スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オサスナ戦に欠場したティモ 

オサスナ戦の勝利があったとはいえ皆さん日々のニュースにどっとお疲れのことでしょうから、たまにはポジティブな話しを。今回は、ティモもプロフェッショナルな姿勢についてです。

オサスナ戦、ティモとすれば強行出場できたはずです。前日の練習もこなしていたし100%ではないけれど、我慢すればプレーできたはず。

まして、いきなりカニサレスがチーム復帰し、「自分がでなければカニサレスが出ることになる」のはほぼ確定だった。

しかし、ティモは試合前日にオチョトレナGKコーチとボロ監督に「100%ではないし、強行出場すれば途中交代になるかもしれない」とはっきり話した。そのティモの発言を聞いたボロ監督は最終的にメンバーから外してカニサレスが出場しました。

試合後の会見でボロはこのティモの誠実さを褒めていました。

「ヒルデブラントは誠実に自身のコンディションを打ち明けてくれた。彼の誠実さには感謝している」

選手も人間。やはり自分がケガで出れない時に他の選手に主役の座を奪われるのは嫌なもんです。でも、彼はしっかりチームのために「万全ではないから使わない方がいい」といってメンバーから外してもらっている。これぞ本当のプロフェッショナルでチームのためを思った言動です。

自分がいつもメスタージャで試合観戦する席からはVIP席に座る召集外の選手たちの姿が見えるのですが、彼らの試合の観方で色々わかることもある。以前、ホアキンが携帯メール打ってた、って話しをしましたが、このオサスナ戦でのティモの姿は前のめり。恐らくチームの無失点、カニサレスの頑張りを心から祈っていたことでしょう。

そういえば、カニサレスは戦力外となる前の会見で「今季はコンディションが万全でないにも関わらず無理にプレーを続けた。それが自分の選手経歴の中で犯した最も大きな過ちの1つ」と言っていました。

その時は「なにしてるんだ、サンティ」と思いましたが、こうしたミスをミスと認め、それを反省に次に活かし向上している姿はやはり素晴らしいプロフェッショナルだと思いますね。

今回もボロ監督には「4ヶ月プレーしていないから万全ではない。でも、いつでもプレーできる用意はある」と言っていましたし、ボロ、オチョトレナGKコーチ共に現役から含めてカニサレスはお世話になってきた2人。

「彼らのためなら自分の腎臓だって提供する」

とオサスナ戦後、どこかのインタビューで答えてましたっけ。

本当に強い集団、組織、チームっていうのはそういう人間と人間の信頼関係が互いの誠実さをベースにしっかり成り立っているものだと思います。

そうしたプロフェッショナルな選手、誠実な人間が間近にいるにも関わらず、クラブ幹部や前監督は一切自分の非、ミスを認めようとしなかった。いくら選手がこれでも上がそれでは現場が蝕まれていきますよね。

地元メディアもさすがに今になって「ソレール辞めろ」と叫び出してますね…。自分は株を売るタイミングはもう逃してしまったと思っているので今後についてはあまり期待していません。まあ、売らないよりは売った方がいいでしょうが、どちらにせよこのまま普通にいけば来季はCL狙いのチームは作れないでしょう。

膿を出すべきところで出す、改革すべき時にする、自浄作用がなければこうなることは明白だっただけに個人的には残念でなりません…。

ただ、こういう状況下だからこそ、誠実な姿勢でチームのために働く選手を自分は評価して取り上げたいと思います。今季いるGK3人がごそっと抜けるとチーム作りは大変ですよ。少なくともティモは引き止めてもらいたいですね。本人は嫌気がさしているかもしれないけれど…(苦笑)

スポンサーサイト

マルセリーノが仮契約を破棄 

やっぱりね、といったところでしょうか。

決まっていたことは決まっていたんですけどね、来季からのマルセリーノの監督就任。

昨日、バレンシアがマルセリーノ側と話し合いを持ち、マルセリーノ側から契約破棄が告げられました。

理由はもはやお馴染み。

マルセリーノ側から「誠実なプロジェクトを提示してもらえないから」と言われたから…。

バレンシアが彼と仮契約を結んだ時にはバレンシア側から「お前のやりたいようにやるから」的な条件提示があったようです。だから、マルセリーノはガライ、ドゥシェルの獲得やトップチームを25人ではなく22人程度に抑えるよう要求しました。

