スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

みかんおやじ 

みかんおやじこと、ビセンテさん
【“みかんおやじ”こと、ビセンテさん】

「あっ、見たことある」「知ってる」

という人も多いかもしれません。

パテルナ練習場に頻繁に姿を現す彼こそ、私が勝手に「みかんおやじ」と呼ぶ大の親友、ビセンテさん。

ぶっちゃけ、怪しいです、はい…(笑)

でも、人って見かけじゃありません。

彼について詳しいことはあまり知りません。私は仲良くしていますが、そういえば詳しいことを聞いたことも、聞かれたこともない。

パテルナ練習場近くのオレンジ畑で働いているらしく、仕事場に行くついでに練習場に寄っているようです。確か父親がアルゼンチン人でアルゼンチン選手を贔屓にしています。キリーやペジェ、アイマールに今は唯一残っているアジャラ。

みな、彼が近付くと車を止めて、窓を開けて話し始めます。仲良しです。

以前、アイマールの車に“無理矢理”乗り込んでいたこともありました。爆笑しました…

たまに、私を車に乗せて近場の駅まで送ってくれます。

たまに、「これ持っていけよ」といって大量のオレンジを袋につめてくれます。それがまた美味しいこと…

そして、選手にもその美味しいオレンジをたくさんあげています。勿論、大半の選手は苦笑いで「いいよ(=いらない)」と言いますが、しっかりもらって帰る選手もいます。

選手のビセンテは、ビセンテさん曰く、「スーパーのオレンジと少し違うけど大丈夫なの?」と心配な顔をしていたそうな…(笑)大丈夫です、味は私が保証しますし、見かけが悪いのはスーパーで売っているものと違って本当に自然体な証拠です。

キケももらったらしくて、後日、「美味しかったよ」とビセンテさんに声をかけて帰ったそうです。

アルゼンチン人以外で彼が一番好きな選手は、ファビオ・アウレリオ、でした。今はリバプールにいます。

心優しいファビオはビセンテさんがいるといつも車を止めて彼が話し終わるまで笑顔で話しを聞いていました。オレンジも言われるがままに車に詰め込んで帰っていました。

そんな光景をみながら、「ファビオらしいな」と私は常に思っていました。

リバプールに行ったファビオをビセンテさんはいつも気にして、「ファビオは出ているのかな?」と私に会う度に質問してきます。

私が、「最近スタメンだよ」と言うと先日は大興奮でした。本当に嬉しそうな笑顔でしたよ。ファビオが去ってもこうやって応援している人はバレンシアにも多いんです、私も含めて。


スペインのマスコミを含めてスペイン人の大半が、彼のような風貌をみるとどこか一歩引くような行動をとります。まあ、確かに怪しいですもの…(笑)

特にマスコミの人間は冷たい目をします。私がそう感じるだけかもしれません、もしかすると。でも、ビセンテさんに話しかけられてあからさまに嫌そうな顔をする人もいます。

海外に住んで言葉の思うように通じない世界に生きていると表情や空気って敏感に捉えられるものなんです。言葉でコミュニケーションをうまく取れない分、その場の雰囲気に敏感になる。空気が読めるようになってくるんです。不思議なものですよね。

だから、自分はビセンテさんに対してのスペインのマスコミの目線をどこか自分に対する目線と同じ匂いをもって感じる時があります。

「こいつ何者なんだ?」

という目線。まあ、自分もビセンテさんも全然気にしていないんですが…(苦笑)

ただ、私はいつも彼と話していて思うのですが、純粋にバレンシアや選手のことが好きなんですよね。だから来ているんですよね。

彼と話す選手はそれがわかるようです。スペイン人選手でビセンテさんと一番仲が良いのはバラハ。

「ナノー!!」
(※本来はFernandoの愛称ですが、広く「おまえ」的な意味合いで使っているようです)

とバラハから車を止めて窓を開けて話しかけていますから。

また、彼は選手とそうやって色々話すから、選手から色々な話しを聞く。

そんな話しをたまに私にもしてくれます。

「アイマールがこんなこと言ってたよ」「アジャラがあんなこと言ってたよ」

なんて具合に。結構、本音が出ていて表に出せないことも多いんです(笑)

