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ヘタフェ戦とクーマンの人心掌握術 

昨日はビジャレアル対ラシンの取材に行っていたのでバレンシアの試合はしっかり見れませんでした。しかし、ラシンはあの選手層、前線でよく勝ち点1をもぎとりましたよ。ラシンのDFラインのコントロールは是非、日本の中高生に見てもらいですね。本当に勉強になる。

これまた話しはそれますが、疑惑のハンドで敗れたサラゴサ。イルレタ監督になってかなり守備が整備されましたね。正直、シーズン途中の監督交代ならイルレタがバレンシアでクーマンがサラゴサなのが普通なんだと思いますが、サラゴサはあの守備をベースに前線の能力、スピードを生かしていくと今後上位に盛り返してくるでしょう。

さて、ヘタフェ相手に0-0のバレンシア。ビジャが後半早々に退場になって10人で約35分を戦ったのでまあ勝ち点1は及第点。選手の踏ん張りは評価したいですね。

試合自体のクーマン采配にいちゃもんをつけるつもりはないですが、やっぱりこの監督は人心掌握術を知らないんでしょうね。

例えば、エドゥ。後半ロスタイムに投入され約30秒、時間稼ぎのためにプレー。

先日、エドゥが会見でどれ程歯を食いしばって言いたいことを言わなかったのかクーマンはわかってやれないのか~とエドゥに同情。

「色々言いたいことはあるけれど、僕は監督の決定には敬意を持つ。ここ(会見)で言えないのはみなもわかってくれるだろう?そういうことを言ってしまえば最終的に自分に返ってくるんだ」

クーマンが来た当初のCLシャルケ戦でけが明けにも関わらず無理をしてプレーを続け、その後肉離れで戦列を離れてしまったエドゥ。

確かに、試合中に監督に「いけるか?」と聞かれ、「いける」と答えたのはエドゥだったけれど、エドゥとしては「俺を信頼してくれているんだ」と思ってプレーしたはず。

その後、コンディションが上がってきたらもう使われない。事実上の構想外。SDに直々に電話をして「冬の移籍市場でCHは獲らない」と聞かされていたら、バネガ、マドゥロと2人もCHが来て出番なし。監督からは「まだコンディションが悪い」と言われる始末。

練習でのエドゥの調子を見てますが、別にコンディションは悪くない。選手が一番コンディションを上げられるのは試合。だから、コンスタントに試合に出れば本来のエドゥには戻れるはず。

彼もそう思っているからこそ、先週の会見で歯を食いしばった。

その会見直後に「お前は時間稼ぎ要員」というやり方で使われる。まあ、選手はチームの勝利のために働く義務があるのでエドゥも喜んでやるでしょう。でも、これまでの経緯や先週の会見でのエドゥをわかっていれば、自分なら、いや普通の監督なら、ロンバン、モントーロといった若手を時間稼ぎ要員に使ったことでしょう。

まあ、勝利や勝ち点のためにストイックに選手を駒として使うことはこの世界の監督に必要なことかもしれないけれど、やっぱり選手も人間。心がある。選手の心をつかんで「この監督のために」と思われないと本当にチームが苦しい時にチームが前進していかないと思うんですよね。

ジギッチにしても然り。

昨日の試合では後半すぐにアップ開始。

ビジャが退場し、「俺の出番か?」と思いきやまた出番がなくアップのみで終了。

1人少ない状況で攻撃的選手を下げて、守備的選手を入れドン引きサッカーを選択することは別に悪いことではないですし、実際にそれで勝ち点1をとった。

が、これまでもそうであるように得点、結果を出した時、つまり“旬”な状態であってもジギッチは使われなかった。国王杯であれだけ活躍し、ビジャがあれだけ駄目でも途中交代すらない試合が続いた。

モリエンテスが戻ってきたら多分、3番手に下がる。冬から噂のあったジョー・アウベスなり他のFWも来るらしい。

そんな中で「よっしゃやったろう」とモチベーションを保つのはなかなか難しい。

確かに次のレクレアティーボ、恐らく国王杯バルサ戦では出番がある。2試合は先発でしょう。

とはいえチーム全体で見た時、ジギッチが「何があってもビジャがいればビジャを出すんだろう」と思ってしまえばチームとしてみたらマイナス。特にバレンシアのようにスーパーな選手をお金で買えないチームでは選手層、総合力で上位を狙っていかないといけないのだから。


