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マジョルカ戦レポート 

今回も早めに書きます。理由はおわかりの通り。

“早く忘れたいから!”この一言です…

まずは、結果、0-0の引き分け。

ぶっちゃけ、この試合、前半のみで観るのはやめた。諦めた。「勝てないな~」と思って。よって、あまり詳細なレポートは書けないし、書きたくもない。

前半からあまりに酷い試合内容。どっちが2部落ちなのかわからない内容…

言っておきます、マジョルカは2部ほぼ決まり。選手のモチベーションもあまりなし。大久保君は、来季の構想に外れている(自分から残留を拒否している)為スタメンではなく、この試合はU-20スペイン代表のビクトールが先発。2部に落ちた場合、当然、今いる選手のほとんどは放出され、下部の若手を使うことになるからもうその段階に入っているチームである。

クーペルは言った、、、

「正直に言うが、ここからの我々の対戦相手は全て難しい。(我々は弱いから…)問題は我々自身にある。私の今一番の望みはサッカーの試合に勝つこと」

はっきりいって、諦め状態、この試合の前は。

それがそれが、前半、試合を支配したのは、マジョルカ。。。前半途中は、ボール支配率で負けていた。

とここまで書けば既にこの内容の酷さはわかってもらえるので、もう愚痴はやめておこう。ここからは他人事のように書くとする。


スタメンとフォーメーションは以下の通り。


       カニサレス

カネイラ アジャラ マルチェナ カルボーニ

    アルベルダ  シソッコ

アングロ            ファビオ

           ミスタ

      ディバイオ


GK問題は、カニを使う。信頼したということ。まあ、監督の信念である、「GKにバリエーションは要らない」ということだろう。

アイマールは、アップ中に筋肉の痛みを訴え、急遽スタメン、メンバーから外れる。アップに入る段階では、スタメンに名前が入っていたのだが…。よって、急遽ビセンテがベンチ入り。

ベンチ入りから外れたのは、クーロとアイマールの2名。

アイマールの怪我の状態については、代表で痛めた箇所が未だ完治していないという状況。重症ではないものの、すぐに治るという怪我でもない。要するに勤続疲労の肉離れ。よって、治すにはじっくり休むしかない。ただ、そうも言っていられない時期の為、若干無理をしてトレーニングをし、試合に出ようとしているので、常に違和感・痛みがある。今季終了までは、この状態が続く可能性もあり。

ボランチには、やはりフィオーレは使わず、シソッコ。正直、彼のボランチは厳しい。今季のパフォーマンスを見る限り、バレンシアでボランチを務めるレベルではない。他のチームに移籍したとしても、例えマジョルカに行ったとしても、スタメンは厳しいレベルとみる。可哀想がだそれも事実。

フィオーレについては、もう監督との決別が完全についていて、早く今季終わって欲しいと思っている1人。チームは試合後、マジョルカからバレンシアに戻ってきているが、フィオーレはクラブの了解を得て、1人チームから外れ、バレンシアには戻ってきていない。私用のようだが、イタリアに帰国している可能性もあり。ただ、彼のポテンシャルを考えれば、シソッコよりは十分ボランチを任せるだけの能力がある。彼自身の問題が理由の大部分だが、使い方にもやはり問題はあったはず。

アングロについては、監督としてはフィオーレ問題の二の舞を避ける為か、スタメンで起用。ただ、本来のパフォーマンスからは程遠く、右サイドで出場しながらも中に入ってくる場面が多く、あまりサイドでの起点が作れず。

とまあ、個人のことに書いていくと切りが無い為、この試合からみた問題点をピックアップ。


【フィジカルコンディションの低下】
試合後、監督自身がこう発言、

「チームは今私が望んだ通りのプレーをすることは出来ない。少し前からフィジカルの問題がある」

カネイラもこう発言、

「フィジカルコンディションからしてこれからの毎試合を決勝のつもりで100%で戦うことが出来ない」

監督、選手から出たとおり、確かに試合を観ても全く体にキレがない、また、動けない。

サッカーについては前もお伝えした通り、基本は“走ること”であり、これが出来ないチームが相手を上回ることも出来ない。

昨年、ポルトがCLで優勝を果たした原因はこのフィジカルコンディションが大きかったと分析している。

クライフは、「技術が上回り、ボールが動けば走らなくても良い」という哲学を述べているが、相当な技術の差がなければ不可能。あくまでこのレベルでは理想論になる。

つまり、このレベルで重要なことは、“チームとしての動き”があること。総量としての運動量、それに加えて、ボールの動き。人が動くことによって、ボールが動く、これが良く耳にする、“ムービング・フットボール”というもの。

