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ヌマンシア戦レポート 

速報でお伝えしたように私の考えは一夜明けても変わっていません。地元メディアも、

【スーペル】
“恥の勝ち点1”

【マルカ】
“また大失敗”

といった見出し。

では、レポートといきます。

試合レポートといっても大して書くことはない。あまりに内容が酷く、両チームともにまともなサッカーなどしていなかったから。ただ、ヌマンシアは後半、サイドを使いかなりの時間試合を支配し、チャンスを作っていたので、そういう点では勝利に十分値し、1部のチームらしいサッカーは見せていたと思う。実質2部のチームだが…

まずは、試合のスタメンとフォーメーション。

        カニサレス 
        → パロップ でした

カネイラ アジャラ マルチェナ カルボーニ

     アルベルダ  バラハ

アングロ            ファビオ

        アイマール

         ミスタ


GKはパロップを起用。継続性を持たせることとなった。

右サイドバックには、カネイラを起用。クーロの前節の低調なパフォーマンスと試合前日の紅白戦で若干足を痛めたことから自然な起用と呼べそう。

トップにはミスタ。チーム同様、ここ数試合は自身のフォームを崩しているが、ロペス監督らしく信頼し継続性を持たせる起用となった。


各紙選手の採点

【マルカ紙】

1 パロップ
0 カネイラ
1 アジャラ
1 マルチェナ
0 カルボーニ
0 アルベルダ
1 バラハ
1 アングロ
0 ファビオ
1 アイマール
1 ミスタ

1 ディバイオ
1 ビセンテ
1 シソッコ

見ての通り、各選手低い採点。誰1人として及第点の“2”が付いていない。ただ、個人的には、

“アイマールのみ及第点”

だと思っている。そして、同時に、

“アイマールが可哀想”

という印象を試合から受けた。つまりは、アイマールのみが奮闘し、走り、戦い、ボールを要求していた。チームには11人の選手がいるはずだが、この試合では、アイマール1人が選手であり、“勝ちたい”“勝つ”という意識を持ってプレーしていた。

さて、試合を観ることが出来ない皆さんは、“なぜ?”どうして最下位のチームに勝てないんだ?”という疑問や不安をお持ちだろうが、マジョルカ戦を再度観てもらえば、もしくは、思い出してもらえばご理解頂けると思う。

あの試合同様、いや、あの試合よりも悪い内容だった。実際、ここ数試合の内容は、マジョルカ戦のパフォーマンス程度でしかない。よって、どの程度の内容かは想像してもらえるかと思う。

原因は、既に色々言われているだろうが、色々あると思っている。以前もお話ししたが、サッカーにおいて理由”を探すのは非常に難しく、実際に複合的要素がある。

ただ、この試合の低調なパフォーマンスの理由は、昨日の速報で書いた通り、

走れない”

これにつきる。つまりは、フィジカルコンディションの悪さ。マジョルカ戦でもそうだったが、ボールを持っていない選手がみな歩いている。見方がボールを持っても逆サイドの選手はボールを見ながら歩いている。相手ボールになり攻撃されているにも関わらず、ジョグで戻っている選手が大勢いる。ましてや、ボランチの選手がボールを追いかけようともせず、ジョグしている。自分の目の前をドリブルで通過していくにも関わらず。

例えば、日本でも既に放送があった、ラ・レアル対Rマドリッの試合を全て見ることはお薦めしないが、得点シーンを見返してもらいたい。得点を挙げた選手ではなく、ベッカムを見てもらいたい。必至でボールを追いかけ、実際にボールを奪い、見方の速攻・得点につなげる献身的な走り”をしている。ここ数試合、評価されている理由はそういう献身的な姿勢とコンディションの良さ。

このヌマンシア戦でそういった姿勢を見せていたのは、誰1人としていない。アイマールが時折見せていたのみ。

恐らく、どの選手もそういう姿勢であり気持ちは持っていると思う。しかしながら、体がついてこない。頭ではわかっていても、体が動かない。今の状態はまさにこういう状態であると予想される。

実際にプレーしている選手が一番わかっていると思う。「俺たちはなんて酷いプレーをしているんだ。酷いサッカーをしているんだ。なんでこんな最下位のチーム相手に試合を支配できないんだ」と。ただ、体がついてこない。動けない。走れない。

