グラシアス、アラゴネス爺
スペイン代表が凱旋帰国した30日、飛行機の中で選手たちは「ミステル(監督)がいないなら俺らは代表に戻らない」と大合唱したそうな。
30日、マドリードのコロン広場で行われた優勝セレモニーでマイクを握ったカシージャスは「Luis Aragones〜♪」とコールをかけ、「Luis, quedate(ルイス、残ってくれ)」の先導役にもなった。カシージャスのみならず、選手はマイクを握る度にルイスへの感謝を述べてます。
決勝での表彰式後、選手とは別の階段でひっそりロッカールームに引き上げたアラゴネス爺を呼びにいったのはプジョルだったそうな。トロフィーを受け取ったばかり、歓喜を爆発させていたチームの中で「ルイスがいないぞ」と気づけるプジョルもプジョル。そういえば、プジョルは「ルイスのために優勝したい。彼はそれに値する」と決勝前日に泣かせるコメントをしてたっけ。ほんと、プジョルの男気にも涙が出るが、プジョルをここまで本気にさせるルイスもルイスだ。
1日、『マルカ』紙の取材を受けるためにマドリードマルカ本社に姿をみせたルイスには2分近く拍手が鳴り止まなかったという。そこでルイスは「もうやめてくれ。そんなことをされたら感極まるじゃないか。批判に耐える方がまだましだ」と返したそうな。
ただ、個人的に一番泣かされたのがその『マルカ』紙でのインタビュー内容。
よくわかりましたよ、この監督がなぜこれほどまでに選手から愛されるのか。もちろん、嫌う選手もいるんですけどね、エルゲラとかみたいに(笑)。
ちなみに、スペインでは「クーマンありがとう。お前がアルベルダにあんな仕打ちをしてくれたお陰でマルコス・セナが今回のメンバーに入った」みたいな記事書いてる記者いるんですよ。ほんと、わかってないしスペイン人らしい。「ラウルを選ばなくて正解だった」とか今頃言ってる人と変わらないですからね。そうじゃないでしょう、と。アルベルダやラウルがいたからこそ、今回の代表、成功があるわけでアラゴネス爺も今回の選手たちも絶対に今まで貢献してくれメンバーに入れなかった選手たちに感謝している。その責任感が彼らをここまでの“チーム”にしたんですから。
まず、そこをしっかり評価してあげないとダメでしょう、スペイン人たちよ!(まあ、愚痴になるからこれ以上はやめときます)
また、自分が選んだ選手はとことんまで信頼し抜くんですよ、この人。だから、
とか言えちゃう。自分は携帯サイトのコラムでも書いてましたが、大会直前のスペインDFをみて「悪くない」と思っていた。余計なオフサイドトラップがなくなっていたので、「ああ、一発勝負の大会用にアレンジしているな。ドイツW杯の敗戦、反省を活かしているな」と思った。
また、普通にサッカーみれる人ならペルー戦でのマルチェナのクリアミスって連携ミスであって個人のミスではない。あれはカシージャスのコーチングが遅かったせいでもある。そこをみれない(多分、イケルだから批判できない)でマルチェナばかりに批判を向けるスペインのマスコミにも失笑してましたし、昨年のバレンシアでの精神的な強さをみていたから自分はマルチェナに期待してました。
してやったり、マルチェナ!
でも、一番マルチェナに期待していたのはアラゴネス爺であり、その期待に応えようとマルチェナも奮闘した。人が信頼、期待し合うことの大切さを教わりましたよ。
そんな偉大な名将、アラゴネス爺ですが、スペイン国内ではマスコミもファンも「ありがとう」の言葉がかけられない。今更「続投を!」なんて言う勇気も人間的な器もない。
例えば戦術や采配を批判してきたならいいですが、彼らは人間性とか監督としての資質を侮辱してきた。だから、今更「ごめんなさい」も「ありがとう」も言えないんですよね。
だって、「カシージャスを生んだ母なる通り」を作ろう!って運動が起こっているのに、アラゴネス爺の銅像を作ろうなんて声が1つもないのはおかしいでしょう!?ヒディングなんて韓国でも(恐らくロシアでも?)作られてるじゃないですか。
ということで、自分は予選の苦しい時期に戦術や采配を批判してきました。その時点では確かに悪かった、みえなかった部分も多かったですが、ここまでチームを作りあげ結果を出してくれた以上、まずは、
「ごめんなさい、アラゴネス爺」
と土下座した上で、
「ムチャス・グラシアス、アラゴネス爺」
と叫びます。「本当にありがとう」しかないですね、今は。
30日、マドリードのコロン広場で行われた優勝セレモニーでマイクを握ったカシージャスは「Luis Aragones〜♪」とコールをかけ、「Luis, quedate(ルイス、残ってくれ)」の先導役にもなった。カシージャスのみならず、選手はマイクを握る度にルイスへの感謝を述べてます。
決勝での表彰式後、選手とは別の階段でひっそりロッカールームに引き上げたアラゴネス爺を呼びにいったのはプジョルだったそうな。トロフィーを受け取ったばかり、歓喜を爆発させていたチームの中で「ルイスがいないぞ」と気づけるプジョルもプジョル。そういえば、プジョルは「ルイスのために優勝したい。彼はそれに値する」と決勝前日に泣かせるコメントをしてたっけ。ほんと、プジョルの男気にも涙が出るが、プジョルをここまで本気にさせるルイスもルイスだ。
1日、『マルカ』紙の取材を受けるためにマドリードマルカ本社に姿をみせたルイスには2分近く拍手が鳴り止まなかったという。そこでルイスは「もうやめてくれ。そんなことをされたら感極まるじゃないか。批判に耐える方がまだましだ」と返したそうな。
ただ、個人的に一番泣かされたのがその『マルカ』紙でのインタビュー内容。
−優勝後、「あの選手を連れて行ってやりたかったな」と思ったのでは?
