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ビセンテ「この監督から学んだことは何もない」 

つい先程『ラジオ・ノウ』の電話インタにてビセンテが言っちゃいました。クーマンに対して爆発。

不謹慎かもしれないし、監督が去った後に言うのはプロとして敬意の欠如ですが、ビセンテ個人のためには悪いことではないだろうと思います。(ガス抜きという意味で)彼はそれくらい我慢に我慢を重ねてきてぐっと歯を食いしばってきた選手だから。でもねえ、ちょっと言いすぎかな…。

とりあえず、頭に残っているフレーズをいくつか。

「これまでどんな監督からも学ぶべきことはあったが、この監督(=クーマン)から学んだことは何もない」

「彼が去ってくれて正直嬉しい」

「チームは何度もシステム変更の相談をした。でも、この監督は無能なのか傲慢なのかしらないけど全く変えようとしなかった」

「クーマンと話しをしたのは本当に数えるほどで3選手が戦力外となった直後。その時、『キャプテンではない』と言われた。理由は彼がそうしたくなかったからだろうね」


実はビセンテがバケーロに呼ばれてパテルナ練習場横のホテルロビーで色々諭されている場面に出くわしたことがあるんです。その様子からビセンテがクーマンの下で使われることも活躍することもないだろうと思ってました。

監督が直接呼んで話しをすることができないということですから。

噂にあった通り、クーマンも3選手の次にビセンテを切りたかったはず。4人目となるはずだったが、やはりというか想像以上に3選手での反発が大きかったのでとりあえずはペンディングにしたのでしょう。ビセンテはナイーブではあるけれど、それだけに色々なことに敏感な選手なのでそうした空気はすぐに気付く。

だから、昨年12月以降のビセンテのコメントは完全に“開き直り”が見られました。

本当に良い選手のタイプで“非常にセンシブル”な部類の選手がいますが、ビセンテはそういうタイプ。アイマールとかリケルメもそうでしょうね。

だから、ピッチ上でも動物的感覚で“察知する”能力に長けている。

ビセンテはここ数年のケガもあってその察知する感覚がかなり敏感になっている。だからこそ、特別なケアが必要。いくら「選手の扱いは平等にすべき」とはいえそれは建前で本当に良い監督は選手のサッカー選手としての質やタイプの前に人間としての性格やタイプを見て個別対応をしていく。

変に比較するとまた色々言われるので本当は嫌なのですが、例えばキケのビセンテの扱いは上手かった。ミゲルにしてもそう。「タバコ吸ってます」発言を受けて「ミゲルは幸せを感じてこその選手」といった発言をしたのには正直会見の場で唸りましたよ。確執のあったデル・オルノだってちゃんと2、3度練習中や練習後に呼んで「これ以上素行が変わらないなら使わないから」と切る前に説明している。それがなくて残念だったのはホルヘくらいかな。

残念ながら5ヶ月ほどのクーマンを観ていてそうした配慮が全くなかった。選手に歩み寄る姿勢や言動は皆無だった。

教師なんかでもそうだと思うんですけど、本当に頭が良い先生が常に良い先生になれるとは限らない。名選手が必ずしも名監督になれないのとやっぱり同じ。

「お前はこんなのもわからないの?馬鹿だな」

と思えばそれでおしまい。

「お前ら俺の言ってるサッカー、システムがわからないの?使えないね」

と思えばそれでおしまい。確かにサッカー界ではお金があれば選手を買えるんですけどね…。

そういえば、温厚で恐らくサッカー人生の中で監督批判なんてしたことないであろう、ジギッチも以前インタで「クーマンから学んだことは少ない。正直、選手批判を公の場でする監督なんて選手経歴の中で初」と言ってました。

自分は前にも言った通り、クーマンは良い監督だと思いますよ。彼のサッカーや戦術はそれが実践されればかなり高いレベルのものだと思います。

ただ、それと同時に言って来た通り、良いモチベーターではない。

最後の方にはクラブ、幹部、選手、ファン、マスコミと全てを敵視する発言を繰り返してました。

人間「成長しよう」とか「改善していこう」と思えば謙虚な姿勢でミスを認めてそれを次につなげていかなければならない。

色々な意見はあるでしょうが、私はバレンシアに関わってくれた以上、クーマンには今後監督として成功してもらいたいと思います。だから、彼にはそうした点が欠けていると指摘するし、今回の反省を活かして是非次のチャンスで監督としての成長を見せてもらいたい。

逆にビセンテもホアキンもジギッチも「彼から学ぶべきことはなかった」と言う前に反面教師的な意味でも何でもいいから学んだこと、学ぶべき点を探し出してもらいたい。

バレンシアにとっては失った5ヶ月となるのかもしれないけれど、それはこれからの受け取り方次第。周囲でやきもきしながら見てきた我われも「無駄な5ヶ月だった」と言う前にポジティブ、ネガティブどちらでもいいから“得たこと”、“感じたこと”を今後に活かしていきましょう。

いちサッカーチームで起きた壮絶の5ヶ月だったけれど、やはり人間集団で起こっていたこと。色々と学ぶべきことはあったと思います。バレンシアのクラブとしては高すぎる授業料でしたけれど…(苦笑)

Comments

「彼が去ってくれて正直嬉しい」っておいおいf^_^;。まあでも、ビセンテも相当フラストレーション溜まってたんでしょうね。この屈辱を今後のプレーにぶつけてほしいですね。

クーマンの例は、監督は人間的にどうあるべきかを考えさせられますよね。これから監督を目指す人はここから色々学び取ってほしいです。皮肉ですが、サッカー界の監督でこれほどの反面教師は正直いないのでは?

  • [2008/04/27 15:28]
  • URL |
  • kazushi0607
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日本!ワールドサッカーの記事を読ませていただきました。
やはり日本でただ表面的な記事を読んでいると「あぁアルベルダ達が帰ってくる、よかった!」と単純に考えてしまいます。が、実際はもっと根深いものなのだと初めて知りました。
やはり現地でその空気を感じている人の視点は違うな、と思いました。
今回のお話も面白かったです。特にキケの人間関係の構築のところが。
できればキケの現在の状況とかも知りたいと思いますけど。(自分で調べろって話ですが・・・)
正直、実はクーマン体制になってからバレンシアの試合をほとんど見ていません。というか、3選手が戦力外になったときからですね。
どんな形にせよ3選手が戻ってくるのは単純に嬉しいです。茶番劇だとしても。
たぶん今週は試合を見るでしょう。
そのときに元気なバレンシアの面々に会えたらいいなと思っています。
さて今週は本当に崖っぷちの戦い!
楽しみにしたいと思います。

  • [2008/04/26 23:57]
  • URL |
  • あいまる
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