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【@ichiroozawa】大学生も、スペインを基準に考えるべき 乾眞寛監督(福岡大学) スペイン研修インタビュー 第1回  

 

(C)Alberto Iranzo



 スペイン3部のウラカン・バレンシアCFに、4選手(田中智大、大武峻、山崎凌吾、田村友)が練習参加中の福岡大学。今回のスペイン研修でも、乾眞寛監督が20日まで児玉進二コーチと帯同した。他媒体への出稿のため何度か乾監督と話す機会があったのだが、当メルマガでは今回から数回に渡り乾監督のインタビュー記事を掲載していく。
  
 
――練習に参加してまだ2日しか終わっていませんが、監督が事前に想定していた今回のスペイン研修の狙いや、4人の選手を連れてくる意義などを教えてください。
 
乾眞寛監督(以下、乾監督) 過去3年続けてきたスペイン研修での経験としては、まず、海外に出てみて初めてわかる本人の人間性やキャラクターから、もう一つ殻を破って人間的に成長してほしいという部分があります。
 
 そしてもう一つは、去年のチームではマイボール時のポゼッションができなかった。それを改善するためにバルサの試合をスタジアムで観戦し、刺激を受けながら自分たちのサッカーにそれをどう落とし込んでいくか、そしてそれを個別の課題に切り分け、本人達にも自覚させて取り組むという大きな狙いがあります。
 
 チームとして取り組むのは日本に帰ってからなので、まずは各個人がスペインでそれぞれの課題をどう認識するかが重要です。ボールを失ってからの守備への切り替え、守備するべき場面での守備という点では、昨年にある程度ベースができています。それに加えてマイボール時の質を上げるといった、攻撃の視点でプレーを改善したいですね。
 
 今回の研修ではそういったきっかけや、それに気づくためのチャンスをつかみに来たと思っているので。それを踏まえると、たった2回の練習ではありますが、本当にいいきっかけ作りになったかなと思います。
 
――今回連れてきたメンバーに関してお聞きします。今回連れてきた選手の人数は1チーム全員ではなく、逆に1人、2人といった少人数でもありません。選手をあえて4人にした理由を教えてください。
 
乾監督 この研修は大学の教育プログラムの一貫として来ているので、予算的な面での人数制限ということも関係しています。もちろんもっと多くの選手を連れてきてあげたいのですが、多すぎるとそれぞれお互いに頼ってしまい、現地の文化や生活に溶け込もうという意識が薄れてしまいます。一方で1人、2人だと個人の経験で終わってしまい、なかなかチームの財産としにくい部分があります。その両方を満たせるのが4人という人数なのかなと。
 
 毎年4人ずつスペインに来れば4年間で16人となり、先発と控え選手ほぼ全員がスペインを経験している、ということにもなり得ます。将来的にはそういうふうに持っていきたいですね。今までスペインに来た選手たちのほぼ100パーセント近くがJリーガーとなり、中には日本を代表する選手にもなってきています。成果は出つつあるな、という手応えはあります。そう考えると、この人数で来る意味も出てきているのではないかなと思います。
 
――乾監督は、ただ単に選手を練習参加させるのではなく、事前に目的を明確化していますね。タイミングが良かったのもありますが、今回は練習の前にバルサの試合を観てそれを活用しています。「事前に意識づけをさせ、目的を持たせる」ということをすごく大事にしている印象ですが?
 
乾監督 やはり日程に恵まれた部分もありましたね。クラブW杯でのバルサもすごかったですが、スタジアムの雰囲気も含めた素晴らしさ全てを、目だけでなく肌で感じ取れたのは大きかったです。また、試合内容もとりわけ良かったですね。バルサの4つのゴール(対ベティス)を見ることができたのも良かったし、一時2-2という局面になったがゆえに本気モードになったバルサの凄さも見せつけられました。
 
 もちろんバルサのシステムなり、やり方にも弱い部分はあるわけで、そこも見ることができて良かったです。何よりも、自分たちのポゼッションをベースに、最終的にはきちんと結果を出してくるあたり、今シーズン自分たちが目指したい勝利へのメンタリティに共通しているので。すごく良いイメージを持って、研修をスタートできたと思います。選手たちは自分の身体で確認したいという気持ちを持ったようで、モチベーションが上がっていましたね。
 
 漠然としたやる気で取り組むのと、頭の中をある程度クリアにして取り組むとでは意味が違いますから。バルセロナからバレンシアへの帰りの列車の中で、課題を意識させるために1対1で向き合って話をしました。選手たちはこの経験をチームにどう活かすのか、頭を整理し、課題を受け止めて初日のトレーニングに入ってくれていると思います。
 
 これを継続していき、ある程度手応えをつかんで帰ってきてくれれば。大学のチームにどう活用するかというのはこれからの部分なので、まずは個のところで課題に取り組んでいってほしいですね。ここにいる期間で全て向上するなんてとても思っていないので、向上するきっかけをつかんできてくれればと思っています。

2012年01月26日配信のメルマガより抜粋。メルマガ本文では、この5倍近いボリュームに加え、『AS』専属カメラマンであるアルベルト・イランソ氏のフォトギャラリーも用意し、濃密なコンテンツを取り揃えています。※

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