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「私がフリーのサッカーライターを辞めた訳」(前編) 永田淳氏(元フリーランス/サッカーライター) インタビュー @ichiroozawa 

小澤一郎の「メルマガでしか書けないサッカーの話」第137号(2013年04月11日配信号)より抜粋※

 編集部・澤山です。今週と来週にわたり、小澤一郎による元フリーライター・永田淳氏のインタビューをお送りします。
 
 永田氏はエル・ゴラッソ契約ライター、Goal.com副編集長としての仕事を始め多くの媒体で執筆実績を持ち、私から見るといわば「売れっ子」の範疇に入る実力者に見えました。しかし、そんな永田氏が昨年10月、6年半のフリーライター生活にピリオドを打ちました。
 
 これほどの実績を持つ永田氏が、フリーライターからの引退を決意した理由は何か? その理由を聞くに、単なる出版不況だけではないさまざまな要因があることがわかり、同じフリーランスの末席を汚すものとして身につまされるものがあります。それでは、どうぞご覧ください。






(c)Ichiro Ozawa



――サッカーライターを辞めるきっかけは何だったのでしょう?

永田淳(以下、永田) 簡単に言うと、将来的なことを考えてです。子どもが生まれ、このままの状況ではどうかと考えるようになりました。もちろん、可能性は無限にある職業で、これからあらゆる方向に転がっていくことが考えられます。


 しかし、現状を見ると、目の前を生活していく分には問題ないにしても、子どもが成長してお金が必要になってくると厳しいのではないかと思いました。家族とも相談し、まずはフリーで活動することを辞め、同じような仕事をやるにしてもどこかに所属してやることにしようと話しました。

――フリーで活動し始めて何年目での決断なのでしょうか?

永田 新卒で会社に就職し、そこを辞めたのが2006年の9月なので、6年半ほどですね。キャリアとしては会社員時代から並行していた時期もあったので、それも考えるとほぼ7年でしょうか。

――「フリーランスとしてやりきった」という手応えを残して辞めるのですか?

永田 やりきった感はないですね。ワールドカップの取材もしていないので。本当にさまざまなことにチャレンジさせていただいたとは思っていますが、「やりきった」とは言えません。あくまで自分と家族の将来を考えての決断です。

――フリーランスを辞めることを考え始めたのはいつ頃ですか?

永田 一人の社会人として考えた時に、ビジネスマンとしてのスキル、経験を積んでおく必要があるという薄々感じていたことはありました。フリーランスとしての活動でももちろん成長はできるのですが、去年の春から夏くらいに、会社員としてもう一度ビジネスに関わることも考え始めていました。もう一つは家族です。家を買うにしても、フリーのままではローンを組むことも簡単ではないですし、いろいろと負担が出てくるなと。一度組んでしまえばまたフリーに戻ることもできますし、万が一私の身に何かあっても家族は暮らせるので(苦笑)。

 最終的に決めたのは去年の10月です。去年の仕事の選び方を失敗したということもあります。先方からは他と並行しながら取り組めばいいと言われていましたが、実際に始めてみると別の仕事に手が回らない時期があり、そこで今の仕事に疑問を感じ始めました。

――6年半フリーランスで働いてみて、フリーランスのメリットとデメリットを教えてください。

永田 サッカーライターという職業自体はとてつもなく面白いと思います。自分でもサッカーが好きで、見たものを選手や監督に実際に聞けて、それを人に伝えられる。これはすごく楽しいですし、経験を積めば積むほど多くの選手、関係者と知り合い、仕事の幅も広がっていきます。私は環境的にも恵まれていました。はじめはエル・ゴラッソの契約記者という形でスタートし、そこから色々と広げることができました。

 難しいと感じたところは、フリーになれば毎月収入が違うところでしょうか。独り身ならまだしも、家族を持つとそれが不安になることもあります。例えばJリーグや日本代表のアウエーに取材に行くとなると、遠征費は基本的に自腹です。今までは自分で行ってその分他のところで節約すれば済む問題でしたが、嫁には言いづらくなったりもしました(笑)。経費も自分持ちということはその分の収入も必要になるので、カバーするのは簡単ではありません。

――結婚したのはフリーになった後ですか?

永田 そうですね。フリーになってからです。2009年3月に結婚し、子どもが生まれたのが2010年11月です。

――私も去年入籍し、6月に子どもが生まれることになりました。劇的な環境の変化は私も体感しているところです。フットワークも「重くなる」とまでは言いませんが、やはり慎重にならざるを得ません。

永田 結婚しない方が良かったとは絶対にいいませんし、子どもにも恵まれて幸せです。ただ、それなりの稼ぎがなければ支えていくのは難しいと思います。

――今後の職種はどういったものになるのですか?

永田 商社に勤務します。以前働いていた会社でもう一度お世話になることになりました。

小澤一郎の「メルマガでしか書けないサッカーの話」第137号(2013年04月11日配信号)より抜粋※

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