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リーガ第11節 マジョルカ戦 

リーガ第11節 マジョルカ戦のバレンシア出場メンバー
【マジョルカ戦の出場メンバー】

2007年11月4日のスーペル・デポルテ、アス紙
【試合翌日4日のスーペル、アス紙の一面トップ】

【クロニカ】

10節を終わって失点19。得失点差でマイナス4ながら6勝4敗と5位に位置していたバレンシアが、久々の無失点でマジョルカ相手にアウェイで0-2の勝利を飾った。

この試合、アルビオルが出場停止だったためアレクシスが先発出場し、けがから復帰したマヌエル・フェルナンデスがアルベルダとボランチを組んだ。

だが、キックオフ直後の2分、アレクシスがいきなり負傷退場したため、バレンシアのオスカル・フェルナンデス監督はミゲルを投入し、右サイドバックに入っていたカネイラをセンターバックに移す。

前半から目立ったのはバレンシアのDFラインの低さ。前節レアル・マドリー戦で5失点の反省を生かし、フェルナンデス監督は無理に高いラインを保つことなくスピードあるグイサやラストパスの出せるアランゴ対策としてプレッシングよりスペースを消す守備戦術を用いてきた。

一方のマジョルカもバレンシアのそうした慎重な出方とカウンターに注意してか序盤は様子をみる展開でそれ程攻撃に手数をかけてこなかった。

とはいえ、前半からペースとチャンスを握ったのはマジョルカ。ボールを奪ってからの攻撃への切り替えや両サイドバックのオーバーラップのタイミングが良く、ボールを持つ選手を追い越す動きも積極的に出始めるとバレンシア陣内深くまで攻め込むようになる。

ただ、バレンシアDFラインが低い位置取りでしっかりブロックを作っていたため、ペナルティエリア内入り込むチャンスはなく、シュートチャンスはほぼペナルティ外のミドルのみ。マジョルカにあった惜しいチャンスは15分、36分のイバガサのミドルに、42分のホナスのミドル程度であった。

マジョルカに良い形で攻め込まれるものの、最後ではしっかり食い止めることが出来ていたバレンシアだが、今季のテーマである“攻撃”が相変わらず機能しない。右のホアキン、左のビセンテとボール保持、ドリブルの出来る両翼はいるが、彼らがボールを持ってもサポートが少なく、すぐに囲まれてしまう。

ただ、シルバ、マヌエル・フェルナンデスが何とかパスコースを作りボールを引き出す動きによって前半は少し優位に立つ時間もあった。

そうした中で迎えた33分、ビセンテがペナルティ内にボールを持ち込みシルバにパス。ボールを受けたシルバがトラップした瞬間にイバガサに体を当てられ倒れるがPKの笛は吹かれず。映像で観る限り、PKの笛が吹かれてもおかしくないものだったが、昨年からシルバへのこうしたファールはあまり取られていない。

スコアレスドローのまま終わるかと思われた、45分、右サイドを駆け上がったミゲルが思い切りのよいクロスを上げるとボールは見事なカーブがかかってゴール前でフリーになったモリエンテスに届く。落ち着いて左足で合わせたシュートはマジョルカGKルクスの判断ミスも手伝って難なくゴールネットを揺らしバレンシアが貴重な先制点を奪い、そのまま前半終了。

後半に入ると追いかけるマジョルカが一方的に攻め込む展開となる。バレンシアは防戦一方の上にDFラインからのフィードが極端に悪く、奪ったボールをクリアするのがやっと。

押し込まれる中でマジョルカの右サイドホナスがアクセントの効いたドリブルでチャンスメイクし決定機を次々に作る。

48分、55分、56分とホナス、グイサが決定機を得るがシュートは決まらず。

するとバレンシアは61分、スローインから相手の隙を突いてシルバが左サイドをドリブルで突き、マイナスのクロス。見事な動きでDFのマークを外したモリエンテスがサイドキックで上手く合わせ2点目のゴールを奪う。

0-2となり試合の決着はついたかにみえたが、マジョルカは諦めず後半開始からあった攻撃のリズムとテンションを維持し攻め続ける。69分にはホナスがモレッティにレイトファールをもらいモレッティが2枚目のイエローカードをもらうかと思われたが、ここではバレンシア有利の判定となりカードは出されず。

