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ビジャ「お金は失っていない」 

最近のビジャの発言を聞いていると内容がちょっと変わってきた気がします。まあ、マスコミ嫌いでぶっきらぼうなところは変わってないけれど、単に優等生発言を連発していた頃とは違い、大人で含蓄ある発言になってきましたね。選手としてのみならず、人間として成長している証なんだと思います。

最近、マスコミに出ずっぱりのビジャですが、昨日の『ラジオ・マルカ』にて、

-バレンシアに残留したことでお金を失ったのでは?(レアル・マドリーやプレミアリーグに行っておけばバレンシアの2倍、3倍の年俸をもらえた可能性があるから)

「いや、お金は失っていない。それどころか契約延長したことで以前よりいい年俸を受け取ることになった」



と切り替えしてます。

そういえば、2日前にウィーンであったUEFAカンファレンスでルイス・アラゴネス元スペイン代表監督(現フェネルバフチェ)がユーロ優勝を振り返っていましたが、そこでビジャについての言及がありました。

「彼がやってのけた仕事は感動的なものだった。ゴールを決めるだけではなく、他のチームメイトをやる気にさせてくれた。彼の凄まじいやる気は他の選手にも伝わりみなが高いモチベーションを持ってプレーできていた」



アラゴネス監督が選手を名指しするなんて珍しい。今季はキャプテンにも任命されているのでこれまで以上にリーダーシップや責任感が湧いてチームに良い影響を与えてくれるでしょう。

あと余談になりますが、ラウルがビジャのレアル・マドリーの移籍を阻んだという噂。できれば、こういう噂を流したメディア、記者の名前ははっきり出してもらいたいですね。失礼にも程がある。こういう馬鹿げた報道をしているから選手も監督も真面目にマスコミの相手をしてくれなくなるわけで、同業者としてやめてもらいたい。

まあ、そういう噂を前に冷静に対応するラウル、ビジャの人間性が際立っていましたが、もし選手であるラウルがビジャの移籍を阻むとか、レアル内部の人事を牛耳ってるとかならまずカルデロン会長とミヤトビッチSDを追い出してるでしょうに(笑)。

6試合ゴールがないだけでギャーギャー言われてるラウルですが、ここ数年の言動やプレーをスペインで見ていて個人的にはレアル・マドリーで一番リスペクトを持つ選手になりました。先日、「ラウルにはこれまでやってきた功績ってものがあるんだから、もう少し理解してもらわないと」と周囲に釘を刺したシュスター監督の好感度もアップ。ちなみに、レバンテをよく取材する記者にレバンテでのシュスター監督評を聞きましたが、絶賛してましたよ。「あんなにユーモアのセンスがあって、我われ記者に優しい監督は見たことない」」って。レアルに言って「感じの悪い監督だ」と言われているシュスターですが、そうさせているのは誰であるのか考えないといけませんね。

さて、ピッチ上でのラウルを見ていると経験もあって感度の良い選手だけに、「このスペースが空いていて危ない」とか誰よりも早く察知してしまうんですよね。だから、中盤に下がってスペースを埋めることが多くなる。FWなのに中盤やDFの選手より早く空きスペースを見つけるってやはりとんでもない選手ですよ。はっきり言ってロビーニョ放出やシュスター監督の戦術的な大雑把さの尻拭いをしている状態ですが、しょーもない噂が立たないためにも早くゴールしてもらいたいですね。

と珍しくレアル・マドリーの話しになりましたが、スペイン代表でビジャとラウルの2トップなんてのも見たい気もします。

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カピタネス(チームキャプテン)決定 

ウナイがやたらに引っ張ってきたキャプテン問題もようやく解決。今朝(23日)の練習前、選手の投票によりチームキャプテンが決定。

第1キャプテン マルチェナ
第2キャプテン アルビオル
第3キャプテン ビセンテ
第4キャプテン ビジャ

投票は各選手2名を明記。その投票用紙をウナイが集計し決定したとのこと。また、ウナイが投票用紙を集めた際、アルベルダ、バラハ、エルゲラのベテラン3名が、「もし自分がキャプテンに選ばれたとしても辞退するつもり」と意思表示しております。

