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ホアキンスタメン落ちの理由は? 

デポル戦でスタメン落ちしたホアキン。

スタメンで出場したアリスメンディが良い活躍をしたものの、今現地ではホアキンスタメン落ちの理由をめぐってちょっとした騒動が起こっている。

試合当日の夜、『カナル・9』の記者が「ホアキンは試合当日の戦術ミーティングに1分程度遅刻した。それでスタメン落ちとなった」と明かしたから。それが事実ならクーマン監督就任後、2度目の遅刻によるスタメン落ちとなる。

10日、ホアキン自身がこの噂を完全否定しており、自分も彼の口調や表情、その他の情報からしてあくまで噂レベルだろう、とみているがソースがカナル・9でありその他にも複数のメディアが報じているのでいまだ真相はわからず。

もし理由が1分の遅刻であるならもう選手のクーマンに対する信頼はこれっぽっちもないはず。

というのも、デポル戦では飲酒運転で捕まったバネガがスタメンフル出場。バネガは以前にも寝坊で練習を遅刻しているし、カネイラも代表からの戻りが遅れて練習に遅刻(M・フェルナンデスは間に合った)。バネガ、カネイラには何らお咎めなしで、ホアキンには1分の遅刻でお咎めあり?!となるわけで…。(まあ、就任当初のミーティング遅刻ですでにホアキンはお咎めもらってますけどね…)


ただ、自分はクーマンがホアキン、ビセンテを先発起用せず、アリスメンディ、マタを使う理由も見えてきてます。

4-3-3、クーマンの目指す攻撃や展開を考えれば動きを縦に制限してしまっているホアキン、ビセンテのようなサイドアタッカーではどうしても物足りない。

バレンシア、ホアキン、ビセンテの動きの課題図解
【ホアキン、ビセンテの動きにおける課題図】

上の図をみてもらえばわかる通り、ホアキン、ビセンテはドリブル突破が武器の選手故に頭の中に「ボールをもらうこと」が優先事項としてある。

よって、サイドにへばりついてとにかく「ボールを受ける」という点に固執してしまう傾向にあり、それが今のバレンシアのサッカーにおいては課題として浮きぼりになってくる。やはり、1トップで攻撃を作り相手を崩していく以上、前線3トップの動きの流動性とスペースの作り方は重要。

デポル戦での1点目をみてもらえばわかる通り、アリスメンディ(マタも)はビジャがサイドに流れてサイドを崩す際に中央に入ってクロスを受けれる(シュートを狙っていく)選手。動きが縦方向のみならず横方向にもあり、常にスペースの空き具合によって流動的に動ける選手。

試合を俯瞰的に観ていてもアリスメンディ、マタは逆サイドのボールがある時にはかなり中に絞ったポジションを取る場合が多い。

そうなると下の図のようにサイドバックのオーバーラップもスムーズにいくことが多い。

セビージャなんかはアウベスがSBなのに中に切り込んでいくことも多いけれど、そのセビージャでさえやはり相手に研究されてくるとメリットよりもデメリット、リスクが目に付き始めている。(どうしても走る距離が長くなるため)

また、アウベスの強引さによってヘスス・ナバスのプレーエリアがどんどん縦のみに制限され正直伸び悩んでいるな、というのが今持っている感想。戦術的に彼を中に絞らせ、アウベスを空いたサイドのスペースに走らせるオプションをつけることで解消することも多いと思うのですが、まあセビージャの話しは改めて。

バレンシア、アリスメンディ、マタの動き図解
【アリスメンディ、マタの動きで多い中へのポジショニング】

中盤での守備(プレッシングやスペースの消し方)、攻撃の際のサイドバックの使い方からしてやはり今のバレンシアのサッカーにフィットする前線のサイドはホアキン、ビセンテのようなタイプではないな、というのが結論ではないもののここ数試合を見続けての感想。

CLでレアルを破ったローマのサッカーなんかを分析してもサイドの選手の横方向の動き(伸縮)は攻守でスペースを作る、消す現代サッカーにおいてもはや必須となっていますね。




ホアキン、ビセンテはが成長するために

重要なのは選手と監督の歩み寄り。

ビジャの1トップの動きをみてもそうだし、練習でのクーマンのメソッドをみていても思いますが、大前提として「まず監督が要求する動きを提示し、できない選手に教えていく」必要もあるのではないかと思います。

少なくとも自分が見ている限りの練習でそうした動きの要求はないし、練習自体がボールポゼッションからミニゲームをして終わりという不変のルーティーン。

例えば、年末年始、国王杯の試合でホアキンが左サイドでプレーしたり1トップでプレーして良い感触をつかんだ。ただ、それはホアキンが何となく感覚、センスでやっていたプレーであって練習やミーティングで緻密に監督がレクチャーしていたものだとは到底思えない。

事実、それが全く身につかず元のホアキンに戻っている。あの状況はホアキンを選手として一皮むけさせるために大きなチャンスだったと思っています。

勿論、そうした監督の要求にホアキン、ビセンテが応じられていない現実もあります。それは選手としての“向上心”の問題。不足しているとは言いませんが、サッカーや監督の要求が変わっている以上、自らも変化させていかないと生き残れないわけで日増しに厳しい現状となっている。

