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涙の意味、そして代表監督 

ブラジル戦後、中田英寿がピッチに倒れこみ、泣いていた、というシーンは見ていなかった。

日本にいない分、そういった報道に試合後出くわすこともなかった。今日、改めてネット上での報道や動画を探し、チェックしてみた。

ああいうシーンは、「言葉にならない、すべきでない」と思った。

受け止める人がそれぞれの意味をかみしめ、純粋にサッカーというフィールドで人生を表現してくれた中田英寿という人間に敬意を表するだけで十分だろう。

ブラジル戦後の数人の日本選手のコメントの様子も見たが、感想は同じ。インタビュアーとしても一番辛い仕事の部類になると思う。(同業者として同情はしたい)

中村俊輔に質問をしていたインタビュアーが終了後、「すみませんでした…」とつい発言していたが、色々な意味で“残酷さ”を感じた。あの試合後に無理矢理、「言葉を見つける」必要はなかったような気がした。両者にとってマイナスなことは別にする必要はないだろう。

■オシム新体制

川渕会長の“失言”とやらで次期日本代表監督がオシム氏になるとのこと。個人的には、「ちょっと早いのでは?」という気がする。

まだこの敗戦やW杯での出来事が消化出来ていない段階で失言はあったにせよ、4年後に向けた監督人事など急を要する問題ではない。サッカー協会として意図はないにせよ、このW杯での“惨敗”の事実、暗闇から早く逃げ出そうとする逃避行動に写ってしまう。

前から言っているように、スペインでもどこでも海外の代表監督というのは、「選ぶ人」であって、「監督」「コーチ」「指揮官」よりそういう呼び方をされる。

その国の一番良い選手、自分の戦術、その国のシステムに合った選手を「選ぶ人」だ。

オシムに色々なものが託されるのは今の時期だからわかる気もするが、代表監督が「選手を育てる」仕事であれば、それは代表監督ではない。そういう意図があるなら、“日本代表”というクラブチームでも作って世界のどこかの国のリーグに大金を払って参加させてもらえばいい。Jリーグに1チーム枠を作ってもらってもいいだろう。

代表の夢がついえた今、「代表強化」「2010年南アフリカW杯」と騒ぐ気持ちはわかるが、そのために必要なのは「代表監督」ではなく、「良い選手」。

選手を育てるのはその国のリーグであり、選手が所属するチーム。

日本代表選手の大半が属するJリーグが世界のリーグと比較して弱小であれば、日本代表もいつまでたっても弱小。

日本代表選手の大半が属するJリーグのチームが世界のチームと比較して弱小であれば、日本代表もいつまでたっても弱小。

そこに目線を移す必要がある。

サッカー界の世界基準で考えるなら、今や代表監督はクラブ監督の定年退職後の名誉ポストのようなもの。欧州トップクラスのチームを率いる監督はどの監督も代表監督より数倍、数十倍の年俸をもらい、代表以上に良い選手を大金を使って獲得することが可能な現状にある。

モウリーニョ、ベンゲル、ベニテス、カペッロといった欧州の名監督たちは今代表監督になりたがっているだろうか?なるだろうか?

ヒディング監督のようにクラブとかけ持ちしながらでも、オーストラリアという国を決勝Tに進出させる監督も出てきた。

今後は“かけ持ち”監督も続々出てくるだろう。なんせ、W杯は4年に1度。対して、各国リーグは毎年、日々の戦いであり、チーム作り。

日本代表は“非日常”。日常は所属チームであり、その国のリーグ。「代表ありき」の構図が間違っているとは言わないが、危険性ははらんでいる。

例えば、ジェフ千葉。

日本代表監督に自分達の監督であるオシムの名前が挙がり、交渉のテーブルにつくという。

「今、契約しているのは千葉だ」

とチーム関係者が叫ばないのはなぜか?なぜ主張しないのか?

「日本代表監督になるなら仕方ないか…」

と偉大な名監督オシムを簡単に手放していいのだろうか?それが本当に日本のためだろうか?

「日本を強くするために、オシム監督がジェフ千葉を鍛え、良い選手をわが千葉から輩出する」

と宣言してもいいのではないだろうか?

サッカー協会もそれ程オシム監督に「選手を育ててもらいたい」なら大金をはたいて日本代表選手全員と契約し、全員をジェフ千葉に送り込んだらどうだろう?

私は、「オシムが代表監督を断る可能性もあるのでは?」と思っている。

別に日本のメディアのように情報は持っていないから勝手な推測になるが、今の現状の空気や流れをオシムが日本に戻り、感じれば彼は「NO」という答えを出しそうな気もする。

就任するにせよ、拒否するにせよ、オシムが「日本代表」にどういう考えをもっているのか、それは気になるところだ。

是非、「語録」の1ページに加わる言葉を期待したい。



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Comments

誰にとっても好ましくないインタビュー

声から察するに、
インタビュアーはNHKの栗田晴行アナウンサーでした。
どの選手の話よりも、栗田アナの、
『すいませんでした。辛いところ・・・』
が一番印象に残っています。

聞き手にとっても、話し手にとっても、見る側にとっても
誰にとっても幸せではないインタビューでしたよね。
試合後の慣例になってますが、
もう少し状況を見て、フレキシブルに捕らえてほしかったです。

ちなみに、98年にインタビュアーをなさっていた同局の内山俊哉アナは
「地獄の番人のような心境だった」と回想なさっています。

「代表ありき」については
日本サッカーを世界にアピールする場が
現状では、代表チームの活動に限られていることを思うと
多少はやむを得ない気がします。

もちろん、"サッカー後進国"だからこそ、
しっかりと地に足をつける必要は、確かにありますよね。
その辺りのバランスはデリケートで難しい問題です。

  • [2006/06/25 21:49]
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  • カルボーニ年金
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