズンはバレンシアに置いておきたい。キケ監督がプレシーズンのキャンプでどう判断するかですが、この1試合だけを観た私の印象としてはバレンシアで育てても面白いかな、というもの。

レンタルで出場期間を得るため、修行を積むのもありですが、キケ監督やアルベルダ、バラハといった知性ある指導者、選手の下でプレービジョンを磨くことも彼にとっては良いかもしれません。

今後の課題を言うならばやはりパスの精度。特にサイドチェンジのボールに難ありだったのでその辺りはバラハを見習ってもらいたい。


一方、マタに関してはスペイン自体が攻撃に難ありだったのであまり目立たず。

また、マタのレンタル先としてはヘタフェが有力となっている模様。フォルラン獲得は失敗したものの新たなFW獲得は間違いないようなので、マタはサニー以上にレンタルされる可能性が高いと言えるでしょう。

フォルラン決定でトーレスも秒読み 

A・マドリーがフォルランの獲得を発表。

A・マドリーはリバプールからルイス・ガルシアの獲得も決めていることから、いよいよエースのフェルナンド・トーレスもリバプールへ移籍が秒読み。

週明け以降に正式発表されることが濃厚。

トーレスの移籍に関しては、ラファ・ベニテス監督の代理人であるガルシア・キロン氏が積極的に仲介した模様。

シーズン終盤にキロン氏が『マルカ』のインタビューで「この夏はビッグネームの移籍がある」なんて話していたことから、「裏で既に動いてるな、この人」と思っていたらやっぱり自分の選手でなくてもコネクションを生かして動いていたようだ。

ベニテス監督(リバプール)のために自分の選手でなくとも動いていたキロン氏は、キケ監督(バレンシア)のために同じ働きを出来なかったのだろうか?特に、フォルラン移籍やラウル・ガルシア移籍では完全にA・マドリーにしてやられているが…!?

バレンシアにも大いに影響力を発揮しているキロン氏。

でも、彼はフロント職でもなければ、クラブ専属の代理人でもない。あくまで、FIFA公式代理人。

カルボーニ元SDが『マルカ』紙のインタビューにて語ったコメントを紹介。

-ソレール会長はFIFA代理人のガルシア・キロン氏に多くの仕事を渡しており、バレンシアの代理人かのようですが?

「それはどんな会長もやっていること。どの会長も自分が信頼できる人間を持っているし、自分もそれ(ソレール会長がキロン氏を信頼していること)は知っていた。ただ、自分の仕事ぶりを評価してくれるものと思っていた」



先にも述べたようにカルボーニ元SDの代理人やコミッションに関する姿勢や考え方は自分は評価していた。バレンシアだけではないが、クラブというのは予算が限られている以上、無駄な出費は避けなければいけない。

特に移籍市場では表に出てくる金額以上の金額が動いているのが実情。

出すべき所に出して、出さなくてもいい所には出さない。

キロン氏のような実力ある代理人と密接な関係を持つのはいいとしても、彼はクラブの専属ではないと認識することが大事。

結局は、利益が一番生み出せるクラブと仕事をするのがキロン氏のような代理人の立場。また、バレンシアのみならず彼はA・マドリーとも長年の付き合い、関係がある。

例えば、アリスメンディの獲得についてこういう仮説が成り立ったとしたら?

カルボーニ元SDは獲得に反対の立場で、アリスメンディよりスナイデル獲得を優先事項としていた。

ただ、ソレール会長の判断で急遽獲得が決定。

メディアでは「キケ監督もアリスメンディを気に入っていた」と報道されていた。

ただ、キケもアリスメンディも代理人は同じ、キロン氏。

キケが、「アリスメンディはバレンシアに不要」などと言えるのだろうか?(勿論、彼のプロフェッショナルな精神を信頼しているが…)

もし裏でキロン氏がスナイデル獲得となればアリスメンディがバレンシアに加入できないと予想し、ソレール会長に早い決断を迫っていたとしたら?

深読みしすぎる必要はないものの、今のバレンシアやA・マドリーの動きをみながら色々と考えたくもなってしまう…。

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