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価値ある引き分け!? 

と言いたいですね、シーズン後に…。リーガで初の引き分け。

とにかく酷い、つまらない、攻めれない試合でした。

はっきり言いましょう、

「キケなら勝てた、キケなら相当批判されてた試合」です。

個人的には、クーマン監督にこの試合で相当疑問符が付きました。(戦術面でみたらかなり彼の能力というか限界がわかってしまった気がします…)

まあ、クーマンさんもかなり苦労してるし、混乱してるんでしょう。我慢、我慢ですかね…。とりあえず、試合後の率直な感想までに。




【クロニカ】

リーガ第15節 オサスナ対バレンシア バレンシア出場メンバー
【リーガ第15節 オサスナ戦出場メンバー】

【4-5-1】

私も含めて現地のどの記者もスタメン当たりませんでした。「4-3-3」という言葉が一人歩きしてましたが、このオサスナ戦では完全に「4-5-1」の3ボランチ。ガチガチの守備的布陣。

「3センターハーフ」はマルチェナ、サニー、シルバの3人。よって、シルバ以外にボールを持てる、攻撃を組み立てることの出来る選手がいない。恐らく、選手もこのスタメンを聞いてびっくりしたことでしょう。(つまり選手自身が混乱してどうプレー、攻撃すればいいのかわかっていなかったと推測してます)


【攻撃面での収穫ゼロ】

これでここ4試合無得点。この試合でもシュートが入る雰囲気なし。ペナルティエリア内でのシュートは恐らくなし。サニー、シルバ、アリスメンディと若干惜しかったシュートは全てエリア外からのもの。

あれだけ孤立したビジャでは調子を落としていく一方。恐らく、「こんなに孤立してどうやってシュートを打つんだよ」とイライラしながらプレーしていることでしょう。


【引き分け狙い】

恐らくクーマン監督の狙いは“引き分け”、“無失点”だったのでしょう。「ラッキーゴールで得点して勝てればいいかな」くらいに思っていたとしか思えない戦術でした。

攻撃はDFラインからのロングフィードだけ。以前、「DFラインからの放り込みサッカーはやらない」と断言していたクーマン監督。その発言とこの試合を照らし合わせて私も「ああ、この人は現実を取るために信念を曲げることの出来る人なのね」とわかってしまいました。まあ、でなければPSVをああいう形で辞めてバレンシアに来てませんよね…。


【カニサレス復活】

この試合ではフィジカルが戻った?のか、素晴らしい反応をみせ復活を予感させてくれました。特に、後半5分にオサスナFKからプニャルが打ったシュートは直前でバレンシアDFの足に当たりコースが変わったのですが神がかり的な反応で足を出しセーブ。

序盤でこうした“当たり”を持ってノッてしまえばこの人は強い。その後も安定感あるプレーで守備をけん引。コーナーなどでは積極的に選手に声をかけ集中力を切らさないよう気をつけておりました。カニの復活は大きいですね。


【これまで出番のなった選手起用】

この試合でチャンスをもらったサニー、アリスメンディですが、個人的には2人の評価は分かれます。

サニーはこれまで全く試合出場がない中であのプレーと試合終了まで切れないエネルギー、アグレッシブさに感心しました。恐らく、シーズン終了後までには「バレンシアに欠かせない選手」と言われているでしょう。ただ、パスセンスやキックの精度がまだ欠けているのでバックパスが多く攻撃面では物足りないため、クーマン監督が今後使うかどうかは微妙です。

アリスメンディは確かに運動量があってそれなりに良かったですが、この試合をみてはっきり「バレンシアでプレーするレベルにない選手」とわかりました。申し訳ないですが、私はそれなりに良かったこの試合をみてそう判断を下します。この試合でも簡単なトラップ、パスミスが多すぎ。アクティブではあるけれど、それであれば意外性、ゴールのあるアングロを使っていくべきでしょう。


【迷采配】

システムや戦術面でもありますが、一番良い例は途中交代のホアキンを左サイドで使ったこと。本来ならアリスメンディを左に持っていき、ホアキンは右で使うべきでしょう。

突破ドリブルのないアリスメンディより突破できるホアキンの方が右サイドに適しているのは誰がみても明らか。

ホアキンには中に切り込むドリブルを期待したのかもしれませんが、そのドリブルをしたとしても1トップで中盤が3ボランチであれば中央はかなり詰まった状態。当然、そうしたシーンもありましたが数的に2倍以上優位なオサスナが簡単にカットしていました。

