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ティモとの契約を解除へ 

毎回、心機一転「毎日更新」を目指そうとするのですが、如何せんハードスケジュール続きなもので…。楽しみに毎日来てくださる皆さん、すみません。

とはいえ、今日は少し先延ばしにしてきたテーマを。

31日にヒルデブラントの代理人がフェルナンド副会長(SD兼任)と話し合いを持ち、冬の移籍市場再開を待つことなくティモが移籍先さえ見つければ移籍することがほぼ決定となりました。恐らく、11月中にバレンシアを去ることになるでしょう。

すでにティモも自身のブログで「No pinto nada.」(きつい表現をすれば「僕は用なし」)と言ってますし、1日でも早くバレンシアから去ることが誰にとってもプラスでしょう。

まあ、昨日のウナイの会見を聞いていたり、今週のメディアの報じ方を見ていても、結局バレンシアの誰もが「ティモが自ら諦めた(しっかり練習してない)」って結論で「放出やむなし」の考えです。

が、自分の考えは地元の人間とはちょっと違う。結論から言うと、ティモがこうなったのはウナイの不可解な決定のせいであり、ウナイとバレンシアが彼をダメにした。だから、ティモに同情しながら、バレンシアには「またもったいないことしたね」と思ってます。

以前、携帯サイトのコラムでも書いた通り、ティモのGKとしての実力はこの1年、試合だけではなく練習を観ていて大体わかりました。ぶっちゃけ、今のバレンシアで純粋にポジション争いをしてもレナンからレギュラーは獲れないでしょう。リーガ1部20チームのGKと比較しても意外に低いレベルにある。私はドイツ時代のプレーを知らないので、以前どうこうの比較なしに言うとそういうことになります。

昨年は「調子が悪いのかな?」とか「適応してないのかな?」とか思ってましたが、比較的プレースピードが速いリーガでするために必要なGKとしての瞬発力、ステップワークが決定的に欠けている。リーガで1年トレーニングを積んでもその課題は全く変わっていません。

が、しかし、それは自分の個人的な印象と結論で今夏にウナイ、バレンシアが取った決定は完全にミスだったでしょう。

聞き覚えのある「スポーツ的判断」という名のもと、来て3、4日しか経っていないレナンをいきなりレギュラーで使った上であろうことかその試合から召集外でBのグアイタにまで抜かれてしまった。

何があったか正確にはわからないけれど、経験あるティモよりトップで公式戦デビューをしていないグアイタをベンチに入れる方が「ベター」と考えるのはちょっと理解し難い。そういう辺りがこのクラブの“きな臭さ”。

その決定があって数試合召集外が続ければ、どんな選手であろうと「もう駄目だろう」と諦めます。ぶっちゃけ、ここまでマスコミに愚痴をこぼさずブログでも文句を言わないティモは「よく我慢してたね」というレベルじゃないでしょうか。

ウナイは「一定したパフォーマンスがない」とか「この状況を受け入れるのに苦労している」とか今頃言ってますが、そんなもの当たり前で誰がどう考えたって開幕直後の決定とそれを維持している現状は不可解。

初めから使う気がなかった、或いは同じレベルのGKを抱えるのが嫌いでGKを固定したいと思っていたのなら今夏の移籍市場でティモを放出すべきだったでしょう。結局、今頃契約解除して移籍金なしで放出するのもクラブにとってはマイナスですから。少なくとも開幕から控えに入れておき、レナンと共にローテーションで使っていれば冬の移籍市場で何かしらの移籍金は取れたでしょうに。


それに加えてここはバレンシア。ローカルなスペインのローカルなバレンシア。(悪い意味で)

よそ者には非常に厳しい環境です。

これは自分がたった1人の外国人記者としてバレンシアの周辺で仕事をしていて思うことなんですが、ここは結構というか非常に「内弁慶でクローズな世界」。

今夏の召集外決定当初こそウナイへの批判があった地元マスコミ、ファンですが、今彼らが言ってることを聞くともう笑うしかない…。

各紙の今週の見出し面白いですよ。

「バレンシアはもうティモにうんざりしている」

つまり、「あんたの悪い練習態度にはうんざりだ。出て行ってちょうだい」くらいのニュアンスです。

どういうことかと言うと、チームの調子がいいので「ウナイ最高!」ばかりで誰も批判できない。つまり、「長いものには巻かれとけ!」ってこと。そりゃ、こうやっておべっか使ってる方がファンへのウケもいいし、記事への同調も多い。