しかし、ここにきてバレンシアが「お金がないから彼らを獲得できないし、今季終了後に大量にレンタル選手が戻ってくるからその人数に抑えるのは難しいだろう」と提示を覆した格好に。

昨年のベティスとの交渉でもわかる通り、マルセリーノは厳格で真面目。だから、向こうから提示されたような条件を向こうの都合で覆されることは受け入れられない。

ということであっさりバレンシア行きを「なし」と判断したようです。

まあ、バレンシア向きの監督ではあるんでしょうが、今のバレンシアのフロントでは来て貰えるはずもないですね。わかってはいましたけど、少し夢は見させてもらいました。

ということで、チームの粛清ではなく今季終了後はフロントの粛清をしましょう。

今のままではマルセリーノどころかどんな監督も来てくれないですよ。次の候補は今の段階では、マジョルカのマンサーノ。理由は簡単。代理人がガルシア・キロンですでに売り込みをかけられてます。そうなったらキロンをSDにして再びベニテスが戻ってくるのでも待ちましょうか!?

カニサレス退団、カメニ獲得へ 

やはり契約解除ですか。国王杯前から決まっていたようです。

オサスナ戦でバレンシアの選手として304試合に出場し、歴代4位の出場記録を持つカニサレスは今季限りでの退団が決定的です。

まあ、自分はコラムでも書いた通り、12月に戦力外通告されクラブのみならず地元ファンやメディアから見捨てられた時点で「終わった」と思っていたのでまあ「規定路線」くらいにしか思いません。

見捨てられた彼らやたった3人で練習している姿を見ている方がよっぽど悲しかったので。

クラブ財政面からしても契約解除して移籍金なしで出て行かれるのはマイナスでしょうね。

色々言いたいことはありますが、今は我慢しておきます。残留が決まったらぶちまけます。

さて、来季に向けてバレンシアはGK獲得に動いています。

濃厚なのはエスパニョールのカメルーン代表GKカメニ。

契約解除金は600万ユーロなのでそれを用意できれば基本的には獲得可能です。

ただ、お金のないバレンシアは何とかその金額を下げようと来季構想外となりそうな選手を「もらって下さい」と差し出しているようですね。

ガビラン(ヘタフェ)、シシ(バジャドリード)

あたりを提示しているそうな。カンテラ出身の選手でもこういう扱いなんですもんね、そりゃカンテラから選手育つわけないでしょう…。まあ、アルベルダへの扱いが一番良い例か。

マジョルカにもFWグイサを獲るために色々選手を差し出してるようですが、エスパニョールも含めて「年俸の高い選手ばかりだから要らない」ということみたいですね。

確かに、リーガの中堅クラブなら主力でも年俸の上限100万ユーロ前後でしょう。バレンシアの場合は、トップ所属ならそれくらいもらってるはずですからなかなか引き取り手はいないでしょうね。選手が年俸ダウンを受け入れるしか方法はなさそうですし。

やっぱり、フロントがコロコロ変われば補強もそうですが、選手の年俸査定もまともに出来ない。だから、今季終了後にトップチーム在籍選手が36名になるみたいな出来事が起こっちゃいますよね。もう、叩き売りするしかないですもの。それでも引き取り手が出ない場合には契約解除して移籍金ゼロで放出するしかない。

まあ、来季のチーム作りが遅れているのは間違いないですが、マルセリーノが来るなら何とかビジャ残留に向けて全力を尽くしてもらいたい。誰を獲って来てもいいですが、ビジャが抜けると相当チームや戦い方を変える必要があるので。バレンシアの人間が交渉しても無駄でしょうから、マルセリーノ、同郷出身者として何とか説得をお願いします。

ちなみに、マルセリーノはバレンシアに来る場合、ガライとボランチのドゥシェルの獲得を要望することになりそうです。

ビセンテ「この監督から学んだことは何もない」 

つい先程『ラジオ・ノウ』の電話インタにてビセンテが言っちゃいました。クーマンに対して爆発。

不謹慎かもしれないし、監督が去った後に言うのはプロとして敬意の欠如ですが、ビセンテ個人のためには悪いことではないだろうと思います。(ガス抜きという意味で)彼はそれくらい我慢に我慢を重ねてきてぐっと歯を食いしばってきた選手だから。でもねえ、ちょっと言いすぎかな…。