ってことで今は静かにしておきますが、ミゲルもそういう犠牲者と言えるかもしれませんね。まあ、彼の場合、クーマンの使い方以上にクラブ、フロントのやり方が悪いですが…。

そりゃミゲル本人も悪いですが、メディコが「4,5キロ太った」とかマスコミに言っちゃ駄目でしょうに。クーマンがフェリポン(ポルトガル代表監督)に「あいつは今使えないよ」とか言ったのが表沙汰になっちゃいかんでしょうに。

ある意味、バレンシア市にあるバレンシア、レバンテという2チームの選手たちは世界中のサッカー選手の中でもかなり高いレベルのプロフェッショナルではないかとリスペクトしています。

バレンシアは今週は裁判、裁判ですね。ロッカールームが真っ二つ。

クラブ側の証人は今日、明日中に発表されるでしょう。

Comments

悲しい

人身掌握術ということで言えば
例えば日本で指導者ライセンスを取る際、
そのプログラムの中に心理学的な要素はあるのかな…
なんて、ふと思いました。
その選手の持っている能力の
100%に限りなく近い数字を引き出すためには
気持ちよくプレーさせてあげる「メンタルケア」は
必須ですよね。

  • [2008/02/21 07:19]
  • URL |
  • 高田ペ・ヨン・純次
  • [ Edit ]
  • TOP ▲

上の

yesさんのコメントにはちょっと共感です。上でジギッチの気持ちについて書かれてらっしゃいますけど、同じような心境でいた選手はこの数シーズン何人もいたと思いますし。

そのときはあまり触れなかったのに対して、今回はクーマンさんはその点で監督としてダメだと切り捨てるってのはちょっと偏ってるようにも感じました(私もクーマンさんははっきり大嫌いだし、書かれてらっしゃること自体は全くその通りだと思うんですけど)。

会長その他フロントの動きと関連した部分での不満という面もあるんだとは思いますが、キケさんのときと比べて、クーマンさんへの非難の頻度が多いのは監督の好き嫌いが原因のように見受けられます。

記者である前に一人のファンとしてというスタンスで書かれていらっしゃること自体はリスペクトしていますし、それは他人の私がとやかく言えることではないですけど、個人的にはやっぱり好き嫌いで贔屓(言葉が悪いですけど)が見えてしまうような文章はちょっと読んでて気持ちよいものではなかったです。

クーマンについて語るならば

キケも人心掌握術に優れているとは言えないのでは?

気に入らない選手はとことん使わないし、それは05-06シーズンにおけるモレッティとカルボーニの起用の仕方だけ見ても明らかですよ。(モラ等が今になってキケを非難していましたが)話をして、どうにか選手を納得させるのも監督の仕事でしょう?
この件でクーマンを非難するなら、キケのにも触れて対比すべきです。

個人的な意見ですが、キケはたぶん優れたコーチであって、まだ優れた監督ではなかったんじゃないでしょうか。一度偉大な監督に師事すれば一皮剥けると思います。
マンチーニとかモウリーニョもそういう経験があると思います。

人身、じゃなくて人心掌握ですよね。

それはともかく、今回の記事は嫌味が少なく読みやすかったです。

モチベーションって

重要ですよね。フィジカルやテクニックがいくら優れた選手がいても、それを試合で100%発揮できるかは、どのように選手のモチベーションを高めることができるかって部分がすごく大きいと思います。

私は別に厳しい監督でも、選手と親しくしゃべらない監督でもいいと思うんですけどね。でも、モチベーションのコントロールや組織作りの面でもクーマンさんは優れているとは思えないし、誰を取っても状況が大きく変わるようには思えないです。

あと個人的にはサラゴサの守備が良くなったのは確かですけど、それはSBの上がりを減らしたりしてるからで、今の守備力を保った上でヴィクトル・フェルナンデスさんのときのような攻撃ができるかは疑問かなと。
アイマールもダレッサンドロもいない中でバルサを追いつめたイルレタさんの手腕は悪くはないとは思いますけど、そもそもフエラのバルサは大したレベルではないし、サラゴサが今後上昇してくるかについては悲観的です。

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