また、ティモはプロとしてマスコミ(記者)と一定の距離を取る選手なので、そうやって距離を取られるとこっちのマスコミは一斉に悪口を叩く傾向にあります。ってか、それが当たり前なんですが閉鎖的な世界ではそうではなくローカルルールがあるらしい。まあ、どの世界でもローカルルールはありますが、特に昨年のアルベルダ、カニサレス、アングロの戦力外あたりからここのルールの凄まじさを痛感してます。

他にも最近の具体例があって、以前話した『スーペル・デポルテ』紙の編集長交代。

新編集長の仕事ぶりもあってか、自分は編集長が交代してからスーペルは「少しまともになった」と思ってるのですが、地元ファンのコメントとか聞いてると笑えるものが多い。

「前編集長はバレンシアーノだったが、今度のはそうじゃない」とかいった類の内容。(新編集長がどこ出身かは知りません)

まあ、ソレールが4年も会長をできた理由がわかるでしょう?(笑)

評価というのもはその人の仕事ぶりでされるもので決してバレンシアーノであるとかバレンシア語を話せるかどうかで決まるものではない。

今日で就任100日目のビセンテ・ソリアーノ会長まで「ソレールには悪気がなかった。ただ上手く行かなかっただけ」みたいなコメント出してますが、実際多くのファン、マスコミが過去を忘れるため、そしてソレール体制に加担していた自分の過ちを隠すため、「まあ、彼はバレンシアのためにお金を使ったけど上手く行かなかった…」と結論付けてます。恐るべし、バレンシアーノたち!!(素直に謝らないのはバレンシアーノだけじゃないですが…)

ということで、よそ者がちょっと何かしでかすとすぐに悪者、敵になる。

本当にバレンシアのためだと思って行動していても“長いもの”と反対の行動をとれば、あなたは「敵」となるわけです。スーペルの前編集長が「ざまーみろ、日本人!」的コラムを書いたのもそうした背景があるわけです。


なので、バレンシアで外国人選手が活躍するのは至難の業。

カルボーニにしろ、モレッティにしろこの活躍は神業だと思ってますし、レナンが比較的落ち着いてプレーできてるのはエドゥの存在が大きい。

ドイツからたった1人でやってきたティモには厳しい状況なわけです…。

自分は冒頭でも書いた通り、ティモに同情し、ウナイやクラブの決定や言動には批判的。だって、3者誰のプラスにもなってないですから。

ティモとすれば純粋にピッチで戦って負ければ負けたですっきり移籍を選べたでしょうが、たった3日でレギュラーを獲られ挙句の果てに召集メンバーからも外れる毎日。説明があった云々ではなくそうした日々が続けば、正当なレギュラー争いがあったとはいい難い。つまりは、レナン獲得前から「ティモはダメだ」と監督スタッフ内でのコンセンサスがあったとしか思えない。ならば、夏の時点で放出しておくべきだったでしょう!ということ。

今は残念なことに、もう誰からもサポートされない孤独な立場。予想通り、こうなると「チームに入ろうと努力していないのが悪い」という批判も出ていますが、そういうこと言う人間こそ初めから“中にいる人”なんですよね。

地元の誰も言わないので自分からはティモに言っておきましょう。

昨年の国王杯優勝は準決勝バルサ戦での君のパラドン連発のお陰。ありがとう、感謝してます。

多分、ティモはGKとしての能力以上に、チームメイトや敵に与える雰囲気、カリスマ性を武器にする選手だと思うので、ドイツに戻ってまた本来のティモに戻って下さい。

Suerte y Gracias!!

Comments

…なにもいえません。
はは、あまちゃんですね!

ヒルデブラントとバレンシアとの関係についてなんて、想像できていたハズなのに…。

  • [2008/11/11 17:50]
  • URL |
  • 由比彰紀
  • [ Edit ]
  • TOP ▲

個人的には、監督就任すぐにでもヒルデブラントのプレーを見れば、レナンを使いたくなると思います。
以前のVTRも見てるでしょうし。

だって、昨年あんなに凡ミスしてるんですよ? たまにならわかるけど、あのミスの多さは川口クラスでした(当たる時は当たるのも川口みたい)。結局それもあまり変わらないのなら、ベンチ外も仕方ないなと。僕はそう思いましたけどね。レアル戦を見てないから何とも言えないですけど。一種のショック療法という見方もできるし。叩きのめされても這い上がってくるのがプロでしょう。何を甘ったれたことを言ってるのか。プロなら結果で示せと。


それに、いろいろありのままを伝えてくれるのはありがたいですが、バレンシアには行ったことはないけど、バレンシアってチームを好きになった僕としては、ここ一年ぐらいずっとつらい内容が続いてますね。今年は良いシーズンだと思っていても、なんだか素直に喜べなくなるような。。そんな感じです。スペインの国民性はそれはそれで仕方ないし、別に良いじゃないですか。バレンシア以外も、そんな開放的だとは思えないし。

