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リーガ第5節 ヘタフェ戦 

リーガ第5節 ヘタフェ戦のバレンシア出場メンバー


遅ればせながら第5節のヘタフェ戦について。

結果は2-1。前半に2点を先制し、余裕の勝利かと思いきや、後半は押し込まれる展開となり最後はパワープレーで押されに押され、ヒヤヒヤものの勝利でした。バレンシアの得点はシルバとビジャ。

【監督対決】

バレンシアのキケとヘタフェのラウドルップ。色男対決だけにTVカメラも両監督を抜いたに違いないでしょうが、試合中ずっとピッチサイドに駆け寄り試合後の会見では声を嗄らしていたキケ。対するラウドルップは終始ベンチの中でじっと座り私がみていた限りでは後半途中からようやくベンチの外に飛び出してました。

正直、監督としては格の違いがみえました。会見で落ち着いた様子で平然と敗戦の理由について語っていたラウドルップですが、私から言わせてもらうと「余りに他人行儀のコメント」でした。昨年までスペインのTV局で解説者をやってましたが、そのコメントみたいだった。あの様子じゃ選手やチームにファイティングスピリットは伝わらないでしょうね。

ヘタフェは良いチームで良いサッカーをするとは思うけど、中堅クラスのチームが勝ち点を取る、残留を決めるためにはやっぱりアグレッシブさ、戦う姿勢が大事。良いサッカー、綺麗なサッカーをしていても結局、レアル、バルサ、バレンシアといった上位陣には勝てません。もっと泥臭いサッカーしないとガチンコ勝負をして勝てっこない。優雅でファンタジー溢れる選手だったラウドルップが監督として成功するためには自身の脱皮が必要でしょうね。

そういう意味でもキケが試合開始からずっと叫んでいた姿は印象的でした。

ちなみに、キケが選手にどんな指示出しているかというと彼らしくほとんど守備の指示。後半に入ってずっとアルビオル、アレクシスに「もっとラインを上げろ」と指示していたのですが、2人共、「プレスがないんだから上げられないよ」と反論してました。アレクシスはキケに向かって監督の顔をみてしっかり反論しますが、アルビオルは困り顔でぼそぼそとうつむき加減で反論する。両者の性格的な違いもわかって結構面白かったです(笑)。


【ファンの反応】

ホームの方がナーバスになってサッカーしているバレンシアですが、この日は押し込まれる最後もしっかり声援が続いておりました。しかし、自分はメスタージャでファンの中から時折聞こえてくる野次が大好き。だって、レベルがかなり高いんですもの。この試合で聞こえてきた野次で一番面白かったものたち。

「おいミゲル、明日は木曜だ!明日は思い切り夜遊びしていいから、この試合はしっかりやってくれ~!」

「キケー、ジギッチ出せ!この展開でアリスメンディなんて出すんじゃないぞ!」(その後、見事にアリスメンディ投入…大当たり!)

要するに野次もチームの背後にある情報や監督の采配特徴をつかんでいないと出せないものばかり。よく知ってます、ここのファン。具体的だから非常に面白い。


【ジギッチの使い方】

キケが試合後の会見で言っていたように後半、押し込まれる展開でジギッチを出せなかったのは実にキケらしい考え方だった。押し込まれる展開で彼のような選手よりスピードを生かしてスペースを使えるアリスメンディの方がいいと考えたのでしょう。彼の方が守備も出来ますし、結果的にはそれでよかった。

ただ、自分ならジギッチ出してましたね。別にファンにアピールするためではなく、終盤押し込まれ相手がセットプレーから放り込んでくるのはみえてましたし、その高さ対策としてがまず1つ。次に前線が孤立してしまうとバレンシアのDFからは“精度の悪い”ロングボールが増えます。

バレンシアの場合、押し込まれるとボランチも中盤もDFラインに入り込んで「とにかく守るぞ」となるので前線との距離が途方もなく広がってしまう。するとDFラインでボールを奪っても前線にパスではなく、蹴りこむことしかできない。必然的に精度は悪くなる。そりゃ、狙ってパスしても40、50mも離れたパスなら精度は落ちますよ。

