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サッカー的行動様式から決断した欧州取材 

2011年03月30日配信のメルマガより抜粋

 私は3・11以降の日本は、待ったなしで『サッカー的行動様式』が求められる時代に突入したと考えている。プロ野球のセ・リーグが開幕時期をめぐり国民を敵に回しながら後手を踏む間に、素早くJリーグの延期と29日のチャリティーマッチ開催を決めた日本サッカー界には、官僚思考ではないサッカー的行動様式が備わっている。誰かに何かを決めてもらうのではない。他人の指示を待つのではない。自分で判断し、動き、行動の責任を負うこと。例え監督の指示とは異なるプレーであっても、それがチームにとって、自分にとってプラスになるのであれば自らの責任で決断する。試合に負けてから、失点してから「でも、監督の指示通りやりました」と言い訳する人間は真のフットボーラーではない。


 国としての状況としてはネガティブだが、どの道この国は思考停止や責任転嫁に結びつく官僚思考のままでは立ち行かなくなっていたはず。「まだ、大丈夫だろう」と高を括って楽観視していたら、突然目の前の危機に放り込まれてしまった。こうなってしまった以上、「行政府はどうしてくれるんですか」、「どうしたらいいのですか」と怒りを抱えて待つのではなく、一人一人が今できることを粛々とやっていくしかないだろう。


 私の場合、こういう状況になったからといって仕事が減るわけでも、仕事を失う不安を抱えるわけでもない。もちろん、サッカーをしている場合でも、サッカーを楽しめる生活でもないという人が多くなっている現状であるため、仕事の総量は減るかもしれない。このメルマガの読者も、多少は減ってしまうだろう。しかし、フリーという立場で働きながら不安や危機、リスクといったものを前にずっと戦ってきた。自慢したいわけでも、過信しているわけでもなく、そうした危機に対して対策を講じて生きているということ。それはサッカーを通じて身につけた思考であり行動様式だ。


 私にできることは、サッカーを通した仕事。国内での取材を通して被災地に向けて「がんばろう」と言う声を集めることもできるが、今この段階での自分の役割ではないと考えた。だから、昨日のチャリティーマッチの取材にも行かなかった。恐らく、今自分がすべきことは、日本国内で恐ろしい地震と原発事故を経験した人間として、日本国内の状況と日本国民の心境を踏まえた上で海外(欧州)に出ていき、取材活動を通して海外の人たちにリアルな日本の現在(いま)を伝えること。それを通して、日本の皆さんに勇気と元気を与えることだと考えている。



つづきはメルマガ本文にて

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スペインメディアの報道を時系列で見る 

2011年03月23日配信のメルマガより抜粋

 3月11日の東北関東大震災から12日が経過した。恐らく、多くの日本人にとって人生で最も「長い」と感じた12日間ではなかったか。今週発売の『週刊ポスト』でビートたけしがこんなことを述べていた。以下、少し長めの引用。

 今回の震災の死者は、1万人、もしかしたら2万人を超えてしまうかもしれない。(略)この震災を「2万人が死んだ一つの事件」と考えると、被害者のことをまったく理解できないんだよ。
 じゃあ、8万人以上が死んだ中国の四川大地震と比べたらマシだったのか、そんな風に数字でしか考えられなくなってしまう。それは死者への冒涜だよ。
 人の命は、2万分の1でも8万分の1でもない。そうじゃなくて、そこには「1人が死んだ事件が2万件あった」ってことなんだよ。


 私自身、3・11以降はどう自分を奮い立たせても、なかなか気力が湧いてこない日が続いた。「私も同じ」という人が多いのではないか。なぜなら、今回の震災は程度の差はあれ日本人全員が被災者となったのだから。被災地で大きな被害にあわれた被災者の方はもちろんのこと、そうではない人も心に大きなダメージを受けた。海外にいようが、日本のどの都市にいようが、「東北地方の被災者の人に比べたら…」と自分で自分を追い込んでしまうため、余計なストレスが溜まる。

 そして、TwitterやFacebookといったソーシャルメディアのお陰で格段に精度の高い情報を入手できるようになった反面、原発事故を中心にリアルタイムで情報を追わなければという強迫観念に駆られ無理な情報追いを続け、疲れてしまう。それが現時点での大多数の日本人の現状ではないか。