今のスペイン代表のサッカーや方向性をみてもそれは同じで、ホアキン、ビセンテが代表入り、レギュラー獲得を目指すなら純粋なサイドアタッカーではもうダメ。ボールポゼッションのサッカーではボールを動かしながら人が動いてスペースを創造していくことが何より重要で、そうした際にはサイドにへばりつく、縦方向のみのプレーでは前線や攻撃を硬直化させてしまうことになりかねない。

飛び道具としては監督に重宝されるかもしれないけれど、レギュラーとしての地位は保証されないだろうというのが私の考え。

素質やスピード、総合力からしてやはりホアキン、ビセンテはスペイン国内でもこのポジションで1、2を争う選手。だからこそ、ここで脱皮できるか、成長できるかどうかはスペイン代表の強化にもつながってくるわけで期待したいですね。

ビジャ、シルバのプレーレベルが低下している現状についてもまた機会があれば分析したいと思います。とはいえ、まずはホアキンとビセンテ。クラシカルなスペイン的サイドアタッカーですが化ければバレンシアとスペインを新たな次元のサッカーに招待してくれるでしょう。

Comments

ビジャ、シルバのプレーレベル低下について、私も気になっていますので、そちらも楽しみにしています。ビジャは一昨シーズン、シルバは昨シーズンがベストでしたね。共に代表戦などもあり休み無く働いているためキレが著しく落ちてしまってますね。特にビジャは前線からの激しい守備やスペースメークが持ち味なだけに勤続疲労の色が濃く出てしまっていると思います。今のビジャは単なる運動量豊富なFWに成り下がってしまっています。以前のキレや決定力はもう戻らないのでしょうか?

変わってほしいような・・・

どうして後半にホアキン・ビセンテが投入されても全く効果が出なかったのかがすごくよく分かりました。
ホアキンとビセンテが縦への突破だけでなく、プレーの幅を増やしていけば選手として成長するのでいいことだとは思うのですが。。。
何となくあのクラシカルなスタイルがなくなってしまうのも寂しいような気がします。
でも、二人が一皮向ければスペイン代表にもいいわけですからやっぱり成長して欲しいですね。
デポル戦を見ていて思ったのが本当にシルバのプレーがよくないなということ。
次回のシルバとビジャの分析楽しみにしています!

  • [2008/03/12 09:44]
  • URL |
  • ゆきもも
  • [ Edit ]
  • TOP ▲

難しいだろうな、てのが正直な感想です。
キケが解任された時のホアキンについて、小澤さんおっしゃってましたよね?
「守備を教えられたことに感謝はしていない」って。
ホアキンにしてみれば、サイドでガンガン一対一を仕掛けることこそ自分の仕事なのでしょう。
あくまでもイメージですよ、イメージですが(現地で取材されてる小澤さんには不快かもしれませんが)。
ビセンテも器用なタイプには到底見えませんから。
選手としても人間としても。
田舎者の意固地さ、頑固さは小澤さんもたびたび触れられてますよね。

もっとも、そんな彼らに魅力を感じるわたしこそ問題なのでしょう。
“ウイング”という概念をスペインでどう表現するか知りませんが、ギグス以降彼らほどウイングくささを感じる選手はいませんから。
プロとして生きていく以上、何が重要なのかはわかってるんですけどね。ファン心理としてどうしようもないです。

ともあれ、クーマンに明確な戦術があることは理解しました。
だけどやはり、クーマン出てけ!の意識は変わりません。
監督に必要なことって戦術だけではないと思いますから…。

  • [2008/03/12 00:22]
  • URL |
  • 由比彰紀
  • [ Edit ]
  • TOP ▲

なるほど

イレギュラーなポジションでのホアキンは面白かった。
自由になりかけてると思っていました。
こういう機会に適応できたら、ニュー・ホアキンになるんじゃない?とも。
がんばって欲しいです!!!もちろんビセンテにも。
シルバのこと、気になっていました。
次回のビジャ&シルバのプレー分析、楽しみにしています!

感心しきり

「あ~なるほど!!」というのが正直な感想です(笑)。
そういうことだったんですか!!!後半二十分のホアキン・ビセンテダブル投入がほとんど効果なかったのは。なるほど納得です。
素人眼ですが、何事にも柔軟性・対応力って大切ですよね。選手として一本槍じゃあ起用法も限定されちゃいますし。彼らのような選手には、もっとプレーのバリエーションを増やしていい選手になって欲しいです。ホアキン・ビセンテが自分達の持ち味である縦への突破に加えて、状況に応じた多様性・流動性のある動きやスペースの作り方をうまくできるようになれば、『鬼に金棒』なのでは!?

あと気になったのが、ビジャ・シルバのプレーの質が低下しているとの事。ぜひ機会があれば書いて欲しいです。

  • [2008/03/11 22:52]
  • URL |
  • kazushi0607
  • [ Edit ]
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