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メルマガ創刊のお知らせとクロテット氏のお蔵入りインタビュー 

この度、まぐまぐさんより、メルマガを発行することになりました。

小澤一郎の「メルマガでしか書けないサッカーの話」

創刊は、本日、8月11日(水)。毎週水曜発行となります。

メルマガ創刊の趣旨や今後やりたいことなどは、創刊号に書いています。
しばらくすれば、無料サンプルとして閲覧可能となるはずですので、ここでは省略。

記念すべき創刊号で取り上げたのは、
スペインの若手戦術家ジョセップ・クロテット氏の言葉。

彼のプロフィールは以下の通りです。

【プロフィール】ジョセップ・クロテット・ルイス
77年生まれ、バルセロナ出身。国内外で高い評価を受けるスペイン人監督。若くして指導者の道に入り、2003年にプロライセンスを取得。フィゲラスでの指導力が買われ、2006年からエスパニョール・ユースを指揮すると、チームを見事全国優勝に導く。2009年からエスパニョールBの監督に昇格し、2010年からはスウェーデンの強豪マルメFFのセカンドコーチに就任。エスパニョール時代に日本人コーチを付けていた経緯もあり、数度の来日経験があり、日本のサッカー事情にも精通している。

ジョセップ・クロテット氏
【バルセロナで取材に応じてくれたジョセップ・クロテット氏 photo by Ichiro Ozawa】




先日発売となった『サッカークリニック9月号』でも、
クロテット氏のプレスについてのインタビューが掲載されています。

W杯期間中のスポーツナビのコラムでも彼のコメントを使っています。
「3人のスペイン人指導者が見た岡田ジャパン」(2/2)

以下に紹介するやり取りは、その取材時の内容なのですが、
雑誌、スポナビには掲載し切れなかった部分。

通常ならばお蔵入りするものですが、興味深い内容なのでここで紹介しておきます。

今後はより積極的にメルマガやブログといったメディアを補足的に使いながら、
読者にとって、日本サッカーにとって有益になるかもしれない
記事・情報をリリースしていきます。

もちろん、メルマガ向けの取材や独占インタビューも行っていきますが、
個人的に思うのはすでにブログやメルマガは既存メディアができないことを
補足的に扱うメディアとして成立できるし、すべき、ということ。

日本だと既存メディアや既得権益を持つ人たちがすぐに新しいものを敵視したり、
出る杭を打とうとするんですが、個人的にはもうそういう時代じゃないだろう、と。
逆にそういうことをしている限りは、皆が共倒れになるだろうと考えています。

私は今後もサッカー専門誌を中心に既存メディアに使ってもらい仕事をしていくし、
同時並行でそこではできないことをメルマガやブログを中心にやっていく。

これまでは少ない需要に対する供給のシステムや手段がなかったけれど、
今は技術的な部分はクリアされているし、あとは供給側のやる気、気概、行動力のみ。

と、前置きが長くなりましたが、是非目を通して欲しい、
クロテット氏が考えるサッカーの未来と本質。


【本文】
――クロテット氏が語るサッカーの未来

「今現在、サッカーの未来をデザインしているのは、グアルディオラとモウリーニョの二人です。今後のサッカーは確実に彼らが描く方向に動いていくでしょう。簡潔に言うと、オフェンシブなサッカーに傾いていて、ようやくそうしたサッカーが評価されるようになってきたと感じています。インテルがバルセロナにディフェンシブなサッカーで勝ったと言われたことで、サッカーが守備的になるのではないかとの声もありましたが、守備的なサッカーで勝つためには前線のタレントや個の力が必要です。モウリーニョはバルセロナとインテルを比較した時に、パス回し、オフェンシブな要素で劣っていたからああしたサッカーを選択したまでで、決して守備的な監督ではありません。監督であれ選手であれ、やるからには誰もがバルセロナのようなサッカーをしたいと思うはずで、そうした必然性がある以上、サッカーの未来がオフェンシブな方向に向かうことは論理的なことであります。今、サッカーに関わる人間は、その流れをしっかり感じるべきでしょうし、もっと注意深くサッカーとは何か、スペクタクルとは何かを考えるべきなのかもしれません」

――モウリーニョがインテルでやっていたサッカー、特に昨季CLでのバルセロナ戦はスペクタクルとは対極にあったとの評価も出ていますが?