これでは、どんな相手であろうと、まともなサッカーも出来ないだろう。子供相手ならまだしも、走ることもせずにサッカーを勝つことなど、技術が相当上回っていなければ不可能。少なくとも、いくら最下位で実質2部のチームが相手とはいえ、今季は1部に在籍するチーム。少なからず技術は持っている相手。

試合内容からは外れるが、一番興味深く、知りたい部分だと思われるので、この走れない”現状について分析してみたい。当然、色々な理由が考えられるが、一番重要度が高いと思われる原因は、

◆開幕前のフィジカルトレーニング不足

これだと思っている。今季開幕前、代表選手はEUROやコパ・アメリカ等各代表にて大事な大会を戦った。当然、その大会終了後にオフがもてたのは周知の事実。

そして、バレンシアの場合は、日本ツアーもあり、ドブレテを達成したことから、国内スーペルコパとUEFAスーペルコパを戦う必要があった。つまりは、シーズンの開幕が通常よりは早く、大事な試合が開幕と同時に3試合も来た。

通常、このレベルのチームは、シーズン開幕前には比較的気候の涼しい地域でキャンプをはり、シーズンを乗り越える為のトレーニングをしっかり積む。ここで体を作っておかなければシーズンは乗り越えられない。当然、フィジカルトレーニングが中心のメニューとなる。

しかし、今季開幕前のバレンシアは、イギリス遠征でのミニキャンプのみしか日程確保が出来なかった。しかも、親善試合が2試合あり、通常考えられるようなキャンプでもなければ、時間でもなかった。そして、そのまま慌しく、イギリスから日本ツアーへ向う。

また、このイギリス・日本遠征には主力選手が帯同せず、ご存知のようにスペイン代表組でビセンテやバラハは日本へ行っていない。彼等はバレンシアに残り、トレーニングを積んでいたが、当然、チームとは別メニューでの調整であり、キャンプで行われるようなキツいメニューではない。

こういった現状から、1つの事実が浮かび上がってくる。

シーズン開幕前に体を作れなかった”

これが今季の大前提としてあると思っている。シーズン終盤になれば、どのチームも疲れが出て、コンディションが低下するのは当然。ただ、しっかり開幕前に体をいじめ、鍛え、作っているチームは、こういったコンディションの低下はあってもシーズン中のトレーニング次第で復調可能となる。その良い例が、以前も話したオサスナ。今年に入ってから全く勝ちを得られなかったチームがここ数試合4連勝。一時は降格ゾーンにまで顔を覗かせていたチームが現在は、13位で降格圏内まで勝ち点15も話している。先日のビジャレアル戦でも総体的な運動量で相手を圧倒し、攻守に渡り選手がどんどん顔を出す、実に爽快なサッカーを見せていた。オサスナのアギーレ監督がどのような形でチーム浮上のきっかけを作ったかは見ていないのでわからないが、チーム、特にフィジカルコンディションをみると明らかに違いがある。シーズン途中で一度は沈んだコンディションを再度、強化することにより浮上させることに成功した例であろう。当然、そこには、シーズン前の蓄えがあったから。

バレンシアに話しを戻すと、じゃあ、今からフィジカルトレーニングを強化すればいいんじゃないか?”という声があがってきそうだが、それは多分不可能だと思っている。

なぜなら、シーズン開幕前に十分なトレーニングを積んでいない為、蓄えられる器がない。わかり易く、器・コップに例えるとすると、シーズン前のトレーニングはコップの容量を大きくする作業だと思う。

数値として、100ml入るコップより、200ml入るコップを作る方がいいに決まっている。より容量の大きいコップを作れば、疲れが溜まったとしても溢れない。シーズンが開幕してしまえば、コップの容量を大きくするようなトレーニングをするのは難しい。試合が連続で来てしまうから。

よって、今のバレンシアの選手はその体力的な器の容量が無く、いくらフィジカルトレーニング積んでもそれは疲れを増すことだけで、器から疲れが溢れ出るだけである。よって、今更フィジカルトレーニングを積んでも逆効果。それをわかっているから、ここ数試合低調な内容でもチームとしてフィジカルトレーニングを行うことは出来ていない。

よって、何かしらの奇跡でも起こるか、超回復の特効薬でも出てこない限り、このパフォーマンスを向上させるのは難しいと思う。だからこそ、昨日の試合後の段階で、CLは不可能”と断言した。このコンディションとパフォーマンスで上位4位には入るのは至難の技だと確信できたから。たった1試合だけの結果ではなく、ここ数試合の内容からしてそう見て取れた。

