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高校サッカーにおける応援(裕子ママの指摘から) 

下にあるPK戦の記事についてのコメントで裕子ママから良い指摘をもらいましたので、記事にしたいと思います。

裕子ママからの指摘は仰るとおりだと思います。

私もちらっと思ったり、また、今回の試合ではないですが、実際に現場で試合を観たりすると気になる時がありました。

高校サッカーにおいても、応援スタイルが確立されつつあります。

高校野球とまではいきませんが、ベンチ入り出来ない選手達を中心にメガホンを持っての応援が全国大会に出場するチームなら当たり前の現状です。

県予選などでもこういった応援は当たり前。私のチームが属する場所でもベスト8になれば応援のないチームはなし。

チームによっては、ブラスバンドやチアリーダーを伴った本格的な応援団を結成して応援している学校もありますね。

今行われている選手権では、放送しているTV局が必ず応援席リポートをしているので、そういった応援団を結成することはある意味、必須になりつつあります。

帰国してJリーグなんかを観るようになって思ったのは、日本らしい応援スタイルが確立されてきたという実感です。レッズなんかは世界的に有名ですし、その他のJクラブでも熱心なサポーターが独自の応援スタイルを確立しています。

そして、そういったサッカー文化や応援文化の定着は高校サッカーにも影響を及ぼしています。勿論、高校サッカー的な独自の応援スタイルってあるんですが、以前あったような応援スタイルよりは日本代表やJリーグのようなサポータースタイルに近くなっているのかもしれません。

そして、今回、裕子ママが指摘してくれたように、そこから相手チームや時には審判に対してブーイングや野次が起きることがあります。

スペインにいるとそういったことが当たり前に思えてしまうのですが、日本で現場やサッカーをみていると、この年代、特に高校サッカーというカテゴリーにおいては必要ないな、という実感です。

どれだけ勝負事や結果にこだわったとしてもこの高校サッカーは高校、部活の延長線にあります。よって、教育の一環であることは紛れも無い事実。だからこそ、高校サッカーの指導者はその育成理念にプロやJの下部組織の指導者と違った面での良さがあり、棲み分けが出来ているのです。

今回、このPK戦で起こった野次(ブーイング)も当然ながら自分の応援チームが勝って欲しいという願いから出てきてしまったものでしょう。

先程述べたように、高校サッカーにおける応援団の主はベンチ入り出来ない選手達です。メガホンを持って掛け声や歌で応援していくスタイルです。

勿論、彼らもチームの一員でピッチやベンチにいる選手と同じく戦っています。そして、彼らは高校生ですからたまに行き過ぎてしまうこともあるかもしれません。

別に今回の場面だけではなく、私もこういった光景はちょくちょく目に、耳にしてきました。夏のインターハイでも準決勝まで残ったチームの応援団から、怪我で倒れている相手選手に対してブーイングが起きたりしていました。自分達のチームの選手が故意に削って怪我で倒れたにも関わらず… 

やはり、そういったことは悲しいですよね。また、プロではないですし、いくら応援するといってもそれはこの年代では不要です。


ただ、試合後の光景を思い返してもらいたいんです。

野洲の山本監督が試合後、大阪朝鮮の選手達に近寄り、健闘を称えるシーンが流れました。普通はベンチ前から拍手するのが通例なんですが、山本監督はピッチ内に入っていってました。多分、自然にやったことなんだと思います。

私は滋賀県に住んでいますし、野洲でありこの山本監督についてはそこそこ知っています。夏には我がチームも練習試合をやりました。

滋賀県予選でも野洲の試合は注目してみていましたが、この山本監督の試合後の行動はいつも同じ。

勝とうが負けようが相手選手に最大の賛辞を送ります。

滋賀では、この野洲と草津東が2強として存在しています。今年の滋賀県予選では、草津東と野洲が準決勝で戦いました。

山本監督くらいの指導者になれば、当然、草津東の選手は全員知っています。逆に草津東の選手は山本監督を当然知っています。お互い、トレセンや国体なんかで実際に指導現場で顔を合わせていますから。

その試合後は、これまで見てきた中でも特に感動的でした。泣き崩れる草津東の選手を1人1人抱きしめていたんです。そして、草津東の選手達はみな敵チームの監督にも関わらず、山本監督の胸で泣いていました。自分のチームの選手でも監督でもない、両者の信頼関係。

素敵だな~と思いました。

私はこの山本監督の行動がこういった負の側面の答えかな、と思っています。

指導者側としては当然ながら勝ちたいけれど、PK戦になってしまえば勝負云々ではありません。

また、指導者、監督というのはサッカーにおいてPKというものが決着をつけてしまうことが一番残酷であるということを嫌という程理解しています。PKでどれだけ泣いてきたことか…

PKでは勝者はいません。残念ながら敗者は出てしまいます。だから、残酷なんですよね。

今回は、このPK戦で起こったものでしたが、試合後の光景をみて、そういった野次やブーイングがどれだけ意味のないものなのか、それを発してしまった人間全てがわかってくれていると思います。

僕としては、この「PK戦」という残酷なもの自体にブーイングしたいくらいです(笑)

裕子ママ、良い指摘をありがとうございました。


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