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仙石「パスサッカーでしかプレーできない選手とは思われたくない」 

2週間の予定でエルクレスBに練習参加している柏レイソルMF仙石廉(Sengoku Ren)。

15日に行われたエルクレスB(スペイン5部)対エルデンセ(スペイン4部)の練習試合にフル出場した仙石に、試合後話を聞いた。


        インタビュー・文・写真/小澤一郎 Ichiro Ozawa

エルクレスBに練習参加中の柏レイソルMF仙石廉(Ren Sengoku)_4
【エルクレスBの練習試合に出場した仙石廉 Photo by Ichiro Ozawa】


――センターハーフとして90分間プレーしました。試合の感想、満足度は?

「もう少ししっかりとプレーしたかったなというか……。ロングボールが多いのは週末のBチームの公式戦を観てわかっていました。その中で自分のやるべきことはセカンドボールを拾って、ボールを確実に味方に渡す、決定的なパスを出すことだと考えていました。そうしたポイントを考えながらプレーしていたんですが、思った以上にセカンドも生まれないようなロングボールが多くて……。ただ、その中でも自分なりのプレーを出していかないといけない。そういう意味では、すごくいい勉強になりました」

――小学生の時からスペイン遠征を経験し、ユース時代にはマジョルカのカンテラ(下部組織)に練習参加したこともあります。スペインのサッカーを頭でも体でも理解しているとはいえ、やはりカテゴリー、年齢が違うと変わってくるものはありましたか?

「それほど変わりはなかったです。スペイン人はサッカーをわかっていて、その部分は変わらない。エルクレスBはスペインの5部になるので技術があるわけではないのですが、試合になったらある程度プレーできる。そういうものは不変だと感じました」

――前半は控え組のチーム編成でしたが、後半15分に主力が入ってきました。それ以降は、チームやサッカーが機能し始め、ボールも回るようになりました。

「そうですね。ただ、ボールを回すサッカーの中でも速い攻撃というのもありました。そういう中でもプレーできるというか、どういう戦術の中でもプレーできる選手になりたいとは思っています」

――前半は、センターバックから全くと言っていいほどボールを付けてもらえませんでしたね?タイミング、蹴り方など日本の感覚とは違うのでしょうか?

「日本だとセンターバックがパスを出さずに持って、持って、結局はサイドバックにつけて、サイドバックがプレッシャーを受けるという場面があります。スペインの場合はそういうものがなくて、パスを出すタイミングがなかったらダイアゴナルに蹴ってセカンドボールを拾おうとする。サイドバックに出して高い位置で奪われる日本より、まだスペインの方がリスクマネージメントはできていると思います。ただ、狙いはあるけど技術がない。今日プレーしたチームはスペイン5部で、スペインといえども下になればなるほどテクニックがなくなるわけで、テクニックがなければフィジカルでそれを補おうとする。そこはある程度受け入れて自分のやるべきことに集中してプレーしていきたいと思っています」


エルクレスBに練習参加中の柏レイソルMF仙石廉(Ren Sengoku)_7
【中盤を省略した前半のサッカーにも適応を試みていた仙石 Photo by Ichiro Ozawa】


――試合で意図的にパスをもらえないような感覚はありましたか?

「フリーでいるタイミングはあるんですが、見つけてくれないというのは何度かありました。ただ、それは技術的な問題だと思います。状況判断、蹴れるか蹴れないかの問題。そういうものは技術ですね。それは仕方がないので、受けられなかった時に次自分が受けるポイントを探すという点がまだまだ課題だなと思います。柏レイソルU-18でやっていたようなサッカーがいつもできるわけではないですし、プロの世界で生き残っていくためにはこういう中でも自分のプレーを出せるようもっと成長していかなければいけないといつも考えています」

――後半は、前やエリア内に飛び出すことも多くなりました。前に出て行ったのは自分の意図、判断ですか?

