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第21節 アトレティコ・マドリー戦 

リーガ第21節 バレンシア対アトレティコ・マドリー バレンシアシステム図
【第21節アトレティコ・マドリー戦のバレンシアのシステム】

3-1の快勝

といってもいいでしょう。試合のマッチレポートに関しては、

スポナビ

フットボリスタ

にて書いておりますのでここでは省略致します。7日発売予定のフットボリスタにはビジャのコラムも書いておりますのでどうぞご覧下さい。




ということで少し試合の雑感と目に付いた点を少し。

相手がアトレティコだけにテンションが高かったというのもあるのでしょうが、アルベルダのテンションが試合開始から異常に高く、前半5分までにDFラインとビジャに雷を落としておりました。DFラインにはビルドアップを正確にするようにとの指示で、ビジャには「守備に戻れ」という内容。

個人的には契約問題絡みでちょっとイライラしているのかな、という気配もありましたが、やはりカピタンはカピタンでした。

面白かったのが前半終了後。

アルベルダには結構多いことなのですが、この日も前半終了後、副審に笑顔で近付き談笑。この副審は、前半バレンシアの攻撃側に立ち微妙なオフサイドの判定をとってファンや選手の怒りをかっていた人なのですが、そんな副審に向かってアルベルダは“笑顔”で近付いていくのです。

これ、勿論、アルベルダの作戦です。

怒りながら近付くと逆効果です。審判も人間ですから、「偉そうに言いやがって」と逆に反バレンシアの判定を取りかねないのですが、アルベルダはそういう人間の心理状態を把握した上で、笑顔で近付き、「あのプレーオフサイドだった?」みたいな感じで軽く談笑に持ち込むと、審判は微妙な親近感を持ってしまいます。

アルベルダがこうした働きかけをしているのは何も後半に向けてバレンシア寄りの判定をしてもらいたいからではなく、シーズンを通して考えているわけです。審判も副審も長いシーズンで数回は絶対に試合を担当してもらうことになる。

そう考えた時に一度の判定や45分のみのジャッジで印象を悪くしてしまっては損。印象を良くし、有利な判定を引き出すとまでは言いませんが、顔を売っておくことはとても重要。試合中は選手も審判もテンションが上がっていますが、ほっと一息ついた前半終了直後、ロッカールームに引き上げるまでの間にこういうことをやっちゃうのですから、アルベルダがいかにピッチ内外でチームのために貢献しているのかおわかり頂けるはずです。


逆にキケなんかはいつも審判にプレッシャーをかけ続けるタイプ。アメとムチを使い分けるのではなく、ムチでしばき倒す感じでしょうか(笑)微妙な判定がある度にピッチの外にいる第4審判に近寄り、プレッシャーをかけております。特に昨日のアトレティコ戦ではテンションが高いせいでその頻度が多く、アクションも大袈裟でした。

キケはベティス戦の時がそうであったように時に審判の判定に怒りすぎて選手交代のタイミングや采配を狂わせてしまう場合があるので、まだまだ若さ、“イキ”がある証拠。この辺をうまく使い分けれるようになるとこの監督は間違いなくベニさんレベルになるでしょうね。

既に使い分けが出来ているカピタン、アルベルダは今すぐにでも監督やれそうですよ、はい…(笑)


前半15分の先制点はアジャラさん。滞空時間の長い強烈なヘッドでした。まさに鳥人!超人!