となれば自分はジギッチをターゲットとして、そこにもう1人、ビジャなりシルバなりを置いて2人で攻めることを考えてもいいと思うんです。ジギッチの昨年のプレーをみているとヘディングは当然ですが、胸でトラップしてボールを収める技術も高い。よってムニティスと2人で攻撃することができていた。その特長を試す意味でも自分はジギッチ投入に賛成派でした。

守りきるために守りを考えた選手を入れるキケ。どちらが良い、悪いではないですし、「キケらしいなぁ」と思ってみてました。


【こぼれ球を拾えなくなる訳】

上に書きましたが、この試合の終盤明確になってましたね。ボランチも中盤の両サイドもとにかくDFライン近くに戻って守備、守備となる。勿論、悪いことではないですが、そうなるとこぼれ球が全く拾えない。すると、クリアしても相手にボールを拾われ、ゴール前に張り付くしかなくなってしまう。

昨年のホーム、チェルシー戦の終盤がそうでしたよね!?ボールを奪っても中盤の選手がみなDFライン近くなので前線で孤立するビジャめがけてクリアするしかない。そんなボールをビジャがテリー、カルバーリョに勝ってキープできるわけがない。

解決策の1つとして示したジギッチの使い方と共に、ホアキン、シルバ(ビセンテ)、或いはボランチのうち1人はこぼれ球を拾える位置にポジションを取ってもいいでしょう。そこは今後、修正してもらいたい点ではあります。


【バラハの怒り】

後半16分でM・フェルナンデスと代えられたバラハ。前半にイエローをもらっていたのと、いまいちパフォーマンスが良くなかったので引っ込められました。

交代してからキケが握手を求めたにも関わらず、バラハが監督の顔もみず怒った様子でベンチに下がったことが取り上げられてますが、私は、「いいね、バラハ」と言いたい。

勿論、監督に対して露骨に不満の様子をみせるのは頂けないですが、この場合、バラハは自身の出来について怒っていたはず。あそこで監督から「よくやった」と言われて、「ありがとう」と笑っているようでは逆に心配になります。あんな出来で満足されては先が心配ですもの。

このバラハの姿をみて、「こりゃ、まだまだやってくれそうだ」と私は確信しました。


【センターバック“AA”コンビ】

アルビオル、アレクシスのAAコンビ、非常に良かったですね。アレクシスはやはりセンターバックだ。あまり右サイドバックで使わないでもらいたい…(苦笑)。

両者共にスピードがあるのでマルチェナのように一発で一か八かのカットにいくことが少ない。DFというのは基本的には受動的な仕事。読みは勿論大切ですが、読みが当たらないとさくっとかわされる。よって、いかに相手の動きに対して受動的ではあるが早く反応し、対応できるかが選手評価の分岐点。2人共にそうした“我慢”ができるんですよね。


【セットプレーのマーク】

終盤、押し込まれ相手のセットプレーから危ない場面が目立ちましたが、この辺は意識と声かけの問題かなと思います。

バレンシアの場合、セットプレーの対応はマンマークとゾーンの併用。危ない箇所にはゾーンであらかじめ人を配置しておき、相手選手には1対1でしっかりマークをつける。

ただ、マンマークとゾーンがかぶるポイントになると味方同士で心理的な譲り合いというか責任転嫁が起こってしまいます。

そういう点はリーダーやGKが怒鳴りながら、責任意識を持たせる必要がある。マンマークの人間には「マークする選手には絶対に触らせない」責任を持たせ、ゾーンに入る人間には「自分のゾーンでは他の選手に絶対触らせない」意識を持たせる。

後半36分、44分のコーナー2本は完全にそうした意識、責任感の欠如から招いたマークミスでした。

その意識が出れば、必然的に味方を助けようとする余裕やカバーの意識も出てきます。
例えばこれ↓

9月27日マルカ紙より
【27日に掲載されていたマルカ紙の写真】

まあ、ホアキンだから仕方ない面はありますが、ホアキンのこの立ちよう…(爆)あまりに「俺には関係ないボールだから」という意識が出てますよね。まあ、ティモに対する信頼感と良いようにいえば言えなくもないですが、この棒立ち加減はあり得ない…(笑)。