だから、自分はスペインのマスコミ以上にチーム内部の声を知っていたりします。勿論、スペインのマスコミは色々な“コネ”を使って内部事情を把握しているようですが結局のところ彼らにはつかめていないことも多い。

インタビューなんかでも確かに同じ言語のスペイン人記者の方が色々と質問はできるのでしょうが、日本人である私の方が結構本音を聞けたりするんです。

それは単純なことで、「スペイン人記者より日本人記者の私の方が警戒心が弱い」からだと思います。スペイン人記者のたった1人に爆弾発言をしてしまえば、そこから火がついて大火事になるのは目に見えていますから選手は本音を話しません。それが普通。

逆に日本人記者の私に話しても、「飛び火することはないだろうな」的感覚がどこかにあるので初対面でも意外に面白い話しを聞けることがある。

言葉の障害はあるけれど、その障害のお陰でより面白い話しが聞けるんですから私にとってはハンディキャップどころかメリットですよね?

でも、自分はそれ以上に心掛けていることがあります。

ビセンテさん同様に本当にフットボールが好きで、選手や監督、チームの本質を知りたいという好奇心にみちている姿勢。

揚げ足を取ろう、何かネタになるコメントを取ろうと常に相手を刺激するのではなく、純粋にサッカーを愛する者として敬意を持って彼らの本質を知ろうとすること。

突っ込みすぎたプライベートの話しは良くないかもしれませんが、彼らの人柄や性格がピッチ上のプレーに関係している以上、そういった質問も重要だと思いますし、私は聞きます。

私はそういう姿勢を大事にしていますし、そういう姿勢は言葉ではなく空気として相手に伝わるものなのかもしれないな、と思います。

だから、ビセンテさんはちょっぴり(?)怪しい風貌ながら選手たちの心の窓を開くんでしょうね。

「バレンシアは本当にダメなクラブだ」「人情がない」「良い選手ほどバレンシアを去ってしまう」

なんて文句を言いつつ日課のように練習場に姿を現す彼をとても微笑ましく見ています。

みかんおやじの技
【写真撮っていい?というといきなりこの技…】

私はスペイン語もまだまだで、記者としての文章力や質問のテクニックもまだまだ。

でも、そういった姿勢を持ち続けていけば、きっと選手や監督にはわかってもらえると信じて日々足を運んでいます。

そして、自分の背後には、常に日本人や日本サッカーの存在がある。だからこそ、日本の皆さんに届けられるものがあるような気がしてなりません。

ビセンテさんに負けないよう自分もなるべく現場に足を運ばないといけませんね。

Comments

助手席の足元から

オレンジを取り出して、「ほれ、もってけ」と一緒にもらいましたよね。
うちらも形が怪しく、大丈夫かなぁ~と言いながらホテルで食べましたが本場?!のバレンシアナランハを食すことができ、いい思い出になっております。

今節も折り返しして、チームもいい位置にいるので、そろそろ新しい選手やメスタージャが恋しくなっております。

ユーロがもっと安ければなぁ~と毎日為替とにらめっこしてますよ。

みぐるみ

最近嫌な話題が多かったんですが、なんだか癒されました(*^-^*)

ありがとうございます★

愛すべきおじさんですね~。
クラブのこと選手のことをホントに想っててくれるのが分かります。
私も会いにいってみたくなりました。

おじさんに会ったらぜひ伝えてほしいです。
ファビオはイングランドで頑張ってます。先日のチェルシー戦でもタックルかまして奮闘してました。
リバプールファンの心をつかみつつあります。私も応援してますよ!

怪しいですか?すごくステキなおじさまに見えます。みかんおじさん☆
何も知らずに会ったら怪しいって思う人いるだろうか??もしそうだったとしても、この人がビセンテさんといってクラブを心から愛してて毎日のように練習場に姿を現すとても楽しくていい人だ♪という事を私たちはもう知ってる。イチローさんがいるから。。。
バレンシアに行ける事があったらみかんおじさんにも会えるかな?そういう楽しみを又ひとつイチローさんが増やしてくれましたよ♪

みかんおやじですか!?

純粋にクラブを愛している人って、凄く素敵ですね。
私もそのうち、バレンシアの地に降り立つことがあれば、ぜひ「みかんおやじ」にお会いしたいですv-290

Comment Post















管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

Trackbacks URL
http://valenciasoccerlife.blog6.fc2.com/tb.php/760-c617eb88

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。