 今回の大震災をきっかけに、日本はいろいろなものを変えざるをえなくなるだろう。特に、首都東京のある関東では計画停電、電力不足が当面続くことから、働き方のみならず生き方までも根本的に変えなければいけない。考え方や価値観については、すでにこの一週間ほどで大きく変わったのかもしれない。先日、震災後初めて自宅近くの書店に入り驚いたのだが、一部の小説を除き大半の書籍は3・11以後読めないものだと直感的に思った。特に3・11以前の価値観や文脈で書かれたノウハウ本は、すでに誰にとっても無益なものとなってしまったように思う。

 パラダイムシフトの真っ只中にある以上、私もこのメルマガもあり方を変えざるを得ないのではないかと考えている。サッカーというものも、やはり社会と密接に関係しているのだから。そのあり方にまで今は言及することはできない。しかし、私自身はこの難局をサッカーという船に乗って皆さんと共に乗り越え、ピッチのある向こう岸まで渡りきりたいと強く思っている。復興のために、被災者のみならず多くの日本人にささやかな幸せと笑顔をもたらすために、サッカーは必要だと感じている。

 さて、少しかたい序文を書いたところで、今回は再びサッカーからは離れたテーマを1つ扱いたい。それは、スペインが今回の大震災と原発事故をどう報じていたか。震災以来、日本語の情報を追うことで必死でなかなかスペインのメディアをチェックできなかったのだが、ここ2、3日でまとめて情報を仕入れてみた。

 今回は、電子版を定期購読できる全国紙『エル・ムンド』のみを使った紹介になるが、スペインで今回の未曾有の大災害がどのように報道されたのか、同紙を例に取り上げてみたい。以下、時系列で一面トップの見出しを日本語訳しながら、その日の紙面にあった内容のまとめを箇条書きで明記していく。

■3月12日
一面トップの見出し「自然が日本を攻撃」
 



・12ページを割いて大きく報道。
・大阪在住のスペイン人記者フェルナンド・サンチェス氏のコラムタイトルに『恐怖を内面に隠し、気品を外に出す日本人』とある。震災翌日の新聞にしては的確な日本像だと思ったので調べると、同記者は日本人女性と結婚し、1975年から日本在住とのこと。
・スペインの新聞らしく図解が多く、ビジュアルで理解を深めることができる内容も多かった。

つづきはメルマガ本文にて

全日本大学選抜4選手のショートインタビュー 

2011年03月09日配信のメルマガより抜粋

 明治大で才能を開花させた長友佑都(インテル)やJ開幕戦(対横浜F・マリノス)で爆発的なスピードを見せつけた福岡大卒の永井謙佑(名古屋)らの活躍で、大学サッカーの存在感が高まっている。2月9日配信の第29号でも紹介した通り、Jリーグ入りする新卒選手における大卒の割合は、50パーセントを上回っている。デンソーカップチャレンジの大会パンフレットに掲載されていた、大学出身Jリーグ在籍者のデータも興味深かった。多少の上下はあるだろうが、今季のJ1に在籍する選手総数は515名。うち大卒選手は150名となっており、占める割合は約29パーセント。J2になるとその比率がJ1より大きくなり、555名の選手に対して大卒は190名、占有率約34パーセントとなる。Jリーグ全体で見れば、大卒選手が340名、占有率で約32パーセントだ。


 そうした中で、今年で25回目を迎えるデンソーカップチャレンジサッカーが3月4日から6日までの3日間、大阪の堺(J-GREEN堺)で行なわれた。今年から全日本大学選抜が参加することもあって、初日から日本サッカー協会の原博実・技術委員長、U-21日本代表の関塚隆監督、さらに多くのスカウトが視察に訪れていた。私も、初日(4日)に行われた計3試合を取材。オープニングゲームとなった全日本選抜対関西選抜(2-0)の試合後と夜のレセプションで、全日本選抜の4選手から話を聞いた。今回は、日頃注目を浴びないものの、実力は確かな大学サッカー界注目の選手たちのショートインタビューを記事として紹介したい。




■山村和也(流通経済大学 新4年)


【プロフィール】やまむら・かずや

長崎県出身、国見高校卒。186センチ、76キロ。対人プレーに強く、足元の技術も高いため、チームではセンターバック、代表ではボランチを務める。大学2年時にアジアカップ予選のイエメン戦でA代表デビュー。昨年の南アフリカ・ワールドカップではサポートメンバーに入り、広州・アジア大会では主力として日本を優勝に導く。すでに10を超えるJクラブからオファーを受けており、来季の目玉となる新人選手候補。


――初日の試合を終えての感想を聞かせて下さい。


山村和也(以下、山村) 初戦を無失点で勝つことができたので良かったと思います。でも危ないところ、GKとの1対1もあったので、次の試合はもっとしっかりと守って、ボールをつないで点をとれればいいかなと思います。


――キャプテンマークを巻いていましたが、チームをまとめる意識は高く持っていましたか?


