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けが人とドクターの関係 

9日のレアル・マドリー戦で頭部を強打した、セビージャのMFマレスカ
【セビージャのマレスカ】

昨日のセビージャvsレアル・マドリー戦について少し。

戦術的にはカペッロ監督がよくゲームプランを練っていた試合だった。セビージャに試合を支配されることは承知で中盤を3ボランチ(エメルソンを底にベッカム、グティの組み合わせ)にして、セビージャ側のリズムを奪い取っていた。

今日の『マルカ』紙、『AS』紙もレアル側の内容の良さを強調し、「今シーズンのベストゲームの1つ」と賞賛していた。

が、「あのサッカー、内容で本当に良いの?レアルともあろうチームが?」と私は思う。まあ、そうはいっても“結果”が欲しいレアルファンにとっては内容よりも結果なんだろうが、恐らく、結果が出たら「内容も」となるのはみえているのでどの道、カペッロ監督はレアルで常に短期政権しかはれないだろうとの推測。

と、今日は別にその話しをしたいわけでもなく、冒頭に写真を出したマレスカの負傷退場について。

この試合の後半から登場したマレスカはレジェスと競り合った際に交錯し頭部を強打。意識を失いそのまま倒れこみ、一時会場は騒然となったが、その後は意識を取り戻し、ピッチに復帰した。

このシーンをみながら、「リーガでけが人が続出している理由」が少しみえた気がする。既に前から思っていたが、選手や監督といった現場サイドからの要求、プレッシャーがドクターの判断を狂わせていると私は思っている。

つまり、このシーンをご覧になった方はおわかりになると思うが、あれだけ頭部を強打し、意識を失った後にその後ピッチに戻るのは誰が考えても「危険」きわまりない。最悪の場合、命にかかわることになったかもしれない。

あの場面は、そのままマレスカを担架で運び、救急車に乗せ病院に搬送させるべき。実際に、試合後、気分の悪くなったマレスカは救急車で搬送されたそうだ。私が強調したいのは、試合後ではなくあの場面後すぐにそれが必要だったということ。

にも関わらず、マレスカはピッチに再び戻り、少しプレーして再びピッチに出るなど既に「意識がないな」というのが丸分かりの状態だった。

ピッチサイドでチームドクターに対して、「大丈夫だ、出れるよ」とマレスカが連呼していたのは想像に難くないが、特にスペインで連続して起こるけが人の数の多さがこれと関しているはず。

つまりは、本来であればけがや選手のコンディション、体調の判断は専門家であるドクターがすべきで、その判断を選手や監督は尊重すべきなのだが、今の力の関係性は、

選手、監督 > ドクター

になってしまっている。もちろん、勝ちたい、あの場面であれば、「10人になるのはまずい(交代の3枠を使いきっているため)」となるのだが、それよりも大事なことがあるはず。もし無理をさせて選手生命ばかりが命の危険性をおかすような事態になったら誰がどう責任を取るのか。


デポルティボ戦で復帰するバレンシアのFWダビド・ビジャ
【レアル戦に強行出場したバレンシアのビジャ】

バレンシアの場合はそれが顕著。

レアル・マドリー戦に強行出場したビジャの一件がその最も良い例だろう。

これは結果論の話しではない。

オリンピアコス戦後にドクターは「全治10~15日」と診断を下していた。なので、誰が考えてもオリンピアコス戦から、3,4日しかたっていないレアル戦の出場は「不可能」だった。

にも関わらず、ビジャは出場した。

試合後、ビジャは「監督やドクターに対する批判が出るのは避けたいからここ(会見の席)に来た。一番の責任は『出たい』と言った自分だ」

と説明したが、ドクターの判断を無視して、選手が「出たい」と言ったら出れてしまうチームのメディカルシステムがおかしい。

バレンシアのけが人の多さはそういったことと関与しているのではないかと私は推測している。勿論、それが全ての原因ではないにせよ。

今日のデポルティボ戦では、そのビジャとアルベルダが復帰する。

2人共に当初ドクターから発表されたリハビリ期間をしっかり消化した上での出場とはなるが、コンディションが万全でないのは明らか。

現場サイドとしては、「彼らは必要」「勝つには彼らが要る」のはよくわかる。欠くことのできない選手だ。

しかしながら、現場サイドの気持ちや意向でけがの治療はできない。あくまでそこには専門家としてのドクターの判断がある。

それをきっちり守った上で選手やチームの活躍を願いたい。

それはファンもマスコミも同様であろう。

過密日程やフィジカル的に厳しい現代サッカーの疲労の蓄積は見えないところで選手の体を蝕んでいる。

下手にプレッシャーをかけるのではなく、純粋に彼らのプレーやチームの勝利を楽しむためにも多くの側面で“忍耐”は必要であろう。



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