ただ、可能性も無くは無い。それは、根性論になるが、選手の奮闘”これにつきる。当然、プレーではなく、気持ちの面での奮闘。もう、プライドはズタズタのはず。チーム内で、「俺たちは昨年のチャンピオン、UEFAも獲った」なんてことを思っている選手はそういないはず。こんな願いはしたくはないが、もうこの気持ち・根性論に持っていくしか道はないと思っている。いかに奮闘するか、この悲惨な現状に目を向け戦う気持ちを持つか。これにつきる。

この試合での、主力選手のパフォーマンスを見る限り、そういう期待も薄くなってしまうのだが… その良い例がボランチの2人。昨年ドブレテの原動となったこのスペイン代表のアルベルダ・バラハのダブルボランチである。

昨日の2人のパフォーマンスを観る限り、スペイン代表の香りは全くしなかった。ボランチとしての運動量に欠ける、ボールを持ったらすぐにパスミス。貢献度は皆無で、そのミスの多さから足を引っ張っていた。チームの軸であるこの2名、キャプテンであるこの2名がこの状態。どのくらい酷いものになるかはお察し頂けると思う。自身のパフォーマンスが酷い為、チームを鼓舞出来ず、内にこもってしまう。チームがしんどい状況にも関わらず、叱咤激励が出来ない。自身に怒りを覚えているから。そんな様子であった。

この2名については、開幕前の準備不足にプラスし、怪我(肉離れ)での1ヶ月以上の戦線離脱がある。蓄えがない上に、シーズン中にその器を小さくしてしまっている。当然、この時期に全く体が言うことを聞かないのは当然。技術や持っている能力を出す動きに至っていないのが現状。ある意味、見ていて可哀想になるくらい虚しいパフォーマンスだった。

願わくば、もう名前に関係なく、コンディションのまともな選手を使っていくべきだと思う。ボランチならば、もうシソッコの方が数倍良い働きをしている。技術は足りないが、まだ走れる。が、この試合のイエローにより次節バルサ戦は出場停止。ロペス監督になり完全に干されてしまった、フィオーレでもいいかもしれない。また、ボランチでなくとも、コンディションがよければ試しに使ってみてもいいと思う。ヌマンシアやマジョルカといったチーム、デポルのようなチームがもう来季に向けたチーム作りを始め、フレッシュな若手を思い切って起用しているように、思い切った采配をしても誰も文句は言わないだろう。リスクはあるが、今の状況が劇的に変わらない限り、この低調さは続くだろうから。

さて、内容からは外れたが、こういったバレンシアの低調なパフォーマンスが全て。ヌマンシアも当然頑張っていたが、いくら頑張った所で今の降格という状況は避けられない。ましてや、最下位。

ヌマンシアのエルナンデス監督は、こう言った、

「我々が1部で最低のチームではないことを今日披露出来たと思う」

この言葉、誰に向けて発言されたのか、よく考えてみたい。

以上。

Comments

しゅうさんへ

あら、確かに…

まあ、パロップでもカニでも変わりは…(苦笑)

上位も相変らず、コケてくれてますね。ただ、ビジャレアル、セビージャの内容を見る限りは到底期待は出来ません。ビジャはバルサ、セビージャはRマドリッを十分喰いそうな質の高い内容でしたから。

連鎖反応?!

イチローさんへ
スターティングメンバーのGKが「カニ」になってますよ~
--------------------------
なぜか、軒並みCLを目指す数チームが引分けや負けていたりして、まだ運良く小指がかかるぐらいな位置におりますが、現状では正直しんどい状況に変わりはないと思います。
残りの日程を見ると、セビージャもビジャレアルも上位チームとつぶしあいをするので、まだわかりませんが、期待はしておりません。
---
来日したときも、ビセンテ、バラハが来なかったのはちょっと残念でしたが(アルベルダも東京じゃ出場しなかったけど)、一番の調整ができなかったのは、アイマールなのは周囲の事実ですね。練習もしてないし、試合もでてないし、なぜに日本に着たのか・・・(まぁそんな契約だったんでしょうけど)しっかり治療していれば開幕から行けたとは思いますが、監督の構想でちゃんと出場できたかは、今となっては後の祭りですね。しかしバルサのデコは日本に来てもちゃんと調整が帰国しましたけどね(苦笑)

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