山村 そうですね。ゲームキャプテンになっているので一応声をかけたりはしていますが、普段は別の選手がキャプテンをしています。仲良くやりつつも、練習では厳しくやるようには心がけています。


――デンソーカップでの個人的な目標は?


山村 全日本の選抜として、しっかりとしたプレーをすることですね。それに結果が伴ってくるように、優勝できるように頑張りたいとは思います。


――Jのスカウトも多くきていましたが、「いつも以上にアピールしてやろう」といった気持ちになりますか?


山村 それはないですね。デンソーの先も大学選抜でユニバーがありますし、そういったところに目標を置いて、優勝するためにチームとして戦っていきたいです。


――最終学年を迎えるこの1年を、どのように送る予定ですか?


山村 オリンピック予選、ユニバーシアードがあるので、代表にまずは選ばれること。すごく忙しい1年になりますが、そういった経験ができることは素晴らしいことだと思うのでしっかりメンバーに入りたいですね。


――ロンドン五輪に向けた代表に入ることは大きな目標ですか?


山村 そうですね。ただ、チームでしっかりした結果を出した上で選ばれたいです。



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日本サッカーが模倣すべきバルセロナの守備 

2011年03月09日配信のメルマガより抜粋

 日本時間の9日早朝に終わったチャンピオンズリーグベスト16バルセロナ対アーセナルの第2戦。ロビン・ファン・ペルシーの退場(2枚目のイエローカード)シーンなどアーセナルにとって不運では済まされない判定があったものの、内容はバルセロナの圧勝。ボール支配率は68パーセント対32パーセント、シュート数に至っては17対0(枠内シュートは10対0)という数字が出ている。この試合の分析は締切りの都合上詳しくできないが、180分を通してみるとバルセロナの強さが際立っていた。


 バルセロナの強さをどう定義するについてだが、私は「攻撃から守備への切り替えの速さ」と「複数人でボールホルダーを囲い込む守備」に尽きると考えている。そして、この守備の仕方については、Jクラブから育成年代のチームまで日本サッカー界で模倣すべきではないかと感じている。


 ここで興味深いデータを紹介したい。福岡大学サッカー部の乾眞寛監督の担当ゼミの卒業論文集で、「FCバルセロナの組織的ディフェンスに関する考察」をテーマに攻から守への切り替えの局面を抽出したデータが掲載されていた。調査対象となったのは昨季のリーガ4試合になるが、ボールを失ってから奪い返すまでの時間を測ると、「1~3秒」が「4~6秒」、「7~9秒」、「10秒以上」とある項目の中で最も多く、全体の51パーセントを占めていた。つまり、バルセロナはボールを失うと2回に1回は3秒以内に奪い返しているということ。アーセナルの第2戦は、3秒以内に取り返した割合が6、7割を占めていた印象だ。


 バルセロナの場合は、圧倒的なボール支配率を武器にボールと同時に相手を走らせ、相手陣内でサッカーを展開する。ボールロスのみならずエネルギーロスも少ないため、ボールを失った瞬間の切り替えの速さを長時間持続することができる。またショートパスで選手の距離感も程良く詰まっているので、複数人で囲い込むプレスも可能となる。そのデータでは、ボールを失った地点から奪い返した地点までの直線距離についての調査結果も掲載されていて、予想通り「0~10メートル以内」が全体の54パーセントを占めていた。3秒以内にボールロス地点から10メートル以内で取り戻すのが、バルセロナの平均的な守備と定義できるだろう。


 しかし、常にそうした守備をしているかというと決してそうではない。

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染谷恵二(フリーアナウンサー) インタビュー  


2011年03月03日配信のメルマガより抜粋






 ――アメリカと日本の野球の指導、特に育成からの指導スタイル、何が正解かという部分で大きな違いはありますか? 

 染谷 ありますね。日本の場合、何がなんでも日本一を決めなくてはいけない、という不文律があります。しかしアメリカの場合、「アメリカ1」を決めなくてはいけない必然性は何もないんです。風土によっても、人口構成によっても、人種によってもそうです。アメリカナンバーワンはすなわち世界一であり、そのプライドや自負がアメリカ人の根源にあると思います。


 日本とアメリカの違いはそこでしょう。日本が限りなくアメリカに近づく必要はないと思いますし、日本ならではの野球で良い。何がなんでもアメリカのスタンダードに近づく必要はないとは思います。しかし今、日本の野球は全く違う方向に行っていると思います。 

 ――具体的にどういうことでしょう? 