とりあえず、頭に残っているフレーズをいくつか。

「これまでどんな監督からも学ぶべきことはあったが、この監督(=クーマン)から学んだことは何もない」

「彼が去ってくれて正直嬉しい」

「チームは何度もシステム変更の相談をした。でも、この監督は無能なのか傲慢なのかしらないけど全く変えようとしなかった」

「クーマンと話しをしたのは本当に数えるほどで3選手が戦力外となった直後。その時、『キャプテンではない』と言われた。理由は彼がそうしたくなかったからだろうね」


実はビセンテがバケーロに呼ばれてパテルナ練習場横のホテルロビーで色々諭されている場面に出くわしたことがあるんです。その様子からビセンテがクーマンの下で使われることも活躍することもないだろうと思ってました。

監督が直接呼んで話しをすることができないということですから。

噂にあった通り、クーマンも3選手の次にビセンテを切りたかったはず。4人目となるはずだったが、やはりというか想像以上に3選手での反発が大きかったのでとりあえずはペンディングにしたのでしょう。ビセンテはナイーブではあるけれど、それだけに色々なことに敏感な選手なのでそうした空気はすぐに気付く。

だから、昨年12月以降のビセンテのコメントは完全に“開き直り”が見られました。

本当に良い選手のタイプで“非常にセンシブル”な部類の選手がいますが、ビセンテはそういうタイプ。アイマールとかリケルメもそうでしょうね。

だから、ピッチ上でも動物的感覚で“察知する”能力に長けている。

ビセンテはここ数年のケガもあってその察知する感覚がかなり敏感になっている。だからこそ、特別なケアが必要。いくら「選手の扱いは平等にすべき」とはいえそれは建前で本当に良い監督は選手のサッカー選手としての質やタイプの前に人間としての性格やタイプを見て個別対応をしていく。

変に比較するとまた色々言われるので本当は嫌なのですが、例えばキケのビセンテの扱いは上手かった。ミゲルにしてもそう。「タバコ吸ってます」発言を受けて「ミゲルは幸せを感じてこその選手」といった発言をしたのには正直会見の場で唸りましたよ。確執のあったデル・オルノだってちゃんと2、3度練習中や練習後に呼んで「これ以上素行が変わらないなら使わないから」と切る前に説明している。それがなくて残念だったのはホルヘくらいかな。

残念ながら5ヶ月ほどのクーマンを観ていてそうした配慮が全くなかった。選手に歩み寄る姿勢や言動は皆無だった。

教師なんかでもそうだと思うんですけど、本当に頭が良い先生が常に良い先生になれるとは限らない。名選手が必ずしも名監督になれないのとやっぱり同じ。

「お前はこんなのもわからないの?馬鹿だな」

と思えばそれでおしまい。

「お前ら俺の言ってるサッカー、システムがわからないの?使えないね」

と思えばそれでおしまい。確かにサッカー界ではお金があれば選手を買えるんですけどね…。

そういえば、温厚で恐らくサッカー人生の中で監督批判なんてしたことないであろう、ジギッチも以前インタで「クーマンから学んだことは少ない。正直、選手批判を公の場でする監督なんて選手経歴の中で初」と言ってました。

自分は前にも言った通り、クーマンは良い監督だと思いますよ。彼のサッカーや戦術はそれが実践されればかなり高いレベルのものだと思います。

ただ、それと同時に言って来た通り、良いモチベーターではない。

最後の方にはクラブ、幹部、選手、ファン、マスコミと全てを敵視する発言を繰り返してました。

人間「成長しよう」とか「改善していこう」と思えば謙虚な姿勢でミスを認めてそれを次につなげていかなければならない。

色々な意見はあるでしょうが、私はバレンシアに関わってくれた以上、クーマンには今後監督として成功してもらいたいと思います。だから、彼にはそうした点が欠けていると指摘するし、今回の反省を活かして是非次のチャンスで監督としての成長を見せてもらいたい。

逆にビセンテもホアキンもジギッチも「彼から学ぶべきことはなかった」と言う前に反面教師的な意味でも何でもいいから学んだこと、学ぶべき点を探し出してもらいたい。

バレンシアにとっては失った5ヶ月となるのかもしれないけれど、それはこれからの受け取り方次第。周囲でやきもきしながら見てきた我われも「無駄な5ヶ月だった」と言う前にポジティブ、ネガティブどちらでもいいから“得たこと”、“感じたこと”を今後に活かしていきましょう。

いちサッカーチームで起きた壮絶の5ヶ月だったけれど、やはり人間集団で起こっていたこと。色々と学ぶべきことはあったと思います。バレンシアのクラブとしては高すぎる授業料でしたけれど…(苦笑)

