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レバンテ対デポル戦より 

久々にレバンテの試合を観てきました。そこでちょっと思ったことについて。


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試合内容は昨日お伝えした通り、退屈な内容でした。ボールが動かない、人が動かない、よって、1人がボールを持つ時間が長くなる。考えすぎてミスをする。

レバンテの調子は明らかにシーズン開幕とは違っていて悪いものだし、デポルは今季はもはやUEFA圏内を狙うチームに。

特に、デポルについては思うことが多かったです。

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というのも、近年デポルが披露してくれていたサッカー、“Super Depor”と呼ばれたチームにも好感を持っていたから。

正直に申し上げると、ベニテスのバレンシア、イルレタのデポル、どちらのサッカーを観るか悩み、最後までスペインでの生活基盤をバレンシアかラコルーニャで迷っていました。結局は、ラコルーニャで生活する方法論の問題がありバレンシアを選びましたが、街の状況が同じであれば、デポルを選んでいたかもしれません。よって、デポルにはそれなりの想い入れがあったのも事実。

特に、記憶に新しい去年のCL準々決勝、絶対に不可能と思われたACミラン戦の第2戦、まさに奇跡の試合をしてくれました。

チームは勿論ですが、クラブの姿勢や理念にも共感を持っていました。あくまで監督を目指す者としては、大金をはたいて高価な選手を揃えるクラブよりも、限りある資金を使い適材適所に選手を補強する、そしてそんな選手を最大限に活かせる監督がいるチームの方が勉強になるのは確かです。

例えばですが、私がプロの監督になれたとして、いきなりそんな大金を持っているようなビッグクラブの監督になれるか、と考えると不可能でしょう。ビッグクラブは数が少ないからこそビッグクラブ。全部がビッグクラブなら、そんな呼ばれはしません。

よって、どの監督もそうですが、中小のクラブで経験と実績を積み上げて、ビッグクラブを率いるチャンスを得ています。

もう1つの側面でいうなら、現代のサッカーでは、明らかに代表監督よりクラブの監督の方が魅力的。ベンゲルが日本代表ではなく、アーセナルを率いる理由もわかります。クラブ監督の仕事は、チームをオーガナイズすることであって、それこそが監督の腕の見せ所。一方、代表監督は寄せ集めのチームで言ってしまえば、能力よりも選手に合ったポジション、システムを確立出来るかどうかが仕事。勿論、その為には選手の適正を見抜く眼やサッカー観といった側面が必要ですが、あくまで選ぶのが仕事。

よって、スペインでは、“監督”という呼ばれ方が、クラブ監督と代表監督で違うのです。

クラブ監督=Entrenador(練習、訓練する人)

代表監督=Seleccionador(選ぶ人)

私はこれは面白いな~と思ってます。日本じゃ、全部、「監督」で終わりますが、スペインでは(他国もそうかな?)使われる単語が違う。これって、その国にどれだけそういった文化があるかの表れだと思ってます。

スペインでは、一般紙、スポーツ紙どちらにも選手の怪我の名前が詳しく載ります。日本じゃ、「右足の怪我」で終わったりしますが… よって、私も医学的な知識があまりないので、わからない単語、怪我の名前が多い。こういう事実もそれだけ、一般の人、読者がバックグランドにそういう単語であり知識を持っているという証拠です。

日本にもそういう一面を持った文化があります。それが食文化だと思っています。日本語って驚くほど、食に対する単語が豊富。例えば味について表現する単語、「甘酸っぱい」「渋い」「ピリ辛」…とか、「とろみがある」みたいな食材の状態に対する表現もかなりその表現に数がありますよね。よくスペイン語でこの状態や味を何て表現すればいいんだろう?そんな単語ないかも?と思ったりもします。スペインは食文化がある方だと思うので、これが英語になったらもっと欠けてしまうのかもしれません。

まあ、詳しいことはわかりませんが、それだけ我々日本人が食に対するバックボーンを持っているからこそ、それだけの表現があるんじゃないかな?そんなことを考えたりします。

