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DFラインのトレーニング方法 

私が見たかった練習の1つ。いかにして、DFラインを構築するのか。


それが、アントニオ・ロペス監督になってから見られるようになりました。彼の性格は、温厚ながら、ピッチの上になるとなかなかアグレッシブになる面もあります。

また、ラニエリはどちらかというと大雑把な所があり、ゲーム中にボールがラインを割っても、「続けなさい」とか、ファールがあっても笛を吹かなかったりしますが、ロペスは結構、きっちりと笛を吹きます。

特に、ゲーム形式、そしてこのDFラインの練習では、気になったことがあれば、必ずストップをかけ細かく説明します。

選手もプロになるくらいなので、当然頭の中ではやるべきことはわかっている。しかし、練習はそれをどうチームとして合わせるかという側面にあります。ラニエリ時代は、残念ながら個々人の感覚はあっても、チームとしての感覚になっていなかった。チームとして共有しているものがなかった。よって、ラインを上げることが出来ず、相手にスペースを与え、ずるずる守り、攻めてもロングボール一辺倒という悪いサッカーになってしまった。

ロペス監督はその点、ベニテスと共に、DFラインを高い位置に保ちチームとしてプレッシングをかけるサッカーを既に実行している指導者。ベニテスの方法とどう違うかは見ていないので比較できませんが、恐らくほぼ一緒でしょう。

まずは、DFライン4枚の呼吸を合わせる。難しい表現ですが、要するに約束事をきっちり決めていくこと。それが監督が練習で行う仕事であります。

それでは、写真を使って解説していきます。



まずか、監督からラインを上げる際の約束事、そして具体的に何m上げるのかといった部分まできっちり説明していきます。

これは、相手FWとの距離感を説明しているシーン。




その約束事を元に実践してみる。

DF“ライン”というくらいなので、4人のDFは横に一直線に並ぶラインになっていなければいけません。監督もそのラインを気にするよう常に指示しています。




ロペス監督はこうやって自分も走りながら選手を見ています。こういう点は彼らしい指導方法なのでしょう。

この時は、バラハがDFラインに入っていた為、若干ラインが崩れています。DFでない選手が入るとラインの上げ下げの切り替えについてきけず、ラインを乱してしまうことも多々あります。(バラハが悪い選手なのではなく、DFラインの訓練をしていないだけ)





こうやって練習、訓練を積めば、ラインは合ってくるもの。

常に横のラインは一定、一直線に保ちつつ、4人の距離はボールの位置によって変わります。今は、全体が右に寄ってきています。カルボーニは、中に“絞って”います。



こうやって練習していけば、結果的にオフサイドが取れます。決して、意図してオフサイドを取っている、つまりオフサイドトラップではなく、コンパクトなDFラインを敷くからこそのオフサイド。
去年までのサッカーがそうでした。勿論、これにはチーム全体としての守備意識が必要。ただ、最終的な砦であるDFラインのトレーニングは基本的なもの。



こういった練習は勿論、日本の指導者も知っていますし、高校生でもやっているトレーニング。しかしながら、一流選手・監督がその練習をどう行っているのか、具体的に彼らが発する指示・声・タイミング、こういったものを見るため、勉強する為に私はここに来ました。

そういった意味でも、監督交代によって少しそれが実現したのは非常に嬉しい。そして、間違いなく、チームとしての戦い方、試合内容、全ての側面で良くなるはずです。

なにせ、良いトレーニング、良い準備をしていますから!


Comments

プロの選手の意思の統一って考えたことが無かったので勉強になりました。
選手はプロなので監督として仕事というものはその統一とゲームのつくりかたなどになってくるのでしょうね。
大変興味深い文章でした。

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