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イタリアvsオーストラリア 

「好きな食べ物を最後に残す方ですか?先に食べる方ですか?」

ヒディング監督は、「楽しみは最後に残す方」と言うのだろうか…

少なくとも、このイタリア戦での采配はそちらの性格を持ち合わせていたようだ。これまでW杯で「名称」と呼ばれてきたのは、「美味しいものはどんどん先に食べる」姿勢だったのにも関わらず…

後半5分にイタリアDFマテラッツィが退場になり、イタリアが1人少なくなった。ただ、これでイタリアらしいサッカーが出来るようになり、オーストラリアがそのサッカーに“ハマって”しまった。

イタリアの選手は「まず守備」を考えるようになり、試合の意図が明確になった。選手交代もスムーズでFWのトニを引っ込めて中盤のバルザリ、守備に追われ消耗したデルピエロに代えトッティと「守って鋭いカウンターをせよ」というリッピ監督の意図が伝わる選手交代。

こうなった時のイタリアは過去の歴史が示すようにとことん“守れる”チームになる。

一方のヒディング監督は、結局、残り10分を切った段階でアロイージを投入し、交代枠を1つだけしか使わなかった。怪我人や選手のコンディションの問題もあっただろうが、ヒディング監督には珍しい「守りの采配」であった。

ただ、ちょうど残り10分となった段階でアロイージを投入してきたことから、「延長戦で決着をつけるぞ」という意図は感じられた。それまで彼は「我慢」していたのだ。

が、それがピッチ上の選手には伝わっていなかった。

明らかにスペースとボールを手に入れたオーストラリアの選手は逆に困った様子で攻めあぐねていた。数的優位にも関わらず、攻撃のオプションはサイドからビドゥカめがけて放り込むのみ。やはり、ドリブルや中央突破が出来る選手を早い段階で入れたかった。ヒディング監督が選手交代により戦術的意図を伝えていればまた違った展開もあったかもしれない。

結果的には出し惜しみが仇となった形に終わった。

ロスタイムのファールの判定については、微妙な判定となったが、審判としてイタリア側に退場者を出している以上、バランスを取る意味で笛を吹いてしまったのは仕方ない。イタリアがこの心理戦を熟知していたのは明らか、経験の成せる業であろう。

マテラッツィの退場については、審判はスペイン人のメディーナ・カンタレホ氏。

そう、彼の脳裏には絶対に94年アメリカ大会でのタソッティの肘打ち、昨季CLでのマテラッツィの肘打ち、そしてこのW杯でのデロッシの肘打ちの3シーンが頭に焼きついていたはず。

スペインに住んでいれば、嫌でも「イタリア人選手は酷い。肘打ちがお家芸だ」という報道が目に入る。ましてや、マテラッツィはその当事者の1人でもあり、退場する1分前にケイヒルと競り合った時にも彼自身が怪しい腕の使い方をしており、わざとらしい演技をしていた。

審判に対する“印象”というのは怖い。

ただ、マテラッツィがレッドカードをもらった瞬間のイタリア選手の反応が驚くほど普通だったのには面喰らった。マテラッツィも特に抗議することなくそそくさとピッチを後にし、普通に試合が再開。これもまた、イタリア人選手の経験からくる試合のマネージメント能力だろう。

その姿をみて、「イタリアが結局は勝ちそうだな…」と思ったのは私だけだったろうか…

スペインでは試合前の報道で笛を吹く審判についての詳しい情報、過去の試合のデータが紹介される。例えば、本日のスペインvsフランス戦の笛を吹くイタリア人ロセッティ主審の記事が既にスペイン各紙に掲載され、彼の過去のレフェリングまで紹介されている。

要するに審判の性格やレフェリングの傾向を仕入れておく作業は試合前の準備として大切なこと。メディアでさえそういった情報をしっかり報道しているくらいであるから、恐らく試合前のスカウティングやミーティングで審判についても各監督が傾向と対策をしっかり選手に伝えているだろう。それも試合に向けた戦術の1つ。

プラス、欧州の選手はW杯で笛を吹く欧州審判はほとんど知っている。CLやUEFA杯で笛を吹く審判はW杯で笛を吹けるレベルの審判が揃っているから。

その辺りのディテールは日本にまだ足りないところなのかもしれない。例え、今回ジーコ監督がそういったミーティングを行っていたとしても選手達が実際にそういった審判の下で試合をこなしていないのがやはり経験不足”として出てしまうことは否めない。

やはり、CLやUEFA杯のような大会に出場する日本人を多くみたいものだ。勿論、南米のリベルタドーレス杯でもよし。

百戦錬磨のイタリア代表からまざまざとその事実を教えられた。



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Comments

その辺は

メディアも学ぶべきところですよね。
経験している選手が少ないなら余計、世論で盛り上げる必要も感じます。
世論が盛り上がれば、選手の意識にも自ずと浸透しますから。
事前ミーティング等で頭に叩き込む云々とは別の次元の話として、です。

真っ向から行って勝てる相手じゃない、例えばブラジル戦などでは
審判でも何でも「利用できるものは利用する」ではありませんが
クセを"世論レベル"で掴んでおくことも必要。
残念ながらテレビ・雑誌・新聞で、
フランス人のエリック・プラの名を、僕は一度も見ませんでした。

  • [2006/06/27 22:43]
  • URL |
  • カルボーニ年金
  • [ Edit ]
  • TOP ▲

昨日のジーコ監督の記者会見が
色々なサイトでアップされています
がそれを読んでみますと、担当審判
の研究なんてレベルには日本代表は
程遠いと思います。

なんせ、監督を退任するに当たっての
記者会見で「体格の差」について
言及されていましたから・・・。
ただ、ジーコさんにすれば選手全員が
中田ヒデの様なメンタルとフィジカル
を持っていて欲しかったのかも
しれません。

話が全然ずれてしまって申し訳
ありません。  うーーんしかし
確実に勝ち上がってゆくチーム
というのは本当に色々な面で
秀でているなぁと思わずには
いられません。このベスト16
の面子に日本代表が居ないのは
ある意味当然かも。

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