「はい。自分の意図でもあるし、もう一人のボランチが『オレがバランスを取る』みたいな言い方をしれくれたので。アピールの点でも、自分のプレーの幅を広げるためにも得点を狙いにいきました。自分が生き残っていくため、これからのセンターハーフに必要な資質は得点能力だと思っています。点をとれれば選手としての価値は絶対に上がります。後半はチームとしてボールが繋がり始めたし、ゴール前にボールが運ばれるようになってきたので、シュートチャンスがあるだろうなという感じで上がっていきました」

――後半にあった1チャンスは、シュートを上にふかしてしまいました。

「そうですね、あれはコントロールできたかもしれないですし、決めないといけません。ああいう場面でチャンスをものにする選手がいい選手だと思います」

――敵味方共に体の大きな選手が多かったですが、フィジカル的な問題はなかったように映りました。

「久々に90分プレーしたので、最後は足がつりました(苦笑)。ただし、Jリーグ、J2でしたがJ1レベルのチーム(=柏)でやっていたからか、当たりが強いとかタックル、スピードが速いとは感じませんでした。そういう面では、スペインと日本の差というのはそれほどないかなと思います」

――ただし、球際に対する厳しさはスペインの方がある気がします。球際の遠慮がないというか……

「そうですね。日本の方が若干遠慮があるかもしれません。スペインでは、ルーズボールに対して身を投げ出してボールを奪いにいくようなプレーが当たり前ですから」


エルクレスBに練習参加中の柏レイソルMF仙石廉(Ren Sengoku)_5
【Bチームのストライキがあった先週はユースの練習に参加 Photo by Ichiro Ozawa】


――試合後、エルクレスBの監督から話を聞きましたが、「技術、戦術レベルの高い選手」といい評価を受けていました。

「いいプレーしてやろうという高いモチベーションを持ってスペインに来ました。ただ心の片隅にトラブルや上手くいかないことも絶対にあるだろうなという気持ちは持っていました。だから先週練習できないということがあっても、それを受け入れて限られた、与えられた時間でやるしかない、コントロールできないことに時間を割いても仕方がないと切り替えることができました。今週月曜日に初めてBチームの練習に参加し、いい感覚でプレーできました。たった1日でしたが、自分のプレースタイルを披露することはできたと思います」

――仙石廉という選手は、バルセロナのシャビのようにボールを預けてもらう、つまりチームや戦術の軸に置いてもらい、味方に使ってもらわないと活きないタイプだと思います。メッシのように一人で違いを生み出すような選手と違い難しいタイプの選手といえますが、自分の選手プロフィールを踏まえた上で、プロの世界での居場所の確保についてどう考えていますか?

「これはわがままかもしれませんが、そういうチームに出会えれば一番です。でも、現時点ではレイソルでも試合に出ていません。理想としては、サッカーのセオリーを理解した上で、どんな戦術、チームでもプレーできるようになりたいですね」

――そういう意識や柔軟性を持って努力しているという点で、プロ入り後公式戦出場は少ないとはいえ、着実に選手としてステップアップしているのではないですか?

「自分でも進歩している、いい方向に進んでいると思います。パスサッカーでしかプレーできない選手とは思われたくない。今は、守備もできて攻撃もできる完成度の高い選手になりたいと思っています」

――現時点での個人的課題は?

「セカンドボールの反応と、単独でボールを奪うところの2つです。あとは、ゴール前に飛び込んで行ってゴールするところ。シャビにせよ、スコールズ(マンチェスター・ユナイテッド)にせよ、小柄でもトップレベルで生き残っている選手というのはボールをさばくだけではなく、得点能力や他の能力もある。さばくだけだともうこの世界、モダンフットボールでは生き残っていけないと感じています」


エルクレスBに練習参加中の柏レイソルMF仙石廉(Ren Sengoku)_6
【いつかここで。トップチームの練習を見つめる仙石 Photo by Ichiro Ozawa】



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Comments

レイソルの育成時代のサッカーが染みついてるようではどこへ行っても難しいと思うけど。。。

30日アジャラが現役引退との報道がありました。ホントですか??ショックと悲しさの持って行き場が無くこちらに書き込ませてもらいました。ごめんなさい。

  • [2010/12/31 15:04]
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