スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ポルトガルvsオランダ 

「荒れた試合」であったのは間違いない。イエロー16枚、退場4名。マイナスな意味でW杯の歴史に残る試合となった。

さて、この時点でマスコミ、現場サイドからの声は入っていないので、推測にはなるが、「審判が悪い」「カードを出しすぎ」という意見が出るだろう。

私の個人的な意見としては、審判以上に「選手が悪い」と思っている。あそこまで選手のテンションが上がってしまえば、もう審判の存在は関係ない。コントロールは出来ない。

1つ1つのプレーが検証され、「あれはイエローだ」「1発レッドだ」と議論が起こるだろうが、審判はその場面、場面でのミクロの視点に加え、試合を通してのマクロの視点も持ち合わせている。

「自分が主役になったり、試合を壊してはいけない」

という意思はこのレベルになれば尚更強く持っており、その技術もあるはずだ。だからこそ、W杯というピッチで笛を吹く名誉ある仕事に就いているわけだから。

例えば、前半6分、クリスチャーノ・ロナウドがブラルーズの“酷い”ファールで負傷するシーン、あれはあのシーンだけピックアップすれば間違いなく一発レッドに値する“意図”を感じるファール。

ただ、あの段階で一発レッドを出し、試合を「壊す」ことは出来なかったのではないか。試合を通して、このイワノフ主審はイエローを乱発する一方で、彼の人間としての感情の移り変わりがみてとれた。

後半、ブルラーズが退場したシーン、フィーゴへの肘打ちによるイエローだったが、見方によっては走る1連の動作で偶発的に肘が当たったようにも見えた。フィーゴがうまく役者を演じたという理由もあるが、前半の段階でのブルラーズの印象と、「ポルトガルに退場者を出した以上、バランスを取る必要もある」というイワノフ主審の人間的感情が一致して即座にイエローが出たシーンであった。

ポルトガル、オランダ、両チームの選手が色々な意味で過度に“熱く”なりすぎた。それくらいハイテンションになる人生や国をかけた試合であることは理解しているが、このレベルの試合に立つ選手になればそういった経験を積んでいるはず。

自身をコントロール出来ない選手がこれ程までに出るとは想像もしなかった。サッカーの試合では1度、“ヒートアップ”すればそれを冷ますことは至難の業。この試合には「ベンチによるタイムアウト」か「審判による給水タイム」が必要だったのかもしれない。

試合の内容に関しては、特にオランダが1点を奪いに行く段階で“焦り”を見せすぎたことが残念だった。両サイドのロッベン、ファン・ペルシーがボールを持つと、彼らの技術や突破力に“安心”してあまり有効なサポートが出来ていなかった。彼ら2人が孤立して、突破したとしても次につながらない単発な攻撃が多かった。中盤やサイドバックがもう少し絡み厚みある攻撃を仕掛ければ違った展開になったかもしれない。

話が少しそれるが、ロッベンやファン・ペルシーがボールを持った際のポルトガルの対応をみていれば面白かった。試合前のスカウティングビデオをみて、頭にイメージとして残した対応ではなく、お互いを熟知した中で体に染みついたイメージとしての対応をしていた。

彼らは共に左きき。ほとんどのプレーが左足から繰り出される。その左足からのプレーを限定し、意図的に右足を使わすような追い込み方で守備をしていた。

前半、ファン・ペルシーが左足でシュートを打つと見せかけポルトガルDFが2人同時に切り返しに引っかかったシーンが典型。体が反応して、左足のシュートにかなりの危機感を感じたことは間違いない。

日頃から欧州各国リーグでお互いを熟知して、戦っているからこその激しい攻防は見応えがあった。

また、ポルトガルの攻撃はロナウドの負傷退場で怖さが半減した。シマオはスピードはあるが、“ギアチェンジ”が出来ないのでスペースと間合いを消された場合に突破のドリブルができない。ロナウドは技術は勿論だが、それ以上に急激にギアチェンジをしてスピードを上げれる特徴が相手にとっての脅威になっている。

ああいう形の怪我は、単に打撲で終わるのではなく、“肉離れ”的なダメージがあるだろう。筋繊維が断裂している可能性もあり、W杯絶望の可能性もあると予想する。すぐに交代せず、無理をして少しプレーし続けたことにより余計にダメージは残るだろう。

ベンチに下がってみせた涙がその程度を物語っていたようにみえた。

ポルトガル側の勝因は、間違いなく、守備。数的不利になろうが、守備組織はきっちり統一されていた。

バレンシアCF所属で間近でみてきた、ミゲルがあそこまでロッベンを抑えるとは予想していなかったが、守備だけではなく攻撃でもかなりの貢献をしていた。やはり、身体能力に優れているだけにこういう試合になると目立つ。

ポルトガルの守備でいうなら、カルバーリョの安定感がやはり目立った。ポルトにいた時よりも読みのよさが加わった気がした。やはり経験のなせる業だろう。、

激闘に勝利したポルトガルだが、次の試合、いや今後の試合に大きな痛手を伴ったことは確か。これだけ退場者、イエロー保持者を出せば今後勝ち進んだとしてもチーム構成がかなり変わってしまうだろう。

デコが出場できないのも痛い。

イングランドの選手も経験豊富な選手であるから、「イエローをもらっているから厳しく当たってこないだろうな」と精神的な弱みをうまく利用してくるはず。

まあ、そのようなことを考えないポルトガルだからこそ、この試合に勝てたのであるし、次の試合も後先考えずにその場での勝負にこだわってくるだろう。



banner_02.gif

W杯期間の目標はトップ10入り。ご協力下さい↓

Comments

相撲ではありませんが「心技体」ですね

なにやら"ケンカマッチ"の臭いがプンプンするなぁ…
と嫌な予感がしていましたが、予想以上に荒れましたね。
レフェリーボールからの試合再開で
オランダが返さずに、デコがタックルで止めた場面から後は
あまり見たくなかったですね…。
ハッキリ行って、没収試合にされても文句は言えなかったと思います。

余談ですが、
いつだったかジュビロスタジアムのジュビロvsヴェルディで、
両チーム熱くなりかけた時に突然スプリンクラーが誤作動し、
文字通り両チームの選手の「頭を冷やし」てくれたことも
思い出しました。

  • [2006/06/26 23:44]
  • URL |
  • カルボーニ年金
  • [ Edit ]
  • TOP ▲

Comment Post















管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

Trackbacks URL
http://valenciasoccerlife.blog6.fc2.com/tb.php/540-cc4b3970

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。