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Jリーグの指導者は非常に“サラリーマン化”している リ・ジェファ監督×小澤一郎講演録(3)【 @ichiroozawa】  

小澤一郎の「メルマガでしか書けないサッカーの話」第125号(2013年01月10日配信号)より抜粋※

小澤 これまでのお話に付随して、保護者向けのアドバイスを伺います。保護者の方は、小学校、中学校、サッカー選手だとするとどのクラブに行かせようか、どこが強いのか、どのJクラブの下部組織に行ったら良いのか、情報が錯綜しています。あるいはどのスクールに行った方が良いですか? といったことを聞く保護者も多いと想像します。そういう保護者に対して李さんがアドバイスできることありますか?


李 まず一つは、チームを選ぶ時にいろいろな意味で選びますよね? 友達が行ってた、お兄ちゃんが行ってた、横の子が行った、そういう形で選ぶのであって、子供が選ばないと。たいてい、最初のチームに関しては親が選ぶ。ほとんどの形がそうなんじゃないですかね? そういう感じで良いと思う。その時によく選ぶこと、一回選んだら簡単にやめちゃいけない。


 先ほど言ったことで、自分が最初に選んだチームを大切にしなさいという意味では、最初に選ぶ時が非常に大切。カテゴリーを6年間というのはちょっと長いとしても、私はやっぱり2年か3年くらいでは考えるべき、だから3年で移籍ってのは早い。
 
 1年やって「ここが良くないからあそこへ行く」というのは、イジメだったり何かその子の精神状態にあまりに強いプレッシャーを与える何かがあるなら仕方ない。ですけど、子供がそこそこ楽しくやってそうだったら「あっちの方が良い指導者がいる」とかで移籍させてはダメ。
 
 私は「そこで頑張りなさい、さっき言った友達と頑張る、友達と一緒にやってるんだから頑張りなさい」と。自分が今のチームにいて仲間と楽しくやってるんだったら、ここが良いにに決まってるよね? だから、大抵言うのは親なんでしょ、「あっちの方が良さそうだからあっち行け」って。それは良くないね、という感じですね。
 
 もう一つは、Jクラブに過大な期待をかけないこと。町のクラブから言うと、少なくとも小学校が終わって中学に行く、中学が終わって高校に行くとか、カテゴリーの変化の時には良いです。また新たなステップのためだけど。
 
 でも小学5年生の2学期とか、6年生の1学期とかで行くというのは賛成しない。私からすれば全くのナンセンス。絶対にとは言えないけど、かなりのレベルで良い選手にならない。「自分のために頑張る」ってのは小さいんですよ。それは、頑張りたくなかったら頑張らなくても良いってことでしょ? 
 
 何のために頑張るか、というはあるんですね。このチームを大切にするために頑張ろうとか、最後に出てくるエネルギーというのはそういうところなんです。だから私はチームも大切にしなさい、少なくともカテゴリーはそこで終わりなさいと言いたいです。
 
 私たちは移籍を奨励してません。移籍できない子たちのため、一度チームを選んでしまったんですから、その子たちのために何をやったかって言ったらスクールをやったわけです。そういう子はスクールに来なさいと。取り敢えずテクニックはここで磨こうよと。そういう子のためにスクールを展開しているわけです。


小澤 先ほども選手を見るポイントをおっしゃいましたけど、それ以外のポイントはありますか? 例えば小学校年代の現場で、監督は選手のどういう部分を具体的に見るのでしょうか?


李 小学校で言うと、執着心ですね。ボールに対する執着心だとか、小学生でどういう子がうまくなるかというと「夢中になれる子」です。夢中になる何らかの体感、体験をした子。「夢中になる」という感覚を理解している子。物事に集中して、ボールを追える子。こういう子がうまくなる。


小澤 そういう意味では、小学年代で団子サッカーにならないように指導者があえて指導し過ぎるってのは良くないことでしょうか?


李 全くナンセンスだと思いますね。(フランコ・)バレージってDFですごい選手がいたんですけど、誰よりも早く「あそこが危ない」ってことを理解できないといけないわけですよ。それがカバーリングの原点だから、あそこが危ないってことを理解するということがカバーリング。今風に言えば「チャレンジ&カバー」という言葉を指導の現場では使うんですか? 何でカバーすんの?って当たり前だから、ここが危ないと感じた時でしょって。


 小さい時ですから、「ここはこうなったら危ないんだから、君はここにいなさい」ってなった時にはもう危なくないわけですよ。「危ない」と思うから行くわけだから、それを素早く理解できる人間が一流のDFになれるということです。
 
 団子サッカーをやっていても、早い子はわかるんですよ。このボールがここに行ったら点数が取られちゃう、ということを。その感性を磨かせないといけないわけだから、団子サッカーはOKだと思いますね。それを危なくないものにしちゃう、それはいけないんですよ。危なくない状況を、指導者は作っちゃいけない。特に小学校の指導者たちは。



小澤一郎の「メルマガでしか書けないサッカーの話」第125号(2013年01月10日配信号)より抜粋※

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