マルセリーノで決まり 

色々情報を集めましたが、決まりでしょう。現状では99%くらい。

来季から2年契約でマルセリーノがバレンシアの監督に。ただし条件が1つ。「来季のバレンシアが1部のチームであること」。

今季終了後も監督大移動がありそうですね。

マルセリーノに来てもらうためにも残留して下さい。よろしくお願いします。

3選手のチーム復帰に想ったこと 

色々な意見があるでしょうが、私は周囲の盛り上がりとは逆に3選手の復帰で相対的に気持ちは盛り下がりました(苦笑)。もちろん、3選手がまたピッチに戻れる可能性を感じてくれたのは非常に嬉しいんですけどね。それとは別の視点で「何だかなぁ」という想いは絶えません…。

ということで、今週の日本!ワールドサッカーのコラムテーマはそれにしました。

最近、客観的にバレンシア以外のサッカーを分析したり戦術論を展開することが多かったので、思い切り主観的に書きました。

以上、ご報告までに。

セビージャ、ディエゴ・カペルのインタビュー 

セビージャのディエゴ・カペル
【セビージャのディエゴ・カペル photo by Ichiro Ozawa】

4月上旬、セビージャ取材に行ってきました。

その取材で行ったディエゴ・カペルのインタビューが4月17日(木)発売号の「ワールドサッカーキング(WSK)」に掲載されています。

オープン、きさく、良いにーちゃんでした。

ワールドサッカーキング(WSK) 2008年4月17日発売号
【ワールドサッカーキング 4月17日発売号】

相変わらずイレギュラーなチーム状態ですが練習の雰囲気は毎回良いんですよね。

クロス練習では選手時代SB(スペイン代表経験あり)だったヒメネス監督がなかなか良いクロスを上げていました。早めに練習が終わったカペルが「結構良いクロス上げるねぇ~」という感じで見入ってました。

個人的には来季もCLに出てもらいたいので残り5試合、カペルは勿論、チームに期待してます。

セビージャの練習でクロスを上げるヒメネス監督
【クロス練習でクロスを上げるヒメネス監督とそれを見つめるカペル photo by Ichiro Ozawa】

クーマン監督解任 

クラブの公式ホームページ上で正式に発表されました。

クーマン監督とトニ・ブルインス・スロット、バケーロの現場スタッフ3名

ルイスSDと技術部門のアントニオ・フェルナンデスの2名

合計5名の解任が発表されています。

すでにクラブからはクーマン、ルイスとの「双方合意の上での契約解除」が発表されていますから、違約金の額、支払い方法で合意に達したようですね。

詳細はまだわかりませんが、恐らくクラブが当初から意図していた来季1年分までの違約金支払いで合意したのではないでしょうか。

1000万ユーロ(約16億円)の半分くらいと予想しています。


さて、後任監督はチーム代表を務めていたボロ。

OBでありクラブの勝手も知ってる人ですから選手がプレーしやすい環境を作ってくれることでしょう。当初はペジェグリーノの入閣も噂されていましたが、彼がまだレベル3のライセンス(日本のS級)を取得していないことや、ボロを建前の監督に据えること(実権はペジェグリーノが握る)は2人に失礼だという判断もあってかボロ単独体制に決めたようです。

今はあれこれ言う時ではないし、とにかく強調しますが「オサスナ戦、共に戦おう」。

でも、残留を決めたら是非、筆頭株主さんをはじめフロントは責任を取って下さい。

影の支配者(筆頭株主)のために投資家探しをしているカルボーニも今はお手上げ状態のようですね。

「今のバレンシアを買える人間がいると思う?株を買うと同時に3億ユーロの借金がついてくる。実質的には4億ユーロ程度が必要でリターンの可能性が限りなく少ない買収だ」

こんな時期に今日から少し取材でバレンシアを離れます。久々に練習に行きたい、と思う状況なのですが…。

今日、ボロ新監督が会見で何を言うかに注目しましょう。

一致団結 

ビルバオ相手に1-5の大敗。

さすがはサン・マメスのお客さんですね、バレンシアに対して「A segunda, oh!!(2部へ、オーレ)」という歌が出た時結構なブーイングがありました。こういう時こそ謙虚に。これまでその歌声に苦しんできたビルバオファンが学んできたことなのかもしれません。

