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WBCの戦いから見える“日本”とスポーツ 

今朝、アメリカがメキシコに敗れた為、日本が野球の国際大会であるワールドベースボールクラシック(WBC)の準決勝に駒を進めることとなった。

この大会、恐らく多くの方が大会のレギュレーションや審判について疑問を持たれているだろう。



日本対アメリカ

「世紀の大誤審」「カリフォルニアの陰謀」とアメリカの地元紙にまで非難の的となった審判個人でクローズアップされたが、

大前提としておかしいことは、

“国際試合にも関わらずアメリカの試合にアメリカ人が審判をやっている”こと。

サッカーで考えれば、ワールドカップ(W杯)でドイツ開催だからといって、ドイツ代表の試合にドイツ人審判が笛を吹くことは有り得ないし、そんなことがあったら「八百長」と言われるのみ。

そして、大会のレギュレーション。

なぜにリーグ戦を戦い上位2チームがそのまま準決勝で対戦するのか?2次リーグは全てアメリカで行われており、地域的・距離的な問題はない為理解に苦しむ。

一般的に考えられているのは、「アメリカが開催を提案したので、アメリカが勝つ為、勝ちたいが為に有利に働くような大会にしてしまった」という見方。

そのアメリかが結局、その恩恵を受けることなく2次リーグで敗退してしまったのは何とも皮肉ではないか…


さて、何とか首の皮1枚つながっていた状況で予想外(想定内?)のアメリカ敗戦により三度、韓国との対戦が決まった日本チームについて少し言及してみたい。

日本で一番注目されているのが当然ながらメジャーの中でもメジャーで一流のマリナーズ、イチロー選手。

正直、初めの頃は、彼がなぜにこの大会にあれほどまでの熱を入れるのか理解出来ない面があった。松井秀喜をはじめ他の日本人大リーガーが参加辞退をする中で、イチローだけは早い段階から「日の丸をつける喜びと誇り」を強調していた。

先日の韓国戦終了直後の彼の悔しがり方を印象に残した方は多いだろう。

彼はまさに“本気中の本気”である。

ただ、裏を返せば、だからこそ一流の選手なのかもしれない。だからこそ、国民的スター選手なのかもしれない。

マリナーズという現在はあまり成績の上がらない失礼な言い方をすれば、“弱小”チームの中で孤軍奮闘している彼がある意味、こういった舞台を前にやる気をみなぎらせるのは自然とみる見方も出来よう。ここ数年味わっている一種のフラストレーションを発散される最高の舞台なのだから。

ただ、個人的にこのWBCでのイチロー選手のプレーや言動、発言を見ていて思う事はこういった表面的な部分ではない。私が一番強く感じていることは、

イチロー選手は大リーグで活躍し、メジャーで一流の選手になればなる程、自分が“日本人”という誇り、アイデンティティを感じているのではないか

ということ。

日本に住んでいる日本人がわざわざ日常の中で“日本人”であることを自覚する必要性はあまりない。

しかしながら、海外に生活していると、自分の置かれた立場を考えなければいけない瞬間というのに出くわす。

そんな時にふと“日本”や“自国”を思い出し、国や文化を比較してしまうものだ。

イチローというベースボールプレイヤー、メジャー選手はアメリカメジャーの世界で一流になりそういった世界超一流の選手と肩を並べれば並べる程、そういった瞬間を持つ機会が多くなっているのではないだろうか。

だからこそ、我々ごく普通の日本人からすると、普段大リーグでプレーしているイチローと今WBCでプレーしているイチローが違った存在、違ったモチベーションを持った選手に見えてしまう。多くの方が恐らくイチローを「クールな選手」と思っているだろうから。(私もその1人だった)

こんなイチローや日本チームの姿を見ていると、非難や不可思議な大会運営・レギュレーションはあるけれど、日本野球や日本という国にとっては非常にプラスになった大会ではないか。

今はサッカーW杯が五輪以上にスポーツの中で一番“自国”を感じさせてくれるものだが、スポーツというものを通して“日本”や“日本人”を感じながら世界で活躍してくれるアスリートが多くなることは日本の未来にとって素晴らしいことではないか。

また、いくら日本が経済的に豊かで世界にお金をばらまいたとしても“尊敬”はお金では買えない。

イタリアに行ったとき、“ナカ~タ、ナカ~タ”とイタリア人に電車に乗っただけで握手されたよう(たまたま、その伊達男がロマニスタだっただけ?)にスポーツというものは世界に日本を発信出来る最高の広報戦略でもある。

つまり、世界的なアスリートは外務省で重役ポストを担うよりも、ある意味総理大臣になるよりも外交的、文化的重役を担っているといえよう。

野球のWBCは今回が第1回。これから歴史と文化を構築して発展していく大会になる。いきなり“盛大”で“パーフェクト”な大会など初回からは不可能である。だからこそ、文化なのであるから。

野球少年の中からも、夢は「プロ野球選手になること」ではなく、「WBCで優勝すること、そのメンバーになること」と目を輝かせて語ってくれる子供が今後出てくることを切に願っている。

五輪、野球、、、

そしていよいよW杯が近付いている。



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Comments

サッカーで言えば

世界クラブ選手権などがそうですよね。
『ただでさえ試合数が多いのに』
という議論もわかりますが、回を重ねることで重みも増していくと信じたいです。
勿論、関係者の努力があってこそですが。

WBCについて言えば、例の誤審で一時はすっかり興味が失せましたが、また面白くなってきました。(勝手なものです)
日本が大事なのは勝つことではなくその先。
発言権をなんとしても得て欲しいですね。

世界のイチローがここまで闘志を燃やしているのですから。

  • [2006/03/18 06:56]
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  • カルボーニ年金
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