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デポル戦での失点シーン 

デポルティーボ戦での2失点が今のバレンシアを物語っているので改めて解説しておきます。

まず、1失点目。

確かにティモのポジショニングミスであり集中力を欠いていた。ただ、リプレーを見てもらえればわかる通り、ティモは「(壁に)2枚!」と叫んでいます。にもかかわらず、壁に入っていたのはバネガ1人のみ。

デポルティーボは前節(第26節)セビージャ戦でセットプレー、しかも変則的なサインプレーから決勝点を奪っています。勿論、バレンシアの選手にその情報は入っていたでしょうし、このシーンでもキッカーのフェリペの横にセルヒオがついていたことからセビージャ戦同様のサインプレーをしてくる可能性があった。

それを踏まえてティモは「壁に2枚」と叫んでいたはず。FK前から彼の叫び声や2本指を立てて必死に叫ぶ姿を自分は見ていました。「何で誰も行かないんだろう?」と思った矢先を突かれての失点。

案の定、セルヒオにボールが渡ってから慌てて近くにいたシルバが対応に行っています。

ただ、壁に指示を出していたティモは指示を聞かない味方に(怒りの)気持ちがいっていて、ボールに反応できる状態ではなかった。(完全に上半身が浮いていました)

恐らくセルヒオはGKが出れるか出れないかギリギリのポイントを狙ってクロスを入れたはず。それがミスキックかつ、この日は風も結構あったのでそれに乗ってゴールとなった。ラッキーゴールではありますね。

とはいえ、ティモのみならず説明してきた通りGKの指示を聞かず、事前にあったはずのデポルのセットプレー情報も横流しにしてしまったフィールド選手のミスでもあります。

リーガ第27節 バレンシアvsデポルティーボ デポル2点目のシーン
【リーガ第27節 バレンシアvsデポルティーボ デポル2点目のシーン】

続いて、2失点目。

まあ、ミスの連鎖もいいところです。普通は「ありえません」。

まず、①のパスにある通り、中盤でのプレスが中途半端でマタ、バネガ、シルバ、アリスメンディが横並びしているだけ(突っ立っているだけ)。ボールを持っているマヌエル・パブロに誰もプレスにいかないし、誰も縦のパスコースを消そうとしていない。(背後からの指示もない)

そして、1トップのシスコがバイタルエリアに引いてきているにも関わらず誰もマークにつかない。

相手が1トップである以上、エルゲラかアルビオルのどちらかがついていくべきでしょう。或いは、マークを外すならサニーに受け渡しの指示を出すべきだけれど完全に無言。コミュニケーションのかけらもない。

まあ、この点についてはサニーの未熟さを指摘すべきでしょう。一連の流れで全く存在の意味がないポジショニングだったので。ただ、これは彼のプレー・戦術レベルからしたら仕方のないことでもあるので使わざるを得なかった状況が悪かったと言えるかもしれません。


さて、次に②のパス(シスコ→ヴィルヘルムション)前にアルビオルがシスコに対応にいってます。DFラインコントロールの練習を普段からしてないデメリットが出ましたね。各個人が適当に自分の感覚でプレー(守備)しているから「チャレンジ&カバー」という守備の大原則が成り立っていない。

まあ、普通ならサニーがシスコにチャレンジすべきですが、アルビオルは自分が一番近いと思って飛び込んでしまった。エルゲラとヴィルヘルムションの位置関係からしてアルビオルが飛び込んだタイミングでオフサイドトラップをかけにいってもよかった(かなり博打ですが)と思うんですが、今のバレンシアのDFラインではそういう息の合った連動は不可能でしょう。

カネイラ、エルゲラのポジショニング自体まあ仕方ないかなと思うのですが、やはりアルビオルが飛び込んだ時点で守備が崩壊してしまうのは考えもの。サニーは頭が混乱していて目の前にラフィータが入ってきているのに見過ごしている。

③→④とデポルがDFなしのクロス練習をしているかのような形でゴール。

ラフィータが中央に入り込んでいるのにミゲルもマークを受け渡す声をかけない。声を出せないなら自分がついていかないといけないのにそれもしない。

目に見えるミスと目に見えないミスの連鎖で失点。

とにかくこれだけミスが続いての失点はユースレベルでもそうないのではないでしょうか。日本の高校生の方がもう少しまともな守備組織で守れますけどね。「訓練されていないなぁ」というのがこの失点シーンをみての普通の感想でしょう。




ということでダメ出しばっかりしていても面白くないので解決策を考えましょう。

まずはきっちり守備組織の練習を行うこと。プレッシングを連動させるためのトレーニングを行うこと。自分はこうした動きについては感覚的なものが大きいのでビデオセッションのみでは修正不可能だと思ってます。

マルセリーノの練習なんかをみてもきっちりトレーニングしてますからね。キケもそういうトレーニングをやっていたし、時にチーム全体で守備のシャドートレーニングなかもやっていた。

バネガ、シルバ、マタ、アリスメンディと献身的に守備をする選手で運動量も豊富。でも、中盤でのプレスは全く連動性がないんですよね。アンカーでマルチェナなりがいれば追い込む守備もできたのかもしれませんが、選手たちのプレーをみていると「人はいてポジションは取るけれど、プレスのかけ方がわからない」といった感じ。それを解決しようともせず何か他人事のように放置してしまっている。

機能していないな、と感じた時に修正できる選手もいなければ、クーマンも後半はずっとベンチに座りっぱなし。サッカーの試合においては絶対に相手の時間もあるのだから、そうした時の対応策や戦い方をチームとして統一しないと結局こうした結果につながってしまう。

ある意味、若さの代償とでも言えるのでしょうか。ホームで2点を先制しながら2点追いつかれる。しかも5バックの相手に。昨年までのバレンシアなら考えられなかったですけどね。1点とっただけで、「今日は勝った」といった感が漂っていたし、それは相手チームにもあった。今は完全に違いますものね。

国王杯バルサ戦でみせたように「守備的にやるぞ」と戦えばできると思うんですよ。やっぱりこれまでの蓄積もあるから。ということで、次から続くセビージャ、バルセロナ、レアル・マドリーの3試合はある意味、ポゼッションとか得点とかを捨てて守備からリズムを作っていってもいいのではないかと思います。そういう練習をクーマンがするかどうかも見ものですけど、残念ながら非公開練習ばっかりで全く見れないし、見に行きませんけどね…。

試合でのプレーぶりからその判断、評価をしたいと思います。

Comments

私も1失点目はティモだけのミスではないと思いました。サインプレーで横に流されただけでマーク外れまくりでしたから・・・。
たとえクロスになったとしても決定的だったと思います。
クーマンは仮に戦術的に優れた監督だとしても同じミスを繰り返しているのに練習で修正していく努力を怠っていますね。

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