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アジャラインタビュー記事掲載のお知らせ 

フットボリスタにてバレンシアのアジャラのインタビュー掲載
【バレンシアのファビアン・アジャラ】

6月6日発売のfootballista(フットボリスタ)にアジャラのインタビュー記事が掲載されました。

興味のある方はチェックしてみて下さい。




来シーズンからのビジャレアルに移籍するアジャラ。

バレンシアが買い戻しに動くという噂も一時出たものの、現実的な可能性はないと思う。バレンシアファンとしても覚悟を決めるしかない。(自分ももう覚悟は決めた)

6月24日のリーガ最終節(第38節)レアル・ソシエダ戦への出場が微妙視されていたが、アルゼンチンサッカー協会側がリーガでプレーする選手は最終節までの出場を認める方向故にメスタージャでのラストゲームは出場出来る事になりそう。(ホッ…。でも日本で放送あるのか?!汗)

自分が04-05シーズンからバレンシアを追いかけてから一番驚いた選手がアジャラだと断言出来る。だからこそ、いつも「アジャラさん」と“さん”付けしてきた。

「プロフェッショナル」なんて言葉は簡単なのだけれど、それを実行出来る選手、人間というのはいくらこのレベルの選手であっても多くはない。

彼がこのレベルに到達するまで、このレベルを維持するまでどれ程の努力をしているかは、日々練習を観ていればすぐにわかる。また、努力することを既に自身の「姿勢」「スタイル」、つまりは「当たり前」「普通のこと」にしているのも特筆すべきところだろう。

言い換えれば、「続けることが出来る」選手なんだと思う。

・全力で走り続ける
・声を出してコーチングし続ける
・相手FWが持っているボールを見続ける(目を離さない)
・マースする際には相手を感じ続ける

試合なんかで「集中する」なんてことは当たり前のように聞こえるが、1試合、90分間集中するためには練習での90分なり100分を集中し続けていないと駄目。

だから、自分は、

・練習の最初から最後まで集中し続ける

のが彼の一番凄い点ではないかと思う。練習のスタートは軽くグランド周りのランニング。選手はワイワイガヤガヤしながら笑顔でコミュニケーションを取って走るものの、アジャラがそういった輪の中に入って笑っているのはあまりみたことがない。多分、練習がスタートした瞬間から彼の中ではきっちり切り替えが出来ている。

練習最後のストレッチでも、ほとんどの選手はリラックスモード。でも、ベテラン選手になればなるほど、1人黙々とストレッチをしている。アジャラ、カニサレスなんかが一番良い例だ。だからこそ、30歳を超えてもこのパフォーマンスを維持出来るのだろう。

そんなアジャラの姿を観ながら、自分も「続けること」の大切さを学んだような気がする。サッカーだけではなく、人生において。


シーズン開幕前のあの記者会見、

「騙された」

と彼が口にした時の表情は今でもはっきり覚えている。その時、すぐに思ったのは、「なぜそんなに怒るんだ?なぜそんなことを言うんだ?」というものだった。時間が経過してもなかな彼の言葉を消化できない日々が続いていた。

シーズン前の移籍は間違いないと思っていた。ビジャレアルが駄目でも、レアル・マドリーに決まりかけていたし、エルゲラとのトレード話しも両クラブ間ではほぼ決まっていた。

ただ、移籍締め切り最終日に会長との会談を終えて、今シーズンはバレンシアでプレーすることを決めたアジャラ。

その後も何ら変わりなく練習、試合のピッチ上で彼はアジャラという存在価値を披露し続けてきた。

真実はわからない。

カルボーニSDは以前ラジオ・マルカで語っていたようにアジャラとの契約延長交渉で常に代理人やお金の問題をちらつかせる。現地では夏の時点から「ビジャレアルと(アジャラの)代理人が仮契約を結んでいる」との噂もあった。

単純な問題ではないとは思う。お金や感情、過去、色々な要素が複雑に絡んで何かが上手くいかなかったのだろう。全てを知らず、複雑な何かがあったのは理解している上に全面的にどちらが悪い、誰が悪いとは断言できない。

ただ感じるのは目の前に迫った別れの瞬間への恐怖やその後に持つであろう「ぽっかり心に空く穴」への恐れである。

この世界での経験豊富なアジャラはこんなことを言っている。

「サッカーとは現在だ。自分の代役としてそのポジションに入った選手が良いプレーをするだろう。そして、自分より良いプレーをした時には自分は過去の選手になる。それは明らかなこと。サッカーとは今現在なんだ」(5月9日、『アス』紙インタビューより)


あの夏の会見の時も、「近年最高の活躍をみせた選手(=アイマール)が去ってどうなる?どってことない。(=次に来る選手がいる)」と語っていた。

達観したかのような意見、考え方。

確かに、スペインに住んでクラブやチームをベースに長い目でサッカーに携わる人たちを観ると、そのクラブにある歴史を目の当たりにするとその言葉というのは理解できる面もある。

