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大阪ダービーと宮本の重圧 

明日は、Jリーグの大阪ダービー。昨年は共に優勝を争ったチームの戦いだけに楽しみがある。

これまで、大阪、関西のチームがJリーグの優勝争いに絡むことはそうなかったし、実際に昨年のガンバの優勝まで関西勢の優勝はなかった。

この両チームの実力が付いてきた為に“大阪ダービー”がこれまで以上に注目されるようになってきたが、それは関西や大阪のサッカーにとって非常に良いことでもある。

大阪といえば、先日、堺市にナショナルトレーニングセンターを建設する方針が発表になった。国内最大のトレーニング施設である。

スポーツナビ内ニュース


さて、その大阪ダービーを戦う昨年のチャンピオン、ガンバ大阪の顔といえば、当然ながらDFでキャプテン、そして日本代表のキャプテンでもある宮本。

その宮本が、現在ガンバにてサブに甘んじている。

怪我をしているわけでもなく、コンディションも多少代表戦の影響はあるだろうが、遠藤、加地といった他のメンバーは出場しているだけに、単純に戦術的な理由からの控えということになろう。

ガンバの西野監督の考えとしては、今季は3バックから4バックへ移行し守備組織を変更した為、そのトレーニング期間に代表合宿で抜けていた宮本を外している現状のようだ。

今季の西野監督の頭の中で、宮本がチームの重要な駒となっているかどうか未だ不明だが、W杯もありさほど彼にウェイトを置いていないのは事実であろう。

そんな事実を目の当たりにすると、何か不思議な気分になる。

Jリーグの延長線上に日本代表やW杯があるはずなのに、宮本の場合、代表やW杯の比重が重い為にJリーグ、ガンバでの居場所が無くなっている。

宮本が悪いわけでは当然ない。

西野監督が悪いわけでも当然ない。

むしろ、監督としては最大限に配慮し、代表やサッカー協会に協力する姿勢を示しているのかもしれない。

しかしながら、どこかに矛盾を感じてしまうのもこれまた事実。

西野監督は絶対にこんなことは言わないだろうが、置かれる状況を推考すると、

「宮本、今季はW杯に全精力を注いでくれていいよ。ガンバは何とかするから」

と言っているようなもの。

もし、これがスペインであれば、どんなことが起こるだろう、と考える。

「給料を払ってるのは誰じゃ!!」

と会長やクラブ幹部が激怒するのは間違いない。

「代表、W杯より、クラブだろ!」

とファンが怒るだろう。

はっきり言って、日本代表、ジーコ監督は相当恵まれている。たかが親善試合をするのに本大会の会場、ドイツを使え、その為にJリーグ開幕前の大事なクラブから選手を送ってもらえる。

スペインでそんなことをやろうものなら、クラブ幹部や、現場スタッフがその選手にこう言うだろう。

「怪我したって言っておけ!ドクターに診断書書いてもらっておくから」

W杯イヤーであれば、代表やW杯が優先順位のトップにくることはそれはそれでいいけれど、やはりクラブやJリーグがあっての代表、W杯であることはどの国に行っても普遍的な事実であろうと思う。

日本の地理的な状況を考えれば、アウェーでの試合経験を積む為に多少クラブやJリーグ側に無理をいって選手を出してもらう犠牲は仕方のないことかもしれないが、怪我やコンディション不良ではなく戦術的な理由で代表の主将が自分のクラブで控えにまわってしまうという事実は憂慮する必要があると思う。

Jリーグの各監督からはそういった協力体制に対しての不満の声はあまり聞こえてこない。現場では持っているだろうが、口には出して言えないだろう。

日本全土がW杯ありき…だから。

怖ろしくて抵抗出来るはずもない。

ただ、個人的には代表の選手はクラブチームでリーグで良いパフォーマンスを出しているからこそ選ばれるものだと思っている。

だからこそ、代表監督の仕事で一番大事なのは“選ぶこと”で、スペインでは“選ぶ人”という単語で端的に表現されているのだと思っている。(私は、ジーコ監督が試合に出てもいない海外組を召集することに非常に違和感を感じている人間である…)

