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「18歳で育成が終わるわけではない」」福岡大学・乾眞寛監督 インタビュー(下) 

2011年04月06日配信のメルマガより抜粋

――「18歳で育成が終わるわけではない」ということを意識するようになったのはいつ頃からですか?

乾 92年にドイツに留学し、バイエルン・ミュンヘンのBチームで研修しました。Jリーグが始まる前にバイエルンのセカンドチームに張り付いてよく見ると、選手の年齢はまるで大学生と一緒、そこに30を越えたベテランが数名いるというチーム構成。リーグとしては3部、4部という公式戦を戦いながら、いい若手はトップの練習に呼ばれ、そうならなくても毎週末の公式戦を戦うという、まさに今話してきた環境をJリーグが始まる前に見ていたわけです。大学でもそういうところに行く選手を育てられるのではないかと思って帰国しました。

 帰国したのはJ開幕の93年です。95年のユニバー代表をスタートさせたのが93年12月ですから、そういう気持ちで育てた選手が95年ユニバーシアードで金メダルを獲り、その後Jリーグに行き、フランスワールドカップに行ったわけです。例えば斉藤俊秀、望月重良といった選手たちです。

 しかしながら、Jリーグが独自に育成システムの確立を進めていった中で、大学の立場や視点というのは残念ながら組み込まれなかった。結果としてJリーグが現在のような形態になって、選手の供給源として大学がやはり重要だというようになってから、改めてこういう話になっています。この十何年はなんだったのか、みなJリーグやJFAが育成をやっていくものだと思っていたのです。JFAの会議とか指導者研修会とか見ても、19歳以降の育成は確実に欠落しています。逆に世界を見渡すと、そこをすごく大事にしている。私は「18歳までがどうでもいい」と言っているわけでは決してなく、それは当然質を上げていかなければいけない。でも、最後の直線のバトンをちゃんと渡さないと育成ではないと思います。

 各クラブが大きな金額をかけてジュニア・ジュニアユース・ユースと育成してきた本当に宝物の選手でしょう? と。トップに行かなかったとしても大学というバックアップシステムがあって、またプロに挑戦できるという日本の良さがある。それを活かして最終的にタレントを本物に変えていく作業をしないといけません。「そこが問題だ」と言い続けてきて何年経つのか? というところです。隣の韓国にも置いていかれるし、中東の各国が帰化選手を含めて育成の考え方を新たな方向に変えていっている状況です。足踏みは許されないのです。ロンドン五輪世代を一つのきっかけに、具体的にやらないといけません。

――日本の育成の課題としてあるのが、規格外選手の扱いです。永井謙佑(現名古屋)を大学で4年間指導した乾監督に聞きますが、彼のような選手とどのように接してきたのでしょう?

乾 結果的に彼がこうなったのであって、確実にここまで伸ばせると思えていたわけではありません。本人に「チャンスをつかんでやろう」という思いが強かったし、巡りあわせもあり、いろんなことが手伝った。自分一人の指導力が彼をそういう風にさせたとは、全然思っていません。代表での活動によって大学の試合に出られないことも多かったですし、一方で代表の試合に送り出さないと経験できないものもあって、どこかに我慢しなければいけなかった。大学のチーム作りはいろんなものを犠牲にして背負わないといけませんでした。

 ただ、選手の素材として見た時に今までにない高い潜在能力を持っている選手ということは一目でわかりましたし、今までとは違う育て方をしないといけないと思いました。

つづきはメルマガ本文にて!

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