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ロペス監督の弱音 

ヌマンシア戦後の監督会見にてアントニオ・ロペス監督が初めて弱音を吐いた…

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“impotente”という形容詞を使った。

日本語にするなら、“無力な、無能な”という意味。

つまり、「チームは勝つ能力が無かった」と認めた。

彼がこういったネガティブな単語を発したのは初めて。彼の会見では、常に前向きな姿勢が見られ、決してマイナス要素を見ない姿勢が貫かれていた。

マラガ、マジョルカ、アルバセテと不甲斐ない試合、内容の酷い試合が続いても常にチームのプラス要因を見ていた。

監督としての条件は色々あると思うが、このレベル、バレンシアのようなチームを率いる上で大事なことは、マスコミの前で決してネガティブな発言をしないこと、そして敬意を欠いた発言をしないことである。

ロペス監督は決して、選手を非難しないし、相手に対して敬意を欠くような発言もしない。マラガ戦でカニサレスがミスをしようと「敗戦とは、選手1人の責任ではない」とかばう。

相手が降格ゾーンにいて、実質2部のチームとはいえ、決して「勝てる」などとは言わない。「勝つしかない」と言う。また、相手に対しての敬意は欠かないため、「難しい試合になるだろう」と必ず付け加える。

また、彼の会見でのスペイン語は非常に難しい。難しい単語を使い、彼の頭の良さが非常によくわかる。ボキャブラリーが豊富。知性に富む単語が飛び交う。

そういった監督が初めて使ったネガティブな単語。実際に、本音を吐いたのは事実だと思う。弱気になるのも仕方が無いかもしれない。

結果が出ない以上、監督の責任として追求・非難されるのは当然だが、彼の責任として非難出来ない側面も多い。間近で観ていてその苦悩は凄くわかる。

マジョルカ戦後の会見でも素直に、「チームのフィジカルコンディションは悪い」と認めた。ネガティブな発言ではなかったが、周りから非難される要素の1つを素直に認めた。

今のチームの状況は昨日から書いてきたように、コンディションの悪さ。怪我人は当然だが、それ以上にチームとして体力的にも精神的にも疲れている。それがわかっていながら、対処方法が見つからない苦悩、それにロペス監督は直面している。対処法はわかっているが、その方法を実戦する時間がない。

今季終了までの暫定監督として就任し、その仕事、最大の目標はチームのCL圏内入りであった。就任直後のベティス戦を観る限りはその可能性を十分感じさせてくれたが、ここに来てチームは下降の一途を辿っている。

結果が悪ければ監督の責任。それは誰もが理解している事実。いくらシーズン途中からの就任で、開幕前、シーズン中のコンディション調整がうまくいっていなかったとはいえ、他人に責任をなすりつけることは出来ないし、彼ならしないはず。

引き受けたからには、その目標に向けて最大限の努力をするはず。

幸運にも今節を終わってもまだ5位にいる。CL圏内まで勝ち点2の範囲にいる。目標を達成できるかどうか、期待は出来ないが可能性は無ではない。残り4試合は、これまでの4試合とは逆に難しい試合が続くことになる。

ただ、目の前に現実がある限り、可能性が残っている限り、戦い続けるしかない。

状況は決して、

“impotente”

ではないのだから。

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