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【@ichiroozawa】育成にこそ最高のジャーナリストがいるべき  

 一足早く開幕した女子サッカーでは昨日、なでしこが順調に白星スタートしたようだが、本日はいよいよロンドン五輪男子サッカーの開幕。私も25日、グラスゴー入りした。空港に到着した直後の感想は「意外に暖かい」。陽射しも強く、日中であれば半袖でも快適に過ごせる気候だ。
 
 とはいえ、ここはスコットランドのグラスゴーということもあってか、町中で五輪開幕の雰囲気、盛り上がりを感じることは少なかった。ホテルの部屋でTVを付けても無料で映る民放チャンネルでは女子サッカーをやっていない。
 
 さて、男子サッカーの現地観戦は初戦のスペイン対日本の試合のみ。しかも、チケットをスペインの知人経由で購入してのプライベート観戦であって、取材ではない。結論を言うと、取材パスは下りなかった。
 
 現地観戦するということ、相手がスペインということで、初戦の試合だけはこれまで通りスポーツナビのマッチコラムを受けることにしたが、取材ではないということもあって当初は受けるつもりもなかった。また、他の試合についても日本でTV観戦をした上でのマッチコラムを依頼されたのだが、丁重にお断りした。
 
 何が何でも現地取材にこだわっているわけではないが、やはり代表への関心度が高い日本においてそれが例え五輪代表であったとしても記者は最低限取材パスを受け、現地取材をした中で記事を書くべきだと思っている。ブラウン管から映し出される映像から一定の試合分析はできるとはいえ、やはり現地の空気感やアップ、ハーフタイムの動向を含めた原稿は自宅でTV観戦するだけでは限度がある。
 
 今回の関塚ジャパンはアジア予選から1年以上かけて継続取材することができた。それができたのもスポーツナビのお陰であり、アジア予選のアウェーゲームであってもエアーとホテル代をほぼ全て負担してもらった。フリーのサッカージャーナリストとして仕事をしていて、出張費を負担してもらう形での海外出張というのは一部負担こそあれ、ほぼ全額の負担はまずないと言っていいだろう。
 
 「私に任せてくれた」、「お金を出してくれた」という私的な理由ではなく、スポーツナビという媒体がフリーの記者を番記者的に使ってチームに帯同させた行為自体を私は高く評価する。それが私ではなかったとしても私は確実に評価する。
 
 その流れで見ると、五輪本大会での記者取材パスを確保することなく、場当たり的に申請を受けた他のフリーランスの記者に本番だけ仕事を頼む行為は残念に思えてならない。こちらも私が「行けなくて悔しいから」ではなくて、アジア予選からそこまでやってきた以上、本番での仕事や記事を想定した上で逆算したスケジューリングや調整を行なうべきだったと感じる。
 
 スポナビに恩義は感じているからこそあえて書くのだが、このメルマガで何度も苦言を呈してきた通り、こうした事態というのはマスメディアに本気で「記者を育てよう」、「媒体のステイタスを上げよう」という気概がないことの証明として受け止められかねない。こうしたやり方で通用してしまうような世界であれば、日本のサッカージャーナリズムは永遠に成長しないループのままだろう。

2012年07月26日配信のメルマガより抜粋。メルマガ本文では、この3倍近いボリュームで濃密なコンテンツを取り揃えています。ぜひご購読ください。※

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