以上、そんなことを主に考えた、思ったヘタフェ戦でした。

勝ちながら課題を見つけ、勝ちながら成長していく。今季のバレンシアはレアル、バルサと違って一定のリズムで上昇していきますよ!期待していて下さい。

Comments

何時もの様に分り易く詳しい解説、ありがとうございます。ファンの野次、ホアキンのベスト・ショットと笑いどころもあり、楽しく拝見しました。バラハの件、セットプレーについて等そうだったのかと納得です。この記事の最後の2行の文章が、とっても心強いです。

一郎さん、宿泊&チケットありがとうございました。ほぼ現在のベストメンバーでみれたのが予想外のサプライズでした。

アレクシスがキケと口論しているのはみれましたが、アルビオルのは見逃しておりました。ちょっと気になったのがアレクシスのボールのカットの仕方でした。ヘッドでクリアーする時には多少仕方がないとは思いますが、なにかカットが中途半端で相手チームにわたる事が多いように感じました。後はティモのゴールキックの精度でしょうか?カニサレスもあまり上手くはないと思いますが、ティモも味方にわたる事が少なく「あれぇ~」と思う事が多々ありました。

後半はモリエンテスに変えてアングロを投入しましたが、私の席からはまったく見れませんでした。あまりボールに触れていなかったようですね。あれならジェキッチを前線に置くのも良かったのではと思いました。(前半からアップしていたのが、私の席からもよく見えましたし)しかしジェキッチ本当に背が高いですね。

フェルナンデスのプレーも見れましたが、時折「おぉいいパスじゃん」と思えるプレーもあり、周りの選手もうまくつかってプレイしており将来が楽しみになりました。(サニーが見れなかったのがちょっと残念でした)

しかし試合終了後のマタがさびしそうに一人で帰る姿がかわいそうでした。来年には出待ちでみんなに囲まれる選手になって欲しいと思いました。(そんな私も声を変えませんでしたが汗)

来週のCLに向けて、ビジャが得点できた事がいい刺激になったのではと思いますがモリエンテスの調子が落ち気味なのが気になりました。

ホアキンは本当に陽気で人が良いですね。さらに応援したい選手になりました。

シルバパパに一緒に写真撮ってくださいといったらかなり驚いたのが楽しかったですし、シルバがファンのみんなに囲まれているときのシルバを見ている顔が良いお父さんの顔をしているのが本当に印象的でした。

一郎さん、こんばんは。
ありがとうございます!!!
私がこの試合をみて疑問に思った点に明確な答えを示してくださったこと、本当に感謝です。これらの点に注目して次の試合を見ます。

セットプレーの際のバレンシアについて、私はマンマークなのかなと思っていたのですがマンマークだけじゃないんですね。
昨シーズン、セットプレーからの失点がすごくすくなかったのはマンマーク、ゾーン両方からのアプローチがあったからなんでしょうか。

この試合最大の疑問はこぼれ球を拾えないのはなぜ?だったんです。そういう理由だったんですね!!!
なぜクリアしてもクリアしても相手にボールをあたえてしまうのだろう、と不思議だったんです。そっか、守り過ぎ、だったんですねぇ。

アレクシス&アルビオル、なかなかいいコンビですよね。
すごく期待しています。

ヘタフェ戦見ましたがバレンシアの得点はどちらも相手GKウスタリのミスでしたね。
1点目は論外ながら、2点目もベテランのパトならあんな中途半端なポジショニングしてなかっただろうなぁと思って見てました。
それでもそういう場面でハーフバウンドを抑えてループをきっちり決めるビジャもすごいんですが。

ホアキンの写真に爆笑してしまいましたw
相手選手と必死に競り合うティモと突っ立ってるホアキンの「静と動」の対比が最高です。
ピューリッツァー賞狙えます。

  • [2007/09/29 21:17]
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  • カニカニサレス
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