ブラジル戦直後の感想
この試合、このドイツW杯をどう解釈すべきか、ブラジル戦直後で迷っている方は多いと思う。
色々な取り方、見方があると思う。
「よく頑張った」
「全然ダメだった。通用しなかった」
「もっとやれた。気持ちが足りない」
「世界との差がありすぎた」
全て当たっているのかもしれない…
ただ、全てそれだけの言葉で消化できないのも事実。
このブラジル戦に関していえば、ジーコ監督の采配や日本代表の戦術、組織云々ではないということは間違いない。それくらい、
「個人の差、能力の差、全てにおける差」
があった。1つや2つに絞れないくらい多くのファクターでブラジルの選手と差があった。
例えば、スピード1つとってみても、純粋なランニングスピード、パススピード、シュートスピード、足の振りのスピード、シンキングスピードとどの要素においても違いがあったと思う。
一番驚いたのは、ブラジルの選手の“攻守の切り替えのスピード”。日本相手で4点を取った後もボールを奪われた瞬間からきっちりディフェンスポジションに素早くかえっていた。ゆえに、日本が本来やりたい攻撃はほとんど出来なかったと思う。
試合直後、W杯で日本が敗退した直後、ということで私も色々な考えが頭をめぐっていてまだ整理出来ていないが、
「世界との差」
ということで考えるなら、その「差」を突き詰めて解答を探そうとするよりも、差はあることは承知で自分達の「ストロングポイント」を明確にする作業が必要ではないかと思う。
要するに、
「日本らしいサッカーとは何なのか?」
が今回、具体的にみえなかったような気がする。世界との差を「埋めよう」といくら努力していても日本以上にサッカー大国の進化のスピードが速いことが今回も実証されたと思う。
アルゼンチンのメッシやスペインのセスクのプレーや言動をみながら、つくづく「世界の進化のスピード」を実感させられた。
勿論、日々新たに出てくる戦術、システム、トレーニング方法といった最先端のものを取り入れる努力、気持ちは必要だが、そういったものを“追いかけよう”としている限りは、「追いつかない」のではないかとも思う。
クロアチア戦後の感想でも書いたが、日本にもそろそろ“軸”があっていいはずだ。確かにまだまだサッカーの歴史、文化は浅いのかもしれない。ただ、これだけ熱心に応援するファン、関心を持つ国民がいる限りそういったぶれない軸を持つべき時がきたのではないか、と思う。
今後はその軸に合わせて、それに合う監督を探してくる必要もあるだろう。
最終的な“拠り所”、そういう呼び方もできるかもしれない。

W杯期間の目標はトップ10入り。ご協力下さい↓
- [2006/06/23 07:38]
- ドイツW杯 |
- Trackbacks(1) |
- Comments(2)
- Permanent URL |
- TOP ▲
Comments
韓国を見ていると分かります。
とにかく走れる選手を揃えて来ています。
テクニカルで劣る部分は、どこでカバーするのか。
韓国の場合は、それが走力だったんですね。
日本に「オシム次期監督か?」みたいな報道がありますけど
走るサッカーが日本の文化になりえるかどうかはともかく
彼の哲学が明確に見えるのは、一つ分かりやすくはあります。
ところでブラジル戦の敗因、
前半ロスタイムに失点したことが全てだったみたいな感じで
言われてますけど、僕の意見は違うんです。
玉田が先制点取った後に、
ボールを取りに行かなかったじゃないですか。
「2点差以上の勝利」が最低限の条件ならば、
急いでボールをセンターサークルまで持っていき
キックオフを促さねばならない。
「相手がブラジルだろうと関係ない」のなら
「ブラジルに先制点を取った!」と喜んではいられない。
でもそれはしょうがないことです。誰もが平常心ではいられなかった。
そして一番悔しいのは、「代表限定サポーター」でもなければ
僕のようなマニアックな人間でもなく、ジーコと選手達なのですから。
どの強豪国もその国のサッカーの色がありますね。
自分はスペイン、イタリア、オランダのジュニアユース年代を見ましたが、本当にその国のサッカーの色が浸透してるなぁ〜って感心しました。
でも日本ではブラジルスタイルサッカー、ヨーロッパスタイルサッカーといって統一感が全くないですね。
日本協会はそういったことより、個人的に伸ばそうって言ってますよね。
Trackbacks
Trackbacks URL
http://valenciasoccerlife.blog6.fc2.com/tb.php/533-f6b44370
日本対ブラジル 1−4 日本一次リーグ敗退
日本対ブラジル、1−4で、完敗でしたね。 玉田のゴールは良かったですが、それ以外は、かなりの実力差があったように思います...
- | HOME |
Comment Post