一応、ウナイ側の条件は「選ばれる4名のうち最低1人はバレンシアーノ(バレンシア出身)であること」。結果的にはアルビオル、ビセンテと2名のバレンシアーノが入りました。

ということで4人のカピタネス、今季のチームを宜しくどうぞ。

個と組織の二極論 

U-18ビジャレアル国際大会で大会最優秀選手に輝いた柏レイソルのMF仙石廉
【U-18ビジャレアル国際大会 リバプール対柏レイソル 大会最優秀選手に輝いた柏のMF仙石廉 photo by Ichiro Ozawa】

8月上旬に行われたU-18ビジャレアル国際大会。すでに複数の媒体で関連記事は書きましたし、もう1ヶ月半も過ぎてしまったのでブログで改めて書く意欲はないのですが、1つだけ。

残念ながら本日(21日)の高円宮杯決勝T1回戦で柏レイソルU-18は敗れてしまったようですが、ビジャレアルの大会で数試合観た限り本当に良いチームでした。大袈裟な表現かもしれませんが、「日本が世界で戦うためにはこういうサッカーをすればいいんだ」という道を示してくれた気がします。

大会で柏が評価され、僕も評価していた理由は、実にシンプル。

「組織が突き詰められていたから」

最近になって知人が指導している地元クラブのインファンティル(12、13歳カテゴリー)チームをよく観るのですが、スペインでやっている指導は大雑把に言うと、この年代から「チームとしていかに良いサッカーをして勝つか」。

中学生になったばかりのこのカテゴリーですら、試合が終わって指導者間で話し合う時は、「チームとしてのポジションバランスが悪かったからトレーニングで改善しないといけない」、「DFのラインコントロールが曖昧だから修正が必要」といった組織、戦術的内容。

日本であるような「あの子(個)の力を伸ばすためには…」といった議論が皆無。

確かに局面、局面では1対1の個の対決なんだけれど、サッカーとは11人の組織、集団でやるもの。よって、トレーニングでは組織、戦術を突き詰めるように持っていき、自然と実践で通用する選手(個)が育っていく。

聞いた話しではありますが、日本における柏レイソルU-18のチーム評価について「個が目立たない(育たない)チーム」という意見があるそうな。

個人的には全く同感しかねる意見で、私自身はこの柏について「個が目立たないくらい組織、戦術が機能している」→「高度化する組織、戦術についていくため個の力が自発的に伸ばされている」といった感想を持ちました。

まあ、個が目立たないチームならばビジャレアルの大会で3位に終わった柏のMF仙石廉が大会最優秀選手に選ばれるはずもないですよね。日本とスペインの評価の違いが面白かったです。というか、結果にとらわれることなく良いサッカーを「素晴らしい」を言えるスペイン人はやはり目が肥えてますよね。

ドイツW杯や北京五輪の惨敗でまた「世界で通用するための個の育成」なんて声高々に叫ばれてますが、そうやって叫べば叫ぶほど世界で通用する個が育たない気がするのは私だけでしょうか?!

組織が通用しないなら個の育成だ、

個の育成が難しいから組織で勝負だ、

といった単純な二極論ではなく、もう少し世界で普通に考えられ、実践されていることを受け止めるべきかもしれませんね。育成って指導者の育てる力よりも育つための環境作りの方が大事だと思うので。

スペインの育成現場を見ていても指導面は結構大雑把です。日本みたいに、「インサイドキックの時は足をこういう向きにしてこういう角度で、軸足はこうで…」といった細かいレクチャーはない。実践の中で通用すればOK!だから、練習で「こいつ変な蹴り方するなぁ」とか、「こいつ下手そうなキックだなぁ」といった選手が実践になるとすごく良いプレーをすることもある。

日本人は気が利くし、きめ細かい民族なので「教える→教えてもらう」という上下関係を作ってとことんまで細かいところにこだわるレクチャーが大好き。

一方、スペインはそういう細かいところへのこだわりはなく(指導者と選手の関係も至って平等)、練習環境や年間を通じてのリーグ戦運営など「選手がサッカーをする」環境へのこだわりというか整備が抜群。よって、「育てる」のではなく、選手が勝手に「育つ」。

