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「本当の“マイチーム”を持ちたかった」森本高史(フットボールジャーナリスト/FCデレン墨田会長)インタビュー  

2011年08月17日配信のメルマガより抜粋

――資金集め、スポンサー集めはどうされているのですか?

森本 常にギリギリのところです。日本ではよく「身の丈経営」と言いますけど、そうなると身の丈のものしかなくなる。だから先行投資をします。経営者の本、ソフトバンクの孫さんの本などよく読みますし、何か大きなことをやらないと(人は)付いてきません。

――スウェーデン遠征は、クラブが遠征費を負担して選手を連れていくのですか?

森本 そうです。大会本部と交渉して「ここの部分の経費は持ってくれ」とか。電車で移動する時はホテルの食堂の人と話をして、「パンをくれ、ハムをくれ」とやります。よく考えたら、こんなことをやるのは僕らだけです(笑)。他のクラブはやらないですから。その代わり僕らは必ず大会の開会式、オープニングセレモニーでモンゴルの民族衣装を着て行って、観客の注目を浴びるようにしています。そういう恩返しもします。僕の仕事はそういうところなので。

 子供たちも気づいているから、パンを配っても「少ない」といった文句は出てこない。大会中のホテルはビュッフェでおかわり自由なのに、移動の時になると急にサンドイッチになってしまう(笑)。お腹が空いているはずなんだけれど、「もっとくれ」と言わないのは、「自分で払ったら幾らになるか」という事情に気づいているから。

――デレン墨田の選手には、そういうハングリー精神、メンタリティがあるのですね?

森本 そうですね。あと肝心なことは、サッカーの技量を伸ばしていかないといけません。去年スウェーデン遠征に行った時は7人制だったんですけど、今年は11人制での大会でした。モンゴルは10月から翌3月まで冬で、その間は体育館でフットサルしかできません。

 フットサルも技術を伸ばす意味ではいいかもしれませんが、接触プレーがないし、多感な時期でいろいろなことを学ばなきゃいけない時期に制限が出る。実際、スウェーデン遠征では近くの選手にパスを出すことしかできませんでした。アルゼンチンのチームなどを見ると、視野が広くてサイドチェンジもやっていますから。

――練習環境は?

森本 自前のグラウンドはなく、体育館を借りています。それも高くて、1時間2000円くらいする。モンゴルは1.5リットルのペットボトルが10円くらいで買えるし、タクシーだって1キロ10円~20円程度。平均月収が2~3万円です。でも、サッカー場だけ1時間2000円。なぜかというと、グラウンドがそもそも少ないからです。

 一番やっかいなのが、日本や韓国の駐在員ですね。金を持っている在ウランバートルの企業のチームが施設を使うんです。そうなると、少年たちができなくなる。サッカー場だけワールドクラスの値段なんですよ。だから今考えているのは、才能ある2、3人の選手を欧州クラブに移籍させること。これは真剣に考えています。ただ、受け入れ先は何とかなりますけど、ビザと費用の問題があります。

 このままモンゴルにいても全然伸びないんです。スウェーデン遠征では180センチくらいの選手が後ろについて、一生懸命やらないと抜けなかった。だけど、モンゴル国内だとスコンスコン抜いてシュートも決められる。まだまだモンゴル人の指導力は高くないし、自分のイメージもない。だから、まだ欧州の力を借りなくちゃいけない。12、13歳の段階で欧州に行かないと。

――選手のレベルはどうですか?

森本 2~3人は、欧州に行って経験を積めばプロになれる確信があります。だから、今のうちに送ってしまおうと。日本では幼稚園くらいからやってきて蓄積があるけれど、デレン墨田の選手は下手をすると1年~数カ月前にサッカーを始めたばかり。ただ、経験は不足しているんだけれど、教えていけばもっともっと伸びます。

 今年も、スウェーデンのゴティアカップというイエテボリでやっている大きなユース大会に出場しました。かつてはシャビも出たし、ピルロ、アデバヨール、シアラーも出た有名な大会です。73カ国1570チームが参加しています。

 決勝でアルゼンチンを破ったのは、レユニオン島(編集部注:フランスの海外県ならびに海外地域圏)のチームです。マダガスカルとかアフリカ系の選手がいて、国としては無名なんだけれど、12~13歳あたりだと才能だけでやっていける。レバノンやヨルダンのチームもいいチームだったし、テクニックがありました。

 ナショナルチームの結果というのは、選手の質のみならず協会のマネージメントやオーガナイズが関係してきます。アフリカが典型で、カメルーンはエトーがいるのに全然勝てないくらいですから。12~13歳だったら、可能性は無限大にある。フィンランドのチームは、アストン・ビラで4週間キャンプをしていたそうです。才能ある選手は、12歳くらいでアヤックスに移籍するんですよ。レバノンのチームも大会後、ストーク・シティに5人テストに行かせました。サッカー弱小国、途上国はそういうことをやっています。

 モンゴルもそれをやらないといけない。2~3人の選手は才能があって、欧州でも通用する。だからエリート教育を充実させたいですね。みんな平等では何も進まないし、もったいない。偏差値が70の人と30の人を一緒にしても、仕方がないのだから。

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