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FWビジャの動きの質 




バレンシアCF スペイン代表 FWビジャのオフ・ザ・ボールの動きの質について解説したい。

彼が現在、リーガ・エスパニョーラでエトーに次ぐ得点ランキングに位置している大きな要因は、シュートをする為のボールのもらい方、オフ・ザ・ボールの動きの質の高さにある。

勿論、シュートが枠にいく確率、ゴールに入る確率の高さ(=シュートの正確性)もある。

しかしながら、FWがシュートを打つ為には良い動きをしてボールを受ける必要がある。

その動きの質について今日は2006/05/10(水)のトレーニングにおける紅白戦の中の映像を使って説明する。


■シーン1
スペイン代表FWビジャの動き シーン1


センターバック(Bチームのエクトール)がFWのマークに付く為、DFラインより自身のポジションを上げたスペース(=ギャップ)をビジャが突き、ボールを引き出そうと動いたシーン。

その動きの前に、裏にボールを引き出す為に“手”を使って合図し、実際に一瞬フェイクの動きをしている。

“手”を使う理由は、声を出せば、相手に動きが読まれるから。DF選手の視野から消えた場所で手を使い、効果的に味方にシグナルを送っている姿もチェックしてもらいたい。


■シーン2
スペイン代表FWビジャの動き シーン2


このシーンでは、センターバック(マルチェナ)が左サイドのビゼンテのドリブルに対応する為、視線と体をビセンテに向け始めている。

そこで、ビジャは、マルチェナの裏のスペースへプルアウェイし、ビセンテからのクロスにフリーで対応する。

ボールが合っていれば、確実に得点になるシーン。


■シーン3
スペイン代表FWビジャの動き シーン3


オフサイドにはなったものの、FWとして重要な動きの要素が、「いかにDFの視野から消えるか」。よって、ボールの無い所では敢えてオフサイドポジションに位置し、DFの視野から消える工夫をしている。

この動きが最も得意なFWがレアル・マドリッドのラウール。彼が全盛期の頃はこの動きを多用しながら決定的なパスを受けていた。ロナウドもこういう動きをたまにするが、それは彼が意図的にやっているよりも、ボールが無い所ではサボっている為、自然発生的に起きる現象で意図的にやっているとは説明できないであろう。

このシーンでのビジャは完全に意図的に動いているのがおわかり頂けると思う。パスが出そうなタイミングで、DFラインギリギリまで戻り、そこからターンをして裏に飛び出す。

オフサイドにはなったが、これが成功すれば得点に直結する、DFにとっては脅威の動きである。


■シーン4
スペイン代表FWビジャの動き シーン4


彼の動き、オフ・ザ・ボールの質の高さを一番示していたのがこのシーン。見事にフリーでDFラインの背後でボールを受けている。トラップの質がもう少し高ければGKと1対1が作り出せるシーンであった。

この動きは、ビジャがDFの習性を読んでいることからくる“狡賢い”動きである。

ビジャがポストプレーをすると予測したDFは彼に体を近付け、そのパスカットを狙い態勢を前傾にする。

その瞬間、ビジャは急ストップし、DFの背後に爆発的に走り出す。

その動きに合わせて良いパスが出た為、完全にフリーでボールを受けることが出来た。トラップはハンド、マルチェナのカバーも良かった為、シュートまでいくことはできなかったが、実に質の高い動きであった。




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Comments

実践②

出し手がイカにイカイにいいパス出せるかが大切ですよね。

ikaiさん頑張ってください

実践

最近FWで迷える子羊です。
今日の練習で4つのこの動きをやってみたいと思います。

はじめまして。普段からリーガを見ることが出来ないのでビジャやラウールの動きを観察する機会はなかなか無いのですが、シーン3での動きはチャンピオンズリーグのリヨン戦で見たことがあります。ラウールがオフサイドポジションから戻って来てボールを受ける動きがありました。オンサイドに戻る前のラウールの動きも、オフサイドゾーンの中で止まった状態ではなく、相手のゾーンディフェンスを逆手に取ってオフサイドゾーンの中で横へと動くことで相手にマークを掴みにくくさせていました。
もう一つに、同じくリヨン戦で、ラウールが引いてクサビを受ける動きからターンして裏のスペースを狙う動きも、直線的ではなく曲線的に動くことで一連の動作を止めないようにしてターンしているシーンがありました。ラウールのオフザボールの動きの質の高さを感じる試合でした。

  • [2006/06/02 17:28]
  • URL |
  • ヤナギファナティック
  • [ Edit ]
  • TOP ▲

好きな動き

テレビなどだと、どうしても見えない動きですね。

DFとの駆け引き、裏をかく動きは好きです。
点が入るにはこういうプレーがかなり重要だと思います。

これからも、選手個々の良い動きなどをどんどん紹介していってもらいたいです。

消えて現れて…

DFからすれば、視野から消えたところから急に現れたかと思うと、
また彗星のように去っていく…といっては大袈裟でしょうか(笑)

しかしこのVTRを見て、ラウールもそうですがインザーギも浮かびましたよ。
彼もスピードばかりが特筆されますけど、何気にこういう動きは巧みで
その駆け引きを見てるだけで面白かったですから。

さてインザーギ、ラウール、ビジャ…みんな好きな選手。
マドリニスタではありませんが、ラウールはやはり特別なんです。

  • [2006/05/12 21:22]
  • URL |
  • カルボーニ年金
  • [ Edit ]
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