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準決勝後の久御山・松本悟監督の会見全文 

1月8日に国立競技場で行われた第89回全国高校サッカー選手権大会の
準決勝第一試合、流通経済大柏(千葉県)対久御山(京都府)

結果は、2-2からのPK戦(2-3)で久御山の勝利。

以下、試合後の久御山・松本悟監督の会見全文。


 今まで戦ってきたチームの中で流経大柏さんは本当に強かったです。なんかこう、非常にびっくりしています。勝つと思ったことは1回もなかったです。最初から最後まで非常に苦しい、苦しいというか何でしょうね……。久御山の選手の凄さにびっくりしております。

(以下、一問一答)

――相手のプレスに苦しみましたが、その中で久御山らしさはトータルで見た場合、出せたでしょうか?

 こんな大舞台で90分ゲームというのはほぼ初めてで、練習試合等ではしたことがあるのですが、大半は押された展開だったと思います。例えば(2回戦で対戦した)座間(神奈川県)にプレスをかけられてDFラインが苦しんだ。それを踏まえてもっと広く、深くと。自分たちの中盤と少し離れるのですが、練習試合でやった野洲(滋賀)さんとかのお蔭でプレスされたらどうしようかなというのがずっと(課題として)ありましたので、引くこと、広がることを覚えてくれ、中盤も下がらないでできるだけ前の方に。中盤に出た時にすぐトップラインに出せるようにという方式で。ただ、(今日出場停止だった)山本大地というキャプテンがすごくフィードが良くなってきましたので、最後は山本の左右の展開とか、ファーストブレイクというか最初の攻撃の一歩目のパスが非常に良いので今日は本当にそれが出せない分、2年の塚本(健介)が何とか踏んばってくれて良いゲームができました。

――90分終わった時に監督は手を大きく上げてガッツポーズをされたかと思うのですが、それはどういった気持ちで出たものなのでしょう?

 2対1になった時にベンチも含めて勝ったと思ったんです。偉そうに言っちゃいけないですけど、勝ちを意識するとああいう最後の最後で。もしキャプテンがいたらまだだぞと言ってくれていたと思います。やはり外から私の声は通らないですし、何とかジェスチャーでやってはいたのですが、最後の数分間は勝負の世界では最も危ないところなので、1点リードで勝てたと思ったものをあれで一蹴されましたよね。その後の(猛攻を受けた)3、4分があったので一つは助かったという気持ちです。そこでひっくり返ったと思うんですよ。気持ちが。相手さんに気持ちがいくので。選手たちが帰ってきたら、僕たちは笑顔でね。笑顔でこの前も勝てたので、『あ~』という気持ちではなく、ラッキーという感じで。俺たちあと数分あったら負けていたぞと。そういう思いがあったので、よっしゃ、よっしゃと。まだできるぞと。そういう思いで選手たちを送り(出し)ました。その根本としては、私たちはずっと決勝戦だと思ってきているので、いつ負けても、高校サッカーが終わっても、もう堂々と自分たちのサッカーをしようぜと。まあ、今日はあまりできなかったんですけど。そこはさすがに流経大柏さんで。もうゲーム、内容は全て相手のものでした。ゲームの結果も同点で、少し選手たちの思いがPKに伝わって最後は勝つことができましたけれど、本当に選手のそういった考え方というんですか、それは良かったと思います。すんません、長々と。何言っているかよくわからないんですけど(苦笑)また個人的にお願いします(場内に笑いが起こる)

――3年前に流経大柏が優勝した時の初戦が久御山で、非常に惜しいゲームだったのですが、あの試合は影響があったのでしょうか?また、今日はどういうゲームプランだったのか