日本代表の場合、そういった好条件が揃っている為に、ジーコ監督が「選ぶ」のではなく「チームを作る」ことに主眼を置いているなら何も言うことはない。就任から着々とこのW杯の為に積み上げてきたものがあるのだろうから。

ただ、当の本人である宮本や西野監督の立場になって考えると、何ともやるせない気持ちになってしまうのである…

宮本は素晴らしい選手で責任感もある。プライドも当然あるだろう。

「自分がガンバで控えなのに、代表不動のキャプテン…」

という難しいおもりを背負ってしまっているように思う。ある意味、色々なものの犠牲になっているともいえる。

少なくとも、我々外野は、今から「W杯、W杯」と騒ぎ立てるのではなく、目の前にあるJリーグやサッカーを楽しもうではないか。

W杯はその延長線上にあって単なるお祭り。勝とうが負けようが我々の生活に直接影響はない。

普段ろくに応援もせず、興味も持たないのに五輪になったら、「メダル、メダル」と叫んで選手に無駄な負担を強いているようなもの。

一過性なものは単なる祭り。フィエスタ。飲んで騒いで夜が明ければそれで終わる。

大切なのは継続。今。

だからこそ、その延長線上に大きなステージが用意されている。その長い階段を一歩一歩踏みしめて上がるからこそ、その人にしか味わえない喜びがある。それこそが文化だと思っている。

まずは、明日の大阪ダービー、関西の人間として私個人は大いに楽しみ、堪能したい。

フィエスタではなく、長く続く“ダービー”の一物語として。



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Comments

ガンバの快勝とサンガの大敗

>Angela さん

観戦ご苦労様でした。しかし、フェルナンジーニョは点取りやとして開花しましたね?!昨年は、アラ・大黒の2トップの引き立て役だったのに…

サンガは…(ノーコメント)

>カルボーニ年金 さん

確かに、そうですよね?!アレックスなんて前節の磐田戦、キレキレでしたもんね。

でも、一時の代表一色の異常な状況から今はJリーグ人気も定着して、浦和のように代表顔負けの人気を持つチームもあってJへの視線も注がれるようになってますけどね。

ただ、Jの一番の問題は、どうしたってスタジアムかな。客席との距離が生観戦、TV観戦を問わず物質的距離以上の空間的・心理的距離を生み出してしまっている気がします…

ボロくてもメスタージャはいいですよ、やっぱり。

  • [2006/03/14 23:30]
  • URL |
  • イチロー
  • [ Edit ]
  • TOP ▲

代表ありきなんておかしい

Jリーグがなければ代表もない。W杯だってない。
それを悲しいかな、多くの人が理解していないですよね。

例えば今の代表では、アレックスがよく叩かれています。
それは彼が評価される立場にある以上、しょうがない部分はあるでしょう。

しかし、ならば誰を使えばいいのか?

Jリーグでは今、こんな選手が好調じゃないか!
そんな声はあまり聞きません。見ていないからでしょう。
それなら非難する資格はないとすら思います。

日本代表は"日本サッカーのファン"のものであって、
"日本代表ファン"のものでなければ、"日の丸"のものでもないのです。

  • [2006/03/13 02:45]
  • URL |
  • カルボーニ年金
  • [ Edit ]
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大阪ダービー

こんにちは。
こちらにもお邪魔します。

冷たい雨のなか行ってきました
大阪ダービー。恒さん、当然の
様にベンチでした・・・。
4バックでは彼は使わない、と
公言してしまう西野監督。
しかも、先日の試合では3バックに
変更して恒さん投入後の失点で
敗退。 

実は今日も後半恒さんが出てきて
からしばらくはセレッソに攻められる度にちょっと心配してました。

でもまぁ、そんな心配も不要なほど
後半は一方的展開でガンバ祭り状態
でしたね。ハットトリックx2
なんて初めて観ました。

セレッソの守備って時々崩壊します
よねぇ。京都サンガ共々心配です。

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