ビジャに代えてモリエンテスを入れたのだから、ホアキンの突破からのクロスを頼りに攻めるべきだった、と私は思います。

ということで不慣れな左サイドでのプレーでホアキンは故障。膝の軽い捻挫のようですが、チェルシー戦は無理でしょう。


【全てはこの一言に集約】

「混乱」

これに尽きます。ようするにクーマン監督自身が「混乱」してどうすべきかわかっていないのでピッチ上でも選手が混乱して何をどうしていいのかわかっていない。

選手はシステムや選手起用から「まずは守備ありきだな」というのはわかっていたようですが、「どう攻めるのか」は全くわかっていない。

結局、クーマン監督もちょっと困っているということなのでしょう。

キケ監督解任となりバレンシアは「攻撃サッカー、良いサッカーを具現化してくれる監督」としてクーマンを迎え入れた。クーマンも就任早々に威勢良く「攻撃的サッカー」や「4-3-3システム」を明言してしまった。

でも1ヶ月して敗戦に次ぐ敗戦で「やっぱりこのチーム、選手で攻撃的サッカー、良いサッカーを目指すのは無謀だ」と気付いた。よって、まずは守備の安定やポジションバランス(リスクを冒さないこと)に気をつけオサスナ戦に臨んだ。

(でも、言っておきますが、この監督守備的な戦術やポジションバランスを求める練習は皆無です。キケはそうした練習が多かったけれど)

そうした狙いをみればある程度成功したので、試合後の会見では「チームは良くなった」「ポジションバランスが良かった」と手ごたえあるコメントを出している。

ずっとバレンシアを見てきた人はわかっていると思いますが、キケは勿論、ここ数年のバレンシアはずっとそういうものを持っていました。それを敢えて捨てて「攻撃的にやる」と言ったクーマンを信じて耐えてきたのがこの1ヶ月。

じゃあ、結局「この1ヶ月は何だったの?」ということ。

監督として明確な戦術、システム、一番大事な意志がこの試合ではなかった。

このオサスナ戦のような手順を踏んでチームを作るならチーム作りなんて必要ない。もうバレンシアは出来ることだから。以前確実に手にしていたものを取り戻して「ほら、向上しただろ?」と言われてもファンもメディアも「?」です。

何が残念で結構ショックだったかっていうと、試合前に

「やる気のある選手、ハングリー精神のある選手が必要」

と言った監督が一番「勝つ気がなかった」ということ。

このスタメンで前半全くダメ。勝てる気ゼロ。にも関わらず、後半から選手交代してこなかった段階で、私は完全に「ああ、引き分け狙いなのか」と確信しました。得点できるとは思ってなかったので「良くて引き分け。いつものように失点して負ける確率の方が高い」とさえ思いました。

「4-3-3のシステムに適した中盤の選手がいない」

と補強を要求するクーマン監督。ただ、このオサスナ戦のサッカーで、エドゥ、M・フェルナンデスを使わない選手起用でその要求をするのは矛盾もいいところ。

理想(攻撃サッカー)を追いながらも現実(結果)を出すのがクーマン・スタイルなのかもしれないですし、今後改善の余地はあるし期待はしてますが、この試合の戦い方、戦術、采配からして結局、振り出し以前に戻った感あり。

シーズン途中での監督就任は確かに難しい。

チームに来てみないとわからないこともたくさんある。

ただ、1ヶ月間、試しに試して結果も出せず我慢させておいて、結局見えてきたのは「混乱」つまり、「一貫性のなさ」。

やはり監督のみならず何でも成功するためには“信念”が必要でそれを曲げない強さ、一貫性が大事なのではないでしょうか。

今季はバレンシアというクラブ自体がその信念を曲げてしまったので監督に責任をなすりつけるのは筋違いですが、信念を曲げたクラブが信念を曲げることのできる監督を連れてきたような気がしています。

「柔軟性がある」

モノは言い様ですが、自分はキケやベニテスといった監督により柔軟性を感じます。結局、攻守が表裏一体のサッカーと同じで一貫性と柔軟性は表裏一体のものだと思うから…。

Comments

ちょっと

1ヶ月で結論出すのは早すぎでしょう。守備を固めるだけなら就任早々できますが、攻撃的サッカーを浸透させるまでにはキチンとした準備期間がいりますからね。

ライカールトのバルサだって、勝ち始めるまでに半年かかりました。

ましてや彼は、夏の準備期間もなく、ライカールトと違って、就任前まで別のチームの選手に気を配ってなければならなかったのですから、選手の特徴を理解しきれてないのはしかたないことかと。

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