1人が去っても誰かが来る。バレンシアというクラブ、チームは存在し続ける。

恐らく、いや間違いなく、アジャラという選手の存在もいつか影となり、過去となっていくだろう。

「切ない」「悲しい」といった感情はそういう文化の中でフットボールに触れている人間には少ないのかもしれない。いや、あったとしても循環が早く我々はついて行くのに必死なのだろう。


ただ、インタビューを撮りながら、アジャラという選手の人間性は少し垣間見えた気がした。

ピッチ内外でみせる言動から時に誤解は受けるのかもしれないが、やはりこの人はバレンシアで現役を終えたかったんだと思う。

シーズン前の騒動から「金の亡者」なんて垂れ幕を出しに練習場に来た人間、彼の自宅に脅迫の落書きをした人間。

誰にどう言われようと、彼はピッチの上で自分の気持ちを披露し、語ってきた。

前半戦のレバンテ戦でゴールを決めた際に挙げた雄叫びは彼から自然に出たメッセージだった。

「俺はここに残りたい。残る価値のある選手だ」と。

そんなことを考えながら、彼が今シーズン他のメディアで語ってきた言葉を振り返ってみた。

「サッカー選手としてはピッチ上で自分が披露するもので判断してもらわなければいけない」(5月7日『ラス・プロビンシアス』紙)

「(アジャラの代役となる選手を探しているバレンシアに対して)自分は移籍金ゼロでバレンシアというクラブにいたし、残りたいという気持ちでいた」(5月9日『アス』紙)


6月24日、アジャラに別れを告げる日が近付いている。

彼はそのラストゲームについてこう語る。

「単なる1試合にはならないだろうし、感情的になってしまうかもしれない。出場することが出来れば自分のファンに対して別れを告げたいと思っているし、ファンに対して感謝することになるだろう。ファンからどういう対応を受けるか、その温度計は街中に出ればわかるものだ。街中で『頑張って』と声をかけられたり、『行かないでくれ』と言われること、それこそ一番重要なことなんだ」

サッカーとは現在。人生も現在。今を生きる。

ただし、これからも多くの人の心の中に「バレンシアのアジャラ」は生き続けるのではないか。彼から「続けること」の大切さを学んだ自分は少なくともそうありたいと思う。

あと数日とはいえ、彼と共に現在(いま)を楽しみたい。そんなことを思う。

「ありがとう」はもう少しお預けだ…。

Comments

バレンシアのアジャラさん

本当に最後になってしまうのですね。小澤さんのブログを読ませてもらえて良かったです。FOOTBALLISTA、取り寄せます。アジャラさんのプロフェッショナルな生き様。ほんとにかっこいいです。自分も頑張ろうと、思います。
最終節は日本では見れそうにありません。どうぞ、小澤さん、試合レポートを詳しくお願いします。ソシエダの選手もしっかりと見て下さりますようお願いいたします。すばらしい試合になりますように!

アジャラのいないバレンシアなんてまったく想像できません。
いまだに一連の出来事を受け入れられず、待ち受けている大きな心の空白を思うとどうしたらいいのか分からないでいます。世の中の無常さ、幸せが等しく誰の身にも降りかからない不条理さをこれほど感じたことはありません。
でもバレンシアを好きになってアジャラという素晴らしい選手に出逢えた事、あのエンブレムのユニフォーム姿で、プロフェッショナリズムの真髄を極めた高いレベルのプレーを見ることができた事を、本当に幸せに思います。

選手の真価がその”今”に求められる。だからこそアジャラは”バレンシアの今”で選手生命を終えたかったんですよね。
でもどんなに辛くても、アジャラは新しい”今”の中で、変わらぬ地道な努力を続けながら、その存在感を示し続けてくれると信じています。バレンシアではその名は過去のものになるかもしれませんが、ファンに残してくれたものは決して色あせることはなく、未来に繋がっていくと思うからです。
私にとってはいつまでも”バレンシアのアジャラ”です。

そして、お別れの時が近づいてきたこの時期に、素晴らしいインタビュー記事を届けてくださって、本当にありがとうございました。アジャラのサッカーにかける情熱に頷きながら、その無念の胸の内に涙しながら読ませていただきました。
ひたすら悲しい日々の中、大きな救いとなりました。

フットボリスタは取り寄せ中なのでお預け状態です。早く読みたい!このイチローさんのブログだけで涙が出そうな私なのに、本読んだらどうなっちゃうんだろ。

パテルナでのアジャラさんは素人の私が見てても本当に無駄が無いっていうか、順番待ちしてる時も必ずストレッチのポーズだったり筋トレのポーズだったりダラっとしてないですよね。
そんなアジャラさんなのにファン対応の時は本当に優しい笑顔で私のダメダメなスペイン語でもちゃんと聞いて応えてくれる。そういうところもプロですよね。

残り2試合、出るのならきっと全力でバレンシアの為に戦ってくれるに違いないですよね。最終節もおそらく見られないことでしょう。でもはるか東の日本から応援の気持ちは飛ばしておきます。

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