「彼は、自分がどこにいて、どんなチームを率いているのかを誰よりも知る監督です。だから、インテルに行ってからはアドバンテージがあると理解した上で、チームを作っていました。イタリアでは、インテルがバルセロナ相手にやったようなサッカーをやっても誰も批判しません。批判されるのは負けた時だけですから(苦笑)。レアル・マドリードでインテルのようなサッカーは絶対にやらないと断言しておきましょう。なぜなら、マドリードのファンはインテルのようなサッカーでスペクタクルを感じないと理解しているからです」


――なぜ、スペインではそれほど攻撃的なサッカーが求められるのでしょう?

「サッカーにおけるプレースピリットというのは、ゴールを奪って勝つことです。守備をして失点をゼロに抑えることではありません。サッカーというのは本来、点を奪い合う競技なのです。また、往々にして人は忘れがちなのですが、サッカーというのはスペクタクルであるべきです。選手であれ、ファンであれ、サッカーに関わる人間はみな、コンサートや劇場に行くのと同じようにサッカー場に行くのです。であれば、ボールを持つ、イニシアチブを握るということを求めることは当然のことで、逆にボールもイニシアチブも不要だと相手のミスを待つだけのサッカーはサッカーの本質から外れていると私は考えています。もちろん、時にそうしたサッカーで相手のミスを突いて勝てるかもしれませんが、勝てない時に何も残りません。逆にスペクタクルを理解して、その本質的欲求にのっとったサッカーをしながら勝利できれば単に勝った、負けた、という喜び以上のものを得ることができます。

これはサッカー監督がそうしたことを長年しっかり考えてこなかったことにも起因しています。中には『どんな形、サッカーでも勝てば良い』という監督がいることが問題なのです。近年、ファンやメディアの中にもそうした結果至上主義が蔓延していますが、だからこそ私はグアルディオラがバルセロナでスペクタクルなサッカーで勝っている現実を喜んでいます。私の個人的見解ですが、観ているファンをそのサッカーで喜ばせることができれば、それは結果でしかファンを喜ばせることができないチームがチャンピオンズリーグを獲るよりも価値のあることだと思います。ファンというのは結果や数字ではなく、そのスタジアムで質の高いサッカーを観て、心の底から楽しむことができたかどうかを覚えているものなのです。サッカーの本当の楽しみとは、頭で考える、記憶することではなく、体で感じること。それがスペクタクルの醍醐味なのです」




こうしたコンテンツを今後は、メルマガで配信していきます。
第2号では、バレンシアCFのソルダードのインタビューを掲載予定。
W杯での日本のサッカーや日本という国の印象について語ってくれました。

また、スペイン代表優勝の立役者である、あの選手のインタビューも予定しています。
お楽しみに♪


購読手続きは以下より行って下さい
小澤一郎の「メルマガでしか書けないサッカーの話」

Comments

メルマガ創刊おめでとうございます。サンプルの創刊の言葉を読ませていただきましたが、「言葉尻」という言葉の使い方にちょっと違和感を感じてしまいました。

小澤さんがやろうとする試み(メルマガ)を始めるライターさん増えそうですね。島崎さんもやってますし。

個人的な願望なんですが小澤さんがこれからしようとしてる事をドイツ、イタリア、イングランドのサッカーに精通している人もやってくれたら面白くなるのかなと思います。日本に流れるサッカーの面白い情報がスペインだけになるとバランスが悪くなって信者とアンチの両方が増えちゃいそうなので。

世界には色々なスタイルのサッカーがあるし、それを色々楽しみたいという考えの私はそう思います。

小澤さんの活動とても期待してますので頑張って下さい!メルマガの金なんとか捻出しなくては・・・

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