痛い、セビージャのクレスポ 

2007年11月9日の『エスタディオ』紙一面トップ
【9日のセビージャスポーツ紙『エスタディオ』一面トップ】

こりゃ痛い…。

3日のレアル・マドリー戦でディアラと競り合った際に肘打ちを受けほお骨骨折のセビージャDF(左SB)クレスポ。

28日のバレンシア戦ではホアキンとマッチアップし完全制圧。スペインU−20として今夏のワールドユースにも出場してますし、今後大いに期待したいですね。

ディアラも意図的ではなかったと思いますが、最近のリーガでは競り合いの際にあまりに手、肘が伸びる危険なシーンが多すぎます。

クレスポのような選手が今後でないよう、選手には注意してもらいたいものです。

しかしクレスポ、これだけのけがを受けたにも関わらず、ディアラに対して一切文句はなし。大人の行動にますます好感が持てました。ディアラも試合後に電話で謝罪を入れたようですし、マスコミも煽り過ぎないでいいでしょう。

オスカル・フェルナンデス監督「我々はバレンシアだ」 

選手からユニをプレゼントされるバレンシアのオスカル・フェルナンデス監督
【選手からユニをプレゼントされたオスカル・フェルナンデス監督】

クーマン新体制が本格始動しましたが、キケとクーマンの間でつなぎ役を担ってくれたオスカル・フェルナンデスに改めて感謝しないといけませんね。

そうした感謝の気持ちも込めて彼についてのコラムを書きました。(コラムはこちら

確かに監督として実績も名前もないし、今後は「キケ解任→クーマン就任」の事実に埋もれれて彼が暫定監督としてトップを率いた事実は人々の記憶から消えていくのかもしれません。

ただ、自分は彼がやったこと、流した汗と努力はかなりチームにプラスになっていたと思ってます。

だからこそ、スーペルの写真にある通り、クーマン監督にバトンタッチした11月4日の練習で選手全員のサインが入ったユニフォームをプレゼントされている。選手も人間、わかってます。逆に今の選手はオスカルが示した犠牲心を取り戻さないと。

そういえば、アントニオ・ロペスが去る日も彼はユニフォームを手にしていました。その時は確か、アイマールからサイン入りのユニフォームをプレゼントしてもらったとのことでした。

2007年11月5日のアス紙一面トップ(バレンシア版)
【5日のアス紙一面トップ(バレンシア版)】

5日の『アス』紙はこんな一面トップ。

翌日、オスカルはこのアスを持ってクーマンに近付き、一面トップにサインをもらっていたそうです。

実は彼、Bチームの監督なのにいちファンの振りしてトップの練習を見学していたりするんです。クラブ内部の人間なので普通に中で練習を観ればいいのに敢えてファンと並んで金網越しに観ているんですよね。たまにですが…。

バレンシアの指導者となる前は、時間のある時にパテルナに来て、トップやカンテラの練習見学をしていたそうな。恐らく、その頃の自分を振り返り、初心を忘れないための彼なりの儀式なんでしょうね。

敢えて距離を取ることで改めて指導や自分について考える。

彼が暫定監督だった時、彼はひたすら「我々はバレンシアだ」を連呼していました。

最初は会見場でも違和感が漂っていましたが、彼が連呼することで記者たちにも「そうだよ、俺たちはバレンシアなんだよ」って空気が不思議と植えつけられていた気がします。

「我々はバレンシアだ」

今は驕りや過去を振り返ることなく現在形としてその気持ちをもたないといけないのかもしれませんね。