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【 @ichiroozawa】育成年代だからこそフィジカルトレーニングは必要 三栖英揮フィジカルコーチ インタビュー(下) 

小澤一郎の「メルマガでしか書けないサッカーの話」第134号(2013年03月21日配信号)より抜粋※


 



(株)アレナトーレ



<(上)より続き>


――長友選手の体幹トレーニングが注目されていますが、トレーニングを積むことでしっかりとした身体は作れるのでしょうか? 
  
三栖フィジコ 身体能力というものは、最後は遺伝的な要素があります。しかし、それが全てではありません。中学校の時に足の速い子がずっと速いわけではありません。発育が遅いだけで、トレーニングを行なうことでスピードが出る選手も当然います。18歳くらいまで特徴は見えないので、最終的にどのような特徴があるのかということはもう少し長い目で見る必要があります。 
  
 私は常にいろいろな刺激を与え続け、身体の変化を見極めて特徴を見ますが、それは身体の成長が落ち着く18歳くらいまで待つべきです。それを早い段階で「足が速い」、「身体が強い」と判断してしまっています。本来ならもっとスピードはつくし、身体も強くなります。それこそ、陸上の選手は大学生になっても記録を伸ばしているのですから。サッカーはゼロコンマの数字を争っているわけではなく、予測や認知によってスピードが変わってきます。となると、もっとスピードがつくはずですが、スピードを鍛えることに興味がないわけではないと思いますが、日本のトレーニングはスタミナ系のものが中心です。 
  
 それもただ長い距離を走るだけで、どれくらいのスプリントの本数を増やすのか、スプリントのスピードをどれくらい上げるのか、そういったことはあまり重視されていません。これはユースまでに取り組んでおくべきことだと思います。その中で変化が起こるはずなので、そこで初めて選手の特徴が決まっていきます。日本人にはフィジカルを正しくトレーニングすれば、もっともっと良くなる選手がいると思います。 
  
――三栖さんのトレーニング・コンセプトはどういったものですか? 
  
三栖フィジコ いかに試合中のスプリントの本数を増やすかです。もう一つは、いかに身体をしなやかに動かせるか。サッカーというのは特殊な競技で、片足で何かをする時間がもっとも長いスポーツです。ターンの仕方にも言えます。普通であればそのまま回れば良いところを、視野を確保しながらターンしなければいけない状況があります。 
  
 必要な情報量の多さを考えると、身体の使い方がすごく大切になってきます。身体をうまく使えるようになるには、ただ単に筋力をつけるのではなく、身体の使い方がうまくなるトレーニングが必要です。なかなか難しいところですが、どうすればしなやかに動かせるかというのは常に考えていることです。 
  
――國學院久我山高の李監督は、「三栖フィジコのトレーニングの成果が出てきた」と言っていますが、三栖さんにもその手応えはありますか? 
  
三栖フィジコ 今の3年生がちょうど3年目で、今までなかったトレーニングが習慣として入ってきました。タイミングでいくと、18歳というのは大体の人の成長が落ち着く年齢です。彼らは1年生から見てきたので、どういう特徴になっていくかはある程度見えてきています。トレーニングとしても、彼らは意欲的に理解して取り組むことができます。私のキャリアの中では手応えのあるチームだと感じています。 
  
――國學院久我山高の選手は、「なぜこのトレーニングが必要なのか?」を理解する力が高いと想像しますが? 
  
三栖フィジコ こちらからのコミュニケーションも、言葉で成立します。あとは、チーム全体がそういうチームであることも大きいです。私がやりたいこととコーチの間にギャップがあると、どうしてもうまくいかなくなります。サッカー面を考えても、久我山のようなサッカーの方が局面を迎える数が多くなるので、身体の使い方というのが頻繁に出ます。これがロングボール主体のサッカーになると、私のトレーニングの必要性がなくなってしまいます。久我山がああいうサッカースタイルだからこそ、私としても(トレーニングを)見やすいし、選手としても(成果が)出やすいという部分はあると思います。 
  
――ポジションや選手によってトレーニングのやり方を変えることはあるのですか? 
  
三栖フィジコ 身体ができあがったトップの選手なら、それもアリだと思います。ただ、高校生はまだどう変化していくのかわからないので、一定の刺激を与え続けて変化を見ています。ポジション別の技術的な部分は、他のスタッフの理解もあるので、試合の合間や練習中に声をかけることがあります。「練習で取り組んでいるのは、今のプレーで必要だからだよ」という話です。


 そこを話せると、選手も具体的にどの場面で必要なことなのかが分かり、普段の練習をより意欲的に取り組むことにつながります。そこは変えるというよりも、試合を見ながらですね。ここにはテニスでの経験が生きています。選手たちのモチベーションを上げるようなアドバイスはどういったものか、その大切さを理解することができました。 

小澤一郎の「メルマガでしか書けないサッカーの話」第134号(2013年03月21日配信号)より抜粋※

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