マジョルカ戦でのバレンシアは、人が動かない為、ボールが動かない。よって、パスを出すコースが限定され、相手に読まれてしまい、簡単にカットされてしまう、という悪循環。人もボールも動かない非常にお粗末なサッカーとなっていた。

前半の試合を観てもらえばわかると思うが、DFからのロングフィードのミスパスが非常に多い。とくにここ数試合、マルチェナからのミスフィードが目立つ。これは、見方の中盤に動きがなく、また出し所がない為、遠くのFWめがけて無理なフィードを出し、それがミスにつながっているという事実。


【中盤での起点の無さ】
この試合、アイマールの不在も大きな痛手。中盤でボールを受けれる選手がいない為、試合を作れなかった。

特に、ボランチのシソッコ、アルベルダが共にボールを受け、試合を作るタイプの選手ではない為、ボールを奪っても、前線に一発のロングパスのみになってしまう。

つまり、今の問題は、“バラハ不在”も大きく響いている。

少なからず、この日のように2トップにした場合、中盤で試合のリズムを作る選手はボランチが果たす必要がある。1トップでアイマールがいる場合はアイマールが行っているが…

しかしながら、共に攻撃のリズムを作るタイプのボランチではない為、ボールを受けれない、試合を作れない、よってチームとしては中盤の無い、単発な攻撃になってしまい、ミスを繰り返す。

個人的にはやはり、フィオーレを出し、その役割を任せるべきだったと思っている。だからこそ、希望を込めた予想スタメンに彼を入れたのである。

前半にアルベルダが右サイドから苦手なドリブル突破を2回程試みていた。このシーンが象徴的なもの。以前もお伝えしたように、アルベルダの本来の持ち味、役割は守備的なもの。よって、ボランチのもう1枚が攻撃的な選手でないと、彼の良さが出ない。以前もあったように、無理に攻撃の組み立てをしようとして、逆に彼の良さ、リズムを失ってしまうことになった。これも、以前同様に彼の責任感、キャプテンシーから。


【チームとしての方向性の無さ】
守備はリアクション、攻撃はクリエーション。つまり、守備は相手の出方を待てるが、攻撃はこちらから出ていかなければいけない。

今、最大の問題は、この攻撃における共通認識が欠けていること。どう攻めるのか、誰を起点にするのか、どういった試合展開に持ち込むのか。そういった方向性が希薄。

この最大の原因は、怪我人が続出していることによる、“継続性の無さ”。

つまり、毎試合、スタメンが変わり、役割の違う選手が出ているから。また、ミスタのように本来のポジションではない場所でプレーし、本人は勿論、チーム全体がその選手の役割を見失ってしまっている。昨日の試合、久々にいつものポジションに戻ったミスタは完全に自分らしさを失っていた。恐らく、左サイドで数試合出たことが影響していると予想される。

この場合の対処方法は2つある。

・チームとしての戦い方、戦術を固定して、そこに選手をはめ込むやり方

もしくは、

・同じ選手を固定して使っていく

のどちらか。

上のやり方は、よく言われるように、ローテーション的な選手起用で、選手を戦術にはめ込む方法論。理解しやすい例えでいうなら、トルシエジャパンの際、3-5-2というシステムに選手をはめ込んでいたやり方。

下のやり方は、同じメンバーで継続して戦うことにより、チームとしての成熟度を高めていく方法。こちらは、ジーコジャパンの方法論か。戦術、システムよりもその選手の能力を信頼し、使い続けることによってチームとしての戦い方を出ている選手達が認識していく方法。

今のバレンシアは、決まったシステム、戦術もないし、選手の継続性もないどっちつかずの状態。

ベニテス時代の良さは、選手が欠けてもチームとしてのやり方が定まっていた(上の方法論)為、代わりに出てくる選手がそのポジションに合わせたプレーをしていたこと。チーム全体のベクトル、方向性が明確だった為、選手個人の役割も明確だった。

ビセンテが不在でも、シスコがビセンテと同じような仕事ではなく、彼らしさを出しながら、左サイドのプレーヤーとして必要な役割を果たしていた。よって、人が代わってもチームとしてのやり方は変わらない。


