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「完璧な育成など存在しない」 アルベール・カペジャス(フィテッセ セカンドコーチ)インタビュー(上) 

2011年04月13日発行のメルマガより抜粋

――あなたは長年バルセロナの育成現場でコーディネーターを務め、今季途中からフェレール監督の右腕としてフィテッセに来てオランダ1部の指導現場で戦っています。オランダの育成現場に立っているわけではないですが、オランダとスペインの育成の違いを少し説明してもらえますか?

カペジャス スペインの育成は非常に良い状況にあると思います。バルセロナ、エスパニョール、ビルバオ、セビージャ、ビジャレアル、レアル・マドリードなど多くのクラブが育成に力を入れ、良い仕事をしています。それによって近年のスペインの育成レベルはかなり上がりました。現時点でスペインの育成は世界最高の一つではないでしょうか。

 育成というのは、常にその時代が要求するサッカーに対応できる選手、つまりモダンな選手を育てていかなければいけません。この時代に求められる選手のプロファイルとは、テクニックとスピードがあり、状況判斷に優れ、戦術的・フィジカル的な能力も高い選手ということになります。精神面も重要で、ハイレベルな競争に挑み、勝ち残ることのできるコンペティティブな性格を持っている必要があります。スペイン代表にはA代表のみならず、U-19やU-17にもそうした選手がそろっています。

 オランダの育成は、少し時代から取り残されつつあると言えるでしょう。アヤックスが世界最高の育成機関として高く評価された時代もありましたが、近年はとても苦労しています。オランダ国内の目線で述べるならば、アヤックスはまだ育成レベルの高いクラブですが、同時にフェイエノールトや私のいるフィテッセなども評価されるようになってきました。

 世界的な流れとして、育成の重要性が認識されつつあります。現代サッカーではプレーモデルやシステム、戦術が多様化すると同時に複雑化しています。各クラブ、各監督が選択するサッカーを、外からかき集めた選手で実践することは容易ではありません。また経済的な面でも、一昔前のように大金を叩いて選手をかき集めることが難しくなっています。そうした理由によってカンテラ(下部組織)から選手を同じプレーモデル、哲学の下で育て、トップチームに供給していくことは効率的であり経済的になっています。

 その事実がここ数年はっきりと証明されるようになり、世界中のクラブがそれを理解し、育成に投資し始めるようになりました。お金をかけるのであれば、自分自身のクラブの育成環境、カンテラ選手の方が長期的には良いという共通認識が生まれています。育成は時間のかかることですが、寄せ集めのチームで戦うより経済的であるということがバルセロナの成功などで世界中に証明されています。初期投資としては高いかもしれません。練習施設を確保し、良い指導者、選手を集めなくてはいけないのですから。

 しかし一度成功させると、後は上手く循環していきますし、お金もかかりません。ただ、サッカーの世界には時間や忍耐という言葉が存在しません。特にトップレベルで日常的に結果を求められる世界においては、長期的なプランや哲学よりも目先の結果が重要に映ってしまいます。

つづきはメルマガ本文にて!

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