いつもバレンシアのCKをみていて思うのはボールの質。この得点でもわかるように無理に良いボールを入れる必要はないのです。だって、アジャラさんがいるんですから。このボールのように滞空時間の長い大きめのボールを入れればアジャラさんが絶対に競り勝てます。

下手にニアや中央に早いボール、ピンポイントで合わせるようなボールを入れるのではなくこの得点のようなボールを入れておけば一発で無理でもアジャラさんが競り勝って良いチャンスになることが多いと思うのですが、この得点後ビジャはニアで相手DFに弾かれるようなボールばかり蹴っていましたね…(苦笑)

そういう意味ではシルバのボールはアジャラ狙いのそういうボールが多いですね。


この試合では、心が温まるようなフェアプレーがありました。

A・マドリーのドクターのフェアプレー

勿論、試合に勝った負けた、誰が点を獲った守ったは大事ですが、サッカーのピッチ上に落ちているこういう事実もしっかり拾っていく必要があると思います。ましてや、この試合の前日にはイタリアのサッカー界で悲劇が起こっているのですから…

ファンから自然発生的に起こった拍手、スタンディングオベーションに少し胸が熱くなりました。色々な問題を抱える今のサッカー界においてこうした本質は見失いたくないですし、記者として伝えていかなきゃいけないものだな、と改めて思いました。


アグエロがあまりに調子悪く精彩を欠いていたので、「もしやアジャラさんに脅されたか?」と変な心配もするくらいバレンシアの守備はパーフェクト。ミスタの得点シーンはアクシデント的なプレーで崩されたものではない。

というより、この戦い方をしていればバレンシアが崩されるわけがない、というくらいに固い守り方。ミゲル、モレッティがそれ程攻撃参加しなかった理由は、恐らくキケがゲーム前に「カウンター警戒」「無駄にリスクを冒して上がるな」と指示していたのでしょう。

まあ、終盤スペースが出来始め、オープンな打ち合いの内容になるといつものようにミゲルが好き放題上がっておりましたが…それは彼の良さでもありますから良しとしましょう。


試合後、VIP席で1人席を立たずにピッチを眺めるカルボーニSDの姿が印象的でした。何を思っていたのでしょうか?

VIPルームに戻り色々な人から質問やフロントのゴタゴタを突付かれるのが嫌だったのかもしれませんが、感慨にふけるようなその表情の奥にはこの試合でアジャラ、アルベルダ、カニサレスらが披露したパフォーマンスと勝利への闘志がしっかり映ったのではないかと思います。

勿論、2点を決めたモリエンテスはMVPでしょう。あの飛び込みとポジショニングはモリエンテスだからこそ。

ただ、モリエンテスも含め各ラインにいるベテランが渋いプレーと精神力で“我慢”のサッカーを展開し、効率的に得点を奪い、勝ちました。

経験のなせる業

もっとこういった選手への評価が高まっていいでしょう。

この試合、ゴール以外に最もスタンドが湧いたシーンは、後半26分にアルベルダがマニシェのボールをスライディングでカットしたシーンでした。

ファンはしっかりわかっています。フットボールに必要な本質を。

そこは日本のサッカーがまだまだ足りないことのような気がします。だから、まだスペインから学ぶことがたくさんあります。バレンシアからは日々そういうことを学んでいますし、私は皆さんに伝えていきます。

Comments

審判に対する態度って人によって違いますね。結構人柄が出るとこだと思います。
試合、カニサレス後で交代してたけど大丈夫なのでしょうか。ビセンテの足も・・。

少しショートパスのミスが目立ったような?
それが影響して放り込みが少し多かったかなと。
バラハやエドゥを欠いた状態でそこまで望むのは酷かもしれませんが^^;

  • [2007/02/05 01:28]
  • URL |
  • ねこまっしぐら
  • [ Edit ]
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私の夢はキケがあと10年くらい監督をやって、勇退。スペイン代表監督に就任。
バレンシアの監督をアルベルダが継ぐ、と言うものです。
良いと思うのだけど。。。

カピタン、さすがです。
代表のカピタンもやってほしいなぁ。


A・マドリーは

勝ち負けよりも大事なものを知っているいるのでしょうね。
相手がいなければサッカーは出来ないのです。
そして、その相手への敬意、審判への敬意、ファンへの敬意。
誰があって自分があるか、それは物事の本質だと思います。何にしても。

  • [2007/02/04 23:06]
  • URL |
  • 高田ペ・ヨン・純次
  • [ Edit ]
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  • [2007/02/20 18:26]
  • URL |
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