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 2008年05月 

ウナイ・エメリは果たして来てくれるのか? 

バレンシアの来季監督の第一候補はアルメリアのウナイ・エメリ。すでに交渉がスタートしており、数日中にも代理人がバレンシアに入りファン・サンチェスと直接交渉を行う予定。

ただ、エメリ側はバレンシアのクラブとしての不安定さを危惧しており、サインを渋っております。当たり前ですね。個人的には今のクラブ、フロントじゃまともな監督は来てくれないと思ってます。(短期間で大金を稼ぎたい監督、人なら来るでしょうね)

筆頭株主のソレールは株売却に向け動いておりますが、その話しはまたゆっくりと。バレンシアをここまで崩壊させておいて、株を買い占めた当時よりも高い値段で売ろうとしております。信じられません…。

フロントの権力者がコロコロ変わりすぎでここ最近はそのスピードも加速してます。

つい数週間前に権力を握っていたサロム副会長はもう“死に体”です。マルセリーノ招聘の交渉失敗でソレールから三行半を突きつけられたようです。

ということで現在、スポーツ部門で全権を握っているのがサンチェス。そして、フロント内部で全権を握っているのがヘスス・ウォルステイン。

ウォルステインの名前を出すのは初めてですが、少し紹介しておきましょう。

今季開幕前にソレールが長年広報部門で働いていた人間を理由なく解任して直々に連れて来たのがウォルステイン。

キケ解任が決まったセビージャとのアウェーゲームでの試合後、いきなり私服で会見場に姿を現し、会見終了後にいきなりマイクを握って事実上の解任通告をした人間であります。その私服がパーカーだったので一部メディアは今でも「パーカー男」と呼んでおります。

昨年まで『カナル・ノウ』で働いていますが、サッカーとは無縁の仕事に従事しており、サッカーは完全なる素人。というか、「サッカー嫌い」で有名だったそうです。

ホームのビルバオ戦での大敗後にソレールがKYな笑みを浮かべて論争を呼んだ時、ソレールと共にニタニタ笑っていたのもこの人です。

どの試合か忘れましたが、CLのアウェーゲームの前日練習で記者がソレールに近付きコメントをとろうとしたらボディーガードのように記者を突き飛ばしたのも彼です。(まあ、特別な理由もなくいきなり突き飛ばすのはボディガードでもしませんが…)

そんな献身的(?)な働きぶりがソレールのお眼鏡に適ったのか今では取締役会の幹部に昇格しています。もちろん、クラブの株なんてほとんど持っていません。バレンシアに来て1年も経たず、株も持っていないのにいきなり取締役会入り。そして今では政治面の実権を握りソレールの院政を実行しているお方で、クラブ史上稀に見るスピード出世。

バレンシアで受け取る給料は推定80万ユーロ(約1億3000万円)。これは広報責任者としての年俸でしょうから取締り役昇格でアップしている可能性もあります。

そのウォルステインはソレールに「株はまだ売らないほうがいいですよ」と必死に説得しているようです。そりゃそうでしょう、売られたらバレンシアでの地位はなくなりますから。だから必死にイエスマンとしてすがります。(まあ、切られたとしても契約解除金で暮らしていけるでしょうが…)

今のバレンシアを実際に牛耳っているのはそんな彼であります。

1年前にはサッカーのサの字も知らなかった、いや嫌悪していた男がプロのサッカークラブの実権を握って色々と決断を下している現状ではプロフェッショナルな人間は来てくれないことでしょう。

14日、カニサレス、アルベルダとの契約解除のために予定されていた会談(17時)はウォルステイン側からのドタキャンでなくなりました。なんでも「急用でロンドンに行く」というのが理由だそうです。監督候補とでも交渉するのでしょうか?!理由はわかりませんが、この事実からもわかる通りすでにこうした会談の責任者はウォルステインとなっております。

ということで、題にある質問の答えですが、普通に考えて「NO」。ウナイ・エメリは本当に勉強家で24時間サッカーのことを考え、生活している監督との話しなので余計に来てくれないのではないかと思っております。(まあ、彼のためにも来てくれない方がいいかも、という気持ちもありますが…)

はっきり言うのは残念ですが、この体制が続く限りバレンシアの未来は暗いどころか、“真っ暗”です。

アルベルダ、ホアキンは召集外へ 

ユーロに向けたスペイン代表23名に彼らの名前はなさそうです。バレンシアからは、アルビオル、マルチェナ、シルバ、ビジャの4人が選ばれることになりそう。

アルベルダ、ホアキンの代表落選は残念ですが、バレンシアから行く4人、そして代わりに選ばれる選手たちに頑張ってもらいましょう。