「Koeman, quedate!!(クーマン、残れ)」

という歌声も聞こえてましたね。

いずれにせよ、21日(月)中にクーマン監督の解任は間違いないでしょう。後任はオスカル・フェルナンデス(Bチーム監督)が確実でそうなれば残り5試合の暫定監督。ペジェグリーノがコーチで入るかもしれません。

アルベルダら3選手が戻るかどうかは難しい問題ですが、彼らの練習の様子やフィジカルコンディションからしてこの大事な5試合にとても使えるコンディションではないと言っておきましょう。メンタル的にもさすがに無理。

結局、これまで何がバレンシアの問題だったかというと、クラブ上層部の一貫性のない決定によりバレンシアニズモが二分されていたこと。

そういう意味ではその二分状態は監督解任によって終わるでしょう。

泣いても笑っても降格まで2ポイント差。

正直、降格争いの経験のない選手ばかりでこの重圧はどのチームより感じるでしょう。サラゴサもそういうチームですがバレンシアより早めに足を突っ込んでいた分の経験値がある。次節レバンテのストライキがほぼ確実なことからレクレアティーボの不戦勝は確実。

よって、次のオサスナ戦は正真正銘の“ファイナル”。

だからこそ、今はもう一致団結しかない。ファンは応援するしかないでしょう。

ブーイングや「vete ya」、「傭兵の選手ども」を叫んでいる時ではない。

自分は正直、システム論ではなく選手の体に染み付いている「試合のリズム」が問題だと分析しています。要するにバレンシアの選手、チームは「守備から試合のリズムをつかみ、入っていく」タイプ。それをクーマン監督は無理やり「攻撃から」に仕向けようとしていたけれど、結局その方法論は練習でレクチャーしなかった。システマチックな練習や戦術練習はほぼ1度も見なかった。

そうした状況下で選手は当然、「じゃあ、どうすんのよ?」となるわけでそれが「元のシステム、戦い方の方が合っている」という意見につながっていた。

だから、残り5試合は本来のスタイル、システム、そしてリズムのつかみ方に戻してあげて選手とチームのパフォーマンスを100%とは言わないけれども70%程度引き出す必要がある。

限られた時間の中で相当難しいミッションですが、少なくともやるべきこと、方向性はわかっているはず。

次のオサスナ戦では国王杯バルサ戦や決勝のようなファンの後押しが欲しい。もう選手がピエロのようにさらし者になるのは見たくない。とにかく、一致団結。それしかないでしょう。

皆さん色々言いたいことはあるでしょうが、私からはクーマン監督、お疲れ様でした。

1ヶ月ぶりに更新 

バレンシアオフィシャルショップに飾られている国王杯優勝カップ
【オフィシャルショップに飾られている国王杯優勝カップ】

このお父さんも顔も最高ですが、父を見つめる息子まで「アイーン」の表情なのがいい!(笑)

この優勝カップのお陰で久々にオフィシャルショップにも活気がありました。

さて、長らくご無沙汰しておりました。1ヶ月以上、更新しておりませんでした。その間、何度も足を運んで頂いた方、申し訳ありませんでした。

言い訳は仕事が忙しかった、ということにさせて下さい。その他の理由もありますが、まあ本当に忙しかったもので…。

さて、最近の状況についてテーマ別に少し。

【国王杯優勝】

おめでとう、選手たち。苦しいシーズンを耐え抜いてプレーし続けた君たちに値するタイトルでした。ただ、私はクラブにも監督にも地元ファンにも値するタイトルだとは思っていません。

選手たちの選手たちによる選手たちのためのタイトル。

心からおめでとう。


【クーマン監督】

オランダメディアにはすっかり本音を出してますね。「この経済力を知っていたら、こんな扱いを受けると知っていたらバレンシアには来ていない」と発言。

まあ、彼が言うくらいだから本当にクラブの財政事情は深刻なんでしょうね。すでに、こういう状況になる前からクラブは彼に「お金がないから夏に大型補強はできない」と言っていたようですし。

今朝、地元紙に掲載されてましたが、コーチのトニ・ブルインスもオランダのTV局の取材で「こんなことになるならPSVを捨ててバレンシアに来なきゃよかったと考えているよ」とコメント。