ということで、この部分が最大のポイントとなってきそう。どう持っていくかは監督次第。ただ、現状は厳しいもので、

・チームとしての戦術、システムを統一しようにも準備している時間はない

・継続して選手を使おうにも、怪我人、累積警告等で使えない


つまりは、どっちの方法論を取ろうかと考えても、どっち共に取れない状況に追い込まれている。

ただ、解決策は無いことはない。

その実例が、ロペス監督が就任直後のベティス戦の戦い方。

完全にベニテス時代のサッカーを踏襲したやり方で内容あるサッカーをし、勝利を手にした。

その後、ロペス監督が取った方針は徐々にそのベニテス流のサッカーから離れ自身のサッカーを馴染ませること。

今はそれがうまく適応していない。というか、適応するような時間もない。

よって、解決策としては、再度、ベティス戦の時のようなチームとして定まったやり方、戦術、システムを用いて、そこにそのやり方を理解した選手を使うことだと考える。

ロペス監督にとっては、プライドの問題でもあり、辛い決断になるだろう。また、「ベニテス流サッカー」と言われ良い気持ちはしないだろう。

しかしながら、現実問題、それ以外に道がないように思う。

自身のやり方、ロペス流サッカーは、CL圏内を確保し、来季続投が決まった来季に思う存分やってもらえばよい。

今はそういったことではなく、いかに来季のCL圏内を確保するかが最大の焦点。もう残りは6試合、色々考えている暇はない。

CLに出場することは、選手やチームのモチベーションの問題以上に、クラブの財政面での問題に関わる。今季、ソレール会長になり、新スタジアム・練習場移転に伴い、借金は返済出来る見込みが出来たといえども、今季は大多数の選手の契約延長を実行した。

恐らく、クラブ側としては、当然CLで戦った場合の収入も見込んで来季の構想を考えているはず。また、CL、UEFAを戦うことにより、試合数が増加する、それはイコール、入場料収入も見込める現実的な数字となる。事実、バレンシアの場合、CL、UEFAのチケットはソシオの年間シートに含まれて居ない。よって、ソシオでもUEFAの大会はチケットを買う必要がある。それはクラブとしての大きな収入になる。

マイナス面ばかり考えてもいけないが、出れなかった場合は、当然、試合数も減り、ローテーションを組むような多くの選手をチーム内で抱える必要もなくなり、現在いる選手も何人かは放出されることになるだろう。

トップに24名もの選手は不要になる。たかが、リーガとコパを戦うのみで…


いずれにせよ、バレンシアはツイている。こんな試合をしながらもマジョルカに負けず、引き分け。負けに等しいといえども、引き分け、勝ち点1を奪った。

上位チームも同様に勝ち点を伸ばすことが出来ず、CL圏内まで勝ち点差3と逆に縮まっている。

数字的にも、次からの対戦相手から見ても、まだ悲観的になる必要はない。

次節の上位陣のカードは、

Rマドリッ 対 ビジャレアル

ベティス 対 Rソシエダ

ビルバオ 対 セビージャ

エスパニョール 対 サラゴサ

となっている。

バレンシア 対 アルバセテ

↑一番楽な戦いと誰もが予想する。

Rマドリッ、Rソシエダ、ビルバオ、サラゴサは全て今節に勝って調子を上げており、かなり手強い。もし、今バレンシアがこのどれかのチームと対戦すればかなり厳しい戦いになるだろう。

そういう有利な対戦カードも楽観的な要素を作る要因。チームの状態は悪い、かなり悪い。酷い。

しかしながら、ここまで悪い内容の試合、マジョルカのスタジアムで今季初めて得点を挙げれなかったチームでありながら、まだそういった望みをつないでいるのは何かあると思えてならない。

サッカーは人生。

良いこともあれば、悪いこともある。

良い時もあれば、悪い時もある。

つまりは、悪い時ばかりじゃない。

そう信じたい。

Comments

来期のイタリア人は・・・

フィオーレ、コラがいなくなってしまうかなぁと思っておりましたが、ここに来てディバイオまでも。。。

しかしアイマールが怪我をしてもフィオーレをチョイスしないのは完全に構想外ってことですね。シッソコを外してファビオ、ミスタの位置を下げてトップ下にフィオーレって選択や右にシスコって選択のほうが、チーム戦略的には良かったのでは?と素人考えに思ってしまいました。しかし勝てる試合を勝ちきれないもどかしさのみ、残りました・・・

P.D.33節やっぱり放送ないか

ホントにひどい内容でしたね。
シソッコがとにかくひどかった。
なので、ディバイオが怒る気持ちも
ややわかるような。
最後に出てきてやや流れを変えそうに
なった大久保を思わず応援しそうに
なるほど、今回のバレンシアは魅力ゼロ
のチームだったように思います。
アイマールうんぬんではなく、それ以前の
問題ですね。はぁ・・・。

見ていて悲しくなる試合でした

怪我人と問題が多かったとはいえ、チャンピオンの面影が久々に皆無でしたね。
まるでラニエリ時代のようなサッカーでした。
もうこれからは放送も1,2回だろうからなかなか見れませんが、息を吹き返してもらいたいです。

  • [2005/04/19 07:11]
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  • 坂口翔平
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