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『世界のサッカー応援スタイル』の紹介 

『世界のサッカー応援スタイル』表紙

先ごろ発売となった、

『世界のサッカー応援スタイル』(『サッカー批評』編集部 著、編集)

にてバレンシアの応援ページを担当させてもらいました。

ヨーロッパ、中南米、アジア・アフリカと世界中のスタジアムで鳴り響くチャントをここまで網羅した本は日本はおろか、世界でも例がないのではないでしょうか。

しかも、担当ページの依頼当初から、はっきりと
「差別用語&放送禁止用語は原則掲載OK」と提示されていました。

本の冒頭「はじめに」のページの最後で、以下のように説明があります。

 なお本文中に蔑称や差別表現が出てくるが、それもまたその国の応援のリアルな部分であるため、そのまま掲載している。それらを避けて紹介しては真実を伝えることはできず、ありのままに伝えることを最優先した。



今夏、『サッカー批評』編集部の皆様とお話しする機会があったのですが、
思った通りの“熱”と“気概”を持っていらっしゃいました。

僕らライター、記者は、案外メディア・編集部のスタンスを
敏感に感じ取っています。

外部の人間も含めて全員で“モノ作り”しているメディアは、
そうでないメディアと比べて確実に面白い。

だから、僕のような外部のフリーライターでも、気概あるメディアに対しては、
「あんなことやりたい、こんなことやれるのでは」と提案したくなる。

いいとこどりをして、それを美化して、物語を作っても、煽っても、
それは一過性のブームにしかならない。
つまり、消費されて終わり。

でも、いいところも悪いところも全てひっくるめて、
書き手や編集者のフィルターを通しながら読者に訴えかける文章が存在し、
読者が自分で判断し、吸収してくメディアは相互に何かが残る。

その積み重ねが大切であり、
そんな積み重ねがもしかすると文化という形のないものに繋がっていくのかもしれない。

この先残っていく、支持されていくメディアって、
“ありのまま”を伝えようとする、
そんな気概が感じられるメディアなのかなと思います。

そうした気概を持つ『サッカー批評』編集部が作った今回の本。
見かけ同様、内容も骨太になってます。
機会があれば是非、手に取ってみて下さい。

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ビジャのバルセロナ移籍報道と今夏のバルサ 

日本では「バルサ移籍決定!」なんて報道が出ていましたが、現状ではバレンシア残留が濃厚ですね。

スペインのスポーツ大手4紙がどこも報じていなかったのに、なぜにGoal.comは「独占」と出せたんでしょうね。基本的に4紙の情報を元に記事が作られているのに。

さて、バレンシアのジョレンテ会長が「5000万ユーロ以上」と一貫していることでしびれを切らしたバルセロナ。

すでに「ビジャを売らないなら、フォルランに行くぞ」とバレンシアに対して揺さぶりをかけていますが、バレンシアとしては焦らなくてもいいでしょう。

バレンシアの財政難や赤字は変わっていませんが、増資による9200万ユーロの資金調達に目処が立てば、ビジャ、シルバを叩き売ることはない。相当な高値のオファーが来れば別問題ですが。

ソリアーノが絡んでいる投資会社について意見してきませんでしたが、あれはちょっと…。
まあ、問題外ですね。


日本だと、「一度移籍に傾いたビジャの気持ちが…」と心配する意見も出るのでしょうが、
正直、これについても心配ないと思ってます。

ビジャを移籍に傾かせたバレンシアが悪いという言い方もされますが、レアル・マドリーがカカやC.ロナウドで見せた太っ腹のよさの半分でも見せていたらすんなりビジャを獲得できたわけで。

で、それを逆手にメディアはビッグクラブの上目線で記事を書いていきますが、バレンシアの地元メディアでのアンケートを見ていると、マヌエル・ジョレンテ会長のやり方に8割近いファンが賛同しています。

しかし、今夏のバルセロナは、ラポルタ会長、チキ・ベギリスタインTDの補強手腕のなさをみせつけたような夏でしたね。まだ、7月ですし、レアル・マドリーほど派手にお金を使えないのはわかるけれど。