「そう、2、3人の名前が思い浮かんだ。タムード、アルベルダ…。アルベルダは戦術的にパーフェクトな選手だ。スピードがないと思われがちだが、戦術的な点からすれば本当にパーフェクトな選手なんだ」
よくわかりましたよ、この監督がなぜこれほどまでに選手から愛されるのか。もちろん、嫌う選手もいるんですけどね、エルゲラとかみたいに(笑)。
ちなみに、スペインでは「クーマンありがとう。お前がアルベルダにあんな仕打ちをしてくれたお陰でマルコス・セナが今回のメンバーに入った」みたいな記事書いてる記者いるんですよ。ほんと、わかってないしスペイン人らしい。「ラウルを選ばなくて正解だった」とか今頃言ってる人と変わらないですからね。そうじゃないでしょう、と。アルベルダやラウルがいたからこそ、今回の代表、成功があるわけでアラゴネス爺も今回の選手たちも絶対に今まで貢献してくれメンバーに入れなかった選手たちに感謝している。その責任感が彼らをここまでの“チーム”にしたんですから。
まず、そこをしっかり評価してあげないとダメでしょう、スペイン人たちよ!(まあ、愚痴になるからこれ以上はやめときます)
また、自分が選んだ選手はとことんまで信頼し抜くんですよ、この人。だから、
−マルチェナもよかったですね?
「素晴らしかったよ。彼はいいディフェンスをするのみならず、インターセプトも上手い。彼への批判もあったが、わしとプジョルは全く理解できなかった」
とか言えちゃう。自分は携帯サイトのコラムでも書いてましたが、大会直前のスペインDFをみて「悪くない」と思っていた。余計なオフサイドトラップがなくなっていたので、「ああ、一発勝負の大会用にアレンジしているな。ドイツW杯の敗戦、反省を活かしているな」と思った。
また、普通にサッカーみれる人ならペルー戦でのマルチェナのクリアミスって連携ミスであって個人のミスではない。あれはカシージャスのコーチングが遅かったせいでもある。そこをみれない(多分、イケルだから批判できない)でマルチェナばかりに批判を向けるスペインのマスコミにも失笑してましたし、昨年のバレンシアでの精神的な強さをみていたから自分はマルチェナに期待してました。
してやったり、マルチェナ!
でも、一番マルチェナに期待していたのはアラゴネス爺であり、その期待に応えようとマルチェナも奮闘した。人が信頼、期待し合うことの大切さを教わりましたよ。
そんな偉大な名将、アラゴネス爺ですが、スペイン国内ではマスコミもファンも「ありがとう」の言葉がかけられない。今更「続投を!」なんて言う勇気も人間的な器もない。
例えば戦術や采配を批判してきたならいいですが、彼らは人間性とか監督としての資質を侮辱してきた。だから、今更「ごめんなさい」も「ありがとう」も言えないんですよね。
だって、「カシージャスを生んだ母なる通り」を作ろう!って運動が起こっているのに、アラゴネス爺の銅像を作ろうなんて声が1つもないのはおかしいでしょう!?ヒディングなんて韓国でも(恐らくロシアでも?)作られてるじゃないですか。
ということで、自分は予選の苦しい時期に戦術や采配を批判してきました。その時点では確かに悪かった、みえなかった部分も多かったですが、ここまでチームを作りあげ結果を出してくれた以上、まずは、
「ごめんなさい、アラゴネス爺」
と土下座した上で、
「ムチャス・グラシアス、アラゴネス爺」
と叫びます。「本当にありがとう」しかないですね、今は。
- [2008/07/03 04:54]
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