スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【@ichiroozawa】駒大のパワーサッカーに備わっていた「心技体」  


(C)Ichiro Ozawa



 7月に大阪で開催される総理大臣杯全日本サッカートーナメントの関東予選を兼ねた関東大学サッカートーナメントの1回戦で、前田秀樹監督率いる埼玉県1部の東京国際大が関東1部の強豪・慶応大に勝利(1-0)するジャイアントキリングをやってのけた。その試合は取材できなかったが、4日に行なわれた2回戦の駒澤大戦を取材するため静岡県の時之栖スポーツセンター裾野グラウンドまで取材に行ってきた。

 試合は立ち上がりから東京国際大が主導権を握り、決定機を2、3度作るも、シュートの精度が悪く得点にはつながらない。その後、前半は互いにロングボールを蹴り合い、最終ラインが弾く肉弾戦となり0-0のまま終了。後半に入ると、東京国際大の選手に疲れが見え始める。すると、競り合いの後のセカンドボールの反応が良い駒大がボールを握って素早いサイド攻撃からチャンスを作り始め、62分、70分と畳み掛けるように2点を奪う。

 一方の東京国際大は、77分にコーナーから1点を返し反撃ムードを高めるも、4バックから3バックへのシステム変更が仇となり、終盤にカウンターから2失点。結果は4-1で駒大が勝利し、本大会出場権を獲得した。

 試合後、お馴染み東京国際大の前田秀樹監督に話を聞いている。初戦の慶應戦は見ていないが話を聞く限り、リトリート優先で上下35メートルのコンパクトさを保つ守備戦術、組織が機能し、2本のシュートから1点を奪う効率性あるカウンターサッカーで金星をあげたようだ。その辺りは、さすがJクラブでの指揮もある名将・前田監督。

 ただ、この駒大戦に至っては、相手はボールポゼッションの意識はほとんどなく、最終ラインから早めにどんどんロングボールを入れてくるスタイルのチームで組織での対抗が難しかった。東京国際大も駒大のサッカーに合わせるように後方からロングボールを放り込み、相手に合わせる、相手の土俵でサッカーをしてしまい、そうなった時には選手個々の能力やチームとしての格の差が露骨に出てしまう現実に直面したような気がする。

 その意味でも、駒大の前線に身長の高いフォワードを置いてそこをターゲットにロングボールを蹴り込むサッカーというのは日本の育成において貴重なスタイルの一つであり、これだけポゼッション全盛の時代にあって今なお貫き続けているのは好感さえ覚えた。

 ただ、それを肯定するのは駒大の選手たちにそのサッカーを実践するための心技体が備わっているから。もし大学カテゴリーより下のカテゴリーで特に技術や戦術が未熟な中、つまり個としてのベースを確立していない中で、バンバン蹴り込み、ガンガン走るようなサッカーをしているなら私は頭から否定するだろう。

2012年06月07日配信のメルマガより抜粋。メルマガ本文では、この5倍近いボリュームに加え、『AS』専属カメラマンであるアルベルト・イランソ氏のフォトギャラリーも用意し、濃密なコンテンツを取り揃えています。ぜひご購読ください。※

Comments

Comment Post















管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

Trackbacks URL
http://valenciasoccerlife.blog6.fc2.com/tb.php/1455-414edcf1

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。