スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ドイツvsアルゼンチン 

どこよりも早く試合についての感想を書きたい。まず、第一声。

「やはり、監督の采配で負けたか…」

そして、アジャラを「ヒーロー」に出来なかった恨みを一生持つことになるだろう、少なくとも私は…

ペケルマン

冷静に考えて、2-0、3-0で決着を付けれる試合だった。

残念…

というのも、今回のドイツのサッカーはベスト4に値するサッカーでもなければ、選手のクオリティもそれに値するとは思えない。こういうサッカー、選手でW杯ベスト4を名乗ってもらうのは正直、サッカー界にとって残念な出来事でもある。

対してアルゼンチンは監督を除き、それに値するチームであり、選手であった。

では、試合について語りたい。

ドイツのとってこの試合に勝つ手段は2つのみだった。

・ロングボールの放り込みによる偶発的な得点

・PK勝負

その2つの手段を見事に引き寄せた所は、幸運なのか実力なのかわからないが、評価出来るのかもしれない。

一方、アルゼンチン側が勝つ手段は豊富にあった。

まず、49分、CKによるDFアジャラのヘディングシュート、セットプレーで先制。正直、ドイツ相手にセットプレーから得点をあげるのは至難の業。いくらアジャラが空中戦に強いといっても、この試合に限っては、得点出来るとは考えていなかった。

セットプレーに可能性は少なかったが、それ以外での得点方法は豊富にあった。現実に起こったピッチ上ではシュートチャンスは皆無だったが、これは監督の采配、チームの戦い方によって自らその可能性、チャンスを消していた。

特に、先制してからのアルゼンチンは2点目、3点目をあげるチャンスだった。その理由は簡単。

ドイツが攻めてきたが、ドイツは攻める手段がないから

よって、アルゼンチン側がきっちりボールをつないで前線の選手のクオリティでドリブル突破、ワンツーで崩して決定的なチャンスを作れるチャンスはあったとみている。それをアルゼンチン側はわざわざドイツのサッカーに合わせてしまった。

チームが先制してアルゼンチンは引き始めてしまった。

極端にラインを下げ、中盤のスペースを空けるようになった。するとドイツの中盤からロングボールが放り込まれる。そして、またアルゼンチンDFはラインを下げそのボールに対応し、クリアしたボールも中盤がDFラインに吸収されている為に拾えない。

完全な悪循環。

これは、精神的な「1点を守ろう」という気持ちから起こってしまったものであった。

そして、この試合の決定的な出来事、アルゼンチン側、ペケルマン監督の「采配ミス」が起こる。

リケルメに代えてカンビアッソIN

クレスポに代えてクルスIN

この2つの交代は、それぞれ2重の意味でチームにマイナスな効果をもたらした。決して交代で入った選手を攻めているのではない。完全に戦術的な理由から外れた交代だったから、私はそこを指摘したいだけだ。

「リケルメの交代」
1、カンビアッソを入れることによって、チーム全体に「1点を守りきれ」という監督の意図が伝わり、余計に守備的、ラインを下げる結果になった。

2、リケルメ不在によりボールの収まりどころがなくなり、アルゼンチン側もドイツ同様に放り込む単調な攻撃しか出来なくなった。


「クルスの投入」
1、クレスポより高さはあるが体の強さは劣る。よって、孤立した状態ではクレスポのようにファールをもらえるプレーが出来ず、簡単にボールを失うケースが目立った。(クレスポも悪かったのは事実だが…)

2、3枚目の交代カードを切ってしまった。


「3枚目のカードを簡単に切ってしまった」

事実はことのほか影響が大きかった。いや、その予想はついた。あの状況、ドイツも特にゲームを組み立てることが出来ず、両チーム共に間延びした状態でロングボールを放り込みあうサッカーをしていたのであれば、アルゼンチン側はそれに合わせる必要はなかった。

ベンチには、メッシ、アイマールといったボールを保持できるだけではなく、1人で状況を打開し、数的優位な状況を作れる選手がいた。

また、メッシの場合は、スピードもあり、1人でシュートまでいける。

カウンターでドイツに止めを刺すことはそういった交代をした場合、時間の問題だったであろう。

結果論ではない、サッカーは論理的な部分も大きく影響しており、そこから心理的な部分への影響がある。だからこそ、監督の采配は重要であり、その采配、カードの切り方によって試合が左右されることが大きい。日本代表の試合を十分味わった日本人なら理解してもらえるだろう。

監督の仕事は、あくまで「結果論」を待つのではなく、確率を上げるために「論理的」に仕掛けることだと私は思う。特に、試合においてはいかに冷静にピッチ上で起きている事象を分析し、その確率を上げる為の策を考えられるか。