ようやくマクスウェルを獲得したとはいえ、フェリペ・ルイスはビジャより一足早く「アディオス」を突き付けられました。デポルとの交渉でマクスウェルのカードをしっかり出して交渉していたのかどうか謎ですし。

この件でも間違いなく、デポルのレンドイロ会長が高い要求を出しすぎたなんて叩かれるんでしょうが、冷静に見るとどっちもどっちで、むしろ交渉の場でしっかりカードを提示せず、姑息に選手からの切り崩しを狙っただけのバルサのやり方の方が悪く見えますけどね。
その辺が、チキのやり方のまずさなんでしょうが。

FWに関しては、エトーをこういう形で残すのであれば、ビジャであれ、フォルランであれエース級の獲得はちょっとリスクが高いかな。
それこそ、今季はボージャンを使っていけばいいのに。

しかし、このままエトーが残ることになれば、2年連続「要らない」と言われた中での残留で、なかなか不遇ですね。
得点のみならず、攻守の貢献という意味では絶大な選手なんですけど。

これからのバレンシアサッカーライフ 

09-10シーズンのリーガは注目度も人気も昨年比でアップしそうですが、新シーズンに向けて当ブログの方向性を若干修正します。

これまで、バレンシアを拠点にバレンシアCFのことを中心に書いてきましたが、それをベースにしつつ、新シーズンはまた違う領域の記事も書いていきたいと思っています。具体的には、

・日本で注目される3チーム(バルセロナ、レアル・マドリー、エスパニョール)の現地情報

・スペインと日本におけるサッカー面(特に育成面)における比較と考察

・日本のサッカー、スポーツメディアに対する提言


それに伴い、ブログへのコメント、トラックバックは完全オープンにして、基本的にはノーチェックで公開していきます。

スパムコメントもたくさん来るでしょうが、私が管理画面を開いた段階で削除するか、もしくは放置してもいいかなと思っています。


以前、コラムで書きましたが、スペインでは、記者間で選手や監督の携帯電話番号を平気でやりとりします。

嘘のような本当の話しで、私が知り合いの記者に「もし知っていたら、●●の電話番号を教えて」と頼むと、「ああ、いいよ」と普通に教えてくれる。

で、いきなり電話をかけても、「誰から聞いたんだ?」なんて追求もされずに、時間があれば、取材OK!

そのオープンさが成り立っている理由は、結局、記者たちが仕事とプライベートをきっちりわけているから。

色々な記者を知っていますが、現場で仲のいい監督、選手がいても、「プライベートで食事に行ったよ」なんて自慢話しは聞いたことがない。

逆にそこまで仲がいいなら、本当に人間的な付き合いをしていて、プライベートの仲の良さを仕事に持ち込まない。

要するに、記者と選手・監督の関係が平等なんです。

そうじゃないと、良い仕事はできないですから。


将来的に、日本が本当にサッカー大国になりたい、サッカー文化を根付かせたいのであれば、スペインにあるようなオープンで平等な関係はそっくりそのままとはいかなくとも、学び吸収すべきものではないかと思うわけです。

少なくとも、指導者講習会で、サッカー指導者に「オープンマインド」を説いているようではダメで、それを説いているお上(協会)が最もオープンマインドを持っていなかったりすると聞きます…。

第一線で活躍するスペイン人記者だったら、他人から「お前はいいよな、●●と仲良くて。プライベートでも遊んでいるのか?」と質問されたとしても、

「プライベートで有名人と遊ぶよりも、家族や友人と過ごしたい」

と言うでしょうね。


と、話しが長くなってしまいましたが、新シーズンはもう少し広いフィールド、視点で活動していこうかなと思っております。

でも、私はすでにバレンシア、リーガファンを中心に「バレンシアファンのライター小澤一郎」を覚えてもらっているわけで、その根幹は変わらない。

自分はスペインで活動していて、マスメディアでも色を持っていいし、持った方が読者にわかりやすいんだということを知っているので、今後もそのスタンスで活動していきます。

短い記事でもなるべく頻繁に更新していきたいとは思っていますが、気を張らず、緩い姿勢でやっていきたいと思います。これからも、どうぞよろしくお願いします。

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