今更私からはノーコメントです。


【身売りの話】

筆頭株主のソレールはやっぱり売りたいようですし、カルボーニが仲介人となってイギリスの投資家たちから買収のオファーを引き出そうとしているのも事実のようです。

クーマンを解任するかどうかで最終的にソレールの判断を仰いでいる現状からして、この体制では来季も同じことを繰り返す可能性大でしょう。

バレンシアは勿論、スペイン国内の地価の値段が急下落している現状からして彼の本業(不動産、建設業)も傾いているようですね。まあ、バレンシアでやってるような経営を自身の会社でもやっているならそりゃ危ない。個人的には新スタジアムの工事ストップが起こっても何ら不思議じゃないと思ってます。それくらいクラブ財政は火の車っぽいですから。選手のパスの50%を担保に入れてるクラブですし、レバンテの次くらいに財政状況が不透明なクラブではないでしょうか。


【SD】

国王杯翌日の取締役会でルイスSDの解任が決定される予定だったようですが、今のところその発表はありません。ただ、すでにサロム副会長がSD的な仕事をしており、ここ数ヶ月彼は来季のチーム構想の相談すら受けていないようです。

言ってしまえば「窓際族」。

今のバレンシアって怖いですね、なんだかドラマ「24」みたいに今日の味方は明日の敵。いつ何時窓際族になるかわかりません。クーマン監督も含め、この点では彼らに同情します。


【3選手に処分か】

国王杯決勝でマドリードに行かなかったカニサレス、アングロ、そして代理人と共に自家用車でマドリード入りしたものの『カデナ・セル』のゲストとしてラジオに出演したアルベルダに対してクラブは規律違反による処分を検討中。

召集メンバーから外しておきながら、「マドリードに来い」と移動のチケットも取らず命令し、選手が気を遣えば(「僕らが主役になるのはチームに迷惑」)、「お前らは規律違反」と罰金。ここまで極悪非道な振る舞いができるクラブもある意味凄い。

現場にいた記者から聞きましたけど、アルベルダはラジオに出演はしたものの、チームが優勝の歓喜にひたっているのをみて素早くスタジアムから姿を消したそうですよ。「優勝を勝ち取った選手にスポットライトが当たる」ように彼なりの気遣いではなかったのでしょうか。


【ビセンテ】

ビルバオ戦の召集メンバーから外された彼。まあ、クーマン監督らしい決断ですよね。私個人としてはこういう決断は「バレンシア自体が侮辱されている」と思ってます。別に監督だから誰を選ぼうが誰を外そうが勝手ですが、バレンシア生まれ、レバンテから来たとはいえ長年バレンシアでプレーしてきてキャプテンマークをつけてもいい「象徴的選手」。

サッカーは確かに結果が全てですが、結果より大事なものってのもあると思ってます。(私は)

クラブの哲学、サッカースタイル、生え抜き選手、etc、決してお金を出して買えるものではない。長年の歴史の中で積み上げ、築いていくもの。

だから、私はアルベルダらが切られた時から一貫してそれを主張してきましたが、地元ファンもメディアも黙って見過ごしてきて、クーマンが結果を出せないとなると「ほれみたことか」と「クーマン、vete ya!!」。

アルベルダははっきり言ってますが、「このフロントである限りバレンシアでプレーする気はない」そうです。だから、「マルセリーノが来てもプレーすることはないだろう」だそうな。(先日、ラジオ局の電話インタで語っていました)

勿論、マタ、アリスメンディが出てきてバラハが復活したのは嬉しい。ただ、選手を平等に扱うどころかチームの象徴的選手を軽視するクラブではあまりに失うものが大きすぎる。

案の定、現在カンテラではビジャレアルの方が断然上。今季もユースのリーグでビジャラルはバルセロナ、バレンシアを押さえて優勝しそう。また、ビジャレアルのカンテラ寮で実際に聞いた話しですが、バレンシアに住みながらビジャレアルに通う選手すらいる現状。


色々書きたいことはありますが、これからビジャレアルの試合取材に行くのでこの辺で。キケじゃないですが、「ビッグクラブは中小クラブから学ぶべきことがある」んですよね。ビジャレアルの全てが良いわけじゃないけれど、学ぶべきことはたくさんある。自分は少なくとも色々なクラブや監督をみて謙虚な姿勢で学ばせてもらおうと思ってます。クーマン監督やソレールさんからも学ぶべきことはあると思っているので。(当然、反面教師にする部分が多いですが…)

今晩のビルバオ戦については選手に「自分たちのために頑張れ!」と心の中で叫びながら応援したいです。負ければ降格まで勝ち点2差。それは本当に勘弁してもらいたい…。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。