そういう意味では、恐らく、この試合をみた誰もが、アルゼンチンの選手の質を知っている人なら誰もが、疑問を持つ采配・交代だったであろう。

確かに、GKを交代しなければならない不運もあったが、残り2枚のカードの切り方で90分で決着をつけることは出来たはず。

返す返すもペケルマン監督の采配が残念でならない。

少なくとも、この結果では、冒頭で言ったように先制点をあげた、バレンシアCF所属、我らが“ファビアン・アジャラ”が「英雄」になるはずだった。

それが、「戦犯」だ… なんという人生…

同情しようにも出来ないくらいに今私は悲しい。

このW杯でみせたプレー、守備能力は世界でもトップクラス、いや、トップだったと言えよう。

しかし、彼にとってのW杯は結局、そういった「ミス」の積み重ねによる「PK失敗」という“汚点”で終わってしまった。


アジャラのこともそうだが、私はリケルメの下げ方も気になった。これまで一貫して、全幅の信頼を置いて使ってきたリケルメを後半26分に守備固めの為に下げてしまった。

確かにリケルメのプレーに冴えはなかった。彼のテンポの遅さによって、アルゼンチンの攻撃にキレがなくなっていたのも事実。しかしながら、「使ってきた」以上、「使ってもらいたかった」。

これは、日本代表のジーコ監督にも言えること。

クロアチア戦で決定的なチャンスを外した柳沢を次のブラジル戦で起用しなかった。勿論、プロとして結果を出さなければ替わりの選手を出されるのは仕方がないことであるが、

「私は彼を信頼している」

と言って使ってきた監督であれば、人間であれば、その一貫性を守ってもらいたかった。感情的な問題になるのかもしれないが、そこは“哲学”の問題でもある。

そして、そういう事態によってある意味“干された”選手というのはその後のサッカー人生、人間としての人生にも何か十字架を背負わされるような危惧を持っている。

サッカーにおいては誰もがわかっているように、結果を出したチームが「強いチーム」、結果を出した監督が「良い監督」となる。結果論から導き出される評価が大きい。

しかしながら、これまでのW杯をみて、やはりその結果を出すために、自身の哲学や考えを曲げずに一貫性を持って指揮している監督、チームが残っているように私は感じる。

「絶対に勝てる」

という魔法がない以上、そういった哲学、一貫性が結局は結果を出す上での一番、論理的で確かな手段なのかもしれない。



banner_02.gif

W杯期間の目標はトップ10入り。ご協力下さい↓

Comments

ドイツ対して思うこと

> というのも、今回のドイツのサッカーはベスト4に値するサッカーでもなければ、選手のクオリティもそれに値するとは思えない。こういうサッカー、選手でW杯ベスト4を名乗ってもらうのは正直、サッカー界にとって残念な出来事でもある。

確かにドイツのクオリィティは高いとは言えません。
トラップミスした場面をよく見ました。
でも技術だけでは勝てないのがワールドカップだと思います。
僕は現地に行きました。
全ての面でこれほど素晴らしいワールドカップはないだろうと感じました。
特にドイツ人のホスピタリティの素晴らしさを。
それを目の当たりした時、
ドイツが地元で優勝してもいいのではないかと思いました。
おそらくテレビで見ている人間と現地で見ている人間の考え方の違いだと思います。
かたや冷静に分析をする。かたや現地の温度を体感する。
僕は現地の温度を体感したからドイツの優勝アリかなと感じています。
アルゼンチンはいいチームでした。
監督の采配ミスもあると思いますが、
ここで乗り切れなかったのは、それ以上にドイツの方が精神面で上回ったからでしょう。
ドイツのプレーを見ていてアルゼンチンに負けるだろうと思いました。
でもクローゼの得点したは見事な反応と技術だと僕は思います。
(僕ごときがコーチの勉強されてる方に言うのもなんですが…)
技術が素晴らしい、戦術が素晴らしいチームが優勝するのがベストでしょう。
普通で考えれば。

ただドイツが開催国でなければ、ドイツが優勝してもいいと思いません。
あのワールドカップを体感したからこそ言えます。

タメイキ

負けは負け。
認めざるを得ないわけですが、負け方がいただけない。

積極的に攻めていって、それでも負けてしまったなら納得も出来るでしょうが、明らかに消極的。

好調なドイツを相手に、本気で1点を守りきるつもりだったのでしょうか?

私は、この試合でのアジャラは英雄だと思います。
ほとんどないドイツのスキを見つけて決めたんですから。

うぉ~!
くやしぃ~~~!
やっぱりヤケ食いだ!!!