おはようございます。

今年3月のベルナベウでの試合を見ました。
その時、他の選手がまだ誰も出てきていないのに一生懸命練習してるティモを見ました。
その日の試合は大活躍で「あの真剣な練習があってこそ」と惚れこみました。
ですので、その後の彼をめぐるあれこれは残念でなりませんでした。

スペインは田舎ほど(すみません)色んな旧習が根深いんですよね。
人種差別しかり、男尊女卑しかり…

ティモの今後の活躍を陰ながら応援しています。

朝晩はかなり冷え込むようになりましたね。
どうぞお風邪など召されませぬように…

相変わらず、イチローさんの文章を読んでると、ますますバレンシアというチームが嫌いになってきてしまいますw
しかし、どのチームもそういう汚い部分はあるわけで、それを克明にえぐり出して読み手に伝えることは決して間違いではないと思っています。
以前のログを読んでいると、バレンシアというチームを愛していることがヒシヒシと伝わってくるだけに、最近のチーム全体(フロント、マスコミ等を含む)に対する批判的な論調は見ていて辛くなってしまいます。
できれば、時にはポジティブな話題も提供していただけると幸いです・・・これからもがんばってください。

  • [2008/11/04 02:09]
  • URL |
  • ケプラー
  • [ Edit ]
  • TOP ▲

また一人悲しい去り方をする選手が出てしまうんですね。ヒルデブラントのドイツでの活躍も見てましたが、実力は申し分なかったですし、まじめな努力家でした。代表でもあくの強いキーパー達の中で唯一控えめで正統派の選手だった印象があります。ここスペインでも早く認めてもらおうと凄く努力していたと思うのです。
昨シーズンはシーズン自体悪夢のようなシーズンで誰もがいい試合を出来なかった。失点が多かったのも仕方ないです。本当に不運だったなと思います。
チームが乗っている今シーズンこそは彼にとってもいいシーズンになって欲しかったのにチャンスを与えられず凄く残念です。
実力のある選手のやる気や力を最大限に引き出してあげられないのは使う側、クラブの責任なんでしょうね。惜しい人を失いました。ドイツに戻ってまた本来の力を出してもらいたいです。
来てくれてありがとうティモ。

やっと決着が付きそうなんですね。ほっとしました。
スポーツ的観点がどうこう言う以前に、今回のエメリの判断は民族差別的なものを感じていましたので(レナン獲得以前に「スペイン語を話すGKが欲しい」と言った時点で怪しいと思いました)バレンシアとやっと縁を切れるのかと思うと嬉しいです。
UEFAカップで使われていないのは不幸中の幸いですので、どこかもっとマシなチーム(どこでもそうかも)を見つけて欲しいです。
個人的にはホッフェンハイムに期待しているのですけど。
あそこの監督はTimoを見出した方ですので。

お疲れさまです。

ティモのことはすごく残念です。
私はティモにとても期待していました。
彼はスペイン人選手にない精神的な強さをもっている選手ですからね。

私もここまでティモを招集しないことに疑問を持っていました。
いきなりきた若いGKにポジション奪われて、その後招集さえされなければ、いくらやる気を出せとかいわれても。。。
本当にティモだから大騒ぎにならずにすんでいるので、他の選手だったら言いたい放題ぶちまけていたかもしれません。(誰とは言いませんがいまだにぐちぐち言っている選手もいますからねぇ。。。)

私からもティモには感謝したいです。
本当ならサンティからもっとたくさんいろいろ学んで、一回り成長したティモをバレンシアから送り出したかったです。

おつかれさまです。お忙しいという事はお仕事も充実されてるんでしょうね。
携帯サイトでのコラムも興味深く読ませてもらっています。

ヒルデブラントは代表でも不可思議な外され方をしましたよね。
彼はしっかりポジション争いをして負けたのであれば不満を言う事なくその事実を受け入れられる選手だと思います。
それがしっかり行われていなければ不満を持つのも当然です。マドゥロやウーゴらはアピールチャンスを与えられてるのに、彼にはそのチャンスも与えていない。エメリが何故彼に対してだけ頑ななのか、何か裏があるのかなとも感じてしまいます。

すごく応援してた選手だけに残念ですが、エメリが何を言ってももうバレンシアで試合に出る事はないなと思っていたので彼のためにはこれがいいんでしょう。
昨季のチンタラスカスカのDFラインの後ろで必死に声を出して守ってくれたヒルデブラントに感謝です。

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