 染谷 一つは、野球場の広さをメジャーリーグ級にすることです。この前グアムキャンプでお世話になった球場は両翼が103メートルで、バックスクリーンまで126メートル。これは東京ドームよりも広い。ということは、グアムの球場自体がメジャーリーグサイズなのです。ここに来て練習をすることは、日本の野球にとってどうなのか。


  それから、ルールブックには「日が陰ってきたとき、どの方向に向かってボールが落ちていかなければいけないか」、つまり影を作らないようにということですが、そんなルールに則った野球場は日本に一つもないんですよ(笑)。ある方向ではアメリカ、ある方向では日本独自の気候や地理に迎合している。アンバランスだと思います。 

 ――今年のキャンプ報道を見ても、プロの選手が一日中練習をしています。科学が進化し、トレーニングメニューの質も上がっていると思うのですが、善い悪いは別としてそういった旧態依然とした部分は野球界に残っているのでしょうか。 

 染谷 そうですね、決して精神論が悪いとは思いませんが、精神修行を一義的に押し付ける監督もいます。いろんなジンクスが野球界にあって、例えば江川卓が全盛期の頃は『100球肩』というのがあった。上原浩治が巨人にいたときは、5イニングス以上は絶対に投げない、6日以上開けないと先発投手はベストピッチングができないとか。目に見えない縛りがありました。


  しかし現在の日本人選手の場合、プロ野球に入ることが一義的な目標ではなく、その延長線上にはメジャーリーグがある。メジャーを越えて「最終的にはWBCで自分がナンバーワンになるんだ」、という目標がある選手は、日本的なしがらみを取り払っていることがありますね。彼らによって日本野球が変わる可能性はあると思います。日本ハムに入団した斎藤佑樹選手は、完全にそうだと思うんですよね。ああいう選手が沢山出てくると、精神論はかなり抑えられる傾向に行くでしょう。 

 ――今は『佑ちゃんフィーバー』として表面的な部分しか捉えられていないですが、染谷さんからみて斎藤選手の野球選手としての良さはどこにあると思われますか? 

 染谷 良いところは、モノを考えて野球をしていること。配球も、本来はキャッチャーが出すサインを自ら組み立ててキャッチャーのほうに伝えている。お山の大将ではなく、あくまで『自分は9分の1なのだ』という感覚を持っている点です。そこは評価できます。しかし残念ですがあの体格、ストレートでは140キロちょっとしかボールが出ないこと、変化球もそう多くないこと、そしてメジャー進出を考えていることを踏まえると、斎藤選手が長く日本のプロ野球にいる必要はないのかなという気がしています。早い段階でメジャーに行って、今の力で勝負できれば違う結果を残すと思います。出がらしになってメジャーに行くぐらいなら、途中で断念したほうが彼のためになるのかなという気がしていますね。 

 ――若い選手に、日本のプロ野球を飛び越そうという意識は高まっていますか?

 染谷 高まっています。例えば中学・高校の時代から、監督の理解があった選手は練習方法も違います。オーバーハンドスローの場合でも、アームスローにしないでスナップスローにしてしまう。手首を返してボールを投げるのがメジャーの基本なのですが、日本の野球ではスナップスローを絶対にしない。内野の好選手と呼ばれる人たちも、ほとんどがオーバーハンドスローです。メジャーで、クイックスローできない選手は大成しません。小学校・中学校の段階で日本人の体質に合わないようなメジャー級の練習をするなら、英才教育するしかありません。明らかに、そういう選手はいますね。 

 ――10年前に比べて、日本の野球の高校生以下、育成現場で考え方が変わったところはありますか? 

