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「怒られまい」とプレーする子供たち 強豪・新座片山FCの現状 @ichiroozawa 

小澤一郎の「メルマガでしか書けないサッカーの話」第136号(2013年04月04日配信号)より抜粋※

 先週末に駒沢オリンピック公園で行なわれたダノンネーションズカップ2013決勝大会は、横浜F・マリノスプライマリーが優勝し、ロンドンで開催される世界大会の出場権を獲得した。決勝大会の取材には行けなかったが、24日に同会場で行なわれた東京会場予選の取材に行ってきた。

 取材目的は、『ジュニアサッカーを応援しよう!』の連載第1回で取り上げた埼玉県の街クラブ、新座片山FC少年団(以下、新座片山)の試合での様子を見るため。新座片山と言えば、周知の通り昨年8月に開催された第36回全日本少年サッカー大会で16年ぶり2度目の優勝を飾った小学生年代、第4種の「日本一」チーム。また、このご時世でも罰走、げんこつ当たり前の厳しい指導でも名を馳せるクラブだ。

 4チームによるグループリーグを難なく首位通過した新座片山だが、決勝トーナメント1回戦ではチャンスがありながらも得点できず、スコアレスドローからのPK戦で敗れてあっさり敗退したため、決勝大会進出すら叶わなかった。今大会でも新座片山のサッカーは際立っており、現代サッカーに逆行するようなロングボールとロングスローを多用するフィジカル重視のゴリゴリサッカー。

 特に、ハーフコートを超えたスローインは全てロングスローに終始し、新小学6年生にしては高身長のDFの選手を前線に上げ、その選手の頭めがけてひたすら放り込みを続けていた。確かに、この年代ではその攻撃が威力を発揮し、コーナーキックを含めてグループリーグではターゲットマンがバックヘッドですらしたボールやこぼれ球からの得点が多かったのだが、新座片山にPK勝ちしたチーム(Refino)はとにかくゴール前を固め、セカンドボールへの意識も強く何とか守りきった。

 「それもサッカーの一つ」と言ってしまえば確かにそうかもしれないが、個人的に新座片山のサッカーは「もったいない」の一言にしか映らなかった。前線にはスピード溢れるフォワードがいて、得意のドリブルのみならず決定力もある。彼の足元に丁寧なパスを付ければより怖さと厚みのある攻撃ができるところを、みすみす自陣からのロングボールでボール支配率を落としてしまう。

 ざっくり言うなら、「ちゃんとサッカーをしていれば相当強いチーム」なのだが、小学生年代で重要な「将来的ベースとなる」テクニックや戦術を度外視した場当たり的フィジカルサッカーで自分たちの能力、ポテンシャルを半減させるようなサッカーに終始していた。

 ただ、新座片山のコーチ陣からすれば、そのサッカーで昨年は街クラブながらJ下部の強豪チームを退けて日本一を獲得し、長年「強豪街クラブ」として全国に名を轟かせているだけにこの非科学的な指導法から脱却できないのであろう。実際、このダノンカップでの敗戦を受けて、代表である川原嘉雄氏が同クラブのHP上にある『鬼平「げんこつ」のつぶやき』という日記においてこのようなことを書いている。


 「ダノン、東京予選で負けてしまった。PK戦負けだが、負けは負けである。言い訳になってしまうが、今年のチーム、あまりに勝負運がない。実力はある。昨年の6年生のような絶対的エースはいないが、個々の運動能力は高い、チーム全体の力も昨年より上である。

 ところが、大事な勝負になると勝てない。新人戦の時も内容は悪くなかったが、結果、PK戦で負け、今回も試合内容は決して悪くない。こんな言い方は私らしくないが、新人戦も今回も負けた気がしない。PK戦と言え負けは負けで、結果を認めなければならないが、どうも気持ちが、不快である。あまりの運のなさに言い訳じみたことを書いてしまった。みっともない」(2013/03/26の日記、『負け神』より引用)



 続く28日の日記では、春の長距離遠征に向けてこうした内容を述べている。


 「片山が一番大事とする根性、古臭くて時代に合わない言葉だが、スポーツは最後まであきらめないで頑張ること、即ち、頑張る根性なくして勝負は勝てないである。この根性を身に付けるため、片山は練習でも、試合でも、試合の途中でも、終わった後でも、走って、走って、走りまくる。

 それを罰走と捉える保護者もいる。また訳の分らんチームの指導者も、ここぞとばかり批判している者もいる。どこが悪かったのか反省しながら走る。罰走と思いたければ、思えばいい。反省なくして成長はない。持久力も付けば、体力も付く、根性も付く、こんないい運動は他にない」(2013/03/28の日記、『うふ』より引用)



小澤一郎の「メルマガでしか書けないサッカーの話」第136号(2013年04月04日配信号)より抜粋※

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