 ともすればね、うちなんかのチームは言い方が悪いかもしれないんですが、ビビッてしまうんですよ。私も選手時代から経験があって、そういう名のある、一人一人しっかり知っていて、体力測定なんてやったら全チームの中から下から数えた方が(早い)。か細いしね。下手すると大量失点もあるし、それは覚悟の上なんです。だから、逃げじゃなくて、俺たち良いゲームしようぜと。勝てるんじゃないかと思った瞬間に人間って特に高校生ですから、最後のところでちょっとふっと抜けてしまったりするので。それで怖がるということが一番恐れていたことなので、もう前に入ったら全部勝負しろと。1対1で相手に絶対負けないという気持ちを持てと。これまで繋いできているからサッカーとしては良い感じやけど、それは山本大地がいるから最後はあいつが変えてくれるというところがあった。今日の久御山らしくというのはそういう自分が持って運ぶ、自分がやるという気持ちを全面に出していきましょうと。だから見て頂いた方には偉そうに言っちゃいけませんが、ちょっと不細工な、蹴ることの多いサッカーだったかもしれません。精度がね、何人かしか前に繋げないので、まあそんなことはもういいと。真っ向勝負で自分たちのできることを一生懸命やろうというように言いました。あとは、コーチ陣が細かく、FKのことだとか、守備のことだとか。朝ご飯に起きられないくらい、相手のビデオを見て研究してくれましたので、私はそういった精神面的なアドバイスをしました。

――徹底したことが選手の心理状態にどういう風に影響したのか?今まで期待されながらなかなか勝ち進めなかったが、一皮むけた要因は?

 強くするということはなかなか難しいのですが、きっかけみたいなものですね。3年前に流経大柏さんとやらせて頂いて、初戦だったお蔭であんなに私たちも良い体験が出来た。初めて出た時は武南(埼玉)さんと今日と同じように2点リードされて2点とってPKで勝った思い出がありまして。なんかこう、全国区のチームに対して『久御山ってやるんじゃないか』って周りの方に言ってもらえるのでちょっとプレッシャーにはなるのですが、それをエネルギーに変えて。今回は一つとることによって、自信がついた。またプレスの強い相手とやった。それで吸収していった。選手たちがこう、強くなるためには自分たちがどうすればいいんだと自ら考えてくれて、やっぱりボールゲームだから、ボール扱いで上手くなろう。誰か言ってました。『オオカミは群れだから強いんだよ』と。一匹、一匹はそうでもないんだよというのをキャプテンかな、何か本を読んで伝えてくれたりとか。俺たちは仲間との絆を持ってチームワークでやっていこう。で、上手い選手が集まって何かきっかけのようなものが。自分たちにも何かゲームの中でできるんじゃないかという自信を持ちつつ、ここまできたので本当に運が、運をひらえるというか。元々弱かったけれども、技術的に少し頑張ったお蔭でその技術が出せるようになって、自信がついて、勝たせて頂いている。そして、少しずつ強くなってきたという気がします。

――先制点を奪えた影響は?

 最大限に大きいですね。あれがなかったら、本当に大量点をとられてやられていると。前回も1点リードして終了間際に追いつかれている。重苦しい感じで後半を迎えたので、今回は前半に1点リードできたこともプラスなのですが、まだこんなもんじゃないぞと。相手はもっとくるぞという思いで帰ってきてくれたので、後半を迎える上で1点リードというのは非常にエネルギーになりました。

――後半相手に勢いが出てきたが、1点に抑えることができた要因をどう考えているか?

 もう運ですね(笑)。(後半は自陣ゴールが)斜めに見ていてちょうど攻められる方向の流経さんの後ろの方から見ていたんですけど、点をとられた時は確かに東松が中につられて入ってしまって、そこが浮いてトンとやられたんですけど、それ以外は何かしら寄せてたりとか、しんどい中でもプレスをかけたりとか、体を張れた。そのお蔭で東松がいく、松下(千馬)がいくというような連動性が出てきました。あとは選手たちの中での喋りというか、監督なんかいててもいなくても同じという感じで選手の見事な声の掛け合いというか、チームワークというか。それとまあ、明るさ、元気さ。最後まで自分たちを信じてやってくれたところだと思います。

<了>



選手権についてのコラムも書いてます。

小澤一郎の「メルマガでしか書けないサッカーの話」
サンプル号

まぐスペインタビュー 小澤一郎




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