デポルから食の話しへなぜか大ジャンプしてしまいましたが、戻ります。

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そのデポルで長年指揮を取り、ここまでのチームに育て上げたのが名将イルレタ監督。言わずと知れたサッカーオタク、いやいや、サッカー大好きおじさんです。

ラコルーニャにも以前行ったことがありますが、練習後に見せてくれたサッカーノートは凄まじかった… まあ、何が書いてあるのかよくはわかりませんでしたが、彼がそれだけサッカーについて研究し、日々考えている証と呼べそうなノートでした。ただ、凄く気さくなおじさんで、「や~、どうだい調子は?」って初対面なのに笑顔で向こうから話しかけてくれました。まあ、スペインでは当たり前の挨拶でもありますが。

そのデポルも今季は苦しんでいます。

その理由も色々あるとは思いますが、スペイン国内で言われているのが、“サイクルの終わり”という言葉。Rマドリッの銀河系軍団もこういう言われをしていますが、それは置いておいて、「デポルのサイクルは終わった」つまりは、「栄子盛衰」ってことですね。今季、GKのモリーナも会見でそれを認める発言をしてしまい、結構、まずい立場になってましたが、実際に長年、同じメンバー、同じスタッフ、同じ選手でやっていれば、勤続疲労や慣れが生じ、緊張感に欠けるということはあると思います。

だからこそ、リッピがユーべを率いていた時は、毎年優勝してもチームの中心選手を放出して新たに選手を入れ刺激を与えていたんでしょうし、バレンシアも(そんな考えがあったかどうかは別にして?)去年あれだけのタイトルを獲ったのにその上を目指し補強を敢行したといえるかもしれません。(そう思いたい?!)

今季のデポルはそれが出来ませんでした。これまでは、毎年、若干のモデルチェンジが選手の移籍でありましたが、今季は移籍はあったものの、チームに刺激となるまでの移籍はなし。それが主要な原因じゃないか、と言われています。

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実際に、この試合を観て、冬の移籍市場で獲得したコロッチーニは1人、フレッシュな感じで他の選手とは動きやプレーの質が違っていました。以前の試合で、自分でカットし、そのままゴール前に上がり、得点まで決めた試合がありましたが、1人で結果まで出してしまう、彼のプレーぶりには驚かさせたものです。

平家物語じゃないですが、諸行無常なんですよね、確かに。ただ、そういったことも新たな血、刺激を入れることによって、長く保てることは出来る。永遠に栄華は続かないのは、歴史が証明してくれていますが、何かしらの変化によってそれは継続可能です。勿論、継続であって、永遠ではありません。

今のマンUが選手を代えても駄目なのは、監督なのかもしれません。チームは全く変わらないのに、シーズン途中で監督交代したチームがいきなり変わることがあります。今季のバレンシアが良い例ですが。

シーズンということを通しても、チームには波があります。いつも勝てることはないし、いつも負けることは(チームによってはあるが)ない。試合中のチャンスもそうです。いくら劣勢に押されまくっているチームでも絶対にチャンスは来るし、優勢になる時間帯はある。

これは人間の人生でも同じですね。また一般論に入ってしまいますが、選手も人間ですから、個人の選手にもそういう波があります。そして、当然、クラブ、チームにも波があります。

我らがバレンシア、昨年、あれだけのことを成し遂げ、今季はその上を目指しました。しかしながら、そうはいかなかった。一般的には悲観されてます。私もそうです。「ラニエリなんて連れてこなかったらよかったのに…」

ただ、無理やり楽観主義者の私は思います。

ラニエリが来てくれたからこそ、バレンシアにくぼみを作ってくれた。そして、その窪みも早く終わりそう。あとはまた上昇し、常勝していくさ!

バルサは5年、タイトルに無縁です。くぼみにはまり込み、出れませんでした。悪循環が続きました。

我がバレンシアは、ラニエリという有り難い人があっという間にバルサの5年分の仕事をしてくれた、そんな気持ちを持っています。

ということで、批判はせず、彼なりの仕事、悪役を引き受けてくれた、ラニエリという監督にも感謝、感謝。

常に、前向き、プラスに捉える、(無理やり??)Optimista(楽観主義者)がまたもや戯言を述べてみました。

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