その後、バレンシアのフェルナンデス監督は疲れのみえたビセンテ、ホアキンをベンチに下げ、アングロ、アリスメンディを投入するが防戦一方の展開は変わらずバレンシアが耐え忍ぶ時間が続く。

ここでピンチを次々に救ったのがGKヒルデブラント。

75分のアランゴ、82分のグイサと決定的なシュートを見事な反応でセーブしチームを鼓舞すると彼のスーパーセーブに感化されたようにバレンシアの選手たちが気持ち、魂の入った守備、激しい当たりをみせそのまま2点差を守りきり勝利した。

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、TV画面に映ったキャプテン、アルベルダは両手でガッツポーズをし、近くにいるモリエンテスと抱き合った。その2人の表情は全てを物語っていた。

今のバレンシアは傷ついており、心身両面で良い状態ではない。ただ、バレンシアというクラブのチームの誇り、自尊心を保つためにもこの勝利は必要であり、それを選手たちが気持ちで手にした試合だった。


【課題】

久々に選手の気持ちがピッチにあった試合でした。ただ、やはり課題は多い。勝利したとはいえ、今チームにある課題が浮き彫りになった試合でもありました。

・DFからのフィード

攻撃が機能しないのはDFからのフィードが酷すぎることがかなりの%を占めているように思います。特にミゲル、モレッティの両サイドバックのパスミスが多く、彼らが追い込まれた時にはパスミスするか、前線に半ばクリア気味のロングボールを放り込むしか手がない。

DFからのビルドアップの場合、必然的に彼らがボールを持つことが多くなりますから、チームとして彼らからどうボールを受け、どうスペースとパスコースを確保していくかある程度型を作ることが必要でしょう。


・動きの硬直化

動けないのか動かないのか。まあ後者であると信じたいですが、とにかく攻撃に転じた際に中盤より前の選手が硬直化してしまってパスコースもスペースもない。DFからのフィードが悪いのも当然ここの部分が改善されないからでもありますが、止まってボールを受ける、直線的に引いてボールを受ける、だけでは相手にパスコースが読まれてしまう。


・フィジカル的な落ち込み

この試合のマジョルカと比較して、精神面やチーム状態の悪さを指し引いてもこれだけ各選手が動けなければ心配。今後、監督交代に伴いフィジカルコーチの責任者も代わるためその点も心配せざるを得ません。

ちなみに、クーマン監督が引き連れてくるコーチはセカンドコーチ兼、スカウティング担当のトニー・スロットのみ。今、地元で噂が挙がっているのは今季開幕直後にリバプールを退団したパコ・アジェスタランの招聘。バレンシアでもベニテス監督時代にフィジカルコーチをやっていたパコはバルサのチキSDからもオファーをもらっているようですが、どうなるか?GKコーチのオチョトレナと共にまたバレンシアで働いてもらいたいですが…。


【選手採点とコメント】※小澤独自の採点(0-3)

2 ヒルデブラント 「本領発揮」

1 カネイラ 「CBでは高さ不足と居残りが気になった」

- アレクシス 「アニモ!」

1 エルゲラ 「軽く抜かれる場面がやっぱり気になる」

0 モレッティ 「攻守でミスが目立った。疲れてる」

2 アルベルダ 「あれだけスペースが空いた中でよくカットしてた」

2 M・フェルナンデス 「技術、フィジカル、素質は見せ付けた」

0 ホアキン 「ボールをもらう工夫が欲しい」

2 ビセンテ 「後半は疲れたものの前半はさすがのプレー」

2 シルバ 「とにかくよく動いてボールを引き出した」

3 モリエンテス 「スーパー・クラック」

-交代出場

1 ミゲル 「アシストは見事。ただ、パスミス、不安定さも目立つ」

1 アングロ 「もう少し早めのタイミングで出して欲しかった」

- アリスメンディ 「途中交代で流れを変えられるタイプではない」

Comments

初めまして!!

初めまして!!いつも楽しくブログを読ませてもらっています。
2-0という結果だけ見て「おっ」と思いましたが、レアル戦で見せたディフェンスと中盤のスペースは解消されていないようですね(まあすぐに改善できるようことではないんですが)。アレクシスに関しては期待をしていただけに残念です。
ちなみに、大学に受かったらお金を貯めて友人(ビジャレアルファン)とそちらにお邪魔したいと思いますので、その時はよろしくお願いしますよ笑

  • [2007/11/05 12:31]
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