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U-20スペイン代表、チェコに敗退 

U-20ワールドカップのスペイン対チェコの試合は、1-1からPKでチェコが勝利。

スペイン代表は日本同様、チェコ相手にPK戦で敗退。

残念ですがPKまで持ち込まれてしまったので仕方ないですかね。90分の勝負で十分決着を付けれる内容でした。勝負の世界に「たら、れば」はないですが、アドリアンのシュートミスは外す方が難しかったので…。

延長戦に入りチェコに先制されたものの、マタのゴールで追いついたスペインはやはり自力というか勝負強さは持っていました。

ただし、やっぱり延長戦でもPKまでいく必要なく決着を付けられた。

スペインを応援していた人間ですが、PKってやっぱり面白い。

しかしまあ、チェコの選手のPKは本当に素晴らしかった。強い精神力がないとあの状況であれだけ強いシュートを全員が決めれない。サッカーの内容としては少し物足りない面も否めないですが、良いチームでした。

スペインのGKアダン。カシージャスもまだ若いですが、アダンもレアル・マドリー、スペイン代表を背負って立ちそうな良いGK。

ただ、彼のPKには少しがっかり。

彼ほど威圧感のあるGKなら下手に相手を動揺させるような無駄な動きをみせる必要はなかったのに、最初のキッカーに対して意図的に近づきプレッシャーを与えようと不用意な行動に出ていた。

また、敢えて中央に立たず、左寄りに立つなどの駆け引きもしていた。

あれをみて、正直「駄目だろうな」と思いましたが、結構そういうものって勝敗を決めたりしてしまう。余計な行動が逆にリスクを呼び込んでしまうもの。

自分も選手としてPK戦を戦ったことがあるのでその(自分の)経験からするとキッカーからして本当に怖いGKとはキック直前まで微動だにせず、キック直後に思い切り飛ばれるタイプ。

キック前から下手に近づいてきたり、動いたり、上半身を揺らしてプレッシャーをかけようとしてくるGKはその意図に反して案外気持ちを楽にしてくれるもの。だって、「ああ、こいつナーバスになってるんだな」と思えるから。逆にぴたっと静止され、精神統一されている方が怖い。

PKで絶対有利はキッカー。普通の状況なら11mの距離からフリーでシュートできるのだからゴールは決められるはず。だからこそ、心理的なプレッシャーはキッカーの方にかかってしまう。GKがその心理的余裕を生かして下手にプレッシャーをかけようとすると逆効果になることが多い。

黙々、淡々とやられる方がキッカーにとっては嫌なもので、それがチェコのGKだった。キックの瞬間まで静止して軸足の位置やボールの飛び出しをみて思い切り飛ぶタイプ。

スペインの1人目、マタもそれでボールに触られたものの、ゴールイン。でも、スペインの他の選手には怖いイメージが付いていた。結局、そのプレッシャーでバリエンテ、ピケの2人が外してしまった。

GKとしての質を比較すれば断然アダンの方が上だったものの、PKという心理ゲームでの勝ち方を知っていたのはチェコのGKだった。


あと、自分はチェコの日本戦を観ていないので何とも言えないが、スペインの首脳陣はしっかりチェックしているはずなので、GKアダンに対してどういう情報提供していたのかも気になるところ。

チェコのキッカーを見る限り、GKのポジションや動きをみてからキックの方向を決めるタイプではなく、初めから「ここに蹴るぞ」と決め込んで思い切り蹴りこむタイプのキッカーが多かった。

よって、スペイン側からすればPKになった時点で有利になっていたはず。でも、アダンは1本も止められなかったどころか逆を付かれるシュートも何度かあった。

もし、チェコのキッカーが日本戦とほぼ同じで、キックの場所もほぼ同じであったなら、敗戦の責任は首脳陣にある。このレベルではそれくらいのディテールに注意して準備しておかないと勝てるものも勝てないから。

「PKは運」

なんて言えるのは試合に関係していない人間だけ。運を味方に付くような準備というのは絶対にある。

例えば、今年ではなく2005年のCL決勝でリバプールがミランにPK勝ちした時、リバプールのGKデュデクは不用意に動くタイプのGKで自分もそれを見た瞬間、「ミランが勝つだろうな」と思っていた。

でも、デュデクにはミランのキッカーの癖がインプットされていた。当時のGKコーチはスペイン人のオチョトレナ氏。

そう、バレンシアの新GKコーチ。

解任されたもののエミリオ前GKコーチは相手のキッカーのみならず相手GKの癖なんかもチームに伝えるデータ管理者だった。

ビジャが遠めからロングシュートを狙っているのも案外エミリオが「このGKは必要以上に前に出る癖があるから」なんて言っていたはず。プラス、このレベルのGKコーチになればそのGKのバックステップがスムーズかどうかもしっかり分析できる。前に出る癖のみならずステップワークや敏捷性から「ロング狙えるよ」と助言するものGKコーチの役割でしょう。

そのエミリオ氏はレアル・マドリーのカンテラGKコーチに復帰する可能性があるとのこと。

いつものように話しがそれてしまいましたが、スペイン代表がここで敗戦するのは残念ですが、正直このチェコ戦ではブラジル戦後ということもあって慢心があった。

「勝てるだろう」「いつか点を取れるだろう」と思うのはいいけれど、それで足を止めてしまうようでは駄目。走らないで勝てるサッカー、チームは存在しない。

こういう敗戦をみると、リーグ戦主体のサッカー強国の下部代表がノックアウト方式の決勝Tであっさり敗れてしまうのもわかる気がしますね。フィジカル面以上にメンタル面のもって行き方が上手くない。

スペイン監督さん、「このチェコ戦はブラジル戦よりきつくなるぞ」と予想して選手に口酸っぱく言っておかないと駄目。選手のモチベーションが一気に低下するのは目に見えているのだから。TVの映像だけから判断してもベンチーワークが上手くなかった。ベンチでイライラしていても仕方ない。駄目な時程的確、明確な指示を出さないと。

逆に中学、高校などノックアウト方式の公式戦が多い日本の選手、監督の方が精神面での調節は上手いのかもしれませんね。(今はリーグ戦が増え、Jリーグ下部の選手が主体になっているとはいえ…)

さて、この代表のマタ、サニー・サンデーには切り替えてもらってバレンシアに戻ってきてもらいましょう。

敗戦は嬉しいものではないですが、これでオランダ合宿には合流できそうですね。プレシーズン、この2人の活躍にも期待したいものです。

Comments

はじめてコメントします。リバプールファンです。

今回のエントリ大変興味深いです。
GKコーチが前の選手に与える影響というのも考えてみれば当然なんですが、盲点でした。

これからも現場により近い視点からのレポートやコラム楽しみにしています!

では。

PK戦は色んな意味で面白いですね。とても評価の高いGKがPKになるとイマイチ、という時もありますし。精神面も大きく影響したりしますよね。PK戦は本当に明暗が分かれますね・・・。

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