スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ベニテスはもういない… 

今夜はバレンシアの全ての人間にとって複雑な夜となった。

リバプールがチェルシーを倒し、CL決勝に進出した。そのチームを率いているは、昨年までバレンシアのベンチにいた彼だった、、、

「リバプールCL決勝進出」

このニュースを多くのバレンシアファンは複雑な気持ちで見ていたいたに違いない。多くのバレンシアファンがベニテス率いるリバプールを応援していたのも事実だろう。

しかし、同時に、そこには別の思いもあったに違いない。

“ベニテスはもういない…”

この事実が今夜バレンシアにとっての現実として突きつけられた。

この1年、今シーズンを思い起こせば、常にベニテスの亡霊が漂っていたのかもしれない。常に、「ラニエリとベニテスの違いは…」「アントニオ・ロペスはベニテスサッカーに回帰するだろう…」というような比較があった。

2冠を達成したベニテスがクラブを去った事実は未だに謎が多い。色々な噂がある。事実はクラブとベニテスにしかわからない。しかしながら、ベニテスは去った。そしてリバプールに行った。もうバレンシアにベニテスはいない…

地元TV局のサッカーコメンテーターは、こう言った、、、

「バレンシアの歴史上No.1の監督だった。これは誰もが認める事実だろう。いつか、いつの日か、彼が去った理由を知りたい。リバプールはCL決勝まで勝ち進んだ。ベニテスと共に…」

“ベニテスがいれば…”

ベニテスがいない事実はこの思いへもつながっている。リバプールの選手がバレンシアの選手よりも優れているのだろうか。リバプールで背番号「10」を背負い攻撃の中心として活躍し、チェルシー戦でも得点を挙げたルイス・ガルシアはなぜにリバプールに行ったのだろう。なぜにバルサを出たのだろう。

この日のリバプールのスタメンでビッグネームはどのくらいいるのだろう。ヒーピア、キャラガー、ビスキャン、リーセ、トラオレ、ハマン… 実力は確かにある。ただ、バレンシアはこういった選手よりも名前の劣る選手ばかりなのだろうか。

2004年度世界No.1チームとして表彰された数ヵ月後の昨日、その順位は32位に降格していた。昨年から実力ある選手が抜けたのだろうか。実力ある選手の実力が無くなったのだろうか。

もし、ベニテスがいれば… もし今季もベニテスが指揮を取っていれば、CL決勝までいけた、ビッグイヤーを獲れた、と断言することは出来ないだろう。

ただ… ただ、、、である。

勝負の世界に“…だったら”“…ならば”という後悔は意味がない。結果が全て。結果で評価されるのが勝負の世界。

ベニテスが今季もバレンシアを率いていたら…などという意味の無い想像はやめた方がよいに決まっている。もう、ベニテスはいないのだから…

チェルシーを倒したリバプールがサッカーの質で上回っていたとは思わない。また、良い試合だったとも思わない。ただ、勝った。結果を出した。それだけである。これ以外の事実はない。だからこそ、CL決勝に進んだ。ファイナリストになった。

このリバプールからは意気込みが感じられた。気持ちがプレーに乗り移っていた。そして、全員が戦っていた。サッカーはお世辞にもうまくないし、スペクタクルでもない。

サッカーは足で行うスポーツだと誰もが言う。ただ、足だけで行うスポーツではない。サッカーは体全てを使って行うスポーツである。そして、何より心でプレーするスポーツでもある。体全体でプレーし、表現するのがサッカー。だからこそ、選手のプレーに感動し、ため息をもらす。プレー自体が、アートでもあるから。

監督の仕事は、そういった選手、チームに自身の心・気持ち・方向性を伝え、実戦させることである。良いサッカーをさせることはほんの一部の要素に過ぎない。良いサッカーとは結果に左右されるものでもあり、普遍ではない。時代によっても移り変わる。

全員が同じ気持ちを持ち、1つのチームスピリットを確立したチームのサッカーは強い。時に感動を与える。そこにはある普遍性を感じることが出来る。

ベニテスのリバプールはまさにそのスピリット、ハートを持っていた。全員が持っていた。そして、ベニテス自身が一番そのハートを表現していた。

グランドで戦うのは選手でしかない。プレー出来るのは選手のみだ。しかしながら、同じスピリット、ハートを持ちグランドではなく選手の心の中へ入り込む監督は偉大だ。だからこそ、良いチームを作り、良い監督と評価される。今日、またその事実が明らかになった。既に、昨年明らかになっている事実が…

ベニテス、そしてリバプールには最大の賞賛を送りたい。是非ともビッグイヤーを掲げてもらいたい。

ベニテスは、常にバレンシアファンにとって最高の監督の1人でい続けるだろう。記憶にも記録にも残る監督であろう。

ただ、

ベニテスはもういない…

この記憶はいつか忘れることが必要なのかもしれない。

Comments

tappeiさんへ

お久しぶりです!
確かに、戦術やサッカーの質からいえば、CL4強の中で一番下かもしれません。

ただ、結果を残すような何かがあるんでしょうね。それを知りたくてバレンシアに来たんですが…彼はいなかった…(苦笑)

でも、逆にこの戦力でここまでの結果を残すということは完璧な準備以上の準備をしているんでしょうね。想定以上の結果を出しているわけですから。

お久しぶりです。tappeiです。
ベニテス凄いですね。
ホント、何が凄いんでしょう?なんらかしら結果を残せるって・・・運だけじゃないですもんね。やはり一流選手達を同じ方向に向かせ、高いモチベを維持させるよう導けることなんでしょうか?戦術的にモウリーニョやヒディング、ベンゲルに勝ってるとは思えないですもんね。

Comment Post















管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

Trackbacks URL
http://valenciasoccerlife.blog6.fc2.com/tb.php/170-db3535c6

やったぜ!!!! チャンピオンズリーグ準決勝

レッズファンとしてはこれほど嬉しいことはない。理想的なゲームだった。先制のゴール(前半4分)は幸運だったのは間違いない。審判が違ったり、会場がホームじゃなければノーゴールという判定でもおかしくなかった。しかし、リーセがサイドで一人交わした場面、そして、そ

  • [2005/05/04 09:20]
  • URL |
  • のぶたと南の島生活in福岡 |
  • TOP ▲

[football]ベニテスはもういない…

こちら、バレンシアサッカーライフさんの [http://valenciasoccerlife.blog6.fc2.com/tb.php/170:title=「ベニテスはもういない…」] すごく、良いコラムです。ベニテスが、リバプールにいてくれて、ありがとうですね・・・。 [http://kame.sub.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/209:titl

  • [2005/05/05 11:57]
  • URL |
  • B.J Diary ならぬ B.P Diary |
  • TOP ▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。