「結果を出した監督が良い監督」の真の意味

特にリケルメの交代にリスクを伴うことは、
ペケルマン自身も承知の上ではあったでしょう。
「勝たなければ叩かれる」
代表監督ともあろう人が、それを知らないほど愚かではない。
それでもやったのは、ある意味では賭け。
もちろん、イチローさんの仰る「絶対」がない以上、
どこかで「賭け」は必要なのでしょうが
「積極的な賭け」かどうかでは、随分違いますしね。

「結果を出した監督が良い監督」というのは、
表面上だけを見れば、結果だけ見て述べているようですが、
その実は、掘り下げれば掘り下げるほどに深いです。

  • [2006/07/01 16:04]
  • URL |
  • カルボーニ年金
  • [ Edit ]
  • TOP ▲

くやしい!

くやしくて眠れませんでしたよっ!(よって、徹夜です)
なんで守りに入っちゃったのかな・・・。
またひとつ、今回のW杯が、面白くなくなっちゃいました。
「監督の哲学」
これは頑固なまでに通して欲しいと私も思います。
なかなか得点できないクラウチを使い続けたラファのように・・・。

ドイツ対アルゼンチン
事実上の決勝戦といってもいいくらいのカード。
結果はご存知の通り1対1 PK4対2でドイツの勝ち。

この試合は、アルゼンチンのぺけルマン監督が勝敗を
決めてしまったようなものです。

あとはクローゼ。やはり曲者です。とぼけた顔して。

後半途中、クローゼとGKが空中で競った時、クローゼ
の右ひざがGKのわき腹に入りました。結局退場と
なったのですが、これにより、交代枠を1つ使わざるを
得なかった。残り2枚。この狭められた選択肢の中で、
消極的な選択をしてしまったことが、アルゼンチンを
敗北へ導いてしまったのだと思います。

日本対オーストラリアのジーコ監督の采配のように、
消極的な采配がなされました。残り2枚を、リケルメを
カンビアッソ、クレスポをクルスというカードを
使いました。

やはりここで問題なのは、リケルメに替えてアイマール
を投入しなかったことです。また、フォワードは、
高さはないにせよ、メッシを投入するべきだったと
思います。

理由は、リケルメにボールを集めることによって溜めを
作り、ゲームをコントロール出来ていました。そこに、
キープ出来る中盤の選手を外し、守備的なカンビアッソを
入れることは、1点リードしているチームには効果的かと
思いがちですが、これは逆効果。中盤でキープ、前線で
チャンスを作れる選手がいなくなれば、より守備に負担が
かかるのは間違いないです。ぺけルマンは、残り2枚しか
残らなかったカードを消極的に使ってしまったのです。
クルスにしてもそう。元々、高さで勝負していない
アルゼンチンは、高さの選手を投入しても効果は薄い。
それよりも、バラックが足を痛めていたように、ガンガン
走れる選手を投入した方が戦術的には良かった。
そして、一人でも決められるメッシが最適でした。

キーパーが負傷退場するのは縁起がよくありません。
この時点で、勝つのはドイツだろうと思いましたが、
やはりその通りになってしまいました。

ぺけルマンは、今大会を通して、采配は少し分からない
部分があったように思います。勝っている時は、ケガを
していない限り、出来るだけメンバーを替えない方が
いいのです。サビオラの体調はどうか分かりませんでしたが、
やはりドイツ戦は、ツートップはクレスポとサビオラで
いくべきでした。そして、テベスとメッシとあと1枚を
投入する。消極的になったことが一番の敗因だったと
思います。

これで、楽しみは一つ減り、あとはブラジル対フランス戦
でスペクタクルなサッカーを期待しましょう。

がっくり

PKを失敗したあとのアジャラの表情に
思わず涙が出そうでした。
ペケルマン監督は、リケルメと心中する覚悟ができているのだと思っていたのに
なぜこの試合に限って彼を下げたのでしょうか。
あの時点で、あそこまで守備固めにはいる必要があったのでしょうか。
クレスポと交代のクルスは、高さを警戒しての投入だったのかもしれませんが
アルゼンチンには高さに勝る早さがあったはず。その良さを活かす選手の投入をしなかったのは
とても残念です。本当に残念です。
ここで終わってしまうとは。
選手たちは無念でしょうね。
ペケルマン監督が辞任するそうですが
任期うんぬんではなく、当然だと思います。

試合直後に友人と電話でイチローさんが書かれていることと同じことを
話していました。 1点リードを
守りきろうとする采配なんて
アルゼンチンらしくない!そんな
慣れないことしたらアカンやん!

明らかにドイツは延長後半には
PKでもいいやって感じだったと
思うしPK勝負になったらドイツが
有利なことは素人目にも明らかで。

おそらく最後のワールドカップで
あっただろうアジャラ兄さんの
胸中を思うと本当に辛いです。

試合の記録は引き分けだけど
先に進めなかったという
結末を消化できないでいます。

Comment Post















管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

Trackbacks URL
http://valenciasoccerlife.blog6.fc2.com/tb.php/548-bf4e1b9f

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。