 染谷 まずは長髪が許されたことです。大きいですよね、サッカーと一緒です(笑)。夏の甲子園を目指すからといってなぜか坊主にするという訳のわからないルールがありましたが、長髪にすればヘルメットを通して身体へのダメージを少なくできます。実に理にかなっています。長髪にすれば汗も外に出て、身体の内側に流れない。それから、体罰も減りました。ただ、チームプレーではなくて、ある程度個人プレーに野球が近づいてきた気がします。 

 ――そういう意味では、高校野球の指導者も対応に苦しんでいるのでしょうか。特に、名門校と呼ばれたようなチームの監督さんは変化に対応できていますか。 

 染谷 対応できていないですね。監督の上に総監督がいたり、引退したはずなのに名誉監督がいたり、そういう現実がありますから。ただ若い監督の中には、選手を引退した後にすぐコーチにならないでアメリカに行ったり、独立リーグで違う野球のやり方を学んで来る人がいます。読んでいる本が、昔のメジャーリーグ教本の第一であった『アル・カンパニス』であったり、当時の戦法だったり。日本に野球が導入された当時の初歩を勉強している監督が、ずいぶん増えました。これから10年で、大きく変わるでしょうね。



つづきはメルマガ本文にて!

小澤流Jリーグの見方 

2011年03月02日配信のメルマガより抜粋

 今週から2011年シーズンのJリーグが開幕する。昨季はスペインに2カ月に1度のペースで取材に出ていたため、それほどじっくりJリーグを取材できなかったが、昨年1年間である程度各チームのサッカーや選手の特徴は把握できた。よって、今年は腰を据えて見ていきたいと考えている。番記者のように取材対象とするチームを1つに決め、定点観測することも考えたが今年についてはそうはしないと決めた。理由は2つあって、まずはFC東京がJ2に降格してしまい自宅から練習場に通いやすいJ1チームがないこと。もう一つは、1チームに張り付いて得られるメリットより、これまでの蓄積も実績もないというデメリットの方が大きいと判断したこと。いきなり今年から私が1つのチームを定点観測したところで、これまで長年そのチームを観てきたサポーターやライターの皆さんには俯瞰的な軸で勝てないし、違う視点や軸を提供できるまでのバックグラウンドがまだ私の中にないというのが現状だ。

 ただ、Jリーグの開幕については心底楽しみだ。勝手ではあるが、日本は欧州と異なる春秋制だが、逆に欧州シーズンが佳境に入るこの時期に開幕してくれると新鮮な感じを受ける。そういうワクワク感を背負って27日に日産スタジアムで行われたゼロックス・スーパーカップの取材に行ってきたのだが、名古屋と鹿島の試合には少々ガックリきた。試合内容云々は置いておき、私が気になった点は3つ。まずはパススピードで、余裕のある状況で中盤の中央からサイドに付けるパスが決定的に遅い。日本人的には「気の利いたパス」になるのかもしれないが、特に鹿島の小笠原満男はサイドハーフやサイドバックに付けるパスが遅かった。そのパスは普通に通っているので一見、何の問題もなく映るのだが、余裕のある、スペースのある状態でこそ素早いパスを入れることで受け手にそれ以上の時間・空間的余裕を作り出すことができる。彼のみならず、Jリーグのトップ・オブ・トップのチームの選手たちは総じてそうだった。時折、藤本淳吾が早いパスを通していた点は評価したいのだが。<続きはメルマガ本文で!

今週の他媒体掲載(予定)情報 

2011年03月02日配信のメルマガより抜粋


他媒体掲載(予定)情報



●週刊サッカーダイジェスト 3月1日発売

・隔週連載コラム Futbol como en la vida misma


http://www.nsks.com/ssd/4362/


●中学サッカー小僧 2011年新学年版 3月3日発売

・幸野志有人(大分トリニータ)インタビュー

・幸野健一氏 インタビュー

・私の指導論(カルロス・ゲレーロ氏)


●ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.20 3月5日発売

・JFAアカデミーって、どんなトコロ!?


http://jr-soccer.jp/SHOP/jr020.html


●サッカーを読む!Jマガ 携帯サイト

連載コラムスタート(毎週土曜日更新予定)

・批判を糧に進化を遂げるJユースの選手と指導者【小澤一郎】


http://jmaga.net/?eid=305


●フットボールサミット第2回 2月21日発売

・中田英寿とメディア


http://www.kanzen.jp/book/b82556.html


●サッカーダイジェスト テクニカルVol.2

・JFAアカデミー完全ガイド(98、99P)


http://www.nsks.com/mook/4075/


●footies! vol.12(フリーペーパー)

・高校サッカー選手権大会総括

・ゼムノビッチの視点

・Jユース卒業生(仙石廉×指宿洋史)が「選手権」に見ていたもの


http://www.spo-mane.com/contents/footies.html


●欧州サッカー批評03 1月22日発売

・リーガ・エスパニョーラ 世界最先端の攻撃トレンド

・ウナイ・エメリ監督(バレンシア)、ガリード監督(ビジャレアル)インタビュー翻訳


http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-45207-5.html


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