そういう意味でもビジャレアルの大会で知り合うことができた柏レイソルU-18の吉田監督には期待。吉田さんは日本人指導者のステレオタイプとは少し違う感じなので、そうした点や日本とスペインの指導者の違いなどについてはまた機会があれば話したいと思います。

スペイン(バレンシア)襲う不況とリーガ 

バレンシア市内にある貸し店舗1
【バレンシア市内の貸し店舗1 photo by Ichiro Ozawa】

今季からバレンシアのスポンサーとなった「Valencia Experience」ですが、ご存知の通り年600万ユーロ(約9億円)の広告料を支払える見込みがないためすでにクラブはこの会社を提訴しております。

まあ、こちらは完全にソレール体制最後の悪行と呼べるもので、どうやら実態のない会社だったようです。要するに負債(帳簿)をごまかすために悪用したというのが大方の味方。普通なら、「Valencia Experience」を訴えると同時にソレール体制でこの契約を結んだ人間(ソレール&ウォルステイン)を訴えるか少なくとも説明責任を問いますけど、まあそういう自浄作用はないのでなんとな~くソレール追求の手は伸びずに“真相は闇の中”で終わるでしょう。

とはいえ、バレンシアとしては困った、困った。

これだけの負債を抱え、新スタジアム建設が間に合わないだろうと言われている状況下、年600万ユーロが消えてしまうのは死活問題。現在メインスポンサー探しに奔走していますが、それと同時にユニフォームスポンサーであるナイキ社とも交渉中。

現在、ナイキ社からは年250万ユーロの広告料を頂いているそうですが、バレンシアは「年1000万ユーロに上げてくれ」と要求しているそうな。ってか、昨年あれだけ低迷して、尚且つ今季CLも出ないチームなのにそれはちょっと…(傲慢)じゃないか…!?

なんでもバレンシア側の言い分は、「バルセロナはバレンシアの10倍近くもらっている。250万はないだろー!」ということだそうですが、さてどうなることやら。バレンシアとすればユニフォームスポンサー交代も視野に入れて何とか広告料アップを狙っていくつもりだそうな。でも、ナイキ社で出せないなら他のメーカーでも出せない気がしますけど…。


そんなことでピッチ外でのバレンシア、特に財政面は相変わらず暗い話題ばかりですが、スペイン国内、バレンシア市内でも不況の影響は日に日に大きくなっています。ここ最近、売り・貸しの物件・店舗が急激なスピードで増えております。

1、2週間歩いていないCalle(通り)を久々に歩くと、「あれっ?!この店も閉まったの?」とか、「あれっ!?このピソやたらに売り物件が多くなったな」と気付かされます。

今朝(21日)の地元紙に載っていたニュースでは、バレンシア市民の人口のうち何と16.8%が「月567ユーロ以下の生活」を強いられているそうです。「月500ユーロで3人の子供を養っていかなければいけない」と嘆く母親の声や、車で生活する人の生活苦が紹介されていました。

ヨットのアメリカズカップやF1など世界的なイベントの招致で建設ラッシュ→好景気を作ってきたバレンシアですが、クラブ同様に完全にバブルが終焉を迎えております。昨日の新聞では、この1年でバレンシアの地価が10%以上のダウン。失業者の数も10%前後を推移しており、失業保険制度が維持できないのではないかと危惧されておりました。先日、大手自動車メーカーがバレンシア工場における従業員の大幅削減を発表していましたが、市側は「いきなり何千人もの失業者を出されては失業保険制度が崩壊する」とそのメーカーに削減人数の調整・検討を依頼したようですし、バレンシア州、市の赤字も相当膨れ上がっているとの情報です。

こうした社会的な不況は当然リーガの大きな影を落とすことになります。これまでソレール体制のバレンシアを筆頭に良い加減なクラブ経営でも何とかなってきたリーガですが、今後は健全な経営なしにはクラブの存続がないような状況になりそうです。バレンシアもソリアーノ会長が経営部門にかなりのやり手を連れて来るようなので健全化を望みたいですね。(とはいえ、借金をどうするかが一番の問題ですが…)

バレンシア市内にある売り物件
【バレンシア市内の売り物件 photo by Ichiro Ozawa】


バレンシア市内にある貸し店舗2
【バレンシア市内の貸し店舗2 photo by Ichiro Ozawa】

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