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組織を相手にするということ 

昨日のカニサレスの証言で神経戦の内容がもう少し詳しくわかりました。サンティの証言では、彼らが経験している個別練習において

・トップチームが練習で使うボールを使えていなかった

・夕方の練習では照明が(意図的に)暗いものだった

という事実がわかりました。アルベルダに関してはもっとありますが、それはフットボリスタのインタビューでのアフターレコーディングで書いていますのでそちらを参照下さい。

現状ですが、

・試合前日、メスタージャである場合(今は不定期)の非公開練習に3選手は参加できない
(→パテルナ練習場で個別練習)


・個別練習には(カンテラチームの)トレーナーがついている

となっています。

ただ、以前からお伝えしている通り年明けからクーマンは選手の招集を試合2日前に出し、3選手のチーム練習機会が減るようなルーティーンを採用してきました。

とはいえ、今は(!)毎週メスタージャで非公開練習は行っていません。個別練習にトレーナーもメディカルスタッフもつけない現状は改善されています。理由はなぜか?

簡単。一言。「裁判で不利になるから」

よって、メスタージャでの非公開練習は不定期に取り入れ、個別練習ではトレーナーがついています。そして、昨日の裁判ではこうしたルーティーンについても「変わったことはない」とアルベルダ側の主張を完全に否定しました。

クーマンは試合前日にメスタージャで非公開練習を行うことについて「オランダや他の国では当たり前の習慣」「ホームで負けが込んでいたのでその苦手意識を取り除くため」と説明したようです。

トレーナーについては1月、アルベルダ側(弁護士)がパテルナ練習場に公証人(恐らく労働局からの派遣)を呼び、その現状を把握してもらいました。もしそれが裁判で証拠としてあがってしまえばクラブにとっては不利な状況となるので、それ以降は何事もなかったようにトレーナーがついています。

とはいえ、そのトレーナーはカンテラ所属(カデテ登録)でトップチームをみる人間ではなかったのですが、昨年11月にクラブは彼とトップの仕事を手伝うような契約条件にしています。(この辺もちょっときな臭いですが)

現場で見ているとはっきりわかります。やり方の汚さ、陰湿さが。それが組織を相手にするということなんだと思います。

自分が属する組織と全面対立するのですから考えられたことではあるのでしょうが、彼らはこうした組織ぐるみのやり方に個人で闘っています。


裁判でクラブ側は2つの事実を明かしました。

・冬の移籍市場でチェルシー、トッテナムからのオファー(半年間のレンタル)があったが、アルベルダ自身が拒否した

・アルベルダの今年の年俸は約370万ユーロ(約6億円)でチーム最高年俸

裁判ですからこうした事実を積み重ねるのは当然ですが、クラブとしては世論を味方につけたい思惑もあったはず。

「バレンシアはアルベルダが出て行けるよう努力してオファーを横流しした。にも関わらず彼が拒否して残り、最高年俸を受け取り他の選手と同じ権利を持ちながら試合には出れない」

よって、「バレンシアが一番被害を被っている」とクラブ弁護団は主張しております。

すでに地元ファンは、「トップサラリーは180万ユーロじゃなかったのか?アルベルダはそんなに高額の年俸をもらっていたのか!(その後に続く言葉はご想像通り)」と話しています。

その他、裁判の進め方、質問の入れ方は報道レベルからの私の直感ですが、バレンシアの弁護団の方がやり手の印象を受けています。(組織ですから敏腕弁護士を雇うことも簡単ですしね)

依然としてアルベルダ有利と見られていますが、相手は組織です。

例えば、戦力外通告直後にクラブは公式HPでカニサレス、アルベルダの事実上の引退発表を出し、地元マスコミにまでご丁寧にその声明文をFAXしています。つまり、「一時的」と言いながらクラブは「引退です。これまでありがとう」と勝手に引退勧告したことになるのですが、さすがは組織。

それはエンリケ・ルーカス元副会長のミスと責任を負わしています。

ちなみに、その引退勧告は当然のごとく、今はHP上から消えています。でも、各マスコミに届いてますからアルベルダ側は貴重な証拠として残しています。

結局、ソレールのやってきたこと、やっていることは保身のために個人に責任を負わして組織としてのミスを放置し、個人を排除していくことなのでルーカス元副会長もその被害者。スポーツ部門の全権を握ると言い張っていたラファエル・サロム副会長も同じ道をたどるでしょう。だって、アルベルダとの示談を自分でまとめておきながらご丁寧にソレールに「如何でしょう?」と質問して「NO」と言われて引き下がっているんですから全権なんてあったもんじゃありませんね。やはり操り人形でした。

そんな中で組織と真っ向対決する覚悟を決めたアルベルダ。繰り返しますが、彼は引退覚悟で裁判に入ってます。

地元は「バレンシアありき」ですからバレンシアと戦う人間はいくら数ヶ月前まで英雄でもすぐ「敵」となります。もう、地元メディアなんかを見ていても苦しいです。そうした地元の人間に新聞を売って、ラジオを聞いてもらわなければいけないので組織の膿には目をつぶっていくしかない。でも、見ている人はしっかり見えていますからその可能性は判決と共に信じてみたいですね。

Comments

陰湿ですね・・・。

僕はアイマールが好きでバレンシアのファンになりました。
そして試合を見るうちに他の選手もどんどん好きになり、
アイマールがいなくなった今でもこのクラブが好きです。

地元の人という訳ではなく、ミーハーな1ファンだから
選手側に立った感情論になってしまうのかもしれませんが、
会長にはバカヤローって言ってやりたいです。
長年クラブに尽くしてきた選手に対してこの仕打ちは酷すぎますよ。
みんな悔しいでしょうね・・・。

負けてほしくない

いつも情報ありがとうございます。
ナマナマしいですね。
しかし意外にバレンシアの人たちが、こんなことをするクラブにあまり批判的でない印象があります。
本当なら不思議です。
しかしとにかく、スペインいや欧州の選手全員のために、ソレールみたいな奴には負けてほしくないです。

勝負は厳しい

保身、組織を守るためなら何でもやるでしょう。
アルベルダの勇気には、心から敬意を表します。
しかしまぁ…地元ファンも酷いもんですね。
このクラブにして、このファンありですか。

  • [2008/02/24 15:48]
  • URL |
  • 高田ペ・ヨン・純次
  • [ Edit ]
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チームメイトの離反の狙いもあるのでは

>>・アルベルダの今年の年俸は約370万ユーロ(約6億円)でチーム最高年俸

これは
>>すでに地元ファンは、「トップサラリーは180万ユーロじゃなかったのか?アルベルダはそんなに高額の年俸をもらっていたのか!(その後に続く言葉はご想像通り)」と話しています。
にだけかかることではないと思います。

仮にほかの選手の年俸が上限180万ユーロで固定で、アルベルダだけ多くもらっており、他の選手がその事実を知らなければ、アルベルダに選手から不信感が芽生えることになります。

私は選手の年俸が実際どうなっているか、よくわかっていないので、シルバやビジャがこの事実についてどう思うのか興味があります。

あれだけ放漫な経営をしておきながら、ずいぶんと念の入った仕事をなさってますね。
正直、多少感心しましたよ。
なるほど、探せばやるべき仕事はいろいろあるんですね。

まあ綿密にやられればやられるほど、誰にとってアルベルダら三人が煙たかったか、分かろうというものですが。

  • [2008/02/24 10:09]
  • URL |
  • 由比彰紀
  • [ Edit ]
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